2023年02月22日
地域みらい留学ビジョンセッションの型
地域みらい留学を検討している中学生に向けたメッセージを検討する方法:「場」と「人」の往還
1 この町はどんな町?この学校はどんな学校 ⇒ だからこういう人に来てほしいの言語化(付箋ワーク)
※これを地元住民(役場の人)を交えてやることで、町の再発見とチームビルディングになる。
⇒ふるさとCM大賞でもこのフレーム使えるかも?
2 具体的な生徒の事例(成長物語的なもの等)を出して、それを1と合わせる
※1との往復によって、理想的な具体例に落とし込む
3 2で作った具体例に合わせ、コンセプトを言語化し、対象者(ターゲット)向けの言葉をつくる。
※〇〇とともにつくるを3パターンつくる、など。
「こういうことができるから」「こういう人に来てほしい」
「こういうことに困っているから」「一緒に考えてほしい」
「私たちは急いでないから」「場に委ねながらゆっくりと考えよう」
〇〇と●●を、ともにつくる
目的・目標中心主義からのグラデーションで表現する。
例:
1 地域にこんなフィールドがあるから、地域のサポートを受けて学べます⇒目的がある、または目的を見つけて学びたい人
2 学校生活もいいけど、暮らしを楽しみたい人は一緒に楽しみましょう⇒畑づくりやそば打ち、釣りなど、暮らしのスキルを身につけたい人
3 ひとりの時間も大切にして考えたい人は、見守ります⇒自然やゆっくりとした時の流れの中で深く考えたい人
1 この町はどんな町?この学校はどんな学校 ⇒ だからこういう人に来てほしいの言語化(付箋ワーク)
※これを地元住民(役場の人)を交えてやることで、町の再発見とチームビルディングになる。
⇒ふるさとCM大賞でもこのフレーム使えるかも?
2 具体的な生徒の事例(成長物語的なもの等)を出して、それを1と合わせる
※1との往復によって、理想的な具体例に落とし込む
3 2で作った具体例に合わせ、コンセプトを言語化し、対象者(ターゲット)向けの言葉をつくる。
※〇〇とともにつくるを3パターンつくる、など。
「こういうことができるから」「こういう人に来てほしい」
「こういうことに困っているから」「一緒に考えてほしい」
「私たちは急いでないから」「場に委ねながらゆっくりと考えよう」
〇〇と●●を、ともにつくる
目的・目標中心主義からのグラデーションで表現する。
例:
1 地域にこんなフィールドがあるから、地域のサポートを受けて学べます⇒目的がある、または目的を見つけて学びたい人
2 学校生活もいいけど、暮らしを楽しみたい人は一緒に楽しみましょう⇒畑づくりやそば打ち、釣りなど、暮らしのスキルを身につけたい人
3 ひとりの時間も大切にして考えたい人は、見守ります⇒自然やゆっくりとした時の流れの中で深く考えたい人
2021年07月05日
阿賀黎明高校「緑泉寮」の特徴
地域みらい留学の「寮での暮らし」のプレゼンを聞いていて思ったこと。
新築、個室、WiFi完備、買い物至便、学校まで徒歩数分・・・
とベネフィット合戦に戦いを挑んでも仕方ないし、
むしろそれが(誰にとって、何にとって、学びにとって)価値なのか?問いかけたい。
むしろ「緑泉寮」の
1 リノベ:地域資源を再活用している:地域課題どころか日本建築界の課題
2 学校から4㎞離れている:学校とは違う空間、場として機能。通学時間の発見があるかも
:狭いコミュニティからの脱出、学校生活を俯瞰して見ることができる。
3 2人部屋:対話を必要とする、安全面、健康面の問題。同室の生徒が不調に気づく。
4 高台に位置し、買い物が不便:余計なものを買う必要がない。
:高校の近くには買い物する場所はたくさんある。
まあ、魅力は、やっぱり日帰り温泉併設して、
・ゆっくりお風呂に入れるのと、
・地域の人と話せることと、
・飲食物や雑貨の販売ができたりすること
でしょうね。
やっぱ弱者としては逆張りで行きたいのと、
そもそも、どうぞ来てください、っていうスタンスではなくて、
一緒につくる仲間を募集しているんだっていう基本線は大切にしたい。
新築、個室、WiFi完備、買い物至便、学校まで徒歩数分・・・
とベネフィット合戦に戦いを挑んでも仕方ないし、
むしろそれが(誰にとって、何にとって、学びにとって)価値なのか?問いかけたい。
むしろ「緑泉寮」の
1 リノベ:地域資源を再活用している:地域課題どころか日本建築界の課題
2 学校から4㎞離れている:学校とは違う空間、場として機能。通学時間の発見があるかも
:狭いコミュニティからの脱出、学校生活を俯瞰して見ることができる。
3 2人部屋:対話を必要とする、安全面、健康面の問題。同室の生徒が不調に気づく。
4 高台に位置し、買い物が不便:余計なものを買う必要がない。
:高校の近くには買い物する場所はたくさんある。
まあ、魅力は、やっぱり日帰り温泉併設して、
・ゆっくりお風呂に入れるのと、
・地域の人と話せることと、
・飲食物や雑貨の販売ができたりすること
でしょうね。
やっぱ弱者としては逆張りで行きたいのと、
そもそも、どうぞ来てください、っていうスタンスではなくて、
一緒につくる仲間を募集しているんだっていう基本線は大切にしたい。
2020年12月01日
「主体性」への旅
高校生のときに「主体的に」取り組んだ活動について、、、
総合型選抜(AO)における活動報告書の定型文。
「主体的に」取り組む活動とはいったいどんなだろうか?
そもそも「主体的」「主体性」とはなにか。
そんな問い。
昨日は浦崎先生を囲む会で
山本一輝さんと浦崎先生に挟まれるというぜいたくな席
あらためて、
3月31日の浦崎先生のブログ
https://taro4031.jimdofree.com/2020033101/
この時の予言が現実のものになってきたのだと。
「自走する探究/自走する学び」をやれている学校と
「やらされる勉強」をいまだにやっている学校。
新型コロナによる休校の時、その差が明確になった。
「やらされる勉強」をやってきた生徒は、勉強しなくなった。
「自走する探究/自走する学び」をやってきた生徒は、
ここぞとばかりに探究的に考え、実行し、ふりかえり、
次の実験へと向かった。
その結果は、来春の大学合格実績に明確に表れる。
もう「やらされる勉強」では、成果は上がらない。
その事実には、うすうす気がついているはずだ。
「地域で探究」その本質。
それは「自走する学び」だろうと思う。
昨日は「探究(総合的探究の時間)」「魅力化」についてもいくつかキーワードがあった。
「学びの土壌」にアカデミックな側面を持つこと。
だから、地域の大人も学び続けないといけない。
「とりあえず、地域の課題について取り組みをさせる」
のではなくて、
「自らの在り方生き方と一体的で不可分の課題に出会う」
ための機会づくりをどうするか。
これまでの「魅力化」(隠岐島前、津和野、大崎海星、飯野・・・)
=新学習指導要領のど真ん中
⇒真似をしてもコモディティ化するだけ。
本質さえつかんでいればシンプル
~~~こんな感じ
「主体性」や「当事者意識」について話していた時の
山本一輝さんの一言が心に残った。
「同質化」と「危機感」
東北マイプロでの「この町がなくなったら、私が無くなるようなものだ」
そういう感じ。
まさに「自己の在り方生き方と一体的で不可分の課題」に出会った人たち。
僕はそこに「好奇心」を加えようとしているのかもしれない。
そして何度も言うように「好奇心」は鍛えられるのだ。
「面白がる」「疑問を持つ」ことによって。
「好奇心」から来る「同質化」っていうのもあり得るんじゃないか。
それは「危機感」から来る「同質化」とはかなり質が違ったものになるかもしれないが。
僕が言う「場のチカラ」っていうのも、
「同質化」へのアプローチのひとつだと思う。
チューニングし、場と一体化する。
それはこの前オンラインツルハシでイケトが言っていた
「人生は自分のものではない」と感じられる瞬間であるのかもしれない。
しかし、それはフィクションだ。
「遅いインターネット」によれば、
https://note.com/tsuruhashi/n/n07ca42b9a1d8?magazine_key=m21a04cf91a68
僕たちは情報技術を「ここ」を、この場所を、この世界を豊かにするために、多重化するために用いている。
「多層化」という表現の方がいいか。
「主体性」「主体的に学ぶ」への旅。
分かりやすいのは「危機感」から来る「同質化」(≒当事者意識)からの「主体性」。
これから実験したいのは、
「好奇心」と「場のチカラの体感」によるフィクションとしての「同質化」からの「主体性」
極端に言えば、主体性を持つのではなく、主体性を持っているやつを演じるのだ。
来春、他県からも多くの新入生が入ってくる。
彼ら、彼女らは「最良の高校選択をした」と思って入学してくるだろう。
そこからが始まりだ。
「主体性のある人たち」を演じているうちに、
「主体性のある生徒が多い高校」を演じているうちに、
気がついたら素敵な高校になっている。
それを「創造的脱力」と言うのだろうな。
浦崎先生、素敵な機会をありがとうございました。
総合型選抜(AO)における活動報告書の定型文。
「主体的に」取り組む活動とはいったいどんなだろうか?
そもそも「主体的」「主体性」とはなにか。
そんな問い。
昨日は浦崎先生を囲む会で
山本一輝さんと浦崎先生に挟まれるというぜいたくな席
あらためて、
3月31日の浦崎先生のブログ
https://taro4031.jimdofree.com/2020033101/
この時の予言が現実のものになってきたのだと。
「自走する探究/自走する学び」をやれている学校と
「やらされる勉強」をいまだにやっている学校。
新型コロナによる休校の時、その差が明確になった。
「やらされる勉強」をやってきた生徒は、勉強しなくなった。
「自走する探究/自走する学び」をやってきた生徒は、
ここぞとばかりに探究的に考え、実行し、ふりかえり、
次の実験へと向かった。
その結果は、来春の大学合格実績に明確に表れる。
もう「やらされる勉強」では、成果は上がらない。
その事実には、うすうす気がついているはずだ。
「地域で探究」その本質。
それは「自走する学び」だろうと思う。
昨日は「探究(総合的探究の時間)」「魅力化」についてもいくつかキーワードがあった。
「学びの土壌」にアカデミックな側面を持つこと。
だから、地域の大人も学び続けないといけない。
「とりあえず、地域の課題について取り組みをさせる」
のではなくて、
「自らの在り方生き方と一体的で不可分の課題に出会う」
ための機会づくりをどうするか。
これまでの「魅力化」(隠岐島前、津和野、大崎海星、飯野・・・)
=新学習指導要領のど真ん中
⇒真似をしてもコモディティ化するだけ。
本質さえつかんでいればシンプル
~~~こんな感じ
「主体性」や「当事者意識」について話していた時の
山本一輝さんの一言が心に残った。
「同質化」と「危機感」
東北マイプロでの「この町がなくなったら、私が無くなるようなものだ」
そういう感じ。
まさに「自己の在り方生き方と一体的で不可分の課題」に出会った人たち。
僕はそこに「好奇心」を加えようとしているのかもしれない。
そして何度も言うように「好奇心」は鍛えられるのだ。
「面白がる」「疑問を持つ」ことによって。
「好奇心」から来る「同質化」っていうのもあり得るんじゃないか。
それは「危機感」から来る「同質化」とはかなり質が違ったものになるかもしれないが。
僕が言う「場のチカラ」っていうのも、
「同質化」へのアプローチのひとつだと思う。
チューニングし、場と一体化する。
それはこの前オンラインツルハシでイケトが言っていた
「人生は自分のものではない」と感じられる瞬間であるのかもしれない。
しかし、それはフィクションだ。
「遅いインターネット」によれば、
https://note.com/tsuruhashi/n/n07ca42b9a1d8?magazine_key=m21a04cf91a68
僕たちは情報技術を「ここ」を、この場所を、この世界を豊かにするために、多重化するために用いている。
「多層化」という表現の方がいいか。
「主体性」「主体的に学ぶ」への旅。
分かりやすいのは「危機感」から来る「同質化」(≒当事者意識)からの「主体性」。
これから実験したいのは、
「好奇心」と「場のチカラの体感」によるフィクションとしての「同質化」からの「主体性」
極端に言えば、主体性を持つのではなく、主体性を持っているやつを演じるのだ。
来春、他県からも多くの新入生が入ってくる。
彼ら、彼女らは「最良の高校選択をした」と思って入学してくるだろう。
そこからが始まりだ。
「主体性のある人たち」を演じているうちに、
「主体性のある生徒が多い高校」を演じているうちに、
気がついたら素敵な高校になっている。
それを「創造的脱力」と言うのだろうな。
浦崎先生、素敵な機会をありがとうございました。

2020年10月25日
「達成」と「発見」を動的平衡できる複数の「場」

「カフェから時代は創られる」(飯田美樹 クルミド出版)
の著者飯田美樹さんを招いてのオンライン劇場ツルハシブックス。
エコリーグに参加している時、僕はあれが「場」っていう認識がなかったし、
そもそも僕は実行委員会側ではなくて、プレイヤーとして参加していたし。
彼女は大学1年のときから「場」について認識していて、
合宿やイベントなどの期間限定で場をつくる限界を感じて、
パリでのカフェ研究に勤しむこととなる。
パリではなぜ、芸術家がたくさん生まれ、また集まってきたのか。
彼らはなぜ、カフェに集まったのか?
当時のパリのカフェとはなんだったのか?
そんな問いから始まる冒険に連れていってくれる1冊です。
昨日は、その本を通しての対話の時間となりました。
~~~イベントメモ
3万円のホテルに泊まることと、1000円のコーヒーを飲むこと。
空間、飲食物、対話、出演者、、、総合芸術としてのカフェ体験。
目的多様性とベクトル多様性。
「打ち合わせ」か「ひとり時間」か「友人とのおしゃべり」か、とか。なんのためにカフェに行くか。
と、その人が持つ「こうありたい」「こうなりたい」と思う気持ち(スピノザ的に言えばコナトゥス)。
それらがクロスする場としてのカフェ。
場と溶け合う。
それは意識してもしなくても、個人と場は相互に影響される。
スマホとPCのようにつながなくても、wifiで同期しちゃう。
場と一体化していると、そこにふさわしい人にいつのまにかなっている。
テーブル席があり、テラス席があり、カウンター席がある。
席を選ぶことからコミュニケーションは始まっている。
そう考えるとカウンターのデザインってすごく大事だ。
オンラインではベクトルを合わせないと場がつくれない。
リアルな場では、ベクトルの多様性が空間の価値を増す。
~~~ここまでメモ
フラットな関係性をつくるコミュニケーションのデザイン。
これが僕の場づくりのテーマだったのだけど。
あらためて「場」について考える機会となった。
いちばん印象に残ったのは、
カフェにいると、いつのまにか変わっている自分になるとか、
カフェ空間と同期しちゃう、とか
カフェ空間をつくっている一員になる、とか
そういう話。
ああ、それって、僕的に言えば、
「個人」と「場」を行き来するっていうことだなあと。
ラストに、飯田美樹さんが現在執筆中の本の話で、
「インフォーマル・パブリック・ライフ」という言葉が。
https://www.la-terrasse-de-cafe.com/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB-%E3%83%91%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%81%A8%E3%81%AF/
インフォーマル・パブリック・ライフを一言で表すと、気軽に行けて、予期せぬ誰かや何かに出会えるかもしれない場所で、リラックスした雰囲気が特徴的です。 (中略) インフォーマル・パブリック・ライフには、ここではこうすべき、こう振る舞うべき、という社会的コードがなく、身分に縛られた自分ではなく、自分らしく振舞うことが許されます。日本でも人が集まるイベントや場づくりなどに、カフェや広場といった名称が使用されているように、カフェと広場には共通点が存在するのです。その共通点とは場に1つの明確な目的が設定されていないことです。八百屋は野菜を買うため、ワインショップはワインを買うために行く場所ですが、カフェは飲み物代さえ払えば友人と話をする、本を読む、手紙を書く、ゲームで遊ぶなど、何をしても許されます。広場も同様であり、広場という大きな空間自体にはその場の明確な目的が設定されていないからこそ、人々は他の場で要求されるコードから自由になれるのです。
たぶん、これ。
「ツルハシブックス」で目指していたものだし、
これから阿賀町でつくっていきたいもの。
学びの動機を「達成」から「発見」へ
学びの主体を「個人」から「場」へ
学びの成果を「評価」から「承認」へとシフトさせたい。
でも、それは一気には起こらない。
徐々にシフトしていくんだ。
「目的・目標」をもって、「個人」が能力向上を目指して学び、「評価」される。
それが現在のシステムである。「達成」のパラダイムだ。
しかし、
飯田さんが「インフォーマル・パブリック・ライフ」の説明の中で言うように、
カフェと広場の共通点とは場に1つの明確な目的が設定されていないことです。八百屋は野菜を買うため、ワインショップはワインを買うために行く場所ですが、カフェは飲み物代さえ払えば友人と話をする、本を読む、手紙を書く、ゲームで遊ぶなど、何をしても許されます。広場も同様であり、広場という大きな空間自体にはその場の明確な目的が設定されていないからこそ、人々は他の場で要求されるコードから自由になれるのです。
それはきっと、人生において必須なものなのだ。
家庭、職場(学校)、そしてここで言う「カフェや広場」のような第3の場があること。
僕がつくりたい「場」とは、そういう場だ。
「場」にフォーカスして「場」が主体となって、プロジェクトをつくり、実行する。
「発見」に価値を置き、見つけ合う「場」をつくる。
自分はその「場」に溶けだして、いつのまにか一員となっている。
その場の一員であることがその子のアイデンティティ、つまり「承認」を形成してくれる。
それらを、学校社会と動的平衡を保ちながら実現していくというのが、
阿賀黎明高校魅力化プロジェクトなのではないか、と僕は現時点で解釈している。
学校(教科)は、「達成」「個人」「評価」のパラダイムで動き、
地域(探究)は、「発見」「場」「承認」のパラダイムで動く。
当然、「達成」のプロセスの中でも「発見」はあり(それを振り返っていないだけ)、
「発見」のパラダイムの中でも「達成」(いわゆる「成長」)は結果的に見て取れる。
必要なのは主体を「場」としてとらえる、ということと、その一員となること。
それを繰り返すことによって「承認」(自分で自分を承認すること、存在承認)を感じられること。
それこそが、「探究」の意義や、地域の力を必要とする理由なのではないだろうか。
一気には変わらない。
徐々にシフトさせてゆく。
というより、動的平衡のほうが、「発見」は大きくなるのではないか?
素晴らしい教育システムを一気に導入するのもいいのだけど、
既存のシステムを活かしつつ、地域の資源を活かした探究的学びとの
共存・ともに進みながら変わっていっているような「場」(町)ができること。
それってすごくワクワクするよなあと思っています。
10月31日(土)は
まなびのトビラを「ともにひらく」です。
これからのまなびについて対話しましょう。
https://reimei-gakusya.localinfo.jp/posts/10858791?categoryIds=477469
2019年09月27日
プロジェクトの解像度を上げる
まちづくり会議2日目。
空振りした感がある。
今回のプログラム
前回のプロジェクトキーワード出しから、
・具体的な顧客と顧客価値の設定
・まちの現実の把握
プランと現実の接続
を経て、キーワード未来日記を書いて、マッチング。
もうちょっと未来日記を掘り下げる時間があってもよかった。
未来日記が書いた状態でシェアするとか。
参加者のひとりに聞けば、
結局最後のマッチングは
プロジェクトキーワードで起こっていたのだという。
そして、阿賀町の現状を強調しすぎたか。
「まちづくり」の主語は、「自分たち」というプレイヤーだ。
双葉みらい高校のときは、それを高校生観点から考えたけど、
http://hero.niiblo.jp/e489819.html
チーム「自分たち」に「地域」というプレイヤーを含めていく(19.9.21)
未来日記ワークシートだったら、
ど真ん中に「誰のためにやるか?」(顧客はだれか?)
っていう問いをもってもよかった。
「未来日記をつくる」にもっとフォーカスしてもよかった。
未来日記のポイントは、顧客を主人公にする、ということ。
その顧客は自分自身であってもいいのだけど、
プロジェクトが実現している未来に登場する人がいい。
「高校生のための場をつくりたい」っていうのだったら、
5年後、その場ができているとしたときの、
高校生自身の日記をかかなければいけない。
今日も、「場」に行って、友達としゃべった、とか、
自分たちでくるみのプロジェクトに挑戦している、とか。
そういう感じ。
もう一度、黎明学舎でやってみようかな。
「まち」とか「地域」とかを主語にしない。
主語は具体的なお客である誰か、そして、プロジェクトを実行する自分たち。
プロジェクトの解像度を上げないと、未来日記は書けない。
でもそういう未来を描けるからこそ、プロジェクトが進む。
「もうトシだし、農業しんどくなってきたからやめよっかな」って思っていた
おばあちゃんが、農産物直売所をプチリニューアルして、
食べてくれる人たちや子どもたちと交流が始まって、
いっちょ頑張るか、って新たなモチベーションが湧いてくる、とか。
そういう話が書けないといけない。
それ、誰がやるのか?っていうのと、
それで、だれが幸せになるのか?っていうのと、
両方がないとプロジェクトは動かない。
ワークシートをそういうのを書けるように改善していく必要がある。
昨日の最初に江川さんが見せた図のようにしていく。
主人公が左下にいて、
右上の未来に向かって、
プロジェクトをつくっていく。
左上には背景(現状・課題)・資源(使えそうなもの)があって。
みたいな。
そんなワークシートに改善すれば、もっと解像度が上がるのかもしれない。
さてさて。
実験実験。
参加者の皆様、お付き合いありがとうございます。
空振りした感がある。
今回のプログラム
前回のプロジェクトキーワード出しから、
・具体的な顧客と顧客価値の設定
・まちの現実の把握
プランと現実の接続
を経て、キーワード未来日記を書いて、マッチング。
もうちょっと未来日記を掘り下げる時間があってもよかった。
未来日記が書いた状態でシェアするとか。
参加者のひとりに聞けば、
結局最後のマッチングは
プロジェクトキーワードで起こっていたのだという。
そして、阿賀町の現状を強調しすぎたか。
「まちづくり」の主語は、「自分たち」というプレイヤーだ。
双葉みらい高校のときは、それを高校生観点から考えたけど、
http://hero.niiblo.jp/e489819.html
チーム「自分たち」に「地域」というプレイヤーを含めていく(19.9.21)
未来日記ワークシートだったら、
ど真ん中に「誰のためにやるか?」(顧客はだれか?)
っていう問いをもってもよかった。
「未来日記をつくる」にもっとフォーカスしてもよかった。
未来日記のポイントは、顧客を主人公にする、ということ。
その顧客は自分自身であってもいいのだけど、
プロジェクトが実現している未来に登場する人がいい。
「高校生のための場をつくりたい」っていうのだったら、
5年後、その場ができているとしたときの、
高校生自身の日記をかかなければいけない。
今日も、「場」に行って、友達としゃべった、とか、
自分たちでくるみのプロジェクトに挑戦している、とか。
そういう感じ。
もう一度、黎明学舎でやってみようかな。
「まち」とか「地域」とかを主語にしない。
主語は具体的なお客である誰か、そして、プロジェクトを実行する自分たち。
プロジェクトの解像度を上げないと、未来日記は書けない。
でもそういう未来を描けるからこそ、プロジェクトが進む。
「もうトシだし、農業しんどくなってきたからやめよっかな」って思っていた
おばあちゃんが、農産物直売所をプチリニューアルして、
食べてくれる人たちや子どもたちと交流が始まって、
いっちょ頑張るか、って新たなモチベーションが湧いてくる、とか。
そういう話が書けないといけない。
それ、誰がやるのか?っていうのと、
それで、だれが幸せになるのか?っていうのと、
両方がないとプロジェクトは動かない。
ワークシートをそういうのを書けるように改善していく必要がある。
昨日の最初に江川さんが見せた図のようにしていく。
主人公が左下にいて、
右上の未来に向かって、
プロジェクトをつくっていく。
左上には背景(現状・課題)・資源(使えそうなもの)があって。
みたいな。
そんなワークシートに改善すれば、もっと解像度が上がるのかもしれない。
さてさて。
実験実験。
参加者の皆様、お付き合いありがとうございます。
2018年10月27日
プログラムふりかえりメモ
大正大学地域実習39日目。
南魚沼市での成果報告会。

月曜日に柏崎市で水曜日に十日町市で
そして金曜日に南魚沼市での成果報告会を経て。
個人的なふりかえりをしておく。
・成果報告会の設計・内容について
実際にヒアリングをした人、お世話になった人向けと、
プレゼンテーションのみを聞きに来た人向けでは
リアクションが違うというか、そもそもニーズが違うなあと。
プレゼンテーションのみを聞きに来た人からは
完成度が低く思えただろうし、
実際にかかわった人にとっては、
自分のところで何を学んだ、感じたかをフィードバックしてほしい
ということだと思う。
今回の1年生のプレゼンテーションは、
観光、食、定住促進、伝統産業という
4つの視点で構成していったのだけど、
柏崎市の工業や大企業のCSRの取り組み
はその編集をかけると失われてしまう。
⇒お世話になった人向けの配慮が必要。
「19歳の感性で感じたこと、考えたこと」
をプレゼンで聞きたいということ。
⇒ラストの1人1人の感想をスライドショーと一緒に
載せたのは好評だった。
僕自身のプレゼンに対しての振り返り。
1 「顧客」「価値」視点を得られていない。
最初の段階で、振り返りの手法だけじゃなくて、
「顧客」は誰か?、「価値」は何か?
という視点を得ることが大切。
2 リアルな声を拾えていない。
上記「顧客」「価値」視点で、
ヒアリング時にリアルな声を拾っていくこと。
3 アウトプットの方法、テーマを考える
定期的にアウトプットの方法、テーマを考えていくこと。
アウトプット、聞いてくれる人の「価値」視点と
自分たちの「学び」視点から
プレゼンの内容と報告の方式を考える。
これらは序盤の段階(1~2週間目)
でプレゼンの道筋をある程度考えておくことが大切だと感じた。
また、チームビルディングに関して。
お互いに遠慮してしまう。(思ったことを言えない)
ような状況の中で最後まできてしまった。
プレゼンなどは教員が指導するのではなく、
学生同士で改善していけるようなチームをつくる必要。
「地域資源マップ」のアウトプット方法はいろいろあるのだけど、
それを考える必要があったのかもしれない。
・「呼吸」を合わせること
佐渡のお寺の実習では、毎朝お経を読むということをしているという
これによって、呼吸が合っていくのだと思う。
これはチーム作りにとっては非常に重要。
・「思ったことを言える」環境づくり
こちらも序盤においての
ふりかえりの手法を伝え、実践していくことで
そのような環境をつくっていけるように思った。
全体としては、「3地域の比較」というのが
第1に来てしまったのがポイントだったかと
「比較」するためには、
3地域をすべて見る必要があるし、
それを見てから初めて比較が始まる。
しかし、「比較」そのものは、
学びはあるかもしれないが価値は産めない。
あくまで、
自分が感じる「価値」をアウトプットしていくこと。
が大切なのだ。
その視点、仮説を検証するものとして、
あらたに話を聞いて、ヒントを得て、考えを深めていくこと。
そういうやり方が必要だったのかもしれない。
具体的には、「中間報告」を設定して、
そこで、自分たちが感じる「価値」と「顧客」
について検討し、それを発表してもらい、
同時にアウトプットのスタイルを考えてもらうこと。
あとは、
成果報告会の参加者を限定してもいいのかもしれないと思った。
斬新なアイデアを提案し、
地域の人に取り組んでもらうことが報告会の価値や意義ではない。
自分たちが地域で様々な人に出会い、
どう感じたか、何を価値だと思ったか、
それはなぜなのか。
自分にとってプロジェクトを行うときの顧客は誰なのか。
そんな学びを深めるための成果報告会であると思う。
まあ、3年生については、
ビジコン並みの内容・緊張感がある程度は必要であると思うが。
だから、十日町で指摘されたような
「実現可能か?」という問いではなく、
「自分たちではどう関わるのか、関わることができるのか?」
というのを問いかけることだと思う。
「目的」と「価値」と「顧客」と「学び」
について、いろいろ考えた成果報告会ウィークでした。
南魚沼市での成果報告会。

月曜日に柏崎市で水曜日に十日町市で
そして金曜日に南魚沼市での成果報告会を経て。
個人的なふりかえりをしておく。
・成果報告会の設計・内容について
実際にヒアリングをした人、お世話になった人向けと、
プレゼンテーションのみを聞きに来た人向けでは
リアクションが違うというか、そもそもニーズが違うなあと。
プレゼンテーションのみを聞きに来た人からは
完成度が低く思えただろうし、
実際にかかわった人にとっては、
自分のところで何を学んだ、感じたかをフィードバックしてほしい
ということだと思う。
今回の1年生のプレゼンテーションは、
観光、食、定住促進、伝統産業という
4つの視点で構成していったのだけど、
柏崎市の工業や大企業のCSRの取り組み
はその編集をかけると失われてしまう。
⇒お世話になった人向けの配慮が必要。
「19歳の感性で感じたこと、考えたこと」
をプレゼンで聞きたいということ。
⇒ラストの1人1人の感想をスライドショーと一緒に
載せたのは好評だった。
僕自身のプレゼンに対しての振り返り。
1 「顧客」「価値」視点を得られていない。
最初の段階で、振り返りの手法だけじゃなくて、
「顧客」は誰か?、「価値」は何か?
という視点を得ることが大切。
2 リアルな声を拾えていない。
上記「顧客」「価値」視点で、
ヒアリング時にリアルな声を拾っていくこと。
3 アウトプットの方法、テーマを考える
定期的にアウトプットの方法、テーマを考えていくこと。
アウトプット、聞いてくれる人の「価値」視点と
自分たちの「学び」視点から
プレゼンの内容と報告の方式を考える。
これらは序盤の段階(1~2週間目)
でプレゼンの道筋をある程度考えておくことが大切だと感じた。
また、チームビルディングに関して。
お互いに遠慮してしまう。(思ったことを言えない)
ような状況の中で最後まできてしまった。
プレゼンなどは教員が指導するのではなく、
学生同士で改善していけるようなチームをつくる必要。
「地域資源マップ」のアウトプット方法はいろいろあるのだけど、
それを考える必要があったのかもしれない。
・「呼吸」を合わせること
佐渡のお寺の実習では、毎朝お経を読むということをしているという
これによって、呼吸が合っていくのだと思う。
これはチーム作りにとっては非常に重要。
・「思ったことを言える」環境づくり
こちらも序盤においての
ふりかえりの手法を伝え、実践していくことで
そのような環境をつくっていけるように思った。
全体としては、「3地域の比較」というのが
第1に来てしまったのがポイントだったかと
「比較」するためには、
3地域をすべて見る必要があるし、
それを見てから初めて比較が始まる。
しかし、「比較」そのものは、
学びはあるかもしれないが価値は産めない。
あくまで、
自分が感じる「価値」をアウトプットしていくこと。
が大切なのだ。
その視点、仮説を検証するものとして、
あらたに話を聞いて、ヒントを得て、考えを深めていくこと。
そういうやり方が必要だったのかもしれない。
具体的には、「中間報告」を設定して、
そこで、自分たちが感じる「価値」と「顧客」
について検討し、それを発表してもらい、
同時にアウトプットのスタイルを考えてもらうこと。
あとは、
成果報告会の参加者を限定してもいいのかもしれないと思った。
斬新なアイデアを提案し、
地域の人に取り組んでもらうことが報告会の価値や意義ではない。
自分たちが地域で様々な人に出会い、
どう感じたか、何を価値だと思ったか、
それはなぜなのか。
自分にとってプロジェクトを行うときの顧客は誰なのか。
そんな学びを深めるための成果報告会であると思う。
まあ、3年生については、
ビジコン並みの内容・緊張感がある程度は必要であると思うが。
だから、十日町で指摘されたような
「実現可能か?」という問いではなく、
「自分たちではどう関わるのか、関わることができるのか?」
というのを問いかけることだと思う。
「目的」と「価値」と「顧客」と「学び」
について、いろいろ考えた成果報告会ウィークでした。
2018年10月15日
地域プロジェクトへの参加がキャリア観に及ぼす影響(仮)~「やりたいことがわからない」の社会学
卒論相談のアイデアメモ。
タイトルとサブタイトル逆でもいいな。
1 はじめに
・自分自身の中学・高校時の経験
・大学生の地域プロジェクトの参加
・「にいがたイナカレッジ」などのいわゆるインターンではない地域プロジェクトへの参加
・「キャリア観」は時代・社会の変化に合わせて変わっていくのではないか
2 前提確認
・「やりたいことがわからない」という課題
・キャリアが激変している時代
・キャリアデザインとキャリアドリフト
・「アイデンティティ」不安と承認欲求
3 本論
・地域プロジェクトへの参加についてのアンケート調査
(イナカレッジや他の地域プロジェクト参加者へのアンケート)
・地域プロジェクト参加者へのヒアリング調査
・社会人2,3年目の人へのヒアリング調査
・「田舎」で得られる「親和的承認」(存在承認)
・「キャリアデザイン」以外のキャリア観の実例に出会う
・「やりたいことがわからない」という悩みは
アイデンティティの課題と直結している。
・解決策は「やりたいことを決める」ことではなくて、
自らの存在を承認し、キャリアドリフト的な、
「やりたいことがわからなくても前に進んでいける」状態に置くこと
・チーム作り~「場のチカラ」を高める
・「参加」のデザイン~ゴールづくりに参加・同意しているか
・ふりかえり~「予測不可能性」というエンターテイメント
4 結論
5 おわりに
という感じ。
まだ途中だけど。
タイトルとサブタイトル逆でもいいな。
1 はじめに
・自分自身の中学・高校時の経験
・大学生の地域プロジェクトの参加
・「にいがたイナカレッジ」などのいわゆるインターンではない地域プロジェクトへの参加
・「キャリア観」は時代・社会の変化に合わせて変わっていくのではないか
2 前提確認
・「やりたいことがわからない」という課題
・キャリアが激変している時代
・キャリアデザインとキャリアドリフト
・「アイデンティティ」不安と承認欲求
3 本論
・地域プロジェクトへの参加についてのアンケート調査
(イナカレッジや他の地域プロジェクト参加者へのアンケート)
・地域プロジェクト参加者へのヒアリング調査
・社会人2,3年目の人へのヒアリング調査
・「田舎」で得られる「親和的承認」(存在承認)
・「キャリアデザイン」以外のキャリア観の実例に出会う
・「やりたいことがわからない」という悩みは
アイデンティティの課題と直結している。
・解決策は「やりたいことを決める」ことではなくて、
自らの存在を承認し、キャリアドリフト的な、
「やりたいことがわからなくても前に進んでいける」状態に置くこと
・チーム作り~「場のチカラ」を高める
・「参加」のデザイン~ゴールづくりに参加・同意しているか
・ふりかえり~「予測不可能性」というエンターテイメント
4 結論
5 おわりに
という感じ。
まだ途中だけど。
2018年08月06日
「消費財化」という思考停止の罠
「働き方」から「暮らし方」へのシフトが起こっている。
大げさに言えば、「あり方」へのシフトが始まっている。
西村佳哲さんは著書「自分をいかして生きる」の中で
こう語っている。
以下参考ブログ
http://hero.niiblo.jp/e484009.html
(17.2.13東洋的キャリアのつくり方)
http://hero.niiblo.jp/e484019.html
(17.2.14対話型キャリア形成)
http://hero.niiblo.jp/e484047.html
(17.2.17発酵しながら生きる)
~~~あらためて引用
でも本人の実感以外のところから、まるで倫理や徳や常識のように語られる
「働くことは喜びである」といった言い切りには同意しきれない。
それが〈自分の仕事〉ならむろん働くことは喜びになると思うが、
そう思い込まされるようなファシリテーションが社会に施されているとしたら?
そもそもこの、働くことはよいことであるという考え方は、
人類史の途中から姿をあらわしたものだ。
その時々の為政者や権力によって人々に与えられてきた痕跡も見受けられる。
これは労働文化史の領域では決して斬新な視点ではない。
働くことをよしとする価値観は、近世のヨーロッパで生まれ、
キリスト教と産業革命を足がかりに世界へ広がった。
労働や働くことをよしとする考え方は、
共産主義においても資本主義においても機能した。
それは都市化・数量化・産業化の流れに沿って広がった
近代以降の価値観であって、それ以前の社会には、実はあまり見られないという。
人は、より生きているという実感に喜びをおぼえる。
仕事はその感覚を得やすい媒体のひとつである、というだけのことだ。
ただ働くことだけが、わたしたちの生を充足させるわけじゃない。
価値観の形成過程に誘導性も感じられるので、
このことについては、むしろ慎重でいたい。
~~~ここまで引用
そう。
仕事はその感覚を得やすい媒体のひとつである、
ということだけなのだ。
その上で西村さんは
目に見えている仕事を島にたとえ、
そこの目に見えない部分には、
それを支える知識・技術
さらにその下の考え方、価値観
さらにその下にあり方、存在があると説明した。
そう。
西村さんが言っていた「働き方」は
「あり方、存在」を問いかけるようなものだった。
今や、「働き方」が消費財となってしまった感がある。
というか、この社会は、
あらゆるものを消費財としてしまう。
ノマドワーカー。
コワーキング。
パラレルキャリア。
いまや、「働き方」そのものがビジネスとなっている。
そんな中。
イナカレッジインターンが問いかけるもの。
それは「暮らし」であり、「暮らし方」だ。
まあ、「暮らし方」に関しても、
うっかりしていると、「ていねいな暮らし」みたいな
キーワードで消費財化してしまう。
消費財化が別に悪いわけではないのだけど、
その答えを自分の中に求めずに、
他者の考えを取り入れたり、何かを購入することによって
達成できると思うような思考になってしまうことは、
長期的に見れば、本質的には不安なままである。
http://hero.niiblo.jp/e487798.html
「働き方」と「暮らし方」(18.7.23)
イナカレッジの説明会に来た大学生に響いた
キーワードは「暮らし方」だった。
そう、「働き方」は「暮らし方」に包括されている。
そして、暮らしをまず見つめたいということだった。
そういえば、「イナカレッジ」は、2004年10月
新潟県中越地震の復興を目的とした団体が母体だ。
団体がやってきたことは、
よそ者がデザインした計画を押し付けるのではなく、
中山間地の暮らしに寄り添いながら、
「復興」そして「地域の未来」そのものを共に考え、
共に汗を流すことだった。
そこに共通するような「答え」は存在しない。
対話を通して、活動実践を通して、
仮説をつくり、実践して、検証を行い、
また新たな仮説を立てる。
その繰り返ししかない。
たぶん「暮らし」ってそういうものだ。
そもそも不確定要素が多すぎるし。
おそらくは
「働き方」っていうのも同じなんだよね。
ところが、これまで、
というか西村さんも上に書いてあるように
「働くことは美徳である」的な価値観を、
教育によって植えつけられている自分たちは、
「働き方」にさえ「答え」があるような気がして、
「正解」を探してしまう。
それはたぶん思考停止の罠だ。
「暮らし」には正解がない。
「仮説」を立てるには、「感性」を発動させて、
自然の声、住民の声を聴かなければならない。
考え続けて、仮説を検証し続けなきゃならない。
それは終わりのない道だ。
でも、たぶん終わりなんてないんだ。
「価値」とは何か?を問い、
それを「誰に」届けるべきか?
それが仕事であり、
暮らしは「価値」を自分や家族にとどけることだ。
そんな答えのない旅への第1歩となるのが
「暮らし方」インターンなのかもしれない。
なんか、いいネーミングないかなあ。
http://hero.niiblo.jp/e487730.html
これまでの「物語」をつなぎ、これからの「物語」を始めていく(18.7.11)
「保田小魂」に匹敵するような
キーコンセプトを必要としている。
大げさに言えば、「あり方」へのシフトが始まっている。
西村佳哲さんは著書「自分をいかして生きる」の中で
こう語っている。
以下参考ブログ
http://hero.niiblo.jp/e484009.html
(17.2.13東洋的キャリアのつくり方)
http://hero.niiblo.jp/e484019.html
(17.2.14対話型キャリア形成)
http://hero.niiblo.jp/e484047.html
(17.2.17発酵しながら生きる)
~~~あらためて引用
でも本人の実感以外のところから、まるで倫理や徳や常識のように語られる
「働くことは喜びである」といった言い切りには同意しきれない。
それが〈自分の仕事〉ならむろん働くことは喜びになると思うが、
そう思い込まされるようなファシリテーションが社会に施されているとしたら?
そもそもこの、働くことはよいことであるという考え方は、
人類史の途中から姿をあらわしたものだ。
その時々の為政者や権力によって人々に与えられてきた痕跡も見受けられる。
これは労働文化史の領域では決して斬新な視点ではない。
働くことをよしとする価値観は、近世のヨーロッパで生まれ、
キリスト教と産業革命を足がかりに世界へ広がった。
労働や働くことをよしとする考え方は、
共産主義においても資本主義においても機能した。
それは都市化・数量化・産業化の流れに沿って広がった
近代以降の価値観であって、それ以前の社会には、実はあまり見られないという。
人は、より生きているという実感に喜びをおぼえる。
仕事はその感覚を得やすい媒体のひとつである、というだけのことだ。
ただ働くことだけが、わたしたちの生を充足させるわけじゃない。
価値観の形成過程に誘導性も感じられるので、
このことについては、むしろ慎重でいたい。
~~~ここまで引用
そう。
仕事はその感覚を得やすい媒体のひとつである、
ということだけなのだ。
その上で西村さんは
目に見えている仕事を島にたとえ、
そこの目に見えない部分には、
それを支える知識・技術
さらにその下の考え方、価値観
さらにその下にあり方、存在があると説明した。
そう。
西村さんが言っていた「働き方」は
「あり方、存在」を問いかけるようなものだった。
今や、「働き方」が消費財となってしまった感がある。
というか、この社会は、
あらゆるものを消費財としてしまう。
ノマドワーカー。
コワーキング。
パラレルキャリア。
いまや、「働き方」そのものがビジネスとなっている。
そんな中。
イナカレッジインターンが問いかけるもの。
それは「暮らし」であり、「暮らし方」だ。
まあ、「暮らし方」に関しても、
うっかりしていると、「ていねいな暮らし」みたいな
キーワードで消費財化してしまう。
消費財化が別に悪いわけではないのだけど、
その答えを自分の中に求めずに、
他者の考えを取り入れたり、何かを購入することによって
達成できると思うような思考になってしまうことは、
長期的に見れば、本質的には不安なままである。
http://hero.niiblo.jp/e487798.html
「働き方」と「暮らし方」(18.7.23)
イナカレッジの説明会に来た大学生に響いた
キーワードは「暮らし方」だった。
そう、「働き方」は「暮らし方」に包括されている。
そして、暮らしをまず見つめたいということだった。
そういえば、「イナカレッジ」は、2004年10月
新潟県中越地震の復興を目的とした団体が母体だ。
団体がやってきたことは、
よそ者がデザインした計画を押し付けるのではなく、
中山間地の暮らしに寄り添いながら、
「復興」そして「地域の未来」そのものを共に考え、
共に汗を流すことだった。
そこに共通するような「答え」は存在しない。
対話を通して、活動実践を通して、
仮説をつくり、実践して、検証を行い、
また新たな仮説を立てる。
その繰り返ししかない。
たぶん「暮らし」ってそういうものだ。
そもそも不確定要素が多すぎるし。
おそらくは
「働き方」っていうのも同じなんだよね。
ところが、これまで、
というか西村さんも上に書いてあるように
「働くことは美徳である」的な価値観を、
教育によって植えつけられている自分たちは、
「働き方」にさえ「答え」があるような気がして、
「正解」を探してしまう。
それはたぶん思考停止の罠だ。
「暮らし」には正解がない。
「仮説」を立てるには、「感性」を発動させて、
自然の声、住民の声を聴かなければならない。
考え続けて、仮説を検証し続けなきゃならない。
それは終わりのない道だ。
でも、たぶん終わりなんてないんだ。
「価値」とは何か?を問い、
それを「誰に」届けるべきか?
それが仕事であり、
暮らしは「価値」を自分や家族にとどけることだ。
そんな答えのない旅への第1歩となるのが
「暮らし方」インターンなのかもしれない。
なんか、いいネーミングないかなあ。
http://hero.niiblo.jp/e487730.html
これまでの「物語」をつなぎ、これからの「物語」を始めていく(18.7.11)
「保田小魂」に匹敵するような
キーコンセプトを必要としている。
2018年06月01日
19歳のための本屋
2011年7月にツルハシブックスの地下1Fで
始まった「地下古本コーナーHAKKUTSU」。
入場できるのは29歳以下だった。
20代のうちに行っておかなければ、
って遠くから人が来た。
でも、テレビを見た人の声の中には
「企画は面白いけど、本はイマイチ」
っていうのもあった。
たしかに、29歳以下の若者へって言われると、
自分が新入社員の時に読んでいたビジネス自己啓発書とか
贈りたくなる気持ちはわかる。
サンクチュアリ出版の金子さん、
トーハンの水井さんに声をかけられ、
ブックスタマの加藤社長に出会い、
東京で、「暗やみ本屋ハックツ」を立ち上げることになったとき。
新潟と同じように29歳以下にするか、
10代、つまり19歳以下に限定するか、
議論が分かれた。
10代限定にしたら、近隣の人しか入場できない。
一番フットワークの軽い20代を切ることになるからだ。
僕は最後まで、10代限定をゆずらず、
2015年9月に「10代限定の古本屋 暗やみ本屋ハックツ」が誕生した。
10代の集客は困難を極めた。
まず、東京の高校生はチラシをもらってくれない。
差し出したチラシを華麗にスルーしている。
耳にはイヤホン刺さっているし。
無視され続けても、
金子さんはチラシを配っていた。
熱い。
そのオープン記念イベントを、
東京だけじゃなくて、岡山と福岡でも
やったのだけど。
その時に出てきたコンセプトが「手紙」だった。
「暗やみ本屋ハックツ」は手紙。
本を通して「手紙」を届ける
そういう本屋なんだって思った。
いま、フリーになって、
あらためて。
誰に「手紙」を届けたいのか?
って考える。
2002年にNPOを立ち上げた時の
僕の顧客は15歳だった。
2年前の元日、
植松さんの本を読んで、
20歳に届けたいと思った。
http://hero.niiblo.jp/e475845.html
やったことがないことをやりたがる人(16.1.1)
ちなみに「つながる米屋コメタク」は、19歳に、ってなっている。
https://faavo.jp/niigata/project/1381
そして昨日のブログ。
http://hero.niiblo.jp/e487501.html
「やりたいことがわからない」と「自分に自信がない」(18.5.31)
これを届けるには。
「19歳のための本屋」っていうのはありかもしれない。
別に本屋でなくてもいいのだけど。
米も売りたいし。
そういうコンセプトで本を選んでみるのもいいなと。
選書のテーマは「自由」。
ちょっと大げさだけど、人が本を読むのは
そこに自由があるから。
自動車学校とコラボした商品とか作りたいなと。
自動車学校期間中に読む本をセレクトするとか。
そういうやつ、やります。
始まった「地下古本コーナーHAKKUTSU」。
入場できるのは29歳以下だった。
20代のうちに行っておかなければ、
って遠くから人が来た。
でも、テレビを見た人の声の中には
「企画は面白いけど、本はイマイチ」
っていうのもあった。
たしかに、29歳以下の若者へって言われると、
自分が新入社員の時に読んでいたビジネス自己啓発書とか
贈りたくなる気持ちはわかる。
サンクチュアリ出版の金子さん、
トーハンの水井さんに声をかけられ、
ブックスタマの加藤社長に出会い、
東京で、「暗やみ本屋ハックツ」を立ち上げることになったとき。
新潟と同じように29歳以下にするか、
10代、つまり19歳以下に限定するか、
議論が分かれた。
10代限定にしたら、近隣の人しか入場できない。
一番フットワークの軽い20代を切ることになるからだ。
僕は最後まで、10代限定をゆずらず、
2015年9月に「10代限定の古本屋 暗やみ本屋ハックツ」が誕生した。
10代の集客は困難を極めた。
まず、東京の高校生はチラシをもらってくれない。
差し出したチラシを華麗にスルーしている。
耳にはイヤホン刺さっているし。
無視され続けても、
金子さんはチラシを配っていた。
熱い。
そのオープン記念イベントを、
東京だけじゃなくて、岡山と福岡でも
やったのだけど。
その時に出てきたコンセプトが「手紙」だった。
「暗やみ本屋ハックツ」は手紙。
本を通して「手紙」を届ける
そういう本屋なんだって思った。
いま、フリーになって、
あらためて。
誰に「手紙」を届けたいのか?
って考える。
2002年にNPOを立ち上げた時の
僕の顧客は15歳だった。
2年前の元日、
植松さんの本を読んで、
20歳に届けたいと思った。
http://hero.niiblo.jp/e475845.html
やったことがないことをやりたがる人(16.1.1)
ちなみに「つながる米屋コメタク」は、19歳に、ってなっている。
https://faavo.jp/niigata/project/1381
そして昨日のブログ。
http://hero.niiblo.jp/e487501.html
「やりたいことがわからない」と「自分に自信がない」(18.5.31)
これを届けるには。
「19歳のための本屋」っていうのはありかもしれない。
別に本屋でなくてもいいのだけど。
米も売りたいし。
そういうコンセプトで本を選んでみるのもいいなと。
選書のテーマは「自由」。
ちょっと大げさだけど、人が本を読むのは
そこに自由があるから。
自動車学校とコラボした商品とか作りたいなと。
自動車学校期間中に読む本をセレクトするとか。
そういうやつ、やります。
2018年05月19日
「かえるライブラリー」はじめます
就活生のように自己分析してみる。
現代美術家。
問いを投げかける人。
余白デザイナー。
場と心に余白をデザインする人。
ツルハシブックス劇団員。
「本屋のような劇場」で演じる人。
そんな感じ。
1999年に始まったまきどき村は
「豊かさとは?」っていう表現活動だったし、
「人生最高の朝ごはん」っていうネーミングにも
問いが詰まっている。
2002年1月に15歳のシンタロウに出会ってからは、
中学生高校生が心を開く場、地域参画するデザインを
探ってきた。
2004年10月の中越地震をきっかけに始まったのが
「遊びとまなびの寺子屋 虹のひろば」
近所の小学生が近所のじいちゃんばあちゃんに
昔の遊びを教えてもらうというコンセプト
2007年10月に大阪から中村憲和(現:わくわくスイッチ)さん
を呼び寄せてスタートしたのが「起業家留学」
大学生が地域のキラリと光る中小企業で
長期実践型インターンシップに取り組む事業だ。
キーワードは「挑戦」かな。
2011年3月に「ジブン発掘本屋 ツルハシブックス」を開店。
ここで初めて「場」という考え方を知ったかもしれない。
地下古本コーナー「HAKKUTSU」で
地域の大人や本と中高生の偶然の出会いを演出した。
ツルハシブックスのキーワードは「偶然」だ。
2015年1月に茨城へ移住し、大学の職員を経験。
その時に、ツルハシブックスの「店員サムライ」制度が
劇場として機能し、さらなる「偶然」を生み出した。
「偶然を生み続ける劇場」としての本屋を見た。
2015年12月放送「のぞき見」
https://www.youtube.com/watch?v=bYq8iDb_ei4
2015年9月の「暗やみ本屋ハックツ」を東京でスタート。
「10代」というキーワードにチャレンジしたおかげで、
寄贈本のクオリティが劇的に上がった。
2016年4月には茅ヶ崎市美術館で「ハックツ展」として
(=正式名称「あなたが未来に託す想い展」)
地域で働く大人たちが選んだ本が
美術館のエントランスに並んだ。
そして今は、「本の処方箋」ということで、
あなたの悩みに本を処方するっていうのをやっている。
「本屋」というよりは、
「本を介したコミュニケーションデザイン屋さん」
をやっているのだなあと思う。
その先にあるものは、
吉田松陰先生が野山獄と松下村塾でやった
「学びあいで希望の灯を灯す。」
ということかなあと思う。
この前のチャレコミの研修で
副業・兼業の分科会でも思ったけど、
キーワードは「ともに学ぶ場づくり」なんだろうと思う。
そしてそれこそがエンターテイメントの本質である、
「予測不可能性」を体感する場なのではないか。
あとは、「パートナーシップ」という思想。
「ともに学ぶ場づくり」によって生み出された関係性は
「パートナーシップ」である。
つまり、ともに学ぶ同志になる。
組織が組織である意味は、分業や効率化ではなく、
「パートナーシップ」で新たな価値を生み出す
からであるだろうと思う。
「パートナーシップ」というスタンスを持ちながら、
チームで新たな価値を生み出していく。
そんな組織づくり会社づくり地域づくりができたらなあと思う。
そこに向かう方法論として、
2018年6月にリリースするのが
「かえるライブラリー」だ。
https://twitter.com/kaeru_library
地域の人たちのチームが
古本屋的なライブラリーを運営しながら、
若者にどんどん本と思いをパスしていく。
そこから生まれるフラットな関係性、
つまり「パートナーシップ」や
贈与のお返しの連鎖がきっかけとなって、
地域参画する若者が増えていく。
そんなプロジェクトをつくっていくこと。
ひとまずはここから、かな。
現代美術家。
問いを投げかける人。
余白デザイナー。
場と心に余白をデザインする人。
ツルハシブックス劇団員。
「本屋のような劇場」で演じる人。
そんな感じ。
1999年に始まったまきどき村は
「豊かさとは?」っていう表現活動だったし、
「人生最高の朝ごはん」っていうネーミングにも
問いが詰まっている。
2002年1月に15歳のシンタロウに出会ってからは、
中学生高校生が心を開く場、地域参画するデザインを
探ってきた。
2004年10月の中越地震をきっかけに始まったのが
「遊びとまなびの寺子屋 虹のひろば」
近所の小学生が近所のじいちゃんばあちゃんに
昔の遊びを教えてもらうというコンセプト
2007年10月に大阪から中村憲和(現:わくわくスイッチ)さん
を呼び寄せてスタートしたのが「起業家留学」
大学生が地域のキラリと光る中小企業で
長期実践型インターンシップに取り組む事業だ。
キーワードは「挑戦」かな。
2011年3月に「ジブン発掘本屋 ツルハシブックス」を開店。
ここで初めて「場」という考え方を知ったかもしれない。
地下古本コーナー「HAKKUTSU」で
地域の大人や本と中高生の偶然の出会いを演出した。
ツルハシブックスのキーワードは「偶然」だ。
2015年1月に茨城へ移住し、大学の職員を経験。
その時に、ツルハシブックスの「店員サムライ」制度が
劇場として機能し、さらなる「偶然」を生み出した。
「偶然を生み続ける劇場」としての本屋を見た。
2015年12月放送「のぞき見」
https://www.youtube.com/watch?v=bYq8iDb_ei4
2015年9月の「暗やみ本屋ハックツ」を東京でスタート。
「10代」というキーワードにチャレンジしたおかげで、
寄贈本のクオリティが劇的に上がった。
2016年4月には茅ヶ崎市美術館で「ハックツ展」として
(=正式名称「あなたが未来に託す想い展」)
地域で働く大人たちが選んだ本が
美術館のエントランスに並んだ。
そして今は、「本の処方箋」ということで、
あなたの悩みに本を処方するっていうのをやっている。
「本屋」というよりは、
「本を介したコミュニケーションデザイン屋さん」
をやっているのだなあと思う。
その先にあるものは、
吉田松陰先生が野山獄と松下村塾でやった
「学びあいで希望の灯を灯す。」
ということかなあと思う。
この前のチャレコミの研修で
副業・兼業の分科会でも思ったけど、
キーワードは「ともに学ぶ場づくり」なんだろうと思う。
そしてそれこそがエンターテイメントの本質である、
「予測不可能性」を体感する場なのではないか。
あとは、「パートナーシップ」という思想。
「ともに学ぶ場づくり」によって生み出された関係性は
「パートナーシップ」である。
つまり、ともに学ぶ同志になる。
組織が組織である意味は、分業や効率化ではなく、
「パートナーシップ」で新たな価値を生み出す
からであるだろうと思う。
「パートナーシップ」というスタンスを持ちながら、
チームで新たな価値を生み出していく。
そんな組織づくり会社づくり地域づくりができたらなあと思う。
そこに向かう方法論として、
2018年6月にリリースするのが
「かえるライブラリー」だ。
https://twitter.com/kaeru_library
地域の人たちのチームが
古本屋的なライブラリーを運営しながら、
若者にどんどん本と思いをパスしていく。
そこから生まれるフラットな関係性、
つまり「パートナーシップ」や
贈与のお返しの連鎖がきっかけとなって、
地域参画する若者が増えていく。
そんなプロジェクトをつくっていくこと。
ひとまずはここから、かな。
2018年03月04日
WHYから始まる学習塾
学習塾×哲学カフェ×本屋
みたいな場所ができないだろうか
数学とは何か?
英語とは何か?
なぜ、英語は主語の次に動詞が来るのか。
日本語はそうではないのか。
ニュートンは思ったのだという。
リンゴは気から落ちるのに
なぜ、月は落ちないんだろう?と
センス・オブ・ワンダー
不思議だ。
と思った時に、好奇心が作動する。
なぜ?だ。
子どもは、なぜ?なぜ?の怪物だ。
不思議に思ったことをなんでも大人に聞いてくる。
それこそが
センス・オブ・ワンダーなのだ。
大人になると、
いつの間にか、WHY?と考えることが減ってくる。
大人にとって大切なセンス・オブ・ワンダーは
「違和感」ではないだろうか。
「感性」というと、
キレイに聞こえるかもしれない。
たぶん、使われ方は、
きれいだとか、美しいとか、感動した、とか
ポジティブな意味の心の動きを「感性」と呼び、
ネガティブな心の動きを「違和感」と呼んでいるように思う。
僕にとっては、15歳の不登校の少年に出会い、
まったく話してくれなかった彼が、
だんだんと心を開き、話せるようになったのは
「違和感」でしかなかった。
「違和感」を言語化する。
それが、仕事にとって大切なのではないか。
なぜなら、「違和感」の先にお客がいるからね。
だからこそ、子どものころに、
なぜ?を大切にすること。
それってすごく大切なことだと思う。
そんな私塾をつくれないだろうかと思う。
学習塾×哲学カフェ×本屋
みたいな場所。
子どもだけじゃなく、
なぜ?を考えたい大人たちも参加できるような
本屋さん。
WHYから始める学習塾。
目的は、センスオブワンダーを保ちながら、
学びへの意欲を高めていくこと。
学びのモチベーションを上げる。
それこそがみんながほしいものなのではないだろうか。
知識基盤社会においては、
学び続ける力こそが生きる力になっていく。
みたいな場所ができないだろうか
数学とは何か?
英語とは何か?
なぜ、英語は主語の次に動詞が来るのか。
日本語はそうではないのか。
ニュートンは思ったのだという。
リンゴは気から落ちるのに
なぜ、月は落ちないんだろう?と
センス・オブ・ワンダー
不思議だ。
と思った時に、好奇心が作動する。
なぜ?だ。
子どもは、なぜ?なぜ?の怪物だ。
不思議に思ったことをなんでも大人に聞いてくる。
それこそが
センス・オブ・ワンダーなのだ。
大人になると、
いつの間にか、WHY?と考えることが減ってくる。
大人にとって大切なセンス・オブ・ワンダーは
「違和感」ではないだろうか。
「感性」というと、
キレイに聞こえるかもしれない。
たぶん、使われ方は、
きれいだとか、美しいとか、感動した、とか
ポジティブな意味の心の動きを「感性」と呼び、
ネガティブな心の動きを「違和感」と呼んでいるように思う。
僕にとっては、15歳の不登校の少年に出会い、
まったく話してくれなかった彼が、
だんだんと心を開き、話せるようになったのは
「違和感」でしかなかった。
「違和感」を言語化する。
それが、仕事にとって大切なのではないか。
なぜなら、「違和感」の先にお客がいるからね。
だからこそ、子どものころに、
なぜ?を大切にすること。
それってすごく大切なことだと思う。
そんな私塾をつくれないだろうかと思う。
学習塾×哲学カフェ×本屋
みたいな場所。
子どもだけじゃなく、
なぜ?を考えたい大人たちも参加できるような
本屋さん。
WHYから始める学習塾。
目的は、センスオブワンダーを保ちながら、
学びへの意欲を高めていくこと。
学びのモチベーションを上げる。
それこそがみんながほしいものなのではないだろうか。
知識基盤社会においては、
学び続ける力こそが生きる力になっていく。
2017年09月28日
ハックツの「手紙」ブランディング
鮫ヶ浦水曜日郵便局
https://samegaura-wed-post.jp/
水曜日にだけ開局する郵便局。
というアートプロジェクト。
もともとは熊本の赤崎で行われていたプロジェクト
http://www.akasaki-wed-post.jp/
ここのロケーションもすごい。
アートとは、日常に問いを投げかけることだ。
と僕は北澤潤さんに教えてもらったのだけど。
まさに水曜日郵便局は、そんなプロジェクトだ。
水曜日という限定で
全国からやってきた手紙を交換して
誰かに届ける。
見知らぬ人の水曜日の手紙が届ける。
いままで1万通以上の
手紙がやりとりされたのだという。
なんか、ハックツは手紙だって
2年前に気づいたのだけど、
(いや、そもそも仕事が手紙だってことね)
そういう意味では、
もっとブランディングを手紙に寄せていっても
いいのかも、って思いました。
便箋とは言わないけど、
手紙っぽく、紙を選べるようにしたり。
寄贈されたときに消印押すとか。
そういうブランディングがあってもいいのかも。
水曜日郵便局は、
「生きてる感」のアートだと思った。
「いま生きてるぜ」っていう感覚を必要としているのだなと。
そういう意味では、
10代に本を通じて手紙を届ける「暗やみ本屋ハックツ」
もなかなかいい線いっていると思うんだよね。
仕事ってホントは手紙を届けるようなもんじゃないの?
そんな問いを世の中に発信しつつ、
世界はひとつじゃないことを10代に伝えたい。
https://samegaura-wed-post.jp/
水曜日にだけ開局する郵便局。
というアートプロジェクト。
もともとは熊本の赤崎で行われていたプロジェクト
http://www.akasaki-wed-post.jp/
ここのロケーションもすごい。
アートとは、日常に問いを投げかけることだ。
と僕は北澤潤さんに教えてもらったのだけど。
まさに水曜日郵便局は、そんなプロジェクトだ。
水曜日という限定で
全国からやってきた手紙を交換して
誰かに届ける。
見知らぬ人の水曜日の手紙が届ける。
いままで1万通以上の
手紙がやりとりされたのだという。
なんか、ハックツは手紙だって
2年前に気づいたのだけど、
(いや、そもそも仕事が手紙だってことね)
そういう意味では、
もっとブランディングを手紙に寄せていっても
いいのかも、って思いました。
便箋とは言わないけど、
手紙っぽく、紙を選べるようにしたり。
寄贈されたときに消印押すとか。
そういうブランディングがあってもいいのかも。
水曜日郵便局は、
「生きてる感」のアートだと思った。
「いま生きてるぜ」っていう感覚を必要としているのだなと。
そういう意味では、
10代に本を通じて手紙を届ける「暗やみ本屋ハックツ」
もなかなかいい線いっていると思うんだよね。
仕事ってホントは手紙を届けるようなもんじゃないの?
そんな問いを世の中に発信しつつ、
世界はひとつじゃないことを10代に伝えたい。
2017年08月31日
KJ法の意味
ここのところ、
メモ代わりに書いているブログ
今日はKJ法について。
ワークショップの
語源はworkshop:作業場・仕事場
これには
factory:工場、製造所ではなく、
というニュアンスが含まれているのだという。
では、いま、なぜ「ワークショップ」
なのでしょうか。
「課題先進国」
って聞いたことありますか?
急速に「先進国」と呼ばれる国の
仲間入りをしたとされている日本は、
多くの課題が押し寄せてくるのだといわれます。
・少子高齢化
・食料自給率
・エネルギー問題
・環境破壊
などなど、これらを解決するのは容易ではありません。
そしてもうひとつ、
人工知能(AI)の発達や
ロボット技術の進化
クラウドソーシング
などによって、働き方も大きく変わってくると言われます。
これから
なくなっていく仕事
なくならない仕事
って聞いたことありますか?
どんな仕事がなくなる?
どんな仕事がなくならない?
なくならない仕事といわれているのは
医師、カウンセラー、経営者などですね。
どんな仕事がなくならないか?
「コミュニケーション」と「イノベーション」
じゃあ、それをひとりひとりが身につけなければ
いけないのか?
そのそもイノベーションは個人のチカラで
起こるんでしょうか?
ひとりの天才が課題を解決するのでしょうか?
そんなことはありません。
⇒「場のチカラ」「チームのチカラ」
でイノベーションを生み出していくことが
これから求められているのではないでしょうか。
今日から3日間、グループで行います、
「ワークショップ」とは、まさに
「コミュニケーション」によって「イノベーション」、
つまり課題解決などを生み出す
方法であると思います。
では、ワークショップとは、
どんなものなのでしょうか。
さきほども言いましたが、
ワークショップは、
ファクトリーに対する言葉として
使われました。
詳しくは昨日のブログで。
http://hero.niiblo.jp/e485718.html
そんなワークショップの
もっとも基本的な方法である
KJ法について、今日は紹介して、
実際にやってみます。
KJ法のKJって何の略だか知っていますか?
川喜田二郎
Kawakita Jiro
なんです。
人の名前です。
川喜田二郎さん
ポストイットを使って、
考えを整理する方法を生み出した人です。
ポストイットに自分の考えを書いて、貼っていく。
これの何がすごいんでしょうか?
1 全員の意見が出せる
2 意見と人を分離する
3 並び替えられる⇒新結合が起こる
川喜田さんはこう言ったそうです。
「ラベルに語らせろ」
さて、じゃあこれからやってみます。
簡単な約束事があります。
1 自由奔放
2 質より量
3 否定しない
4 便乗歓迎
3と4は
Yes,andとしても使われていますね。
いいね、それ。
そしたらこんなこともできるんじゃない?
っていう風にいったん、受け止めて、乗っかる。
さて、やってみましょう。
メモ代わりに書いているブログ
今日はKJ法について。
ワークショップの
語源はworkshop:作業場・仕事場
これには
factory:工場、製造所ではなく、
というニュアンスが含まれているのだという。
では、いま、なぜ「ワークショップ」
なのでしょうか。
「課題先進国」
って聞いたことありますか?
急速に「先進国」と呼ばれる国の
仲間入りをしたとされている日本は、
多くの課題が押し寄せてくるのだといわれます。
・少子高齢化
・食料自給率
・エネルギー問題
・環境破壊
などなど、これらを解決するのは容易ではありません。
そしてもうひとつ、
人工知能(AI)の発達や
ロボット技術の進化
クラウドソーシング
などによって、働き方も大きく変わってくると言われます。
これから
なくなっていく仕事
なくならない仕事
って聞いたことありますか?
どんな仕事がなくなる?
どんな仕事がなくならない?
なくならない仕事といわれているのは
医師、カウンセラー、経営者などですね。
どんな仕事がなくならないか?
「コミュニケーション」と「イノベーション」
じゃあ、それをひとりひとりが身につけなければ
いけないのか?
そのそもイノベーションは個人のチカラで
起こるんでしょうか?
ひとりの天才が課題を解決するのでしょうか?
そんなことはありません。
⇒「場のチカラ」「チームのチカラ」
でイノベーションを生み出していくことが
これから求められているのではないでしょうか。
今日から3日間、グループで行います、
「ワークショップ」とは、まさに
「コミュニケーション」によって「イノベーション」、
つまり課題解決などを生み出す
方法であると思います。
では、ワークショップとは、
どんなものなのでしょうか。
さきほども言いましたが、
ワークショップは、
ファクトリーに対する言葉として
使われました。
詳しくは昨日のブログで。
http://hero.niiblo.jp/e485718.html
そんなワークショップの
もっとも基本的な方法である
KJ法について、今日は紹介して、
実際にやってみます。
KJ法のKJって何の略だか知っていますか?
川喜田二郎
Kawakita Jiro
なんです。
人の名前です。
川喜田二郎さん
ポストイットを使って、
考えを整理する方法を生み出した人です。
ポストイットに自分の考えを書いて、貼っていく。
これの何がすごいんでしょうか?
1 全員の意見が出せる
2 意見と人を分離する
3 並び替えられる⇒新結合が起こる
川喜田さんはこう言ったそうです。
「ラベルに語らせろ」
さて、じゃあこれからやってみます。
簡単な約束事があります。
1 自由奔放
2 質より量
3 否定しない
4 便乗歓迎
3と4は
Yes,andとしても使われていますね。
いいね、それ。
そしたらこんなこともできるんじゃない?
っていう風にいったん、受け止めて、乗っかる。
さて、やってみましょう。
2017年08月29日
「ワークショップ」
人工知能(AI)・ロボット時代が
まもなく訪れ、たくさんの仕事が
自動化され、職を失う人が増えるという。
それに替わられない仕事とはなんだろう?
という問いが投げかけられている。
医師やカウンセラー・教師・経営者などが
無くならない仕事として挙げられている。
これをある人が
「イノベーション」と「コミュニケーション」
が必要な仕事であると言う。
たしかに。
そして、人口減少・少子高齢化など、
たくさんの地域課題が山積している中、
それを解決するアイデアはだれも持っていない。
「アイデアのつくり方」(ジェームス・ヤング)
「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
それを個人ではなく、
チームの力、場の力によって
出そうというのが「ワークショップ」です。
「ワークショップ」とは、
「ファクトリー」に対する言葉として、
使われ始めました。
http://hero.niiblo.jp/e481697.html
(2016.8.31 いまなぜ「ワークショップ」か)
で、ルール説明。
ブレストの基本。
発散のために
1 自由奔放
2 質より量
3 否定しない(Yes,and)
4 便乗歓迎
収束のために
1 肯定的であれ
2 配慮せよ。粗い判断をせず全てのアイデアを公平に検討せよ
3 目標をチェックせよ
4 アイデアを改良せよ
5 新しさをよく考慮せよ
なるほど。
こんな感じ。
まもなく訪れ、たくさんの仕事が
自動化され、職を失う人が増えるという。
それに替わられない仕事とはなんだろう?
という問いが投げかけられている。
医師やカウンセラー・教師・経営者などが
無くならない仕事として挙げられている。
これをある人が
「イノベーション」と「コミュニケーション」
が必要な仕事であると言う。
たしかに。
そして、人口減少・少子高齢化など、
たくさんの地域課題が山積している中、
それを解決するアイデアはだれも持っていない。
「アイデアのつくり方」(ジェームス・ヤング)
「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
それを個人ではなく、
チームの力、場の力によって
出そうというのが「ワークショップ」です。
「ワークショップ」とは、
「ファクトリー」に対する言葉として、
使われ始めました。
http://hero.niiblo.jp/e481697.html
(2016.8.31 いまなぜ「ワークショップ」か)
で、ルール説明。
ブレストの基本。
発散のために
1 自由奔放
2 質より量
3 否定しない(Yes,and)
4 便乗歓迎
収束のために
1 肯定的であれ
2 配慮せよ。粗い判断をせず全てのアイデアを公平に検討せよ
3 目標をチェックせよ
4 アイデアを改良せよ
5 新しさをよく考慮せよ
なるほど。
こんな感じ。
2017年08月24日
地域×リベラルアーツな本屋
たぶん、これがやりたかったこと。
誰かがやらなきゃいけないこと。
企画を立てるときに思い出すのは、
大阪ボランティア協会の
早瀬昇さんの講演。
1998年。
まきどき村を立ち上げる前。
ボランティアを始める人には、2つの条件がある。
「思い込み」と「思い上がり」だ
「これが世の中に必要」という「思い込み」と
「これができるのは自分しかいない」という「思い上がり」
この一言に、僕は気持ちが楽になった。
僕がやろうとしていることは、「思い込み」と「思い上がり」、
つまり、「勘違い」なんだな、と。
謎がひとつ解けた。
当時僕は、「環境」とか「エコ」とか
言っていたのだけど、そんな活動を一緒に取り組んでいる
大学生たちや一部の大人たちへの違和感を抱えていた。
それは「自分が正しい」と思っている(気がした)ことだ。
「正しさ」は「こうするべき」という強制を生む。
それは活動に「楽しさ」を失わせる。
そして「楽しさ」がない活動は広がらない。
結果、課題は解決しないのだ。
「これが世の中に必要」は「思い込み」で
「これができるのは自分しかいない」は「思い上がり」である。
という前提で、
活動は立ち上げなければならない。
そうそう、仮説にすぎないんだと。
そんな前提で、ひとつの企画を考えてみる。
とある大学のとある授業で
高崎経済大学の「0号館」プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/0gokan
が取り上げられていたけど。
あれが本屋さんになったらいいんじゃないかと。
まあ、そんなにツルハシブックスと変わらないのだけどね。
キーコンセプトは堅く言えば「本物の教養」かな。

「教養のススメ」(池上彰 日経BP)
東京工業大学のリベラルアーツセンターの
教員のみなさんによる本。
これはまた今度まとめますね。
衝撃的だったのは、アメリカの大学視察の話。
「アメリカの大学は実学志向」っていうのは大いなる嘘で、
実際はハーバードも、MITも、めっちゃ教養志向だっていうこと。
経営学とか工学とか専門的なのを本格的に
学ぶのは、ビジネススクールや大学院にいってから
なんだっていうこと。
しかも教養の授業がハンパない。
次の授業までに本を75ページ読んできて、
ディスカッションしたり、毎回プレゼンがあったり、そんな感じ。
教養への熱が違う。
ということで。
大学のカリキュラムは変えられないので、
いっそ大学の前に本屋つくって、
そこでやればいいんじゃないかって。
・ひとをつなぐ本屋(きっかけ)
・プロジェクト応援(アクション)
・就職・起業応援(出口)
座学だけじゃなくて、
フィールドワークも、地域の人と
プロジェクト組んでいったりとかしていけば
いいんじゃないかなと。
まだ、ネーミングは検討中なのだけど。
○○駅前キャンバスとかね。
キャンパス(校内)ではなくて、絵を描くところね。
本屋としての売るものは、
・教科書(古本):先輩から引き継いだもの。マーカーOK
・就活応援本:地域企業のOB・OG訪問ができる本(公務員も)
・高校生向け参考書
とか、
あとはリベラルアーツ的な新刊と古本。
これは僕が基本を選びますが、いろんな読書会を開きながら
セレクトしていく。
これらをきっかけにして、自分を考えることができる。
あとは、プロジェクト支援
・ドラッカーの5つの質問(人生は経営である)
・目的地の見つけ方(ビジョンセッション)
・場のチカラ(ミーティングファシリテーション)
・ふりかえりの方法
などを伝えるワークショップを開催する。
そして就職マッチングや
おためし起業の機会提供
これは、屋台なんかをつくって、
そこで商売ができるようにしてみることからかな。
問題は、最初のはじめ方。
大学生店長とか、そういう大学生を誘いやすい設計にするのがポイント
あとはアクセス。
場所が結構大切。通りすがりの人がくるような
立地で偶然を起こすこと。
もうひとつは可能であれば、
その建物の物語があるといいなと。
僕は2006年にインターンシップ事業立ち上げをしてから、
「個人のキャリア」と「地域活動」(インターンシップ含む)
の有機的なつながりについて考えてきたのだけど、
それはやっぱり、「本」や「本屋」がつなぐのかもしれないなと。
ほかの人とアプローチが違うのは、
地域サイドよりも学生サイドから見てるっていうところかな。
あとはコミュニケーション・デザインの
方法論をたくさんもっていることかも。
さて、見えてきましたね。
誰かがやらなきゃいけないこと。
企画を立てるときに思い出すのは、
大阪ボランティア協会の
早瀬昇さんの講演。
1998年。
まきどき村を立ち上げる前。
ボランティアを始める人には、2つの条件がある。
「思い込み」と「思い上がり」だ
「これが世の中に必要」という「思い込み」と
「これができるのは自分しかいない」という「思い上がり」
この一言に、僕は気持ちが楽になった。
僕がやろうとしていることは、「思い込み」と「思い上がり」、
つまり、「勘違い」なんだな、と。
謎がひとつ解けた。
当時僕は、「環境」とか「エコ」とか
言っていたのだけど、そんな活動を一緒に取り組んでいる
大学生たちや一部の大人たちへの違和感を抱えていた。
それは「自分が正しい」と思っている(気がした)ことだ。
「正しさ」は「こうするべき」という強制を生む。
それは活動に「楽しさ」を失わせる。
そして「楽しさ」がない活動は広がらない。
結果、課題は解決しないのだ。
「これが世の中に必要」は「思い込み」で
「これができるのは自分しかいない」は「思い上がり」である。
という前提で、
活動は立ち上げなければならない。
そうそう、仮説にすぎないんだと。
そんな前提で、ひとつの企画を考えてみる。
とある大学のとある授業で
高崎経済大学の「0号館」プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/0gokan
が取り上げられていたけど。
あれが本屋さんになったらいいんじゃないかと。
まあ、そんなにツルハシブックスと変わらないのだけどね。
キーコンセプトは堅く言えば「本物の教養」かな。

「教養のススメ」(池上彰 日経BP)
東京工業大学のリベラルアーツセンターの
教員のみなさんによる本。
これはまた今度まとめますね。
衝撃的だったのは、アメリカの大学視察の話。
「アメリカの大学は実学志向」っていうのは大いなる嘘で、
実際はハーバードも、MITも、めっちゃ教養志向だっていうこと。
経営学とか工学とか専門的なのを本格的に
学ぶのは、ビジネススクールや大学院にいってから
なんだっていうこと。
しかも教養の授業がハンパない。
次の授業までに本を75ページ読んできて、
ディスカッションしたり、毎回プレゼンがあったり、そんな感じ。
教養への熱が違う。
ということで。
大学のカリキュラムは変えられないので、
いっそ大学の前に本屋つくって、
そこでやればいいんじゃないかって。
・ひとをつなぐ本屋(きっかけ)
・プロジェクト応援(アクション)
・就職・起業応援(出口)
座学だけじゃなくて、
フィールドワークも、地域の人と
プロジェクト組んでいったりとかしていけば
いいんじゃないかなと。
まだ、ネーミングは検討中なのだけど。
○○駅前キャンバスとかね。
キャンパス(校内)ではなくて、絵を描くところね。
本屋としての売るものは、
・教科書(古本):先輩から引き継いだもの。マーカーOK
・就活応援本:地域企業のOB・OG訪問ができる本(公務員も)
・高校生向け参考書
とか、
あとはリベラルアーツ的な新刊と古本。
これは僕が基本を選びますが、いろんな読書会を開きながら
セレクトしていく。
これらをきっかけにして、自分を考えることができる。
あとは、プロジェクト支援
・ドラッカーの5つの質問(人生は経営である)
・目的地の見つけ方(ビジョンセッション)
・場のチカラ(ミーティングファシリテーション)
・ふりかえりの方法
などを伝えるワークショップを開催する。
そして就職マッチングや
おためし起業の機会提供
これは、屋台なんかをつくって、
そこで商売ができるようにしてみることからかな。
問題は、最初のはじめ方。
大学生店長とか、そういう大学生を誘いやすい設計にするのがポイント
あとはアクセス。
場所が結構大切。通りすがりの人がくるような
立地で偶然を起こすこと。
もうひとつは可能であれば、
その建物の物語があるといいなと。
僕は2006年にインターンシップ事業立ち上げをしてから、
「個人のキャリア」と「地域活動」(インターンシップ含む)
の有機的なつながりについて考えてきたのだけど、
それはやっぱり、「本」や「本屋」がつなぐのかもしれないなと。
ほかの人とアプローチが違うのは、
地域サイドよりも学生サイドから見てるっていうところかな。
あとはコミュニケーション・デザインの
方法論をたくさんもっていることかも。
さて、見えてきましたね。
2017年07月24日
地域活動とキャリア形成と「場」づくり
地域活動とキャリア形成を接続する。
というか一体化する。
これがこの3年間のテーマだった。
ちょっとずつアウトプットが見えてきた。
これまでのキーワードをつなげていくと、
何かできるのかもしれないと。
「農」「食」「本」「本屋」「ハックツ」「場」
「キャリア」「インターン」「クラウドファンディング」
ひとつは、
クラウドファンディングというメディアをつかって、
地域の生産者の販売と広報を行うようなプロジェクトを
生んでいくこと。
もうひとつは、
地域の企業と学生を「本」でつなぐ、というもの。
なづけて、OB訪問付き古本屋(仮)。
これらは、
拠点となる「場」があって初めて機能するのだろうなと。
そしてその「場」は「住みたい」街づくりの実験場として
コミュニケーションと学びの機会を提供していくのだろうと。
ふるさと納税よりもリアルに、
ひとりひとりとつながる、役立てるメディアを
つくること。
それかもね。
というか一体化する。
これがこの3年間のテーマだった。
ちょっとずつアウトプットが見えてきた。
これまでのキーワードをつなげていくと、
何かできるのかもしれないと。
「農」「食」「本」「本屋」「ハックツ」「場」
「キャリア」「インターン」「クラウドファンディング」
ひとつは、
クラウドファンディングというメディアをつかって、
地域の生産者の販売と広報を行うようなプロジェクトを
生んでいくこと。
もうひとつは、
地域の企業と学生を「本」でつなぐ、というもの。
なづけて、OB訪問付き古本屋(仮)。
これらは、
拠点となる「場」があって初めて機能するのだろうなと。
そしてその「場」は「住みたい」街づくりの実験場として
コミュニケーションと学びの機会を提供していくのだろうと。
ふるさと納税よりもリアルに、
ひとりひとりとつながる、役立てるメディアを
つくること。
それかもね。
2017年06月27日
コミュニティ難民向け本屋さん
「孤独と不安のレッスン」
「売りたい」ではなく、「売らなきゃ」と思える本
http://hero.niiblo.jp/e269669.html
そういう本を売っていきたい。

コミュニティ難民のススメ。(アサダワタル 木楽舎)
手紙。
売らなきゃ、と思える本。
この本を手渡さなくちゃ、と思える本。
そんな本を売っていこうと思う。
最近は僕の周りに
コミュニティ難民な女子が多いので、
それ向けのセレクトをするのが楽しそう。
ひとまずアルプスブックキャンプでお披露目しようと。
新城劇場にも同時に発表したい。
部活をやめたばかりの
中学生高校生向けのハックツというのもいいな。
女子会に行けるような感性の強い男子も対象かな。
自分で考えること。
思考停止しないこと。
精神的に独立すること。
それが一番大切なのだろうと思う。
就職でなく、人生の経営者として、
企業とのパートナーシップ契約を結ぶ。
そういう感覚がないと、
システムはどんどん、独立を奪う。
ひとりひとりを幸せにするはずだったシステムは、
ひとりひとりを「交換可能」にし、
ひとりひとりを「顧客」から遠ざける。
顧客に「手紙」を渡せなくなる。
孤独を携えて、人生を生きる。
そんな「手紙」を僕は預かってきたのかもしれない。
「孤独と不安のレッスン」から
「コミュニティ難民のススメ」まで。
どうやってつなげていこうか、楽しみです。
「売りたい」ではなく、「売らなきゃ」と思える本
http://hero.niiblo.jp/e269669.html
そういう本を売っていきたい。

コミュニティ難民のススメ。(アサダワタル 木楽舎)
手紙。
売らなきゃ、と思える本。
この本を手渡さなくちゃ、と思える本。
そんな本を売っていこうと思う。
最近は僕の周りに
コミュニティ難民な女子が多いので、
それ向けのセレクトをするのが楽しそう。
ひとまずアルプスブックキャンプでお披露目しようと。
新城劇場にも同時に発表したい。
部活をやめたばかりの
中学生高校生向けのハックツというのもいいな。
女子会に行けるような感性の強い男子も対象かな。
自分で考えること。
思考停止しないこと。
精神的に独立すること。
それが一番大切なのだろうと思う。
就職でなく、人生の経営者として、
企業とのパートナーシップ契約を結ぶ。
そういう感覚がないと、
システムはどんどん、独立を奪う。
ひとりひとりを幸せにするはずだったシステムは、
ひとりひとりを「交換可能」にし、
ひとりひとりを「顧客」から遠ざける。
顧客に「手紙」を渡せなくなる。
孤独を携えて、人生を生きる。
そんな「手紙」を僕は預かってきたのかもしれない。
「孤独と不安のレッスン」から
「コミュニティ難民のススメ」まで。
どうやってつなげていこうか、楽しみです。
2017年06月20日
もうひとつのCSA
東北食べる通信の高橋さんの本。

で、書いたブログ。
「Community Supported Bookstore」
http://hero.niiblo.jp/e475942.html
(16.1.5)
この本の中で紹介されている
農家と消費者をつなぐ「CSA」。
CSAとは
「Community Supported Agriculture」のことで、
直訳すればコミュニティに支えられる農業のことだ。
コミュニティマネージャーを配置し、
生産者と消費者、あるいは消費者同士のコミュニティを育む。
そんな取り組みが始まっている。
昨日企画していた「おとばたけ」の取り組みって
その方法論のひとつになるのではないかな。
音で農とつながる。
五感を使って感じる。
それは、きっと「ひらく」ということ。
昨日、コミュニティとプロジェクトのあいだ
と書いた。
コミュニティは居場所、プロジェクトはチーム。
人には「居場所」が必要である。
というのが、もし、ウソだとしたら。
「本当の自分」など、存在しないとしたら。
そして必要なのは、「承認」だとしたら。
「承認」が得られないのは、
他者からの「評価」を基準に生きているからだとしたら。
いまや、
「学校」も、「家庭」も、「地域」も、「会社」も
すでに「居場所」ではない。
「だから『居場所』が必要なのだ」
と言う人は多い。
でも、本当は、「居場所」じゃなくて「承認」
なのではないか。
特に山竹伸二さんのいう「親和的承認」なのではないか。
「部分的承認」
http://hero.niiblo.jp/e344865.html
(14.1.28)
大げさに言えば、
「自分がこの世に存在していていいんだ」
っていう承認を必要としている。
そしてそれは、
「居場所」によって全面的に得られるのではなくて、
「プロジェクトチーム」によって、一時的、部分的に得ていく。
その方法をとったほうがいいのではないか。
そういう意味では、
「農」によって、そして音によって、
五感をひらきながら、地域とつながっていくこと。
経済社会とつながっていくこと。
そのプロジェクトは、
地域の「農」をサポートするだけではなく、
若者の「承認」をサポートするのではないか。
「Community Supported Agriculture」
というコミュニティが
「Community Supported Approval または Acknowledgment」
になり得るのではないか。
※ ↑「承認」辞書ひいてしまった。英語わかる人、どっちが正しいか教えてください。
両方違っていても教えてください。
そんな場と機会を起こしていくような本屋を、
いろんな人と作っていくこと。
それがCSB「Community Supported Bookstore」
なのだろうな。
もうひとつのCSAを作るような本屋、やりたい。

で、書いたブログ。
「Community Supported Bookstore」
http://hero.niiblo.jp/e475942.html
(16.1.5)
この本の中で紹介されている
農家と消費者をつなぐ「CSA」。
CSAとは
「Community Supported Agriculture」のことで、
直訳すればコミュニティに支えられる農業のことだ。
コミュニティマネージャーを配置し、
生産者と消費者、あるいは消費者同士のコミュニティを育む。
そんな取り組みが始まっている。
昨日企画していた「おとばたけ」の取り組みって
その方法論のひとつになるのではないかな。
音で農とつながる。
五感を使って感じる。
それは、きっと「ひらく」ということ。
昨日、コミュニティとプロジェクトのあいだ
と書いた。
コミュニティは居場所、プロジェクトはチーム。
人には「居場所」が必要である。
というのが、もし、ウソだとしたら。
「本当の自分」など、存在しないとしたら。
そして必要なのは、「承認」だとしたら。
「承認」が得られないのは、
他者からの「評価」を基準に生きているからだとしたら。
いまや、
「学校」も、「家庭」も、「地域」も、「会社」も
すでに「居場所」ではない。
「だから『居場所』が必要なのだ」
と言う人は多い。
でも、本当は、「居場所」じゃなくて「承認」
なのではないか。
特に山竹伸二さんのいう「親和的承認」なのではないか。
「部分的承認」
http://hero.niiblo.jp/e344865.html
(14.1.28)
大げさに言えば、
「自分がこの世に存在していていいんだ」
っていう承認を必要としている。
そしてそれは、
「居場所」によって全面的に得られるのではなくて、
「プロジェクトチーム」によって、一時的、部分的に得ていく。
その方法をとったほうがいいのではないか。
そういう意味では、
「農」によって、そして音によって、
五感をひらきながら、地域とつながっていくこと。
経済社会とつながっていくこと。
そのプロジェクトは、
地域の「農」をサポートするだけではなく、
若者の「承認」をサポートするのではないか。
「Community Supported Agriculture」
というコミュニティが
「Community Supported Approval または Acknowledgment」
になり得るのではないか。
※ ↑「承認」辞書ひいてしまった。英語わかる人、どっちが正しいか教えてください。
両方違っていても教えてください。
そんな場と機会を起こしていくような本屋を、
いろんな人と作っていくこと。
それがCSB「Community Supported Bookstore」
なのだろうな。
もうひとつのCSAを作るような本屋、やりたい。
2017年05月23日
「心を開く」をデザインする
http://hero.niiblo.jp/e484552.html
「心を開く」から始まる。
(17.4.20)
http://hero.niiblo.jp/e484560.html
本屋というプロセス・デザイン
(17.4.21)
のつづき。
結果論なのだけど、
僕がやってきたことは、
「心を開く」をデザインする。
だったのかもしれない、という仮説
そういう意味でのポートフォリオは
1 まきどき村の人生最高の朝ごはん。
1999年~現在。
毎週日曜日朝6時集合。
早すぎる。
まきどき村1年目の1999年8月1日。
神奈川県から来たお客さんに
竹炭焼きをするための竹割りをやってもらうため、
猛暑だったので朝7時集合したのが始まり。
あとは朝市が7時から近所でやっていたため、
そこの試食の漬物を食べるために、
そこでご飯を食べる、という活動が始まった。

現在でも
1 旧庄屋佐藤家に6時集合
2 畑作業
3 買い出し
4 朝食づくり
5 朝ごはん
でおおむね朝9時半には解散している。
ここのポイントは
・朝6時集合で化粧とかする暇がない。
・農作業とか囲炉裏の煙の匂いがつくので、いい服では来れない。
・農作業や朝食づくりなど、作業を共にするので、仲良くなる。
・一緒に食べる。
・地域のじいちゃんや歴史などがあって、話のネタがある。
うん。
こうやって書くと、なかなかできないデザインだなあと。
2 粟島での大学生向けプログラム
2012年~2014年
大学のプログラムや島開きの手伝い、カフェの工事など、
粟島で行った大学生向けのプログラム。

ここでのポイントは、なんといっても
1 船に乗り、離島に渡る
というところ。
ここには心を開くプロセスがあると思う。
そして人口300人の島、粟島では、
特にオフシーズンに行くと、村ですれ違う人がみな、話しかけてくる。
民宿に2泊しようものなら、
「今日はどうするんだ?」と聞かれて、
場合によっては車を貸してやる、って言われる。
民宿の代金にレンタカー代も入ってる。(笑)
そして2日目には
「ただいま~」と言って帰っていくのだろう。
自然、そして人。
本当の意味での「開放」がここにある。
「自分が好きになれない」
っていう悩みを抱える大学生や20代の人には
粟島に2泊することをおすすめしたい。
ご相談ください。
3 ツルハシブックス

2011年~2016年:新潟市西区内野駅前にあった本屋
ツルハシブックスでは、
「偶然」を演出することによって、
「心を開く」を実現してきたのではないか。
1 入店した瞬間に「こんにちは」と声をかける。
2 店内の説明をする。
3 お菓子を食べてもらう。
お菓子を食べてもらう際に
「差し入れでもらったんですけど」
とすすめるのがポイントだ。
差し入れでもらったのだけど、
甘いものが苦手で食べきれない。
とか言うと、たいていの場合は食べてくれる。
あとは、
「差し入れの来る本屋さん」であるという
いいイメージが湧く。
そこで出会う「偶然」が、
次のアクションへの背中を押す。
4 暗やみ本屋ハックツ
もともとは「地下古本コーナーHAKKUTSU」という名前で、
新潟市のツルハシブックスにあったのだけど、
今は、東京練馬区・上石神井と、大阪旭区・千林で行っている。
10代限定の暗やみで行っている古本屋さん。

こちらも10代の若者にとっては、
・暗やみであることで非日常感がある。
・寄贈者のメッセージを感じ取ることが求められる。
・ハックツし終わった後に話ができる、または自分もスタッフになれる。
また、こちらは寄贈する大人にとっても、
・10代に本を贈る読書会では、自分の10代のころの
エピソードを語ることになり、自己開示が起こる。
5 大学生×若手社会人の紙芝居プレゼンによるコミュニケーション力講座

「カタリバ」をモデルにした大学生のキャリア教育モデル。
社会人が紙芝居をつくり、
それをもとに、学生とコミュニケーションする。
その後、学生自身が自分の紙芝居を作成、プレゼンする。
紙芝居というツールが、距離を縮め、心を開くことになる。
番外 ミーティングファシリテーション
・アイスブレイクで「最近会ったよかったこと」
終わるときに「今日の感想」をいう
を繰り返すことで、気持ちを出す練習をする。
フルネームで名前をいうことがポイント。出身もあったらよい
・カタルタ:予想外のことを言うことができるツール
・1度は休憩を入れる。休憩の際はトイレに行く。
心を開く。
オープンマインドをつくる。
そこから始まるのだろうな。
以上の活動をしてきて、なんとなく見えてきた、
若者の心を開く方法。
・船に乗って離島に渡る。
・一緒につくって食べる。
・「偶然」をプロデュースする。
そして何より、僕が大切だと思うのは、
・いい加減な大人に出会う。
ことなのではないかな、と思う。
多様な、っていうよりは、
「ああ、そんなんでいいんだ。」
っていう安心感を与えてくれるような大人に出会うこと。
そうやって、心が開いていく。
そういう意味でも、僕は、その仕事、
向いているような気がします。
新しい肩書き、できました。
「オープン・マインド・デザイナー」
のニシダタクジです。
いや、あやしい。
あやしすぎる。
ココロヒラキストとかにしときますか。笑。
「心を開く」から始まる。
(17.4.20)
http://hero.niiblo.jp/e484560.html
本屋というプロセス・デザイン
(17.4.21)
のつづき。
結果論なのだけど、
僕がやってきたことは、
「心を開く」をデザインする。
だったのかもしれない、という仮説
そういう意味でのポートフォリオは
1 まきどき村の人生最高の朝ごはん。
1999年~現在。
毎週日曜日朝6時集合。
早すぎる。
まきどき村1年目の1999年8月1日。
神奈川県から来たお客さんに
竹炭焼きをするための竹割りをやってもらうため、
猛暑だったので朝7時集合したのが始まり。
あとは朝市が7時から近所でやっていたため、
そこの試食の漬物を食べるために、
そこでご飯を食べる、という活動が始まった。

現在でも
1 旧庄屋佐藤家に6時集合
2 畑作業
3 買い出し
4 朝食づくり
5 朝ごはん
でおおむね朝9時半には解散している。
ここのポイントは
・朝6時集合で化粧とかする暇がない。
・農作業とか囲炉裏の煙の匂いがつくので、いい服では来れない。
・農作業や朝食づくりなど、作業を共にするので、仲良くなる。
・一緒に食べる。
・地域のじいちゃんや歴史などがあって、話のネタがある。
うん。
こうやって書くと、なかなかできないデザインだなあと。
2 粟島での大学生向けプログラム
2012年~2014年
大学のプログラムや島開きの手伝い、カフェの工事など、
粟島で行った大学生向けのプログラム。

ここでのポイントは、なんといっても
1 船に乗り、離島に渡る
というところ。
ここには心を開くプロセスがあると思う。
そして人口300人の島、粟島では、
特にオフシーズンに行くと、村ですれ違う人がみな、話しかけてくる。
民宿に2泊しようものなら、
「今日はどうするんだ?」と聞かれて、
場合によっては車を貸してやる、って言われる。
民宿の代金にレンタカー代も入ってる。(笑)
そして2日目には
「ただいま~」と言って帰っていくのだろう。
自然、そして人。
本当の意味での「開放」がここにある。
「自分が好きになれない」
っていう悩みを抱える大学生や20代の人には
粟島に2泊することをおすすめしたい。
ご相談ください。
3 ツルハシブックス

2011年~2016年:新潟市西区内野駅前にあった本屋
ツルハシブックスでは、
「偶然」を演出することによって、
「心を開く」を実現してきたのではないか。
1 入店した瞬間に「こんにちは」と声をかける。
2 店内の説明をする。
3 お菓子を食べてもらう。
お菓子を食べてもらう際に
「差し入れでもらったんですけど」
とすすめるのがポイントだ。
差し入れでもらったのだけど、
甘いものが苦手で食べきれない。
とか言うと、たいていの場合は食べてくれる。
あとは、
「差し入れの来る本屋さん」であるという
いいイメージが湧く。
そこで出会う「偶然」が、
次のアクションへの背中を押す。
4 暗やみ本屋ハックツ
もともとは「地下古本コーナーHAKKUTSU」という名前で、
新潟市のツルハシブックスにあったのだけど、
今は、東京練馬区・上石神井と、大阪旭区・千林で行っている。
10代限定の暗やみで行っている古本屋さん。

こちらも10代の若者にとっては、
・暗やみであることで非日常感がある。
・寄贈者のメッセージを感じ取ることが求められる。
・ハックツし終わった後に話ができる、または自分もスタッフになれる。
また、こちらは寄贈する大人にとっても、
・10代に本を贈る読書会では、自分の10代のころの
エピソードを語ることになり、自己開示が起こる。
5 大学生×若手社会人の紙芝居プレゼンによるコミュニケーション力講座

「カタリバ」をモデルにした大学生のキャリア教育モデル。
社会人が紙芝居をつくり、
それをもとに、学生とコミュニケーションする。
その後、学生自身が自分の紙芝居を作成、プレゼンする。
紙芝居というツールが、距離を縮め、心を開くことになる。
番外 ミーティングファシリテーション
・アイスブレイクで「最近会ったよかったこと」
終わるときに「今日の感想」をいう
を繰り返すことで、気持ちを出す練習をする。
フルネームで名前をいうことがポイント。出身もあったらよい
・カタルタ:予想外のことを言うことができるツール
・1度は休憩を入れる。休憩の際はトイレに行く。
心を開く。
オープンマインドをつくる。
そこから始まるのだろうな。
以上の活動をしてきて、なんとなく見えてきた、
若者の心を開く方法。
・船に乗って離島に渡る。
・一緒につくって食べる。
・「偶然」をプロデュースする。
そして何より、僕が大切だと思うのは、
・いい加減な大人に出会う。
ことなのではないかな、と思う。
多様な、っていうよりは、
「ああ、そんなんでいいんだ。」
っていう安心感を与えてくれるような大人に出会うこと。
そうやって、心が開いていく。
そういう意味でも、僕は、その仕事、
向いているような気がします。
新しい肩書き、できました。
「オープン・マインド・デザイナー」
のニシダタクジです。
いや、あやしい。
あやしすぎる。
ココロヒラキストとかにしときますか。笑。
2016年11月28日
いま感性が反応していることが最先端だとしたら
感性を信じられるようになる。
これこそが
実はいちばん大切なことなのではないか。
他者の意見や世間の価値観ではなく、
自分の感性を信じる。
そして決断できるようになること。
これが、「20代の宿題」なのではないか、と。
ツルハシブックスってなんだったのか?
きっとそれが今問わなければいけないこと。
どこからきて、どこへいくのか?
いま、感性が反応していることが最先端だとしたら、
世の中は、というか私たちの生活はどこへいくのか?
新潟での活動(1996~)
有機農業研究会STEP(サークル・学食の生ごみをたい肥化して畑をやる)
まきどき村(農作業後、朝ごはんを食べる人生最高の朝ごはんを実施)
学校給食と子どもの健康を考える会(学校給食米飯化運動)
サンクチュアリ出版(地方書店営業)
虹のおと・虹のひろば(小学生と地域のお年寄りの昔遊びを通じた交流)
ヒーローズファーム(大学生の地域企業でのインターンシップのコーディネート)
ツルハシブックス(JR駅前での地域拠点となるような本屋・カフェ)
コメタク(米を炊くことをテーマに、暮らしを考える米屋)
そして、進行中の
・暗やみ本屋ハックツ(東京・練馬:10代向けに特化した寄贈本の古本屋・月1回営業)
・こめつぶ本屋(大阪・千林:商店街にある米屋の隣の空間での高校生向け活動)
・カリカリブックス(仮)(長野・伊那:駅前商店街の空き店舗を活用した高校生向け古本屋)
さらには、
・プロジェクト3号室(川崎・武蔵新城:マンション1Fを活用した高校生の活動拠点となるような本屋)
「高校生」をキーワードにして、
「学びのコミュニティ」ができていく。
たぶん、これが第1の仮説で、
ツルハシブックスで実証されたこと。
これからもこれは継続して活動していくだろう。
次は、何か。
まずは、本屋を復活させたい。
米屋本屋はやりつつ、だけど、
内野町のいろいろなところで本屋を出店しつつ、だけど。
「畑のある本屋」


多様な目的の人が同じ空間を分け合っている。
それが僕の考える「居心地の良さ」だ。
そこに「偶然」が生まれる余地がある。
それには畑のある本屋が面白い気がする。
本の集合体が発信するメッセージがそもそも「多様性」だからだ。
それがきっと次の本屋さん。
その前に、やらなくてはいけないことは、
おそらくは米屋の収益化なのだと思っている。
米屋×本屋だけでない、
地域の人とのつながりをつくり、住みたいまちをつくる、
そんな場を作っていかなくてはいけない。
あとは「移住」かな。
「参加できる」まちが移住したくなるまちになるのかもしれない。
そのあたりの構築かな。
あとは、10代の地域活動参加による
就職観(キャリアドリフト観)の醸成について、研究することからなあ。
そんな話を30日しますね、ゆきさん。
これこそが
実はいちばん大切なことなのではないか。
他者の意見や世間の価値観ではなく、
自分の感性を信じる。
そして決断できるようになること。
これが、「20代の宿題」なのではないか、と。
ツルハシブックスってなんだったのか?
きっとそれが今問わなければいけないこと。
どこからきて、どこへいくのか?
いま、感性が反応していることが最先端だとしたら、
世の中は、というか私たちの生活はどこへいくのか?
新潟での活動(1996~)
有機農業研究会STEP(サークル・学食の生ごみをたい肥化して畑をやる)
まきどき村(農作業後、朝ごはんを食べる人生最高の朝ごはんを実施)
学校給食と子どもの健康を考える会(学校給食米飯化運動)
サンクチュアリ出版(地方書店営業)
虹のおと・虹のひろば(小学生と地域のお年寄りの昔遊びを通じた交流)
ヒーローズファーム(大学生の地域企業でのインターンシップのコーディネート)
ツルハシブックス(JR駅前での地域拠点となるような本屋・カフェ)
コメタク(米を炊くことをテーマに、暮らしを考える米屋)
そして、進行中の
・暗やみ本屋ハックツ(東京・練馬:10代向けに特化した寄贈本の古本屋・月1回営業)
・こめつぶ本屋(大阪・千林:商店街にある米屋の隣の空間での高校生向け活動)
・カリカリブックス(仮)(長野・伊那:駅前商店街の空き店舗を活用した高校生向け古本屋)
さらには、
・プロジェクト3号室(川崎・武蔵新城:マンション1Fを活用した高校生の活動拠点となるような本屋)
「高校生」をキーワードにして、
「学びのコミュニティ」ができていく。
たぶん、これが第1の仮説で、
ツルハシブックスで実証されたこと。
これからもこれは継続して活動していくだろう。
次は、何か。
まずは、本屋を復活させたい。
米屋本屋はやりつつ、だけど、
内野町のいろいろなところで本屋を出店しつつ、だけど。
「畑のある本屋」


多様な目的の人が同じ空間を分け合っている。
それが僕の考える「居心地の良さ」だ。
そこに「偶然」が生まれる余地がある。
それには畑のある本屋が面白い気がする。
本の集合体が発信するメッセージがそもそも「多様性」だからだ。
それがきっと次の本屋さん。
その前に、やらなくてはいけないことは、
おそらくは米屋の収益化なのだと思っている。
米屋×本屋だけでない、
地域の人とのつながりをつくり、住みたいまちをつくる、
そんな場を作っていかなくてはいけない。
あとは「移住」かな。
「参加できる」まちが移住したくなるまちになるのかもしれない。
そのあたりの構築かな。
あとは、10代の地域活動参加による
就職観(キャリアドリフト観)の醸成について、研究することからなあ。
そんな話を30日しますね、ゆきさん。