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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年03月15日

キャリア教育は科学なのか?

科学的根拠は?

と問われる世の中を生きてきた、
と僕は思っていた。
ところが、キャリア教育はそうではないようだ。

13歳のハローワーク。
村上龍さんが自分の経験に基づき、
「僕にも小説家という天職があった。だからあなたにも天職がある。」

それって事例1人じゃないですか!
ってツッコミたくもなる。

そして、
スポーツ選手の小学校6年生のときの
作文がクローズアップされ、
だから小さいころに夢を持とう、と説かれる。

サッカー日本代表の本田圭佑も
そのひとりだ。

小学校6年生のときに
「Jリーガーになりたい」
「日本代表に選ばれてワールドカップ」
「欧州リーグで活躍する」

みたいな作文を書いた小学生が
日本に何十万人いるのだろうか?
おそらくは相当な数だ。

しかし実際にサッカー日本代表に登録されるのは
23人に過ぎない。
ベンチ入りとなると18人ともっと少なくなる。

それは割合的にどのくらいなのか?
と問いたい。

小さいころに夢・目標を立てたほうがいい。

まあ、立てないよりは立てたほうがいい。
そのくらいではないか?

スタンフォード大のクランボルツ博士の
調べた「計画された偶発性理論」では、
18歳のときに描いた将来の夢と同じ職についていたのは
わずか2%だったという。

それのほうがよっぽど科学的ではないだろうか?
キャリア教育は手段と目的が逆転していると僕は思う。

幸せに生きる
毎日を充実して生きるための
手段だったはずの夢が
いつのまにか夢を持つこと自体が目的化してしまっている。

早急にキャリア教育を科学する必要があるだろう。
夢を強制される世の中は、学校社会はだいぶ窮屈だと僕は思う。  

Posted by ニシダタクジ at 06:00Comments(0)就職

2015年02月19日

楽しい仕事、とは興味を持てる仕事のこと


「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」(小暮太一 星海社新書)

いいですね。
経済学部の大学生必読の1冊。

ウソです。
すべての大学生が就職活動前に
読んでおいたほうがいい1冊です。

「使用価値ではなく価値を上げろ」
(=これはマルクスですね。経済学部の人は学んでいるのかも)

「損益分岐点は逃げていく。」
(=働けば働くほど支出が増えるので、満足は得られない)

「成長産業はすぐに技術が陳腐化するので
スキルが積み上がっていかない。」
(=変化が遅い業界のほうが積み上げにより「価値」が上がる)

などなど。
いろんなことが書いてあります。

注目すべきは
自己内利益を増やす。
ということ。

給料の金額がどのように決められているか?というと、
原則として、明日も同じように労働力を再生産してくれる
ギリギリのライン。

で設定されています。
だから、東京では当然、給料が高い。
家賃や食費、交通費など、
労働力を再生産(明日も元気にいってきまーす)
するためのコストが高いからです。

したがって、
東京で働くのと地方で働くのとでは、
「必要経費」が異なるので、給料が変わってくるのです。
つまり。
どちらにしても、金銭的余裕は生まれないということです。
再生産できるぎりぎりの給料でやっているのですから。

したがって、このような状況の時に
がむしゃらに頑張って、成績を上げようとするのには
あまり賛同できないと著者は言います。

なぜなら、頑張るほど、
再生産コスト(ストレス解消で飲みに行ったり、服を買ったり)
が上がっていくからです。

つまり、がんばっても、精神的余裕は生まれなくて
苦しいままです。

では、どうすればいいのか?
著者は「自己内利益を上げろ」
と言っています。
つまり「必要経費」を世間相場よりも下げるか、
「必要経費」を変えずに満足度を上げる

という方法が考えられます。
どういうことか?

世間相場よりも自分が精神的苦痛を感じない仕事
を選ぶということです。
つまり、ストレスを感じない仕事です。

それは「得意な仕事」をする、
というわけではありません。

得意な仕事は作業効率が上がってしまうので、
人の何倍も仕事ができてしまいます。
すると、会社はあくまで時間で雇っているので、
もっとたくさんの仕事がやってきます。
「給料分働いたので、休んでいいです」とはなりません。

企業としてはいい人材を雇ったと思い、
クビになることもないでしょう。
しかし、それで必要経費が下がるわけではないのです。

そして、それは
「好きな仕事」をするという意味でもありません。

「仕事を楽しめ」とよく言われますが、
実際は仕事は仕事であって、遊びではないからです。

ここでこの本のクライマックス(だと僕が思っている)
に突入します。

「楽しい仕事」というのは、「興味を持てる仕事」のことです。
「仕事を楽しもう」、というのは、「仕事に興味を持とう」ということです。

な、なるほど!!

楽しそうに仕事をしている人は、
仕事をゲームのように楽しんでいるというよりも
仕事に興味を持っています。

「このクライアントはどんな課題を持っているのだろう?」
「他社の商品はなぜあれほど売れているのだろう?」
「クレーマーにはどう対応すればスムーズに解決できるだろう」

反対に仕事をつまらないと思っている人は

「クライアントの課題なんて知らないよ。注文されたものを納品すればいいんでしょ」
「他社の商品なんでどうでもいい。自社の担当商品が問題なく売れて、怒られなければ」
「クレーマーとは一切かかわりたくない。担当ちがうし。」

この意識の差が仕事を面白いものにするか
つまらないものにするかの境目なのです。

ネガティブな要素がひとつもない仕事などありえません。
「楽しい仕事をしなさい」と言うと、
嫌なことがひとつでもある仕事は「楽しくない」ので
「そういう仕事はやめていい」となってしまいます。

そうではなく、
「仕事に興味を持つ」ことで、
世間相場よりも必要経費を下げていく。
それによって、自己内利益が確保されるのです。

うーむ。
いい。
全文読みたい方は是非ご購入を。  

Posted by ニシダタクジ at 07:41Comments(0)就職

2015年02月04日

「就職」活動より「就社」活動

「就社ではなく就職である」
就職活動中の学生に送る定番メッセージ。

大企業やCMで聞いたことのあるような、
会社名で決めるんじゃなくて、
ちゃんと自分の将来キャリアを考えて、
仕事選びをしろ、という意味で使われることが多い。


「自分らしいキャリアのつくり方」(高橋俊介 PHP新書)

の高橋さんによれば、
これは明らかな誤解だという。

~~~ここから一部引用

もちろん、
自分がどんな職業に向いているかを
考えるのは、学生の場合、
それが思い込みの域を出ないとしても、
自分自身を理解する意味では十分に意味があると言えるだろう。

しかし、同一業界であっても、会社によって
企業風土や文化、あるいは事業ビジョンや戦略
などは決して同じではない。

つまり、働く環境やそこで築けるキャリアも、
会社ごとに違ってくると考えたほうがいいのである。

アメリカのサウスウエスト航空は
ユニークな会社として知られているが、
この会社では、お客さんを楽しませる能力が
もっとも重要視されているのである。

サウスウエスト航空では、
いまやっている仕事が合わないと
思えば、同じ社内で別の職場に異動することができる。

しかも会社は「1日体験デー」という、ほかの職場の
業務を実際に体験できる日を設けて、
積極的に支援しているのである。

なぜならば、
サウスウエスト航空では、
職種適性よりも会社適性が大事なので
誰かを楽しませたいという会社の求める能力を
もっているなら、働きやすい職場で長く頑張ってもらったほうがいいとの
考え方に立っているからだ。

(中略)

このように会社は千差万別なので、
単純に業界や業種だけで会社選びをするのは
実はたいへん危険なのだ。

むしろ就職活動で大事なのは、
足で稼ぐ定性情報のほうである。

興味のある会社があれば、
実際にその会社を訪問し、自分の目で職場を見る。
あるいはそこで働いている人に話を聞いてみる。
同業他社の人にヒアリングしてみる。
ネットで評判を検索してみる。
その会社で働く自分をイメージし、どんな気分になるかで判断するのだ。

また、こういうことは
感情予測機能が優れている人ほどうまくできるので、
学生時代は役に立ちそうな資格を取得してリスク回避をしようと
考えるより、さまざまな経験をして教養を高め、
感情や直感を磨いていくことが大切なのである。

~~~ここまで一部引用

うーん、いいねえ。
高橋先生。
おっしゃる通りですなあ。

終身雇用の時代が終わった。

おそらくは特殊な技能や資格を必要とする仕事や
プロスポーツ選手や芸能人などのエンターテイメント系、
もしくは財閥系などの超一流企業に入社する人以外は、

「どうせ転職する」と考えていたほうがいいし、
本人だってそう感じているだろう。

「一生を御社のために尽くします。」
などと口では言っているかもしれないけど、
その「御社」はあと何年存在し続けるか定かではない。

つまり、「どうせ転職」するのである。
転職する前提で考えてみると、

特に文系の仕事’(オフィスワーク)の場合、
問題となってくるのが、
「スキルがたまっていかない」ということだ。

もちろん知識は増えていくだろうが、
同じ業界だとしても、会社によってやり方が違うので、
必要とされるスキルは変わってくるのがふつうである。

そうだとすれば、自分の適性を考え、適職を探り、
その後、業界研究をして、
自分の受かりそうな会社とチャレンジしたい会社を受けていく、
みたいな受験勉強の延長線上のような就職活動で
本当にいい就職ができるのだろうか。

高橋さんの言うように、
「就職」活動より「就社」活動、
つまり、この会社の雰囲気は私に会いそうだ、とか
この社長の理念には賛同できる、とか、
コーヒーの趣味が一緒だ、とか(それは極端かも)

そういう相性で就職を決めたほうが
かえって、充実した仕事ライフになるのではないか。

そのためには、
高橋さんも言っているように、
感性と直感力を磨いていくことがとても大切だ。

そうそう。
そのためには、たくさんの人に会い、
たくさんの活動をして、
場数を踏んでいくことが何よりも必要だと思う。

1年生のときから
地域で何かチャレンジしてみる、
何かNPOに所属してみる、
インターンシップをしてみる、

というような「やってみる」ことが
とても大切になっていく。

そうやって、感性と
「やればできるかもしれない」という
成長思考を手に入れることが
大学生の就職にとって、もっとも大切なことなのではないかと僕は思います。
  

Posted by ニシダタクジ at 06:54Comments(0)就職

2014年12月27日

「企画」というコミュニケーション・ツール

昨日は、
夜景企画会議の続編を考える大学生たちと
「働き方研究所@新潟中央自動車学校」で
話をする。


3年生4名
2年生1名
1年生3名
が集まった。

話のテーマは夜景企画会議の感想と
これからの展開について。

僕がメモしていたのは、
「より広い学生に来てほしい」
「合説とは違う、業種を選ぶとかではない就活」
「後につながっていくイベント」
などなど。

僕は、
「夜景企画会議」がなぜ誕生したのか?
という誕生秘話を語る。

もともとは、
ツルハシブックスで店番をしていたとき、
就活中の大学3年生が相談してくれた。

それは、
「就活というシステムに乗れない」

エントリーして、書類選考を通り、
何重もの面接を突破し、やっと内定。
そんなシステムが耐えられないのだという。

それは、同時期に3人の女子大学生から
聞いたので、結構な人が思っているのかもしれない。

そして新潟には小さな会社ももっとあるのかもしれないけど、
それを知る手段がない。とも言っていた。

このとき。
「新しい就活」というキーワードができた。
それは、
学生が手作りする合同企業説明会。

つまり、学生が人事部長になったつもりで、
会社にヒアリングして、会社のことをプレゼンする、
そのうえで社長と面談する、というような
就活ができたら面白いなあと話をしていた。

しかし。
年度末から年度替わりの時期で、
なかなかパワーがなくて断念。

すると、神様が見ていたのか、
今回の企画がやってきた。

オーダーは
「新潟の中小企業を知るために
学生と経営者の座談会の実施」

「座談会」ってなんだかつまんなそうだし、
しかも、社長に対してする質問は、

「どうして社長になったのですか?」
「大学生のときに頑張っていたほうがいいことってありますか?」
「オススメの本があったら教えてください。」

とかいうどうでもいい(文章でアンケートすればいい)
ことばかりになることは明らかだった。

そこで、考えたのが、
その昔ときめいとで中小起業家同友会さんと一緒にやった
「社会事業創造ワークショップ」

大学生と企業の社長がフラットな立場で
事業構想をするというワークショップ。
そういえば僕はあそこでエブリィの渡部さんと
意気投合したのだった。

そう。
「企画」をコミュニケーションの手段とすること。
そうすれば、学生と社長の垣根は消えていく。
それのほうが本来の目的である
「中小企業を知る」ということにつながるだろう。

あとは、
2月3月に構想した「新しい就活」の
学生人事部長のアイデアを拝借。

社長の人柄を語る紙芝居を作成することで
心理的バリアが解消されるのではないか?

こうして「夜景企画会議」が誕生。
社長の人生の紙芝居を見てから、
一緒に企画を考えるという企画。

非常に満足度の高いイベントとなった。

しかし。
当然ながらイベントは1日で終わる。
せっかく考えた企画は実行に移されない。
それでは、あまり意味がないよね、と学生たちも考えていた。

昨日、話したことで気が付いたのは、
働き方研究所の原点。

みんな、「就職」とか「将来」とか「働き方」を
真剣に語りたいと実は思っている。
(思っていない人もいるかもしれないけど)

しかし学校や仲間内では、恥ずかしくて語れないのだ。
だから、「第3の場所」が必要なのだと思う。

そして、
そのやり方も「働き方」について語ります、
というような、朝活みたいなのをやるのではなく、
継続して活動できるようなもの、

つまり、夜景企画会議のような
「企画を考える」ということが
継続的にできるようなものが必要なのではないか。

つまり、「企画」というコミュニケーション・ツールを使って、
「就職」や「将来」や「働き方」を考える場が
必要なのではないか。

ということで、
新潟中央自動車学校内の「働き方研究所」では、
夜景企画会議の続編として、社長を招いた
「プチ企画会議はじめました」

さらには、働き方を語る仲間を集めるための
ポスターや新聞、名刺など様々な企画を考える
「自動車学校かってに広報部かってに企画課(仮)」
を2015年からスタートする予定です。

大学生ならどなたでも参加できます。
(市外、県外の大学生もOKです)

連絡交換のやりとりには、
「ジョブウェブプロフィール」
http://www.jobweb.jp/
を使ってやりたいと思います。

「企画」というコミュニケーション・ツールを使って、
なんとなく抱えている不安。
「就職」「将来」「働き方」について一緒に考えませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 06:55Comments(0)就職

2014年12月19日

ワークライフ統合の時代とキャリア教育

「ワークライフバランス」
が叫ばれるようになって久しい。


「キャリアをつくる9つの習慣」(高橋俊介 プレジデント社)

おとといに引き続き、高橋俊介さん。
6年前の著作であるが、
普遍的なテーマを取り扱っているので、
まったく色褪せることがない。

「まず、自分の顧客を明確にする」
「次に、その顧客にどんな価値を提供しているのかを確認するといい」

わお。
僕が8年かかってたどり着いた
キャリア形成の極意を、
6年前に言っちゃってるなあ。

いやあ。
やっぱり本との出会いっていうのは、
目の前に来た時がベストタイミングですね。

「ブランディングとは提供価値の約束である」
自分は何が提供できるか?
を磨いていると、ほかの会社からもオファーがくる。

最終章は「ワークライフ統合の時代」

これからはフリーエージェントな働き方が
主流になってくると言われている。

そのときに
ワークとライフはセパレーション(分離)するものではなく、
インテグレイト(統合)するものと考えることが必要なのだ言う。

ひとつはライフを充実させて、
社会関係資本を持っていたほうが仕事でも活かせるし、
ライフを軽視してワークばかりしていると、
その仕事でしか通用しない狭い能力しか磨かれないので
予期せぬキャリアチェンジが起こった時に耐えられない危険性が大きい。

キャリアチェンジが起こらなかったとしても、
仕事を取り巻く環境はどんどん変化しているから
それに応じて仕事の内容や必要な能力が変わるのは当然だ。

皮肉なことに現代は仕事しかしていないと、
かえって仕事の能力が身につかない時代なのだ。

この上で高橋さんは
長期的視点でキャリアを考える必要があると説く。

今の日本のキャリア教育は
22歳、あるいは18歳、20歳の一時点における
「就職」という瞬間しか見ていないような気がする。

将来どんな仕事が生まれ、
どんな能力が必要となるか、など
今の時点ではわかるはずがない。

だから早くから選択肢を絞り、
狭い世界しか見なければ、
今後必ず必要となる変化に対応する能力が
磨かれないということだ。

人生は想像以上に複雑なメカニズムで
出来上がっている。

22歳の一時点ではなく、
80年の人生にわたってどのようなキャリアをつくっていくのか?

そんな問いをしなければならないと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 07:45Comments(0)就職

2014年12月18日

偶然をつかむ就職活動

偶然を計画せよ。

アメリカ・スタンフォード大学・クランボルツ博士が
たどり着いた望ましいキャリアのつくり方。
「計画された偶発性」理論だ。


昨日はjobwebの佐藤孝治さんに
久しぶりにお会いしてきた。
あんまり久しぶりな感じもしないのだけど。

15年前の王子の朝活を思い出し
いい空気感。

でも今度は20代半ばの無謀な自信ではなくて、
根拠のある自信。

http://www.jobweb.jp/
jobwebは、1996年。
就職活動のためのメーリングリストサービスから始まった。

ウインドウズ95の時代。
当然、SNSなどは存在せず、ダイヤルアップで接続ごとに
通話料がとられるネット環境の中で、
大学生のインフラは、メールだけだった。

jobwebは
就活生同士の情報交換をするための
業界別のメーリングリストサービスを開始し、
情報交換をしながら、孤独な就職活動を戦っていた。

あれから18年の時が過ぎ、
「jobwebプロフィール」がサービスイン。
http://www.jobweb.jp/
↑大学生はコチラから登録を。

一言でいえば、
「1年生から就職を真剣に考える大学生のためのSNS」だ。
プロフィール・実績を登録しておくと、
企業からオファーが突然来ることがあると言う。

そして、就活をしている人同士がプロフィールを見て、
同じ関心、興味を持っていると判断すると、
そこでフォローして、情報交換が始まる。

そこには「偶然」があるのではないか。

1か月ほど前のブログに、
東浩紀さんの「弱いつながり」を紹介したが、
http://hero.niiblo.jp/e457179.html

この本で指摘されているように、

ネットは広く浅いつながりをつくると思われているけれど、
本当は強い絆をどんどん強くするメディアとなっている。

フェイスブックやミクシーでは、
既存の友人関係を維持するために、
さまざまな「作業」(いいね!を押す、オフ会を開くなど)
が発生していて、狭い絆をどんどん強化してしまう。

これを打破していくのが、
「就活」といった幅広いけど、
年齢層を絞ったテーマコミュニティなのかもしれない。

言うなれば、
facebook以上、twitter未満の
オープン度を持ったSNSが必要なのではないか。

jobwebプロフィールは、
「就職活動」という時限的であるが
密度の濃いコミュニケーションをすることによって、
「弱いつながり」でありながら、濃い人間関係と人間的成長を
もたらしてくれるSNSであるのではないか。

そして、もうひとつの特徴は、
就活で重要視される「大学外での活動」を記入する欄が
たくさん設けられていることだ。

1年生から地域の活動に参加し、
学んだことを1000字で要約して、記入しておく。
一部の大学が取り組んでいる
「ポートフォリオ」がオープンな情報として開示されていくのだ。

就活に何が効くのか?
そこに答えはない。
採用担当者次第であると言えるだろう。

もしかしたら、
高齢者向けのサービス業を志向している会社であれば、
地域のお祭りを2年間ガチで手伝っていた、
のようなプロフィールがヒットするかもしれない。

そして、何よりも、
そんな切磋琢磨する学生同士が、
地理的条件を超えて、つながることができるのだ。

たとえば新潟に住んでいても、
同じ業界を目指していたり、
かつて同じ団体でボランティアをしていた、
というような「弱いつながり」を活かし、つながることができるからだ。

これは、jobwebのサービス開始当初の
メーリングリストの精神につながっている。

ひとりで戦うのではなく、
学生が横のつながりを生かして、
就活というシステムに挑む。


「就活廃止論」(PHP新書)を書いた
佐藤孝治さんだからこそ、たどり着いたシステムだと思う。

というわけで、
jobwebプロフィールの
新潟営業部長を拝命いたしました。

http://www.jobweb.jp/
大学1年生から真剣に就職を考えているあなたへ
(もちろん2年生、3年生もOKです。)
このサイトを届けます。  

Posted by ニシダタクジ at 08:35Comments(1)就職

2014年11月19日

「バー」と「仕事」のあいだ

リトルトーキョーの
「しごとバー」でマスターをしてきました。
本屋と編集者ナイト。

いやあ。
あの空間のチカラ。
すごいなあって。

一緒にやってくれた大島さんの
編集したいものは、
やっぱり働き方というか、
仕事観というか、そういうものだったのですね。

世の中には多様な仕事があって、
その伝え方がまだまでできていなくって、

R社に代表される就職サイトには
乗っかってこない情報が実はたくさん存在していて、
その中にも誇りを持って働いている人は
たくさんいて、それを知る方法が世の中にはないんだなあと。

・年功序列
・終身雇用
・新卒一括採用

これら「3種の神器」によって、
企業という「ムラ」を生み出した
クリエイティビティ(?)はすごいなあと思うけど、

ジョブウェブの佐藤孝治さんも
「就活廃止論」で書かれていたけど、
上の二つが賞味期限切れを起こしているのに
新卒一括採用だけが残っているのが不自然なのだなあと。

そこで、特に東京では、
「働き方」というのが大学生や20代の
テーマとして大きくなってきているように思う。

「しごとバー」はまさに
「働き方」というテーマをコンテンツとして提供し、
人と人のつながりを生んでいる。

それがバー形式をとることで、
本来のバーとしての機能というか
人と人がつながる場として機能しているのだと思う。

イベントは、テーマや目的を明確にして、
対象となる人を集める。
他方、バーは、
飲食を目的として、多様な人を集める。

その中間地点に
「しごとバー」は位置する。

「働くこと」をコンテンツとして提供することで、
ある程度テーマ性を持った人たちが集まる。
だから、話が弾む。

「弱いつながり」が
仕事につながっていく。
そんなことがここでは次々に起こっていくのだろう。

「しごとバー」デビュー、面白かったです。
ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 08:48Comments(0)就職

2014年11月13日

お見合いから料理コン

ししおどしがカッコーンとなる。
和服を着た年頃の女性にたずねる。
「ご趣味は?」
「お花を少々」

みたいな「お見合い」
って絶滅したのだろうか。

いや。
絶滅していない。

就職活動においては、
お見合いみたいなことがいまだに行われている。

「志望動機は?」
「御社の自由な社風に惹かれて」

って入ったこともないのに言わなきゃいけない。
就職活動はいまだにお見合い結婚を余儀なくされている。


2週にわたって行われた「夜景企画会議~経営者×学生のトークセッション」は、
すごい盛り上がりを見せた。

元はと言えば、
今年2月。
新潟大学の3年生女子が
「就職活動のシステムについていけない」と
相談に来たのがきっかけだ。

たしかに、ベルトコンベアーで運ばれながら
面接を繰り返していくような就活は
ちょっと疲弊してしまうだろう。

中小企業も考えたいけど
そんな情報はどこにも出ていない。

新しい就活を創らなきゃいけないなと思ってたところ
素敵な話が舞い込んできた。

実行委員会9名が
作り上げた夜景を見ながら各社の企画を考える会議。

イベント終了後の
参加学生や社長さんたちの顔を見ていると、
ああ、いい空間だったなあと思えた。

カギとなったのは、
各社の社長の人柄を紹介する紙芝居だった。

あれでみんなそれぞれのパーソナルな物語が
披露されて、
そこにいるのは「社長」というナゾの生き物ではなくて、
ひとりの人間がいるだけだった。

それが結果としてあの空気感につながったのだろうと思う。

言うなれば、
「お見合い」から「料理コン」のように、
一緒に作業をすることで、
お互いを知り、就職につながったらいいなあと思いました。

いい時間でした。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 08:28Comments(0)就職

2014年11月06日

天職だと思える瞬間がある



新潟日報メディアシップ20F「そらの広場」で
夜景企画会議が開催。
新潟で活躍する経営者5人と
大学生25人が自社のこれからの企画について語る。

いろいろ改善点はありましたけど、
なかなか面白かったのではないでしょうか。

個人的に気が付いたこと。
僕の天職は機会を提供すること。
本屋さんもそのためのツールなんだって。

夜景企画会議は、
さまざまな機会を提供した。

実行委員には、
経営者インタビュー
インタビューまとめ
紙芝居づくり
プレゼンテーション
当日のテーブルファリシテーター

参加社長にも、
大学生とフラットに考える時間を
参加学生には
新潟の会社って面白い社長多いんだよ、って。

そんな機会提供が僕の仕事なのだろうなと。
そこを追求していくことがこれからやるべきことなのかもしれません。

40にして惑わず。
そうありたいものです。

  

Posted by ニシダタクジ at 07:34Comments(0)就職

2014年10月13日

「やってみる」という価値



10月10日ゾロ目の日。
「本の処方箋」@コスモツーリスト松本支店に
塩尻の山田さんと登場しました。

白衣を着せられて主治医役、
楽しかったですね~。

ああいう場所に来る人は
アクティブな人が多いのだけど、
アクティブな人はアクティブな人で
悩みを抱えていて。

印象に残ったお悩みが、
「いろいろ手を出しているのだけど、
どれも中途半端になっているような気がして。」

これ。
意外と多くの行動派大学生が持っている悩みのような
気がします。

昨日のブログに書いた
「機会提供に価値がある」
の話も同じことだけど。

「やってみる」
ことはすでに価値があるのです。

理由その1
未来がわからない「正解のない」時代に突入している。

理由その2
だから、すべてのアクションは「仮説」である。

理由その3
1人ではなく複数名の「知恵」の中から「納得解」を見つけていく必要がある。

仮説⇒行動⇒振り返り

あるいは

行動⇒振り返り⇒仮説⇒検証(行動)

の繰り返しでしか、
未来は創られていかないと僕は思っている。

そう考えると、
未来がわからない「正解のない」時代というのは、
むしろ希望なのではないか。

自らの1歩で未来が創られていくということではないか?
この手で未来を創っていける、そういうことなんじゃないか?

大学生には、
やる前にいろいろ考えて結局やらない人生よりも、
「やってみる」人生を選んでいってほしい。

中谷彰宏さんの言葉を贈ります。
「何も失敗しなかった1日は、何もチャレンジしなかった1日だ」

本日13日。
燕三条シェアスペース&ライブラリー
がオープンします。

ツルハシブックスオープンのときに手伝ってくれた
小山雅由さんが思いを込めた
作品の発表です。
ツルハシブックスもライブラリーに協力しています。



小山さん、
台風が近づく、最高の船出を、一緒に味わいましょう。

人生は試作版だ。  

Posted by ニシダタクジ at 06:18Comments(0)就職

2014年08月11日

「思考停止」という「効率化」

昨日は
「これからの働き方の話をしよう」読書会

「働き方」をテーマにすると、
いつもモヤモヤした時間が過ぎていく。
でも、こういう思考のもやもや
から逃げちゃいけないんだよね。

大学生のときこそ
そんなもやもやに飛び込んでいく
いい機会だと思う。

子どもの時から
「効率的に生きる」ことを良しとされてきた。

思考停止ではなくて、
「もやもや」した「あいだ」を生きる。
そういう非効率的な何かが
大切なのだろうと思う。

そういう機会が、なかなかないのだよねえ。

やっぱり「働き方読書会」
継続していかなきゃいけないですね。

課題図書読みながら、やろうかな。  

Posted by ニシダタクジ at 07:02Comments(0)就職

2014年07月13日

自己肯定感と商店街

大学生の自己肯定感が低いと言われる。

自己肯定感の低さは、
「自信がないから行動できない」
という行動力の低下を引き起こし、

学生時代に「何かやった」という経験が得られないために、
就職活動でもアピールすることがなく、苦労することになる。

では、自己肯定感をどのように引き上げていくことが
できるのだろうか。

よく言われるのが「成功体験」の少なさ
だから、「成功体験」を積ませることだ、と言われる。

しかし、
そもそも、自己肯定感の低い学生は
挑戦がなかなか起こらないのだから、
「成功体験」を積ませることは非常に難しい。

では、元に戻って、
そもそも自己肯定感の低さは何に起因しているのだろうか。

「成功体験の少なさ」は
もちろんそうなのだろうが、それ以前に、
「承認欲求が満たされていない。」
というところにあるのだと思う。

家庭環境や地域環境、
さらには学校での学習環境上、
「ありのままの自分を受け入れてもらう」ということが難しく、
また、勉強があまり得意でない場合、
現在の中学校高等学校では、「承認」を得る機会は非常に少ない。

友人関係も、特に女子の場合、
「世間」のチカラが強く、
集団の中での役割を果たすことで
ようやく承認を得ることができる。

しかしそれは「集団的承認」であり、
ベースとなるような「親和的承認」(ありのままのじぶんを受け入れてもらう)
というものではない。

だからこそ。
商店街の出番だ。

高齢者ばかりの商店街だから、
若者が寄るようなお店をつくって、若者も来るようなまちを。
というのがよく行われることだが、
それって、パルコやイオンの魅力を上回る価値を継続して作れるのだろうか?

そうではなくて、「高齢者ばかりが歩いている」。
キャリア形成上の商店街の魅力は、実はまさにそこにあるのではないか。

つまり。
昨年、フレッシュ本町商店街での3週間のインターンシップの運営中、
近所のお店の方々からたくさんの差し入れを頂いた。
そして報告会ではみな口々に、
「大学生が歩いているだけで活気が出た」と言ってくれた。

つまり、商店街の方々は、ニコニコしながら活動を見守っていることになる。

僕はここに「親和的承認」の体感が可能なのではないか、と思う。
「自分は若いだけで価値があるのだ。」と思える。
それは言葉で言ってもらうわけではないのだけど、
商店街で活動しているうちに徐々に体得されていく。

そして、次に行動意欲。
日々、声をかけてもらったり、差し入れをもらったり、関係性が徐々にできていく。
そして、店主のお人柄に共感し、好きになり、応援したくなる。

すると、行動が起こる。
「自己肯定感」を高めるために、ではなく、
自らの中から出てきた「貢献欲求」を満たすために、
行動するようになる。

「承認」⇒「共感」⇒「貢献欲求」⇒「行動」

というようなプロセスを経て、行動が起こるのではないか、
ということだ。
行動が起これば、あとは成功体験を積み重ねるだけだ。

これは「キャリアドリフト」的な行動動機づけと呼べるのかもしれない。
キャリアデザイン的な行動動機づけは、
「目標・夢」⇒「長期計画」⇒「短期計画」⇒「行動」
というパターンになっているかと思う。

しかし、残念ながら、この場合、
「目標・夢」が強いものではないと、
行動の動機づけも弱くなってしまう。

商店街のあたたかいオヤジたちに出会い、世の中の広さを知り、
なんか、いい人たちだから役に立てることないかな、と思い、
何か行動したくなる。

そんな動機づけから始まる行動が、
自己肯定感を向上させ、
自らのキャリアの出発点になっていくのではないか、と思う。



「うちのまち なじみのお店 ものがたり」はきっと、そういう企画だし、
「たまたま、本屋に行ったら誘われた」
というような入り方が、とても面白いなとあらためて感じた。  

Posted by ニシダタクジ at 05:16Comments(0)就職

2014年01月14日

ナリワイを考えるONJINワークショップ

初リトルトーキョー。
1月6日に告知スタートしたのに
まさかの定員オーバー。
リトルトーキョーのチカラか、ソトコトのチカラか。
「本」っていうキーワードのチカラなのか。



「働き方」をメインテーマに告知していたので、
プレゼンとワークショップを開催。

テーマは「本業はなんですか?」廃止宣言。
「ナリワイをつくる」を題材に、働き方について
いろいろと考えました。

やっぱり
0か100か
みたいなところってある。

就職か起業か?
社員かノマドか?
みたいな。

この議論ってはっきりいって意味がないと思う。
というか、ただ、2分化して説明しているだけで、
テレビの視聴者的には価値があると思うのだけど
実際に働いている当事者にとっては、
このような0か100かみたいな分け方によって何かを得られることはない。

そんな現在に一石を投じる本が「ナリワイをつくる」だ
60年前までは複業は当たり前で、
田んぼで米を作りながら酒をつくり、家をつくり、ときに神社の番をしていた。

だから。
これだけ時代が不安定になっているのに、
ひとつの仕事を専業にすることのほうが大きなリスクだし、
専業にすると、広告費がかかったり、薄利多売をしたり、不安を煽って売ったりするので
どうしても精神的ダメージを受けやすくなる。

そうじゃなくて、
年間30万円稼げるナリワイを少しずつつくっていこう
というのが趣旨だ。

昨日はそのナリワイづくりの練習として
「ONJINワークショップ」に挑戦した。

金沢大学の杉本くんと一緒に開発したワークショップ。
自分自身の人生を決定づけた出来事、人、本などから、ナリワイを考えるというもの。

これをやると人生が振り返れるし、
モチベーションが上がるんですよね。
会社員でも何かナリワイを始めてみたくなる。

そんないい時間になりました。
トークライブ+ONJINワークショップの2時間~2時間半コース、
これはどこでもできるなあと思いました。

高井さん、羽藤さん、佐川さん
寄附サムライ、ありがとうございました。
  

Posted by ニシダタクジ at 05:49Comments(0)就職

2013年11月26日

時給800円という罠

green drinks 新潟内野
毎月第四月曜日19:00~開催。
テーマは「働き方」

昨日のゲストは、
阿賀野バクハツプロジェクトの土井一心太さん。
魂が震えるお話、ありがとうございました。
ああいう話を大学生が聞ける機会は貴重だなあと思いました。

印象に残ったのは、
やはり高校時代の話。

おじいちゃんに言われていた教え。
義務教育が終わったら、年齢×1万円以上の収入を得なければならない。

土井さんはこれに真剣に取り組んだ。
まずは時給の高いアルバイトを探した。
選んだのが「ガソリンスタンド、時給900円」

しかし。
どう考えても16万円に届かない。
(178時間/月、働かなければならない)

そこで、
彼はまず、店長に相談。

「歩合にしてほしい」と言った。
ワイパーやオイル交換を受注すると、
その歩合が入るようになった。
お客さんの車を覚え、セールストークを磨いた。

それだ!
って僕は思った。

田坂広志さんは、
仕事には5種類の報酬があると言った。

1 マネーリターン:働いた対価としてお金をもらう。
2 ナレッジリターン:業界の知識、働くときの知恵、経験を得る。
3 リレーションリターン:人間関係、人脈が将来役立つ可能性がある。
4 ブランドリターン:個人がひとつのブランドとして、どんな仕事をしてきたか?のひとつになる。
5 グロースリターン:人間としての成長が得られる。

時給800円のアルバイトの報酬は、
お金(マネーリターン)だけではない。
知識、人間関係、ブランド、成長
たくさんのリターンを返してくれる。

そのためには、
土井さんのように、
「どうやったらもっと価値を生めるのか?」
と問いかけ、実践をすることが必要なのだと思う。

そして土井さんは
仲間と3人で中古バイクのネットでの販売をするようになる。

3万円で仕入れたバイクを
5,6万かけてチューンアップして、塗装して、
オークションにかけて20万前後で売る。
利益を三等分した。

土井さんは主に全体デザインと営業、バイクの引き渡し
他の2人が塗装とチューンアップを行った。

うれしかったのは、
納品した瞬間に相手が喜んでくれたこと。
そしてそれを仲間に伝える時。

「つながった!」
そんな瞬間がうれしかったのだという。

いま。
土井さんは主に広告の仕事をしている。
新潟の職人が好きなのだという。

いいものをコツコツ作っているけど、
営業が得意じゃなくて、あまり世に出ていない。
それを世に出していくのが土井さんのいまの仕事だという。

今回の話を聴いて、
仕事とは、「好きを原動力にして価値を生むこと」だとあらためて感じた。

在庫リスクを負って、
好きな人の商品を仕入れて、全力で売る。
そんな商売の原点を感じた。

きっとこれは、
大学生、高校生、中学生、いや小学校高学年であれば
できるだろうと思う。

高いものを仕入れる必要はない。
いや、田舎であれば、海に落ちている流木を売ったっていい。
自ら仕入れ、価値を生み、売るということ。

時給800円で働く前に、
そんなことを体験しなければいけないのではないか。
いま、世の中の若者たちが最初にする仕事は、アルバイトだ。

時給650円と時給800円を比べて、
800円の方がいいなって思う。

そこに罠がある。

「報酬とは、時間が過ぎればもらえるもの」だと思ってしまう。

そうじゃない。
価値を生まなければ、報酬は手に入らない。

それは、田坂広志さんの言う他の4つの報酬も同じだ。

「お客さんを喜ばせたい。」
そんな思いから始まる仕事を、
中学生のときから始めなければならないのではないか。

まずはどんな小さくてもいいから個人事業を始める。
何かを仕入れて、全力で売ってみる。

そこから、人生が拓いていく。  

Posted by ニシダタクジ at 06:55Comments(0)就職

2013年11月16日

3年からじゃ遅すぎる~問いのススメ

NPO法人ヒーローズファームは
2006年から大学生のキャリア形成支援の活動に
取り組んできました。

その中で私が問題意識に感じていたのは、
「大学3年生からでは遅すぎる」ということです。

多くの大学生が大学3年生の秋ごろになってから、
「自分は本当は何がしたいのか?」
「どんな人生を歩みたいのか?」
「自分が社会に役立てることは何か?」と問い始めます。

しかし、就職活動や就職試験は目の前に迫っていて、あまり深く考えることができません。
そうして、自分があやふやなまま、就職活動に飛び込んでいくことになります。
納得のできないままの就職活動、そして就職で本当にいいのでしょうか?

私たちは、このような現状もあり、大学1,2年生、
さらには高校生からもっとキャリアについて考える機会、
それも地域という舞台をフィールドにした機会を提供したいと考えてきました。
そこで行きついたのが自動車学校内でのキャリア基礎力養成プログラムです。

「働き方研究所」では、名刺作成から経営者インタビュー、
実在企業の課題に挑戦するプランの作成などをグループ単位で活動を行います。

「そんなこと、やったことない」と不安に思うかもしれません。
しかし、多くの場合、大学生の苦手意識の原因は単なる経験の不足だと考えられます。
やったことがなければ、やればいい、ただそれだけです。

自動車学校に通いながらの講座は少し負担が増えるかもしれません。
しかし、自分の人生を問いかけ、自分はどうしたいのか?を深く考えるチャンスは、なかなかありません。
「働き方研究所」で一緒に社会への扉を開けてみませんか?
人生は「問い」から始まります。

    

Posted by ニシダタクジ at 06:39Comments(0)就職

2013年10月25日

あなたは「試作版」か「製品版」か?~働き方研究所設置します

就職活動までのカウントダウンが
始まっている大学3年生。

おとといのイベントでも
話していたけど、
いちばん大切なことって、
自分が試作版なのか、製品版なのか?

っていう問い。

成長思考(自分はまだまだ成長途上にあり、失敗をバネに前進できる、と思うこと)
才能思考(自分の能力はこんなもので、それに合わせて、人生を送っていこうと思うこと)

のうち、成長思考を持って進んでいけるか、
ということ。

就職活動は、多くの場合、思うとおりに行かない。
エントリーシートで跳ね返されて、面接で落とされて、
自分自身を否定されているような気持ちになる。

でもそれは「試作版」の自分であって、
「製品版」への途上にあるわけでから、
むしろ不具合がいまのうちに見つかった方がいいのだ。

試作版ってそのためにあるのだから。

それは、就職してからも同じことで、
「やっぱりこの仕事向いていない」って
何度思ってもいいのだ。

そして、仕事っていうのは、
たくさんの項目に要素分解できて、
「向いてない」要素もあるけど、
その仕事の中に「この作業は好きかも」とか
思えることもあると思う。

だから、そもそも、自分の適性と仕事の内容が
ぴったり一致するなんてことはありえなくて、
徐々に、少しずつすりあわせて行くのかなあと思います。

最近聞かれるのは、
大学1年生2年生のうちに何をしていたらいいのか?
という問い。

このたび、
新潟中央自動車学校内に「働き方研究所」
を設置させてもらうことになりました。

就職への必要なものとして
自動車運転免許はあると思います。
(要普通免許と書いてあったりします)

運転免許を取るということは、世界を広げるということ。
就職するというのも同様に世界を広げるということ。

運転免許を取りながら、
運転技術を学びながら、
仲間と共に、「キャリアの試作版」を磨いていく場、
それが「働き方研究所」です。

参加条件は
自動車運転免許をまだ持っていない人。
自動車学校に通おうと思っているのだけど、タイミングがなかった人。
いろんなことにチャレンジして、キャリア試作力を磨きたい人。
自分の通っている大学以外の大学生と将来について考えたい人。

「働き方研究所」では

・ジブン名刺作成+アクション
・コミュニケーションワーク+社長インタビュー
・課題解決型事業プラン作成

を通して、
キャリア試作力を磨き、
他大学の仲間や先輩たちと、将来の「働き方」を考えるプログラムです。

「働き方」を考える
ジブン発掘ライブラリーも設置予定です。

第1期生の募集を本日から開始します。
11月15日(金)スタート。
定員12名。
興味のある方はツルハシブックスまでお問い合わせください。

   

Posted by ニシダタクジ at 06:45Comments(0)就職

2013年09月30日

商店街インターンシップの意義

「インターンシップ」とは
何のためにやるのだろうか?

「成長」とは
いったいなんだろうか?

3年生で始めるインターンシップは
「就職」に向けての準備期間
としての意味合いが濃くなってしまう。

すると、
どうしても「スキルアップ」に
方向が向いてしまう。

だから、
1、2年生で始めるべきだと思う。

その場合、「成長」とは何か?

もっとも大切なのは、
「試作マインド」を身に付けることだと僕は思う。

やってみた。
うまくいった。うまくいかなかった。
ふりかえる。
またやってみる。

就職試験というのは、
ある意味、失敗が許されない(と思い込んでいるだけだが)。

人生は失敗だらけだ。
そして、敗者復活戦だ。

それを体感することこそ、
1、2年次でやるべきことだと思う。
そうだとすると、
商店街インターンシップは非常に魅力的だ。

試しにやってみる。
失敗する。
リカバリーする。

そんな繰り返しができる。

そこにさらに
「共感」、特に「課題共感」を生んでいけるかが
ポイントになってくるのだろう。
マクロ視点とミクロ視点を組み合わせて
プログラムを作っていく必要がある。

フレッシュ本町商店街で一番感じたのは、
ひとつは、「若いというだけで価値がある」という
圧倒的な自己承認と

たくさんの差し入れをもらって、
商店街の人に喜んでもらいたいと行動した。

「行動する」「はたらく」の原動力は
恩返しであると体感できたことだろう。

その先に、
長期的視点や経済的視点を
入れていくこと。

この経験が、人生を創っていく。

これが5年後に確信に変わっていくことを信じて、
今は僕が試作をしていくときだ。  

Posted by ニシダタクジ at 05:25Comments(0)就職

2013年09月09日

崩壊するシステムの中に自己を埋没させるべきではない



「そろそろ会社辞めようかな」と思っている人に一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか。
(山口揚平 アスキーメディアワークス)

うーん。
面白い。
切れ味最高ですよ、山口さん。

幸福にもっとも影響を与える要素は
「(個人の)社会への参画度」と
「(社会の)個人への寛容度」
なのですね。

これって社会じゃなくても会社でも同じかも。
めっちゃ参画しているけど、縛られていないような組織が
好業績だし幸せな職場なのですね~。

日本社会の不幸の源泉は
「個人への寛容度の低さ」だそうです。

なるほどね!
たしかにそうだ。
30代独身女性こそが日本経済の救世主なのに
負け犬女子とかって言われて、職場で全然生かされていない。

まあ、経済がひたすら成長を続けていた
時代はそれでよかったのだけど、
今や、そのモデルが崩壊している。

そして山口さんは言います。

~~~ここから引用

これまでの日本は主に、輸出製造業で「生計」を立ててきました。
国民の多くは何らかの形でこれらの産業に関わる「労働者」でした。
一貫した産業のオペレーションが主役で、
個人はそれを動かす要素に過ぎない。だから集団主義が浸透したのです。

それが今や、産業構造や世界の情勢が変わってしまい、
オペレーションが富を生み出さなくなり、
いまだに残っているのは集団主義的な抑圧構造だけです。

~~~ここまで引用

うむむむ。
うなるね。
スルドい。

ということは、山口さんも言うように、
今は社会のパラダイムの転換点にあり、
この閉塞感はその序章に過ぎないのだと言います。

だから、若者は
現在のレースにそのまま乗るべきではないと山口さんは言います。

「崩壊するシステムの中に自己を埋没させるべきではありません。」

なるほどな。
熱いメッセージ。
ひとりひとりがキャリアを構築していく必要がある時代なのですね。

大学生に伝えたい本、ありました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:57Comments(0)就職

2013年09月07日

しごと壁としごと穴


「働くこと」を企業と大人にたずねたい(中澤二朗 東洋経済)

少し前に
高知大学池田先生のオススメで
購入した書籍を読み直す。

しごと壁

しごと穴。

う~~む。
いいね。
うなるね。

しごと壁とは仕事そのもののこと
しごと穴とは、仕事を「通して」得られるもののこと。

もともと資本主義は
「利潤の獲得」と「隣人愛の実践」が
一体となっていた。

しかしながら、
時代の流れというか、
資本主義の発展というか、

いつのまにか
「利潤の獲得」と「隣人愛の実践」は
相反するものとなってしまった。

しごと壁
とは、「利潤の獲得」を
第一義として働くという仕事の見方であり、

しごと穴
とは、仕事を通じて得られるやりがいや生きがいの
ことだったりする。

まだまだ深く読んでいないので、
自分の言葉になっていないが、
ここ数十年の日本型経営からアメリカ型経営
というか短期利益を最大化するという
マネー資本主義の行きつくところが、今の若者の働きづらさを
生んでいるのかもしれない。

著者は熱く語る。

世界のモデルになり得るかもしれない「日本型経営」を葬り去ることは、
それも自らの手で、しかも、まさにこれから必要となるそのときに捨て去るとは、正気の沙汰ではない。
それも古いがゆえに捨てましたでは許されない。

これだよなあ、これ。
企業のあり方、働く人のあり方を問い直す、絶好の本です。
素晴らしい。  

Posted by ニシダタクジ at 05:03Comments(0)就職

2013年09月05日

石の上にも3年は、個人のキャリア形成には当てはまらないかも

「石の上にも3年」という有名な言葉は
商売とか、「場」を持つ人の話や、
職人というか、「手に職」的な仕事に
当てはまるのであって、

現代のサービス業化された社会
(つまり、仕事がスキルとして積み上がっていかない)
社会においては、当てはまらないのではないか?

巷では、3年離職率が
大きな課題だと思われている。

シチゴサン減少と呼ばれるように、
中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割
が3年以内に離職しているというデータがある。

そして離職率をどうやって下げるか?
が重要になってきている。

これは確かに企業にとっては重要だ。
高いコストをかけて獲得し、育成中の社員が
元を取らずに辞めていくのだから、これは大打撃だ。

一方で大学側も、
離職すると、学生の人生を関わってくるし、
大学の評判にも直結しているので、
なるべくなら辞めないで欲しいと思う。

そんなときに使われるのが、
「石の上にも3年理論」だ。

「転職してもいいけど、3年は勤めないと、経験としては認められない」

まあ確かに、再就職の際に、20代後半だとして、
3,4j回コロコロ仕事を変えている人よりは、
5,6年勤めている方が安心感があるような気がする。

でも結局重視されるのは
個人の能力や可能性や人柄なのだから
そんなに意味のないことのようにも思う。

もしかすると、「石の上にも3年」は
サービス業社会の今、
個人のキャリア形成には当てはまらないかもしれない。

本屋さんのような固定の店舗や
まきどき村のようなプロジェクトは、
3年続けなきゃいけないのはよくわかる。

市場がサービスを認知し、実感するまでに
時間がかかるからだ。

しかし、「場」や「プロジェクト」と
個人のキャリアはまた少し違う。

これがベンチャー企業で
個人がそれぞれ「長期プロジェクト」を
任されているような場合は違うのだろうけど、
多くの場合は、企業の一員として分担された仕事をしている。

それがリクルート社のような名のあるブランド企業であれば、
3年勤めることの価値もあるような気もするが、
そうでない場合は、3年勤めるメリットとデメリットを考えると、
決してメリットが多いとは言えないのではないか。

そしてその最大のデメリットが
いと本も言っていたけど、
「感性が死んでいく」リスクなのではないか。

個人が自分の感性に自信を持つこと。
これはかなり重要だと思う。
決定の時に、他者の意見ではなく、自分の感性に従うこと。

そうすれば、いざ、結果が出たときに
人のせいにしたりしない。
感性を磨くこと、自分の感性に自信を持つことは
人生において、もっとも大切なことのひとつだろうと思う。

石の上にも3年。
もし、感性が守られるのであれば、
そうしたほうがいいだろう。

しかしながら、もし、このままでは感性が失われると
自分の感性が訴えているならば、
僕は早めに辞めた方がいいと思う。

その会社での3年勤める経験と
自らの感性を天秤にかけたら、
間違いなく、後者の方が重い。

自分の人生を、自分の責任で生きていくために、
感性を大切に、そして、感性を磨き続けなければならない。  

Posted by ニシダタクジ at 05:38Comments(0)就職