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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2017年10月03日

企業も、乗り物


「ゆめのはいたつにん」(教来石小織 センジュ出版)

この本を読んで、
夢は乗り物なのだって思った。

http://hero.niiblo.jp/e478586.html
「夢はのりもの」(2016.4.18)


「ミレニアル起業家の新モノづくり論」(仲暁子 光文社新書)

この本のラストに、
同じことが書いてあってびっくりした。

~~~以下引用

振り返ってみると、フェイスブックもツイッターもインスタグラムも
最初は大きな野望なんて持たずに、ノリで始まっている。
どれも世界をどう変えたいといった大志や理念などを掲げたりせず、
半径2mの不満を解決する、みたいなところが出発点だ。

この段階のスタートアップに、ビジョンとかミッション、バリューは不要で、
そんなことを紙に書いたり議論している時間があればさっさとコードを書いたほうがいい。

会社全体にミッションとバリューが行き渡っていると、
各メンバーが迷うことなく意思決定することができ、
コミュニケーションコストが下がる分だけ組織全体のスピードが上がる。

私たちの企業は「シゴトでココロオドル人をふやす」ための
ビークル(乗り物)であり手段であって、目的ではないからだ。

一世紀先に残る「思想」をつくりたい。

「仕事=つらい」というのは、産業革命以降に資本家と労働者という
関係性の中で生まれた1つの価値観であり、
すでに局所的には賞味期限切れになっている。

アンラーニング。
これまで常識だと刷り込まれて疑わないもの、
学習してしまったことを逆に捨てていくということだ。

~~~ここまで引用

なるほど~。
って。
企業も乗り物なんだって。

そして、乗り物になる前には、
まず、歩いてみること。
半径2m以内の誰かや自分自身のためにやってみること。

そこで、お客がいることが確信できたら、
企業という乗り物をつくる。
ミッションとバリューを定義する。

会社全体にミッションとバリューが行き渡っていれば、
ホウレンソウは要らない分、スピードが上がる。
結果、お客さんに届くサービスとなり、
ライバルに勝てることになる。

そんな共感できる「思想」を持った企業という
「のりもの」に乗り込むというのが就職である。

目的地にたどり着くために結んだパートナーシップ。

その先の景色(ビジョン)を見たいから、
ミッションに共感して、バリューを大切に生きていくために
一緒に乗り込むための乗り物。
それが企業なのでしょうね。  

Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)就職

2017年09月29日

就活を再定義する


「ミレニアル起業家の新モノづくり論」(仲暁子 光文社新書)

盛岡さわや書店で購入したうちの1冊。
ビジネスSNS「Wantedly」の設立者。

「コミュニティ」とはまた少し違う「トライブ」
という言葉を「共同体」のニュアンスで
つかっている。

これには、
ラーメン好き、や
iphoneユーザーみたいな
ものも含まれる。
もちろん複数のトライブに同時に属することができる。

佐々木俊尚さんのいう、「レイヤー」にも近い概念。

まだ読み途中だけど、エッセンスだけ引用

ここで言う「ミレニアル世代」とは、
1982年前後生まれの2000年に18歳だった
人たちのことを言っている。

~~~ここから引用

ミレニアル世代はスペックを消費しない。
では何を消費するのか?思想を、ストーリーを、whyを消費する。

トライブとはストーリーであり、美学であり、
ビジョンやバリューとも言い換えられる。
強い求心力を持ったトライブは製品としても、働く場所としても強いし、
そうでない製品はいくら安くても、どんなに高い給与でも、強いトライブに負ける。

もはやその世代にとって就職活動とは、「生活の糧を得る」のではなく、
納得のいく人生を送るために「どのトライブに所属するか決める」作業なのだ。

~~~ここまで引用

そうそう。
たしかにそうだわ、って。
いま売れているもの。
選ばれているもの。

秋田の蔵元「新政」の佐藤社長の
Dancyuで言っていた
「思想なき日本酒はつくらない」

http://hero.niiblo.jp/e412737.html
参考:メーカーの誇りはどこにいったのか
(2014.4.30)

あれですよ、あれ。
思想やストーリーや、whyを買っているんだ。
それがあるから、クラウドファンディングのプロジェクトに
投資するのだ。

「トライブ」という共同体は
「コミュニティ」より柔軟な印象がある。

すぐにつくれるし、すぐに壊れる。
すぐに入れるし、すぐに抜けられる。
縛りがあまりない。

「就職」はそういうふうに
変容しつつあるのだろう。

それはもちろん
Wantedlyのような会社があることによって。

会社は、「コミュニティ」から「トライブ」になっていく。

で、あるとするならば、
「就職」「就活」に対する見方も変わらざるを得ないだろう。

僕自身が思っているのは、

「就職」「就活」というのは、「学びの場」選びである
と思っている。
そしてそんな価値観を伝えたいと思う。

本を読むのも、旅に出るのも、
学校の授業を受けるのも、トークライブを聞きに行くのも、

インターンをするのも、就活をするのも、
もっといえば「就職」さえも、

どこで学ぶか
なにを学ぶか
だれと学ぶか

その選択に過ぎない。
「就職」というと、「それで人生決まってしまう」的な
恐怖があるけど、全然そんなことはなくなりつつあるのだ。

そうであるとすると、
「キャリアデザイン」的に、目標設定して達成を繰り返して
PDCAひたすら回していく、みたいな設計だけでは、
人生は進んでいけないのではないか。

「キャリアドリフト」的に、いろんな人に会い、
いろんな本を読み、さまざまなトライブに属してみて、
その中で取捨選択していく方法論も必要になってくる。

そんな中で大切になってくるのは
やっぱり自信というか、自己肯定感だ。

自信を失わせてきたのは、他者評価である。

http://hero.niiblo.jp/e412737.html
「他者評価」藩から脱藩する
(2017.6.5)

堀江貴文さん「本音で生きる」(ソフトバンク新書)
の言葉、「自信がないのは経験不足だからだ。」
を引用している。

そうそう。
自信がないのは経験不足だから。
だから、自信というのは「やったことがある」っていうこと。

やってみる。
ふりかえる。
そうやって、画一的な他者評価の呪縛を解いていく。

たくさんのトライブに属すことで、
多様な他者評価を得るのもいい。
そして最後は、自分自身を自己評価する。
それを繰り返して、自信がついていく。

そしてようやく、
就活のスタートラインに立てるのではないか。

自己分析して、自分に向いている仕事探して、
試験受けて、よくわからない評価にさらされて、
親やまわりが知っているような企業に無事、就職する。
そんな他者評価前提の人生でいいのか。

やってみる。
「顧客はだれか」「顧客にとって価値はなにか」と
ドラッカーの5つの質問に答えながら、
自分自身の人生を経営するとは何か問いかける。

そのためには、
大企業での1DAYインターンやってる場合じゃなくて
小さな会社で社長に触れながら3週間以上のインターンシップや
自ら立ち上げるプロジェクトを運営してみること。

その上で、就職、就活を考えていくこと。

僕はそんな機会を提供したい。

「就活」を再定義する。

「就活」も「就職」も学びの場選びに過ぎない。

だとしたら、誰と学びたいか?っていうのもすごく大切だよね。  

Posted by ニシダタクジ at 08:08Comments(0)就職

2017年09月14日

自分を構造的に見つめなおす

ジョブウェブの佐藤孝治さんが
就職活動の前のステップ0
として、
以下の力を育むべきだと言っている。

1 コミュニケーション能力
2 ものごとに対する主体性
3 これが自分の強みと明言できる力
4 自分なりにこれだけは一生懸命頑張ったと言える経験

僕は、その前に、いや、それと並行して、
自分を構造的に見つめなおすことが
大切だと思う。

高校時代に感じてきた違和感を
文字化、構造化する。

僕がまず伝えたいのは、

「同調圧力」
「承認欲求」
「さまざまな自分」
という存在についてだ。

「孤独と不安のレッスン」(鴻上尚史 だいわ文庫)
「認められたいの正体」(山竹伸二 講談社現代新書)
「私とは何か」(平野啓一郎 講談社現代新書)

このあたりから、
日本社会と、そこに生きる自分たちを
相対化・構造化していく。
世の中と自分の関係性を知ること。

うんうん。
ちょっとした本屋ゼミができるくらいに
まとめてみようかな。

つづく。  

Posted by ニシダタクジ at 07:42Comments(0)就職

2017年08月09日

「顧客に出会う」夏休み

人に会う
本を読む
旅に出る

学生時代の夏休みの定番。
人生を拓く方法だと言われてきた。

しかしながら、
いま、大学生の夏休みの過ごし方のトレンドと言えば、
圧倒的に企業インターンになっている。

インターン紹介サイトだけではなく、
各企業も工夫を凝らした(あるいは放置するだけの)
インターンプログラムを用意している。

そこに行く、大学生のモチベーションの大部分は
「就職、就活どうしよう」っていう不安からきているように思う。

ところが、かなりの数の大学生が
「就活への違和感」
を感じているように思う。

しかしながら、それはもやっとしてもので、
・ちゃんと希望通り就職できるのか
・ブラック企業に引っかからないか
・そもそも自分は何をやりたいのか

そんな感じのあいまいな不安だ。

その不安が解消されるのかもしれないと
企業インターンに行くのだけど、

課題があいまいなままでは、
当然不安は解消されない。
まあ、まずやってみる、っていうのはいいと思うけどね。

ということで、僕のおすすめする夏休みの過ごし方。
それは、「顧客に出会う」夏休み。

「顧客」とは、いつも言っているけど、

ドラッカーの5つの質問の
1 ミッションは何か
2 顧客はだれか
3 顧客にとって価値は何か
4 成果は何か
5 計画は何か

2と3に答えるっていうこと。
いや、仮説を立てて、実行してみるっていうこと。

顧客を設定する。
例:ひとり暮らしの高齢者、受験勉強中の高校3年生など

そこに接することができる場を探す。

「顧客なんて考えたことないからいない」
っていう人は、

顧客を明確に持っている人のところで
活動をすること。

たとえば、
・創業社長
・NPOの設立代表者
などなど。

または自分が素敵だなと思う人に、
「あなたにとって顧客って誰ですか?」
「その顧客にって価値はなんですか?」
って質問しまくってもいい。
(それ、大人にとっては結構脅威だね)

顧客を設定し、顧客価値を追求するという
そんなサイクルをまわしていくこと。

それこそ。
自らの人生を「経営」するのに必要なことだからだ。
「就活」や「就職」の違和感の原因のひとつがそこにある。

経済社会は、「効率」を求める。

いや、不幸にも、
「効率」こそが利益を最大化する方法だった。

しかしそれは、
人口が増加し続ける社会、
そして都市と地方、あるいは先進国と途上国とのあいだの
「ウチとソト」の格差を前提としたシステムであった。

原料を安く調達し、大量につくり、大量に売る。

そのモデル。
戦後、ひたすらにそのモデルを続けてきた。
そこには、ひとりひとり「新しい価値」を生む必要は
ほとんどなかった。

ソニーやホンダなど、経営者が
「新しい価値」を生み出した一握りの企業は、
大きく業績を伸ばした。

しかし。
その前提は大きく崩れ去っている。

ひとりひとりが価値を創造しなければ、
仕事にならない時代になった。

いや。
じつは「ひとりひとりが」というのも
就活の違和感のひとつだと僕は思う。

ほとんどの仕事は個人戦じゃなくチーム戦である。
ひとつのプロダクトをひとりで作って売る人もいるけど、
多くの場合は、チーム戦で仕事をしていく。

それなのに、就活は個人戦を強いられる。
あなたは、個人としてどんなスキルがあるのか問われる。

そして「就職」の違和感、
それは、顧客が明確な誰かではないということ。

顧客の定義が「自分の会社の商品を買ってもらっている人」
のことになっているからではないか。

誰かに届けたいものがあって、
それを届けるために仕事がある。
それが「顧客はだれか?」という問いである。

そんな「ひとり」に出会うこと。
そのために何ができるか考えること。
それが仕事の醍醐味だろうと思う。

それをチームで考えること。
それが、大学時代にやれたらいいなと思う。

顧客である「ひとり」に対して、
チームで何ができるか考え、実行する。
そして振り返る。

その繰り返しをしていくこと。
これこそが夏休みの宿題なのではないだろうか。

そのためのチーム作り。
ミーティングのときのチューニングや
振り返りの手法。

そんな場をひたすらにつくっていくこと。
それを僕の夏休みの宿題にしようかな。  

Posted by ニシダタクジ at 08:30Comments(0)就職

2017年08月07日

「はたらくこと」への違和感

「就活」への違和感。

一定数の大学生が思っていること。
最近、なんとなくその正体が見えてきている気がする。

就活は「個人戦」である。
ひとりひとりが自己分析し、
自分は「ひとりで」何ができるか?
と問われる。

しかし、実際に、自営業ではなく、
「就職」という道を選ぶのであれば、
実際の仕事は「チーム戦」であることが
多いだろう。

この「個人戦」であるという感覚が、
リーダー志向以外の大学生の
自信を失わせていると思う。

そしてもうひとつ。
「就職」への違和感。

実際に就職してみると、
高度に発達した企業社会において、
社員「ひとり」は交換可能でなければならない。
同様にお客「ひとり」も交換可能でなければならない。

その「ひとり」がいなくなったからといって、
会社が無くなるわけにはいかないから。

言ってみれば、
人が「数値化」される時代を長いこと生きてきた。

20代の働く女性の
支持率ナンバーワン、みたいな、
そんなマーケティングがされてきた。

「チーム」や「ひとり」から「ひとり」への手紙、贈り物。
それが本来の仕事だったのではないだろうか。

何を買うか?
よりも
誰から買うか?
が大切だったのではないか。

「就活」、「就職」の違和感はそこにあるのではないか。

仕事は「個人戦」ではなく「チーム戦」で、
お客こそが「数字」ではなく、「ひとり」なのではないか。

「1冊の本が人生を変える。
本屋には新しい人生が転がっている。」

これは、僕が2009年に立ち上げたトランク本屋さんの
コピーであるが、
お客は「ひとり」、なんだよね。

そこにどう届けるか?
それをひとりでやるか、チームでやるか。

チームでやるほうが届けられるのなら、会社に就職する。
そういうことなんだろうなと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)就職

2017年06月12日

僕が小さな会社でのインターンシップをおススメする理由


(写真はイメージです。笑)

2008年2月から「起業家留学」という
インターンシッププログラムを
現・一般社団法人わくわくスイッチ代表の中村さん、
新潟大学経済学部3年(当時)の星野くんとスタート。

おもに新潟市の比較的小規模の会社に
経営者密着で行うインターンシップ。
基本を半年間という長期に設定し、
企業からの会員費で運営する、というスタイルをとった。

この夏のインターンシップをどうするか?
に悩んでいる大学生も多いと思うので、
僕なりに、考えてみようと思って書いてみる。
(特に、1,2年生の比較的時間に余裕がある人向けに書いた)

1 インターンシップとは何か?

「インターンシップ」が新聞に取り上げられるとき、
「就業体験」と訳されることが多い。
ようするに、一定期間「仕事をしてみる」という
ふうに理解されているようだ。

まあ、それはそうなんだけど、ね。
「体験」ならアルバイトでもできるような。

2 なんのためにインターンシップをするか?

「向いている仕事という幻想」
http://hero.niiblo.jp/e479464.html
(16.5.22)

これが大きく誤解されていると僕は思うのだけど、
インターンシップは就職の際の「ミスマッチ」
を防ぐためだと思われているところだ。

仕事を実際やってみて、「向いている」「向いていない」が
分からないから、新卒社員が3年以内にやめていく、と思われている。

この「マッチング」という考え方こそが
逆に新卒離職をどんどん生んでいると思う。
向いている仕事など存在しない。
仕事に合わせて自分を変えていくだけだ。

3 「起業家精神」(アントレプレナーシップ)を養成ためのインターン

インターンシップの目的は、
一言でいえば、「起業家精神」の養成ということになるだろう。

目の前で起こることを、
自分ごととしてとらえ、自ら考え、自ら判断し、動いていくこと。
その繰り返しを行うことで、仕事に対する姿勢を、経験すること。

だからこそ、
小さな会社(組織)で経営者(創業社長、創設者など)
と一緒にプロジェクトを回してみることに、大きな価値があると思う。

特に具体的な進路が決まっていない
1,2年生の時こそ、アントレプレナーシップを養成する
インターンを行うことをオススメしたい。

4 ドラッカー・サイクルを回す

社会人にとって必要なのは、
「PDCAサイクルを回す」ことだとよく言われる。
計画を立て、実行し、チェックし、改善する。
そうやって仕事を回していくことだと。
これはもちろん大事なのだけど。

もっと大切なのは、
ドラッカーの5つの質問のサイクルを
回してみること。

経営の神様、ドラッカーの5つの質問。

1 ミッションは何か
2 顧客はだれか
3 顧客にとって価値は何か
4 成果は何か
5 計画は何か

この質問を回していくこと。

これが、これからの「自らの人生を経営する」
上でものすごく重要になってくる。

これを体感するには、小さな会社の経営者、
あるいは、NPOなど小さな組織の創設者に
「なぜ?」を問うのが一番いい。

そこにはミッションと顧客と顧客にとっての価値が
あるはずだ。

それを体感し、自分自身の5つの質問へ
答えるような練習をする。

5 人生を「経営」する入口に

インターンシップとは、
人生を「経営」する入口として使うものだと僕は思う。

「就職活動」の名の通り、
大学を卒業したら、どこかの会社に就職する
=サラリーマンになる
ことが一般的だと思われている。

しかし、多くの大学生が感じているように、
一生同じ会社に正社員として勤め続けられる人はごく少数だ。
つまり、雇われ続けるのは非常に難しい。

「起業しろ」と言っているわけでは決してない。
ただ、起業家精神(アントレプレナーシップ)
と5つの質問を常に持ちながら歩んでいかないと
仕事はただつらいものになってしまうだろうと思う。

仕事の喜びは、
預かってきた「手紙」を渡すことだと僕は思う。

「あなたのために、このお店を始めた」
http://hero.niiblo.jp/e484991.html
(17.6.7)

それを会社員として実現しなくても、
暗やみ本屋ハックツや新城劇場のように
実現する方法もある。

自らの人生を「経営」する。

そのために、経営者に触れてみる。
一緒にプロジェクトを動かしてみる。

そんなインターンシップを僕はおススメします。  

Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)就職

2017年05月14日

余白おじさん

「会社ではたらく」を考える~オンとオフのあいだ
を開催しました。
参加者それぞれの仕事観をチューニングしていくような場。

参加した大学生の自己紹介
「いいほうに流れたい」は名言だった。

それそれ。
感性就職の時代、まもなく到来。みたいな。

導入は、
「近代」が招いた工場労働者の「疎外」。

それは、会社を辞めたり、
転職したりした人のコメントからも
感じられた。

「手触りのあることをしたい。」
それに対して、会社という「システム」は、
ひとりの人をシステムの部品として組み込んでしまう。
それはもちろん、会社が続いていくためである。

そして、人は、
そのシステムに順応、あるいは適応する。

「適者生存」
これは、1997年~2000に大リーグで活躍した
長谷川滋利投手の本のタイトルと同じなのだけど、

ダーウィンの有名な言葉
「最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である」
は、まさにそれを表している。

「適応すること」は
動物としての本能なのだと思う。

だから、
こう考えてはどうだろうか。

「就職じゃなくて、留学」
会社に入る、というのは留学してお金をもらうようなものだと
考えてみる。

留学した時に、
一番最初にやらなければならないのは、
「その国の文化を知り、ライフスタイルに適応する」
ということである。

おそらくは、多くの人は、就職のあと、
それを無意識的に行っているのだろうと思う。

「会社の文化を知り、そのスタイルに適応する。」

会社目指しているもの、価値観や、目標、
そこに適応するからこそ、その会社で働いているのだろうと思う。

そして適応しきれなくなったとき、
その会社を辞めることになるのだろう。

昨日の参加者のひとり、
会社をこの春に辞めた人が言っていた。
「これ以上やると自分が好きでいられなくなる」
ギリギリのタイミングだったと思う。

「適応」しすぎると、「感性」が傷ついていくのかもしれない。と


「HAB新潟」(エイチアンドエスカンパニー)
に収録されている古本いと本との対談での一言。

「感性は自覚なく死んでいく」
これは今でも、心に留めておきたい言葉なのだろうと。
会社に「適応」しすぎると、「感性」が気づかずに死んでいくのだ。
それはもちろん、生命体としての自分を守るため。

だから、「適応」しすぎてはいけないのだと思う。
「適応している」と演じてるくらいがちょうどいい。
つまり、「適応しているフリをする」のだ。
そう考えると、劇団的思考ってとても大切だと思う。

あるいは、多重人格というか、
「レイヤー化された世界」(佐々木俊尚 NHK新書)のレイヤー思考や
「自分とは何か」(平野啓一郎 講談社現代新書)の分人主義
のような思考を身につけておくことが、
感性にダメージを与えない方法論なのかもしれない。

あと、やっぱり思ったのは、
「キャリアデザイン的思考」は、
ホントに若者を不幸にしかしないなと。

冒頭の「近代」という病にも通じるのだけど、
「今」を未来のための「手段」にしてしまうし、
「自ら」を「組織」のための「部品」にしてしまう。

成功者の定義も、経済軸でしか測っていないし、
「価値観の多様化」している社会は本来は、、
経済軸じゃない価値がたくさんある社会を意味していたはずだが、
現在では「職業選択の自由」の意味でしか使われていない。

何より、
テレビなどのメディアが「わかりやすさ」を優先するために、
成功者(もちろん経済的な)のストーリーを
わかりやすく物語としてつなげてしまう。

しかし、スティーブ・ジョブズの
「コネクティング・ドット」の話にしても、
(僕は大好きな話だけれど)

あれだって、あとから振り返ったら、
そういうふうに点がつながりますね。
ということでしかない。

それはつまり、ドライに言えば、
夜空にある星を見上げて、
「これとこれをつなぐと、こぐまみたいに見えませんか?」
みたいな星座占いみたいなものに過ぎない。

もっと夜空にも人の人生にも無数の点があって、
その中の組み合わせでストーリーができていくだけで、

思いを持って、行動していれば、いい仕事にたどりつく、
みたいな単純な話では決してない。
まずは「近代」という呪縛から解放されること。

「目的・目標を持って何かをはじめないといけない」
という呪縛から解き放たれて、
面白そうだからやる、と感性をひらいて、
やったことを学びに変えていくこと。

その繰り返しでしかキャリアはつかめないのではないかと
強く思ったイベントでした。

そして僕はそれを
本屋を通じてやろうと思っているのだなあと。

帰り際、
「本屋はまちの余白」といういい言葉を教えてもらった。
そっか、余白か。
そういえば、コメタクを立ち上げる時のコンセプトも
暮らしの中に余白をつくる、だった。

僕は、本屋と米屋を通じて、
余白をつくる「余白おじさん」なのではないかと

そんなミッション、ダサくていいなあ。  

Posted by ニシダタクジ at 06:38Comments(0)就職

2017年02月08日

ポートフォリオ型就活の時代


「ポートフォリオをつくろう~新しい自己PRのための編集デザイン」(フィルムアート社)

読みました。
1時間で読めた。

まあ、ひとまず、ポートフォリオ型就活の時代が来そうだなと
思いました。

学生時代に自分がやってきたことを
組み立てて、編集して、ライティングして、意味づけして
それをファイルに畳んで、持っていく。
もちろん持っていかなくてもウェブ上でもいいのだけどね。

就職とか仕事をもらうとかって
そういう時代になってきてると思う。

僕も作らなきゃな、と。

さて。
この本を作り方ではなく、
いまなぜポートフォリオなのか、が書いてある本です。

でも、キーワードがたくさんあったので
メモしておきます。

~~~ここから引用

プロセスの作品化、という意識

相手を想定して自分のプロセスを組み立てていくパターンと、
自分が納得したプロセスを相手にわかってもらうようにするパターン。
どちらでもあり、どちらでもない。その間にこそ答えはあるのです。

他者のなかに入って自分を見てみる

無意識の意識化

ワークショップで重要なポイントは即興性と身体性

即興性と身体性を正しく含んだワークショップは、
無意識を意識化する経験をつくります。
同じようにポートフォリオもまた、
即興性とか身体性から導かれるリアリティやアウトプットてまきるツールなのだ

おもしろいことをしたいと願うのであれば、
社会に対して自分がおもしろいことができる人間であるとアピールしなければならない。

自分と社会とがどうかかわってきたか、
その固有の歴史性を編集した結果できあがる生産物なのです。

カメラを持って街を歩くと、いつもとは違う、場への意識が生じることがあります。

いかに、主体から経験を引き離して、対象化し、再構成していくか。
そのときに対象の再構成の仕方を左右するのが、
素材を加工するための道具、すなわち媒体です。

自分らしさを自分で決めない。

ポートフォリオなら、失敗談を修正力の具体例として示すことができる。

修正力をアピールする。

コミュニケーションはマッサージ。
触って押して、相手の中を動かしていく。

社会とは、市場+ソーシャル(価値やミッションをつくる)のこと。

コラボレーションとは、分担することではなく、越境的対話が起こるということ。

究極的には、ポートフォリオとは、
多様化する相手(社会)との接点をつくりながら、
変化する自分を発見するための装置なのです。

~~~ここまで引用

なるほど。
たぶんそうだな。

ポートフォリオ型就活、始まっているのかも。

まずは感性を信じて行動してみて、
たくさんの体験をして、
その体験を経験に昇華させ、

その経験を編集し、ポートフォリオ化する。

そんな関わったプロジェクトや
自分自身をも作品化すること。

それがこれからの就活、
というか人生なのかもしれないなと思いました。

ポートフォリオ型就活、始めませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 08:06Comments(0)就職

2016年07月20日

With whom to dance?


「幸せになる勇気」(岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社)

読み終えました。
いいですね。
何かすがすがしい気持ちになる。

最終章は愛について。
ストレートで勝負してきます。

この本では何度か引用されている
エーリッヒ・フロムの言葉から。

「誰かを愛するということはたんなる激しい感情ではない。
それは決意であり、決断であり、約束である」

そのほかにもキーワードがたくさん

~~~

あらかじめ定められた運命ではなく、
運命だと信じることを決意しただけ。

運命とは自らの手でつくりあげるもの。

「わたし」から「わたしたち」へ人生の主語を変える。

自立とは「わたし」からの脱却である。

~~~

などなど。
詳しくは本書をお読みください。

僕の中でのクライマックスはここ

▽▽▽ここから引用

哲人
「われわれは運命の下僕になってはいけない。
運命の主人であらねばならない。
運命の人を求めるのではなく、
運命と言えるだけの関係を築き上げるのです。」

青年
「でも、具体的にどうしろと!?」

哲人
「踊るのです。わかりもしない将来のことなど考えず、
存在するはずもない運命のことなど考えず、
ただひたすら、目の前のパートナーと
「いま」をダンスするのです。」

△△△ここまで引用

これは愛や結婚についての話なのだけど。

就職とか仕事とかプロジェクトとか、
そういうのにもズバリ、あてはまるんじゃないかと。

結局のところ、
「誰と一緒に踊りたいのか?」

With whom to dance?
が問われているのだ。

あなたと一緒に踊りたいから、
このプロジェクトを、仕事を、しているのだ。

その先にあるものを見てみたい。
だから一緒に踊っているのだ。

すべてのプロジェクトは、
そうやって始まるほうが楽しくなる。

昨年から始まった「つながる米屋コメタク」もその一つ。
あなたたちと一緒に踊りたかったのです。
そして今回、芽衣さんが加わって、さらに楽しくなりそうです。

コメタクは、クラウドファンディングで参加者を募っています。
100名の参加まで、あと28名です。
https://faavo.jp/niigata/project/1381#pj-single-nav  

Posted by ニシダタクジ at 08:00Comments(0)就職

2016年06月16日

「インターンシップ」と「アントレプレナーシップ」

「インターンシップ」を「就業体験」
と訳すのをもうやめたほうがいいと思う。

2008年。
長期実践型インターンシップを
事業化するとき。

「インターンシップ」と呼ばない名称を、と
中村くんと星野くんと考えたネーミング。

それは「起業家留学」だった。
(たぶんこれ、新潟が一番最初に使っているはず)

外国に留学するつもりで、企業に入って学ぶ、
ライバルは「海外留学」だった。

得られるものは、スキルではなく、
起業家精神(アントレプレナーシップ)。


「起業家精神」(福島正伸 ダイヤモンド社)

1995年12月刊行の1冊。

当時、僕の悩みの80%は環境問題だった。

環境問題の本質とは何か?
ひたすら深めていっていた。
新潟・紀伊國屋の環境・農業コーナーに入り浸っていた。

当時は、人口爆発からくる飢餓にどう対応するか?
南北の経済格差による飢餓と飽食の同居をどうするか?
がトレンドだった。

そんなときに、レジに本を持っていく途中に
飛び込んできたのが、
福島さんの「起業家に必要なたったひとつの行動原則」(同じくダイヤモンド社)
こちらは1998年6月刊行。おそらく新刊台にならんでいた。

サブタイトルに、心を奪われた。
「成功者は5分ごとに思いを確認する」

5分ごとか~!
と衝撃を受けて、即購入。
その次に買ったのが「起業家精神」だった。

環境問題の本当の原因が判明した。
それは、起業家精神の欠如だと思った。

誰もが「みんながやっているから」と判断を他人に預け、
消費社会をひた走ってきた。

たしかにモノは豊かになった。
しかし、誰もモノによって幸せにはなっていなかった。


自分で考えること。
行動すること。
行動に責任を持つこと。
他人のせいにしないこと。

これだ、と。

起業家精神の欠如が環境問題を引き起こし、
さらにそれによって誰も幸せになっていないことを実感した。
環境問題とは、それに気づかせてくれるチャンスなのではないか、
と思った。

幸せになるために必要なのは、
「起業家精神」そのものだと思った。

その日からちょうど10年後の2008年に、
「起業家留学」をサービスイン。

コンセプトは起業家精神の醸成である。

中小企業の経営者とプロジェクトチームを組み、
半年間、共に取り組むというプログラム。

「起業家精神」を肌で感じることが重要だと思った。

「経営者」は目の前の事象に対して、人のせいにはしない。
自ら考え、自ら解決しようとする。

それを体感すること。
それがインターンシップの意味だと思う。

この夏、
インターンシップを考えている人に、
アドバイスできるとすれば、

大企業ではなく、中小企業。
短期ではなく、社長と一緒に
経営にとって重要なプロジェクトに取り組む、

そんな機会を得ることだと思う。
ピンチの時に最後に自分を助けてくれるのは、
「起業家精神」しかないと僕は思う。

「アントレプレナーシップ」(起業家精神)を育むことのできる
「インターンシップ」を選択したほうがいい。  

Posted by ニシダタクジ at 06:31Comments(0)就職

2016年05月25日

「田舎インターンシップ」の目的

インターンシップを「就業体験」
と訳すからいけないのだろうと思う。

新潟で中村くんや星野くん、高澤くんと
やっていたころの事業名は「起業家留学」

ライバルは「留学」だった
カナダやオーストラリアに行くように、
起業家のもとに長期のインターンに行くこと。

その目的は、
「起業家精神」(アントレプレナーシップ)
の体感と実践、だった。

福島正伸さんの「起業家精神」
(現タイトル:「夢を叶える」)
に書かれていた、自立型思考に
僕は大学4年生のときに出会った。

これだ。
環境問題の原因は、ここにあった。

そう確信した。
環境問題の原因は、根本的には、
アントレプレナーシップの欠如であり、
人が幸せだと思うものを自らも幸せだと思い込み、
消費を重ねたことだと思った。

僕たちがやっていたインターンシップは
新潟でキラリと光る中小企業の社長さんの元で、
約半年間、みっちり事業立ち上げのメンバーとして
取り組んでいくプログラムだった。

自分の責任で自ら決断し、実行する。
そんなインターンシップだからこそ意味がある。

単なる「体験」でいいのであれば、
小中学校のときにやっているし、
バイトをしたほうがよっぽどいいと思う。

もうひとつ。
インターンシップには、目的があるのではないか。

そしてそれは企業ではなく、
いわゆる「田舎インターンシップ」だ。

田舎に入り込み、
地元の人たちと一緒に作り上げるインターンシップ。

特に
「自信がない」とか
「やりたいことがわからない」とか
「将来が不安」とか
思っている大学生におススメ。
そう思っているなら4年生からでもやったほうがいいです。

「田舎インターン」の魅力は、
「自信」のベースにある「自己肯定感」を育んでくれること。

高齢者地域や高齢化した商店街は、
若者が来るだけで、ビックリして、声をかける。

「おい、何しにきたんだ?」

粟島に大学生といったときもそうだった。
地域のじいちゃんばあちゃんがみんな話しかけてきた。

実はそれこそが、
若者の自己肯定感をアップさせるのだと僕は思っている。

「もしかしたら自分は若いだけで価値があるんじゃないか?」
と勘違いする。

そう。
実はそれは勘違いではない。

特にじいちゃんばあちゃんにとっては、
若いことは最大の価値である。

自己肯定感のベースは、
自分には価値がある、ということだと思うので、
この経験は大きい。

ではその価値を生かすにはどうしたらいいか?
「試作」と「行動」である。

ためしにやってみる。
素人だけど、試してみる、行動してみる。
それが若者の価値を生かすことである。

これは企業のインターンでも同じなのだけど、
学生の価値は、「試作」と「行動」である。

もちろん「思考」というのはそれに伴って、
起こってくるが(そのために振り返りが重要なのだが)

企業インターンと田舎インターンの違いがここで出てくる。

企業は、企業活動として行っているため、
どうしても「費用対効果」が求められる。

そのため、試しにやってみたいといっても、
試作品やコストがかかることはなかなか簡単にはできない。

それに対して、田舎インターンは、試作の宝庫だ。
なにより、明治時代以降、あまり「試作」が行われてこなかった

投資はそんなに大きくないし、
失敗しても企業ほど大きなダメージはない。

だから田舎のほうがチャレンジしやすいと言える。

まずは自己肯定感をアップさせ、
プレッシャーの少ない状況で、小さなチャレンジをする。

おそらくはそれが、「自信」への小さな道となるのかもしれない。

新潟でも「田舎インターン」、スタートしています。


「イナカレッジインターン2016」
https://inacollege.jp/

「イナカレッジ学生インターン マッチングフェア2016」
東京・新潟会場には、私も顔だそうと思っています。

【東京】
○日時:6月12日(日)13:30~17:00
○場所:AP渋谷道玄坂
(東京都渋谷区道玄坂2丁目6-17 渋東シネタワー 11階H室)

【新潟】
○日時:6月19日(日)13:30~17:00
○場所:駅前オフィス 大会議室
(新潟市中央区東大通1‐1‐1 第五マルカビル7階)

詳しくはこちらまで
http://inacollege.jp/blog/2016/05/16/matingfair/  

Posted by ニシダタクジ at 05:27Comments(0)就職

2016年05月22日

向いている仕事、という幻想


昨日の日本経済新聞一面。

大学1年生から長期のインターンシップ。

大手17社と大学・高専11校が
連携して、大学1年次から長期インターンシップに
取り組み、職業観の醸成などを行うという。

気になったのが見出し。
「採用ミスマッチ防ぐ」

なるほど。
現在の1,2日間~1,2週間の短期インターンシップでは
人物を見ることができないから、
人事は「採用ミス」が起こるのだろうな、と。

もうちょっと長期で学生を見ることができたら、
会社への適性がわかって、いいのだろうな、と。

今回は、有名企業と有力大学
がタッグを組んだ形。
得をするのは企業と一部の優秀な学生
だけだろうなと。

若者が離職するのは、
「ミスマッチ」だからではない。

いや、確かに、会社に適応できなかった、
だからミスマッチといえばそうなのだろうけど。
それは決して、
「業種」や「職種」に対してのミスマッチではないだろうと思う。

ミスマッチという表現は
「マッチする(向いている)仕事がある」という幻想を生む。

13歳のハローワークといった職業紹介本や
イチロー、石川遼、本田圭祐の「卒業文集型」キャリア教育、
さらには、自己分析・適性判断といった統計学型の就活
が生みだしているのは、
「自分にも向いている仕事がある。」という幻想である。

向いている仕事など存在しない。
と僕は思う。

いや、もちろん、「この仕事、向いてるわ」
と思える仕事はあるだろう。
得意なことを生かせるなどの要素もある。

でも。
本質的には、
「仕事に合わせて、自分を開花させていく。」
という働き方をしていくほうが、
キャリアドリフト時代には合っている。

なぜなら、猛スピードで
仕事の内容自体が変化しているからだ。
新しい仕事がどんどん生まれてきているからだ。



中小企業庁の出している商品のライフサイクルを
見ればわかるとおり、ヒット商品が5年以上続いて売れるのは
2000年代の時点でわずかに5%だ。
現在はもっと短くなっているだろう。

中小企業はもちろん、大企業も
経営の多角化、新規事業立ち上げなどが
継続して行っていかなければならない。

そんな中で、
業種や職種にマッチングすることにどんな意味があるのだろうか?

向いている仕事なんてない。
仕事に合わせて、自分を開花させていく。
自分に合わせて、仕事を生み出していく。

その繰り返し。
仕事と自分とお客とのコミュニケーションを繰り返し、
人はきっと職業人になっていくのだろう。

冒頭の新聞記事に戻るが、
長期インターンシップを大企業で行うことに
私は意義をほとんど感じない。

なぜなら、長期インターンシップは、
職業マッチングのためではなく、
アントレプレナーシップ(起業家精神)の醸成の
ためであるからだと思っているからだ。

それには「経営者」に触れることが大切だからだ。
大企業のインターンシップにはそのようなことがなかなかできない。

中小企業だからこそ経営者(社長に限らず幹部)と
密接にかかわり、その中で思考・試行することによって、
アントレプレナーシップを身に付けていくこと。

それは、どんな業種、職種であっても、
将来就職を検討しているかどうか、に関係なく、
この人だ!と感じた経営者、この会社だ!と思った会社での
長期のインターンシップをおススメしたい。

向いている仕事など存在しない。
仕事に合わせて自分を開花させていく。
自分に合わせて仕事を生み出していく。
お客に合わせて価値を生み続ける。

その繰り返し。
それを支えるのがアントレプレナーシップということに
なるのだろう。

大学生たちが夏休みの活動を考える時期だ。
ツルハシブックスでは、そんな活動相談に応じます。

あ、夏は合宿免許、という方は、
新潟中央自動車学校での合宿免許をおススメします。
大学行きの送迎バスでツルハシブックスに通うことができます。  

Posted by ニシダタクジ at 08:14Comments(0)就職

2016年03月19日

予測可能だった特殊な時代

就活中の大学生が
親との価値観の相違に悩んでいる。

安定志向
大手志向

大手を選ぶのは、安定しているから、
ではなく、研修制度がしっかりしているからだと思う。

どうせ就職するなら、トップの会社がいい。
トップの会社は人材育成に投資ができる。

またはベンチャー企業がいい。
ベンチャー企業の資源とは人であるから
そういう風に思っている社長のもとで働くとよいと思う。

しかし、問題は親との価値観の相違だ。

「安定していること」
にもはや価値はない。

「変わり続けること」ができなければ、
変わり続ける世の中で働いていけない。

前提が違うのだ。
親世代(50代前後)はバブル世代。
ある程度の学歴があれば、どこでも就職ができた時代。
給与がどんどん上がっていった時代。
そして何より予測可能な時代。

しかし、長い歴史の中で予測可能な時代というのは
少なかっただろうと思う。
稲作の時にそれは革命したのかもしれないが。
通常が予測不可能な時代だと思ってよいだろう。

予測可能な時代の最高の戦略は、
安定していることである。
そうすれば、予測通りに人生が運んでいく。

おそらくはそのギャップが
親世代と大学生世代の就職観のギャップを生んでいるのだろうと思う。
予測不可能な時代に、どうするか?

そんな問いから就活をはじめなければならない。  

Posted by ニシダタクジ at 06:44Comments(0)就職

2016年01月28日

キャリアドリフトのゴールは、「お客に出会う」ということ

世の中には「キャリアデザイン」の
ほかにもさまざまなキャリア理論がある。
10以上はある。

しかしながら、日本で主に採用されている
「キャリアデザイン」は、目標設定達成型のキャリアスタイルである。

「キャリアデザイン」は
目標を決め、達成していくという
キャリアプロセスを踏んでいく。

この理論が機能するには、
前提条件が必要である。

1 最終目標に設定した仕事がずっと無くならない。
2 キャリアは「積み重ね」られていく。
3 効率化・合理性が機能する。

いま、何のために、これをやっているのか?
を問い続け、あらたに目標を再設定しなおす。
そんなことが必要である。

世間的な例でいけば、
プロスポーツ選手のように、
幼いころから、そのスポーツ一筋で
世界を目指して訓練するというのがそれに当てはまる。

一方でスティーブジョブズが言っているように、

「将来をあらかじめ見据えて、
点と点をつなぎあわせることなどできません。

できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。
だから、我々はいまやっていることが
いずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。」

というような考え方は、
クランボルツ博士の「計画された偶発性理論」、
いわゆる「キャリアドリフト」と呼ばれます。

ここで浮かぶ不安は、「キャリアドリフト」では、
後からつながるかもしれないけど、
本当につながっているのか?」と不安になることです。

僕は、キャリアドリフトのゴールは、
「お客に出会うこと」だと思っています。
ゴールといっても達成ではないのですが。

仕事の本質は、顧客を幸せにすることです。

その顧客とは誰か?
自分にとっての顧客とは誰なのか?
考えることです。

そのためには
数多くの「顧客候補者」に出会うことです。
あるいはそれは、
過去の自分自身なのかもしれません。

もしかしたら、
医者になりたいと志した少年は
幼いころ病弱で、優しいお医者さんに救われたかもしれない。

もしかしたら
いま国連で働いているお兄さんは、
幼いころテレビで見た紛争地域の子どもたちの映像に、
強く心を痛めたのかもしれない。

そうした過去の自分や自分の強烈な体験により何とかしたい
と思った人が、顧客として設定されます。

顧客さえ設定されてしまえば、
あとは彼らを幸せにする方法を考え、
それが金銭的価値を生み出せる仕事であれば
その仕事をしていくということです。

お客が設定された時点で
次の問いのステージに行きます。

どうやってそのお客を幸せにするか?

ドラッカー博士の言葉を借りれば、
「顧客にとっての価値は何か?」です。

僕の場合は、
悩める中高生にとって、学校の大人だけではない
地域の大人との出会いが生まれる場が価値があると
直感したのは2002年。

そこから9年の時を経て、
2011年にツルハシブックスをスタートするわけですから、

「価値」がなんとなく見えても、
何度も試行錯誤を繰り返していく、
「仮説」を立てて、実行してみる、そして振り返る。
つまりドリフトしていくということです。

そうやってだんだんと
自分なりに顧客を幸せにするための仮説が
見えてくる。

もちろん。
顧客は、変わっていくこともあるでしょう。

しかしそのときも同じプロセスを踏んでいくだけです。

行動し、顧客に出会う。
顧客にとっての価値を考え、実行してみる。

それを繰り返すことで、
天職という仕事に近づいていくのではないかと僕は思います。

天職という職業があるのではなく、
仕事の中には天職だと思える瞬間があるのだと
僕は思っています。  

Posted by ニシダタクジ at 06:09Comments(0)就職

2015年10月29日

仕事とオフのあいだ

週5日、同じ時間に同じ場所に行き、
メールを開いて打ち合わせをして、
今日のタスクをこなしていく。

ふと、自分が「仕事」をしているような
気がしてくる。

「アフターファイブ」とか「週末」とかが
「仕事」ではない時間のような
気がしてくる。
つまり「オフ」だ。

怖いことだ。

「仕事」だと思った瞬間に、
それはなんだか「つらいこと」のように
感じられてきて、

「オフ」はそこから「解放」されること
のような気がしてくる。

そうじゃない。
「仕事」と「オフ」の間には、何も存在しないと思う。
そう思う自分がいるだけだ。

「仕事」でも「オフ」でもない、「ライフ」を生きたいと心から思う。

志を確認しなくちゃね。  

Posted by ニシダタクジ at 06:15Comments(0)就職

2015年05月28日

本を読んでチャレンジしてみるか、チャレンジして本を読むか。

「茨城学」に出てきた
大学時代に身に付けていると思っている能力と
企業が身に付けてきてほしいが、身に付いてないと思っている能力との
ギャップの話は興味深かった。

茨城県の企業アンケートによると、
就職時に身に付けてきてほしい能力は、
(19項目から選ぶ形式です)

1 自分の問題意識を仕事に生かす力
2 物事全般への前向きさ、積極性
3 幅広い視野/教養、およびそれを広げる姿勢
4 リーダーシップ
5 社会(所属している企業、業界、国など)を意識(貢献意識、役割意識など)して自分の業務に取り組む力

がベスト5であり、
反対に、大学生は
2の積極性などは、大学卒業時に十分についている、と認識しているのだと言う。
企業はさらなる積極性を求めているのだ。

これら1~5の能力を育むための
もっとも有効なのが、

「本を読んで、チャレンジする」
あるいは
「チャレンジして、本を読む」
という繰り返しであると思った。

とくに5などは、
どこか学校ではない組織に属して
何かをやってみるということで育まれるのかもしれないと考えた。

問題意識を育みながら、何かをやってみる。
多様性の中で何かをすることで、幅広い視野が身に付く。

最後に紹介された
ロバート・B・ライシュのシンボリックアナリストとしての働き方の
ための4つの基礎的技能
「抽象化、体系的思考、実験、共同作業」

も1991年に書かれたものだが、
21世紀の今、決して色褪せない示唆を与えてくれる。

順番としては、
「実験」⇒「共同作業」⇒「体系的思考」⇒「抽象化」
の順番になっていくような気がするが。

「本を読んで、地域で何かやってみる。そしてまた本を読む」ことで、
この基礎的技能が徐々に強化されていくのだと思う。

P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)じゃなくて
この順番なのかもしれない。
E(実験)⇒C(共同作業)⇒S(体系的思考)⇒A(抽象化)
ECSA。いいかもね。

「やってみる」人、実験者を増やす。
これが僕のミッションであるような気がしてきた。

「やってみる」ためには、
「小さなきっかけ」と「小さな自信」が必要。
その双方を生み出し続けるシステムをつくることが
僕のミッションなのかもしれないなあと。  

Posted by ニシダタクジ at 06:03Comments(0)就職

2015年05月19日

予測不可能だから自らの手で創ることができる

上田市のブックカフェnabo.で
「本の処方箋」イベントを行いました。
8名の方に本を処方しました。
いいコンテンツだなあとあらためて。

「本を処方する」っていうだけで、
圧倒的に自分の悩みを話すことができるんですよね。
不思議です。

さて。
そんな僕がみんなの悩みに触発されて(?)
買った本はこちら。


「僕らの時代のライフデザイン」(米田智彦 ダイヤモンド社)

今回もnabo.の選書は素晴らしかったなあと。
いつ行っても買いたい本がある喜び。

さて、「自」「職」「住」をデザインすることを
テーマに書かれたこの本。


「生きづらい時代の幸福論」(諸富祥彦 角川ONEテーマ21)

と合わせて読むといいかもしれません。
というか、ちょうど、読んでいただけなのですが。

「生きづらい時代の幸福論」にも、
クランボルツ博士の計画された偶発性理論の話が出てきます。

そこに出てくるユエルという青年の話。
サンフランシスコに移住してきたユエルは
やっとの思いである金物屋で働かせてもらうことになり、
配管用の道具を売るようになりました。

ある日、ひとりのお客から、
「ハンダ付けはできますか?」
と言われ、ユエルは
「もちろんできますよ、なぜですか?」
と答えました。

するとお客は、
「大きなプロジェクトをやっていて、ハンダ付けができる人を探しているんです。」
と言います。するとユエルは、
「私ができます!喜んで伺いましょう。」と返事をします。

ところが、ユエルはハンダ付けのやり方を知らなかったのです。
しかし、お客が帰ったあと同僚にハンダ付けのやり方をならい、
次の日から現場で仕事をはじめました。
そのまま腕が認められて、
アシスタントに昇格、そこで配管工事の技術を学び、
配管工事の会社を起業し、多くの社員を雇用し、事業を成功させています。

ユエルはノーではなく、イエスと答えることにより、
大きなキャリアの可能性を開きました。

クランボルツ博士は
「とりあえず、イエス」が大切だと言います。
それこそが偶然をつかむ力なのです。

ということで
「ライフデザイン」の話に戻っていきます。

これからの時代。
固定的なキャリアプランは無意味だと
米田さんは言います。

~~~ここから一部引用

これまでの「キャリアプラン」の前提となる
ゴールは、そのプランを練る時点での
社会的成功をモデルにしてきたといえます。

しかし、その社会状況・経済状況に
最適化したゴールというのは、
変化が激しく、未来が予想できない現在では
必ずしも成功のモデルとはなりません。

僕らの人生は、神殿や巨大モニュメント、
第三セクターの高速道路やダムではありません。

プランは所詮、絵に描いた餅です。
大切なのは、行動の連続の中で
問題を解決しながら前進するということです。

計画を立てることは大事だが、
そこにとらわれないということも大切なのです。

そこで米田さんは
「アジャイル」と「リーンスタートアップ」
というキーワードを使い説明します。

「アジャイル」とはおもにIT業界で
使われている用語で、
とりあえず作り、ベータ版が始動してみて
改変していく、というものです。

「リーンスタートアップ」は
素早くシンプルに立ち上げる、ということです。
それをライフデザインに応用しようと米田さんは言います。

まずは試しに作ってみて、改善しながら前進する。
それがこれからのキャリアデザインになっていくのではないでしょうか。

~~~ここまで一部引用

面白いなあ。
クランボルツ博士の話がいろんなところに出てきて
シンクロニシティを感じました。

予測不可能な未来。
だからこそ、自らの手でつくることができる。
そんな幸せな時代を僕たちは生きているのだとあらためて実感しました。  

Posted by ニシダタクジ at 08:10Comments(0)就職

2015年03月15日

キャリア教育は科学なのか?

科学的根拠は?

と問われる世の中を生きてきた、
と僕は思っていた。
ところが、キャリア教育はそうではないようだ。

13歳のハローワーク。
村上龍さんが自分の経験に基づき、
「僕にも小説家という天職があった。だからあなたにも天職がある。」

それって事例1人じゃないですか!
ってツッコミたくもなる。

そして、
スポーツ選手の小学校6年生のときの
作文がクローズアップされ、
だから小さいころに夢を持とう、と説かれる。

サッカー日本代表の本田圭佑も
そのひとりだ。

小学校6年生のときに
「Jリーガーになりたい」
「日本代表に選ばれてワールドカップ」
「欧州リーグで活躍する」

みたいな作文を書いた小学生が
日本に何十万人いるのだろうか?
おそらくは相当な数だ。

しかし実際にサッカー日本代表に登録されるのは
23人に過ぎない。
ベンチ入りとなると18人ともっと少なくなる。

それは割合的にどのくらいなのか?
と問いたい。

小さいころに夢・目標を立てたほうがいい。

まあ、立てないよりは立てたほうがいい。
そのくらいではないか?

スタンフォード大のクランボルツ博士の
調べた「計画された偶発性理論」では、
18歳のときに描いた将来の夢と同じ職についていたのは
わずか2%だったという。

それのほうがよっぽど科学的ではないだろうか?
キャリア教育は手段と目的が逆転していると僕は思う。

幸せに生きる
毎日を充実して生きるための
手段だったはずの夢が
いつのまにか夢を持つこと自体が目的化してしまっている。

早急にキャリア教育を科学する必要があるだろう。
夢を強制される世の中は、学校社会はだいぶ窮屈だと僕は思う。  

Posted by ニシダタクジ at 06:00Comments(0)就職

2015年02月19日

楽しい仕事、とは興味を持てる仕事のこと


「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」(小暮太一 星海社新書)

いいですね。
経済学部の大学生必読の1冊。

ウソです。
すべての大学生が就職活動前に
読んでおいたほうがいい1冊です。

「使用価値ではなく価値を上げろ」
(=これはマルクスですね。経済学部の人は学んでいるのかも)

「損益分岐点は逃げていく。」
(=働けば働くほど支出が増えるので、満足は得られない)

「成長産業はすぐに技術が陳腐化するので
スキルが積み上がっていかない。」
(=変化が遅い業界のほうが積み上げにより「価値」が上がる)

などなど。
いろんなことが書いてあります。

注目すべきは
自己内利益を増やす。
ということ。

給料の金額がどのように決められているか?というと、
原則として、明日も同じように労働力を再生産してくれる
ギリギリのライン。

で設定されています。
だから、東京では当然、給料が高い。
家賃や食費、交通費など、
労働力を再生産(明日も元気にいってきまーす)
するためのコストが高いからです。

したがって、
東京で働くのと地方で働くのとでは、
「必要経費」が異なるので、給料が変わってくるのです。
つまり。
どちらにしても、金銭的余裕は生まれないということです。
再生産できるぎりぎりの給料でやっているのですから。

したがって、このような状況の時に
がむしゃらに頑張って、成績を上げようとするのには
あまり賛同できないと著者は言います。

なぜなら、頑張るほど、
再生産コスト(ストレス解消で飲みに行ったり、服を買ったり)
が上がっていくからです。

つまり、がんばっても、精神的余裕は生まれなくて
苦しいままです。

では、どうすればいいのか?
著者は「自己内利益を上げろ」
と言っています。
つまり「必要経費」を世間相場よりも下げるか、
「必要経費」を変えずに満足度を上げる

という方法が考えられます。
どういうことか?

世間相場よりも自分が精神的苦痛を感じない仕事
を選ぶということです。
つまり、ストレスを感じない仕事です。

それは「得意な仕事」をする、
というわけではありません。

得意な仕事は作業効率が上がってしまうので、
人の何倍も仕事ができてしまいます。
すると、会社はあくまで時間で雇っているので、
もっとたくさんの仕事がやってきます。
「給料分働いたので、休んでいいです」とはなりません。

企業としてはいい人材を雇ったと思い、
クビになることもないでしょう。
しかし、それで必要経費が下がるわけではないのです。

そして、それは
「好きな仕事」をするという意味でもありません。

「仕事を楽しめ」とよく言われますが、
実際は仕事は仕事であって、遊びではないからです。

ここでこの本のクライマックス(だと僕が思っている)
に突入します。

「楽しい仕事」というのは、「興味を持てる仕事」のことです。
「仕事を楽しもう」、というのは、「仕事に興味を持とう」ということです。

な、なるほど!!

楽しそうに仕事をしている人は、
仕事をゲームのように楽しんでいるというよりも
仕事に興味を持っています。

「このクライアントはどんな課題を持っているのだろう?」
「他社の商品はなぜあれほど売れているのだろう?」
「クレーマーにはどう対応すればスムーズに解決できるだろう」

反対に仕事をつまらないと思っている人は

「クライアントの課題なんて知らないよ。注文されたものを納品すればいいんでしょ」
「他社の商品なんでどうでもいい。自社の担当商品が問題なく売れて、怒られなければ」
「クレーマーとは一切かかわりたくない。担当ちがうし。」

この意識の差が仕事を面白いものにするか
つまらないものにするかの境目なのです。

ネガティブな要素がひとつもない仕事などありえません。
「楽しい仕事をしなさい」と言うと、
嫌なことがひとつでもある仕事は「楽しくない」ので
「そういう仕事はやめていい」となってしまいます。

そうではなく、
「仕事に興味を持つ」ことで、
世間相場よりも必要経費を下げていく。
それによって、自己内利益が確保されるのです。

うーむ。
いい。
全文読みたい方は是非ご購入を。  

Posted by ニシダタクジ at 07:41Comments(0)就職

2015年02月04日

「就職」活動より「就社」活動

「就社ではなく就職である」
就職活動中の学生に送る定番メッセージ。

大企業やCMで聞いたことのあるような、
会社名で決めるんじゃなくて、
ちゃんと自分の将来キャリアを考えて、
仕事選びをしろ、という意味で使われることが多い。


「自分らしいキャリアのつくり方」(高橋俊介 PHP新書)

の高橋さんによれば、
これは明らかな誤解だという。

~~~ここから一部引用

もちろん、
自分がどんな職業に向いているかを
考えるのは、学生の場合、
それが思い込みの域を出ないとしても、
自分自身を理解する意味では十分に意味があると言えるだろう。

しかし、同一業界であっても、会社によって
企業風土や文化、あるいは事業ビジョンや戦略
などは決して同じではない。

つまり、働く環境やそこで築けるキャリアも、
会社ごとに違ってくると考えたほうがいいのである。

アメリカのサウスウエスト航空は
ユニークな会社として知られているが、
この会社では、お客さんを楽しませる能力が
もっとも重要視されているのである。

サウスウエスト航空では、
いまやっている仕事が合わないと
思えば、同じ社内で別の職場に異動することができる。

しかも会社は「1日体験デー」という、ほかの職場の
業務を実際に体験できる日を設けて、
積極的に支援しているのである。

なぜならば、
サウスウエスト航空では、
職種適性よりも会社適性が大事なので
誰かを楽しませたいという会社の求める能力を
もっているなら、働きやすい職場で長く頑張ってもらったほうがいいとの
考え方に立っているからだ。

(中略)

このように会社は千差万別なので、
単純に業界や業種だけで会社選びをするのは
実はたいへん危険なのだ。

むしろ就職活動で大事なのは、
足で稼ぐ定性情報のほうである。

興味のある会社があれば、
実際にその会社を訪問し、自分の目で職場を見る。
あるいはそこで働いている人に話を聞いてみる。
同業他社の人にヒアリングしてみる。
ネットで評判を検索してみる。
その会社で働く自分をイメージし、どんな気分になるかで判断するのだ。

また、こういうことは
感情予測機能が優れている人ほどうまくできるので、
学生時代は役に立ちそうな資格を取得してリスク回避をしようと
考えるより、さまざまな経験をして教養を高め、
感情や直感を磨いていくことが大切なのである。

~~~ここまで一部引用

うーん、いいねえ。
高橋先生。
おっしゃる通りですなあ。

終身雇用の時代が終わった。

おそらくは特殊な技能や資格を必要とする仕事や
プロスポーツ選手や芸能人などのエンターテイメント系、
もしくは財閥系などの超一流企業に入社する人以外は、

「どうせ転職する」と考えていたほうがいいし、
本人だってそう感じているだろう。

「一生を御社のために尽くします。」
などと口では言っているかもしれないけど、
その「御社」はあと何年存在し続けるか定かではない。

つまり、「どうせ転職」するのである。
転職する前提で考えてみると、

特に文系の仕事’(オフィスワーク)の場合、
問題となってくるのが、
「スキルがたまっていかない」ということだ。

もちろん知識は増えていくだろうが、
同じ業界だとしても、会社によってやり方が違うので、
必要とされるスキルは変わってくるのがふつうである。

そうだとすれば、自分の適性を考え、適職を探り、
その後、業界研究をして、
自分の受かりそうな会社とチャレンジしたい会社を受けていく、
みたいな受験勉強の延長線上のような就職活動で
本当にいい就職ができるのだろうか。

高橋さんの言うように、
「就職」活動より「就社」活動、
つまり、この会社の雰囲気は私に会いそうだ、とか
この社長の理念には賛同できる、とか、
コーヒーの趣味が一緒だ、とか(それは極端かも)

そういう相性で就職を決めたほうが
かえって、充実した仕事ライフになるのではないか。

そのためには、
高橋さんも言っているように、
感性と直感力を磨いていくことがとても大切だ。

そうそう。
そのためには、たくさんの人に会い、
たくさんの活動をして、
場数を踏んでいくことが何よりも必要だと思う。

1年生のときから
地域で何かチャレンジしてみる、
何かNPOに所属してみる、
インターンシップをしてみる、

というような「やってみる」ことが
とても大切になっていく。

そうやって、感性と
「やればできるかもしれない」という
成長思考を手に入れることが
大学生の就職にとって、もっとも大切なことなのではないかと僕は思います。
  

Posted by ニシダタクジ at 06:54Comments(0)就職