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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年03月05日

「偶然性」を軸にプラットフォームを構築する

これからの若者向けプラットフォームを考える。

若者にとっての価値はさまざまな地域参画であると仮定する。
だとすると、

そこに最も必要なのは「偶然性」ではないだろうか。

いわゆる「きっかけ」「機会」をどのように得るか?
である。

プラットフォームに必要な3つの機能

「告知性」
「偶然性」
「滞在性」

この3つを併せ持つところが
高いプラットフォーム性を持つ。

若者が対象の場合は、ウェブメディアが
「告知性」「偶然性」を補う場合もある。

また、「偶然性」のベースには「多様性」があり、
多様であるほど、偶然の価値は上がる。

そして「偶然性」の先に「可能性」は
広がっている。

図解するなら

         「可能性」
「告知性」「偶然性」「滞在性」
   「多様性」

というような感じだろうか
右上に上がっていくようなイメージ。

「偶然性」を軸にプラットフォームを構築する。

そうすると、ツルハシブックスのような
新刊書店かつ滞在性の高い場所、駅前という立地は、
プラットフォームとしては非常に魅力的な要素が詰まっているのではないだろうか。  

Posted by ニシダタクジ at 05:09Comments(0)アイデア

2016年02月06日

15年後



ヤッチャバ松浦さんのお誘いで
集まった人たち。
なんだかとってもエキサイティングな時間でした。

「未来」ってそっちにあるなあって。

山下陽光さんと伊藤洋志さんと松浦伸也さん。
やっぱり彼ら、最先端ですよ。
ほんと、そう思う。

本の話題でいえば、
スマホが使えない環境で字に触れさせる
というのが大切だと。

http://books-onsen.com/
城崎温泉の本と温泉。

とか。
サウナで読むとか、こういうの。

15年後がなんとなく見えてきた、楽しい会となりました。
またやりましょう。  

Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)アイデア

2016年01月11日

これからの成人式

本日、1月11日。
成人の日。

その日を前に昨日、成人式が各地で行われた。
(飲み会があるから翌日も休みの日に設定?)

毎年ニュースになる成人式での新成人の振る舞い。
水戸市の成人式でも警察官20人が駆けつける騒ぎになったという。

そもそも、成人式の意味、意義とはなんだろうか?

もはや、飲酒解禁の儀式でしかない。

あるいは、市場にとっては、和服や美容院、
あるいは同窓会をするための宴会場や居酒屋は、
有数のビジネスチャンスなのかもしれない。
クリスマスとバレンタインデーをつなぐ、稼ぎ時なのかもしれない。

成人式に出て、(それが要因で)
「大人になった」と自覚する新成人が全国で何人いるのだろうか。
もしかしたら、新成人代表スピーチをする人はそのくらいあるのかもしれないが。

年齢が20歳に達しただけで、
「成人する=大人になる」はずがない、と心の中でみんなが思っている。

そもそも、成人式とはいつから始まったのか、
というと、1946年に埼玉県の蕨で行われた青年祭を起源に、
1948年に施行された祝日法により1月15日が成人の日となって
各地ではじまったものだという。
ということは、わずかに70年。
もう、いいんじゃないか、と思う。

その代わり、「これからの成人式」を
ツルハシブックスと僕は売ろうと思う。

昨日は北茨城市五浦に岡倉天心先生に会いにいってきた。






明治時代の富国強兵・殖産興業の西欧化一辺倒の流れの中で、
彼が表現したかった世界観とはいったいなんだろうか?

世界とどう対話するか?
宇宙とどう対話するか?
自らの人生とどう対話するか?

そんな問いが生まれた。


岡倉天心が釣り船に揺られながら感じているのは、
「永遠性」と「絶え間ない変化」という宇宙の本質であったという。

彼が茨城県五浦で、表現したかったもの、
世界に伝えたかったこととは、いったいなんだろうか?

そしていま、自分は、
どう自らを表現し、どう生きていくのか?

そんなふうに思った。

このことは、大学生が心の中で思っている「問い」
に近いのではないか。

五浦に岡倉天心に会いに行くということは、
「これからの成人式」になりうるのではないか、
と僕は思っている。

成人式とは、1日限りのものではなく、
根源的な問いが始まるということ。

「幸せとはなにか?」
「豊かさとはなにか?」
「自分の役割とは何か?」

そんな問いが始まり、
そこに一定の答えが出ること。

それが「成人式」ではないかと思う。

つまり、成人式とはその日1日のこと、あるいは式典のことではなく、
成人式期間という問いを考える期間のことをこれからは指していくのではないか。

ツルハシブックスは、そして僕は、
「これからの成人式」を売る人になる
というミッションがあるのではないかと。

「これからの成人式」とは、
「成人式期間」の入り口を作る、ということ。

それはもしかしたら、
「本を読む」ことからもしれないし、
「人に会う」ことからもしれないし、
「旅に出る」ことかもしれない。

あるいは、
「何かをやってみて、失敗しながら実現していく」
というプロセスなのかもしれない。

そんな風に、その人が
「成人式期間」に突入するきっかけをつくる、
そんなことを始められるのではないかと。

そして、この「成人式期間」は、
実は20歳だけではなくて、

「本当の豊かさとはなんだろうか?」
とか
「本当の自分の役割ってなんだろうか?」
という問いにいたったら、何歳からでも、
(僕もいま、そんな状況にあるが)

ふたたび「成人式」が始まるのではないかと思っている。
ツルハシブックスは、そんな存在になりたいなあと思う。

成人式期間に突入するのような
問いが生まれる機会をこれからもつくっていこうと思う。

岡倉天心先生が波に揺られながら感じていた
「永遠性」と「絶え間ない変化」
それは宇宙そのものだし、人生そのものだと感じた。

茨城県北茨城市五浦。

聖地、誕生。

なんだかうれしい1日になりました。  

Posted by ニシダタクジ at 08:20Comments(0)アイデア

2015年12月31日

ゲマインシャフトとゲゼルシャフト


「君に友だちはいらない」(瀧本哲史 講談社)
引き続き、こちらから。

第5章
チームアプローチは、あなたと世界をどう変えるか?

~~~ここから一部引用

「ゲマインシャフト」と「ゲゼルシャフト」という言葉がある。
ゲマインシャフトというのは、地縁や血縁など、
人間が生活していくなかで自然発生的に生まれてくる
社会集団のことを指す。

地縁にしろ血縁にしろ、この関係は、自分が生まれた時点で
ほとんどが決まっている。
そのため事後的に自らの意志で、
それらを変更することも、逃れることも基本的には難しい。
その縁を増やしていくことも、完全に消すことも困難である。

身分制度と村落共同体によって
職業や婚姻、移動の自由がなかった江戸時代までの日本は、
典型的なゲマインシャフト的社会である。

ゲマインシャフトに対してゲゼルシャフトというのは、
「ある目的をもった人々が、その目的を達成するために集まった社会集団」
のことをいう。

何かの目的があって作られるものだから、
いくつもの集団に同時に所属することもできるし、
その目的が必要なくなったり、組織がダメになったら
いつでも解散したり脱出することができる。

~~~ここまで一部引用

著者は、家族の問題や、学校のPTA、自治会などの
問題がゲマインシャフトの関係性に固執するところから生まれるという。
これらの組織をうまく機能させるには、
ゲゼルシャフト的、つまり目的志向性を持たせることが重要になるという。

さらに「いじめ」についてこう言及する

▽▽▽ここから一部引用

いじめという現象は、
村社会に代表されるゲマインシャフト的組織で
おこる典型的な問題である。

いじめは「そこで暮らしていくしかない人たち」が、
自分たちの集団の「同質性」を確認するために、
定期的にわずかな差異を持つ人たちを探し出して叩くという
一種の「儀式」だ。

だから特定の人がターゲットになっても、
その人がその場から去れば、
周期的に別のターゲットをランダムに見つけ出して繰り返し行われる。
いじめの対象を見つけ出す理由はなんでもいいのである。

なぜならば、いじめが、いじめとして機能するためにはの重要なポイントは、
「次に誰がターゲットになるか分からない」ということにあるからだ。

(中略)

この「次のターゲットを明示しない」というやり方は、
絶対権力が支配する社会の統治システムにおいても巧妙に使われてきた。

隣で暮らしていたふつうの家族が、ある日突然、一家揃っていなくなる。
それを見た人々は震え上がり、
「今度は自分たちの番ではないか」「けっして当局の手にとまらぬように
おとなしくしていよう」と胸に誓う。

(中略)

いじめの原点は「狭い人間コミュニティ」であり、江戸時代に盛んに行われた
「村八分」もいじめの一環にほかならない。
現代のブラック企業でも営業成績の悪い社員を、上司が見せしめのようにして
いじめるが、それも組織の同質性を保持するために行っていると言えるだろう。

△△△ここまで一部引用

と、めちゃめちゃ真実をついている。

学校におけるいじめも、
まさに「狭い人間コミュニティ」であり、
それを維持している限り、いじめはなくならない。

そして、それを打破するのは、カリスマではなく、群雄だと著者は説く。

カリスマ型リーダーに引っ張られる組織は、
権力が一点に集中することを避けられないがために、
やがてリーダーの顔色ばかりをうかがう典型的な「官僚タイプ」
の人間が幅を利かせることになり、制度が硬直化し、
あっという間に活力を失っていくことが避けれられない。

振り返ってみれば、日本もかつて「群雄たち」
が国家の基礎をかたちづくった。
江戸幕府(幕藩体制)という地方分権型国家である。

現在も戦後つくられた中央集権システムが行き詰まり、
社会保障をはじめとする国家のインフラがきしみ始めているいまこそ
群雄の出番だ。

なるほど。
僕たちは、群雄になるべく、
ゲゼルシャフト的な目的指向型の組織を
数多く作っていくこと。

なによりも試しにやってみること。
チームをつくってみること。

そこから次の時代の扉が開く。  

Posted by ニシダタクジ at 06:42Comments(0)アイデア

2015年12月29日

「成人式期間」を届ける本屋


ツルハシブックス2015年の営業が終了。
恒例の三本締め。
2016年に向けて、ふたたび進んでいく時が来た

おそらく、ツルハシブックスは、
ハックツを軸に事業を再構築する
時期を迎えているのだろう。

10代に出会いときっかけ、サードプレイスを
提供する本屋になる。

それには、クリスマスにやったような寄贈本企画や、
通学路に出張して空き地ハックツみたいなことも
やっていくことが必要だろう。

では、新刊書店として、
あるいは大学生や20代会社員に向けて、
何を売っていけばいいのか?

それはきっといまは適切な言葉が浮かばないが、言わば「成人式期間」
というものになるのだろうと思う。

参考:ひとりひとりに使命があるように、本屋にも使命がある
http://hero.niiblo.jp/e475548.html

成人式期間を売る。
なにものでもない自分から出発して、
自分とは何か?豊かさとは何か?
を問い直してみる機関。

それを提供していくということ、
そのための選書をするということ、
そのためのサービスを提供するということ。
そのサービスのひとつに自動車学校との連動した企画をつくる。

本を読む人をつくっていく企画。
本を読みたいと思っているけど、なかなか読めるようにならない。
何から読んだらいいか、わからない。
今の就職活動への悩みにどの本をよんだらいいのか?

「本の処方箋」を使いながら、
そんな運転免許合宿があったら楽しいと思う。

答えのない時代を生きているし、
ずっと生きていかなければいけない私たちは、
自分なりの幸福論を見つけなければならない。

そのために、本を読み、人に会い、旅に出なければならない。
そんなきっかけを、つくっていくような本屋。

大人たちからのメッセージの詰まった本が
受け取れる本屋。

そんなギフトの連鎖が起こっていくような本屋を
サムライたちとつくっていこうと思う。

サムライの皆様、1年間ありがとうございました。
1年前に想像していた以上のお店になりました。

「共に学ぼう。」
そんな、現代の松下村塾がツルハシブックスなのかもしれません。  

Posted by ニシダタクジ at 06:37Comments(0)アイデア

2015年09月24日

これまでの日本とこれからの日本を売る



世田谷・松陰神社。
でお守りを更新し、
その後小伝馬町「伝馬町獄跡」⇒南千住回向院⇒小塚原処刑場
と大和魂回収ツアーにいってきました。

夜。
ひらめきました。

本屋と米屋。

言語化できないあの直感。
少しずつ見えてきたように思います。

「これまでの日本」と
「これからの日本」を売る。

これが本屋と米屋に共通する使命なのではないか。
そして米屋と本屋が重なったとき、
それが何倍もの相乗効果となって、
世の中に、いや、ひとりひとりにインパクトを与えるのではないか。

from japan to the next ・・・

このnextの後 には、
もちろん「japan」「stage」も入るのだけど、
ひとりひとりのnext も入ってくるのだよね。

「next takuji」も入ってくるわけ。

そんな米屋と本屋を、
「学びあいの場のデザイン」でつくっていこうと思った、
連休最終日の大和魂回収ツアーでした。  

Posted by ニシダタクジ at 06:58Comments(0)アイデア

2015年08月07日

「本屋」と「田舎」と「小さなドミノ」

小さなチャレンジのドミノを倒す。
小さな成功体験を積み、
だんだんと大きなチャレンジをしていく。
それが自信につながっていく。

しかし、「自信がない」人は、
その最初のドミノが倒れない。
そこが課題だと思う。

その小さなドミノをどのように倒すか。
そこには「承認欲求」が
必要になってくるのではないか。

1つ目の方法は
「本屋」さん。
本がいっぱいあることで多様性を表現し、
その人を受け入れる体制ができる。

多様性の中で、
話を聞いてもらうことで、
小さな承認欲求が満たされる。

そのタイミングで、「偶然」、誰かに出会う。
その「誰か」というのは、
その日によって違う。
そこは相談センターではなく、「本屋」さんだから。

そんな偶然に心が動き、
「一緒にどこかに行ってみないか?」と誘われる。
するとさらにそこで素敵な大人に出会う。

こうして、「小さなドミノ」が自覚なく倒れる。
「気がついたら、倒れていた」というパターン。

2つ目の方法は、「田舎」に行くこと。
高齢化率の高い田舎に行くと、
歩いているだけで、地元の人から話しかけられる。

できれば、派手な格好をして歩いていたほうがいい。
新潟のとある私立大学の商店街インターンシップでは、
揃いのピンクのエプロンをして街を歩いてヒアリングをしてまわった。

地元の人にひたすら話しかけられる。
すると、自分の中でこんな勘違いが生まれる。
「自分は若いだけで価値があるのではないか。」

つまり、承認欲求がある程度満たされていく。
次に、起こることは何か、贈与経済である。

若者が街を歩き、何かしようとしているだけで、
年寄りは何か応援したくなってくる。
簡単なのは差し入れをあげることだ。

このときは、ご飯を持って来れば、
おかずは何も買わなくてもいいほど、
たくさんの差し入れをもらった。

そこで「返報性の原理」が顔を出す。
何か与えてもらったら、それをお返ししたくなるのが
人間の本能である。

その動機付けによって、「小さなドミノ」が倒れる。

現在のところ、その2つが
「小さなドミノの倒し方」である。

「偶然」と「返報性」の力で、小さなドミノを倒す。
そんな場をデザインしていきたいなあと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 07:05Comments(0)アイデア

2015年04月22日

自信がなくても行動する方法

「自信がない」

これはちっぽけなように見えて、
大学生や若者世代にとって、
とても深刻な問題だ。

しかしながら、
将来がこれだけ未確定な世の中に生きているのだから、
「自分の将来に自信がある」というほうが特殊だと
と思ったほうがよいのかもしれない。

「自分の将来」というより
「世の中の未来」のほうが未確定すぎて、
その中で自分だけが安定していることなどあり得ない。(笑)

と、まあよく考えればそうなのけど。
それにしても若者世代にとっての
「自信がない」問題は深刻だ。

それが大きく影響するのは、
やはり「就職活動」=就活になってくる。

このときに、
自分にある程度の自信がないと、
「自分がどれだけ会社の役にたてるか?」
を表現できないので、
会社側から見ても当然低い評価になってしまう。

だから、少なくとも、
就活の前までに、
(それは決して就活のためではないけれども)
ある程度の自信をつけておく、というのが大切である。

では、「自信をつける」を本人の立場ではなく、
教育者サイドから見ると、
「自信をつけさせる」ということになる。

そして、現在の教育において、
「自信をつけさせる」方法は、

自己効力感(自信)研究の第一人者
アルバート・バンデューラ博士によると

「制御体験」(≒何かにチャレンジすること)
「代理体験」(≒成功者を見る、話を聞くこと)
「社会的説得」(≒周囲からの励まし)
「生理的感情的コントロール」(≒体の状態をよくすること)

などから自己効力感は向上するという。
そして、主に教育現場においては、
「小さなチャレンジ(制御体験)を繰り返すことで自信がついていく」
という理論が採用されている場合が多い。

ここで。
僕は2006年から大学生と関わってきて、
この理論には、重大な欠陥があることを実感している。

「自信がない人は行動(=チャレンジ)できない」

のである。
したがって、「小さなチャレンジを繰り返すことで、自信をつける」という手法は、
自信のない人には適用不能なのである。

おとといのブログに書いたように、
「自己評価を下げたくないからチャレンジしない」
というのも、これと同じことになるだろう。
だとすると、その若者に自信がつくことはない。

なので、
「自信がなくても行動(=チャレンジ)する方法」を考える。

現時点で僕が思う方法論は2つある。

1つ目が「巻き込まれる」ということ。
今年、新潟大学を卒業して、
福島県庁に入ったHさんは、
1年生の秋に友達に誘われてツルハシブックスにやってきた。

誘われるままに、インターンシップに参加し、
店員サムライになり、多くの時間を過ごした。

そう。
「巻き込まれる」空間が必要なのだ。

ツルハシブックスのテーマは

「気がついたら私も
本屋という舞台の
共演者になっていました」

というもの。
たまたま、本屋に来ただけなのに、
いつの間にか巻き込まれていた。
そんな空間。

「自分には自信がない」と自覚する間もなく、
いつの間にか巻き込まれているような場。

それは、まちの本屋さんで
可能になるのではないか?

そういえば、
これまで屋台を2回やった中学校2年の(現在3年)のメイちゃんも
お姉さんの塾のお迎えにきたときに少し寄っただけだった。

気がついたら巻き込まれている。

それこそが冒険の始まりだと小阪さんも
「冒険の作法」で言っている。


2つ目の方法は、
「愛を受ける」ということだ。

大学生が新潟県の離島・粟島で
ツアープログラムを企画するという3泊4日の合宿をしたとき
ヒアリングしている最中に、たくさん話しかけられ、
そしてたくさんの差し入れをもらった。

すると、
何かお返しをしなきゃいけないという気持ちが生まれた。

人は、無償の愛を受けた時
(それは、単に「声をかけられる」というのも含まれる)、
何かお返しをしたいと本能で思うのではないだろうか?

それがモチベーションとなり、
なにか行動の源泉となるのではないか?

そしてそれは、
高齢化した商店街でも起こりうるのではないか?
と僕は思っている。

商店街を歩いて買い物していると、
だんだんと顔なじみになってきて、
声をかけてもらえる。
あいさつをするようになる。
時にはちょっとしたおまけをしてくれることがある。

そんなときに、
何かお返しをしたい、という気持ちが芽生えて、
小さな行動が起こるきっかけとなるのではないか、と思う。

そして、地域という舞台は
チャレンジすることにやさしい。
なぜなら、高齢化していて、
あまりチャレンジが起こらないからだ。

民間企業というフィールドでは、
常にチャレンジが繰り返されていて、
そのチャレンジが成功したか失敗したか、
が大きく社運を左右する。

しかし。
地域では、チャレンジそのものが歓迎される。

そして、やること自体に価値があるので、
もちろん成否は地域にとっても大きいのだけど、
それを温かく受け入れる土壌は企業よりもずっとある。

だからこそ、まず、大学生高校生中学生は、
地域でのチャレンジをしてみるのはどうだろうか?
と思う。

巻き込まれて、無償の愛を受けて、
他者評価を前提としない小さなチャレンジを行うこと。

そんな拠点となるような場所を
地域に無数に作っていくこと。
それがこれからの僕のミッションだろうと思っています。

「暗やみ本屋ハックツ」、上石神井にオープン準備中です。
皆様の参加・参画をお待ちしています。
https://readyfor.jp/projects/hakkutsu

本の寄贈・古本による寄付はこちらからお願いします。
http://tsuruhashi.skr.jp/kifu  

Posted by ニシダタクジ at 06:43Comments(0)アイデア

2015年04月21日

ほめる教育の根本は「効率化」

昨日の続き。
「ほめる」で自信は育たない。

他者評価に依存した子どもを
育てることになり、
それは真の自信とは言えない。

ではなぜ、これほどまでに
ほめる教育が行われているのだろうか?

現在の教育を表すキーワードは、3つ。
「他者評価」
「短期目標」
「効率化」

教育は評価を前提としている。
その教育がよかったかどうか?
検証しなければいけないからだ。

だから、教育内容が何を目的としているか、
その成果はどのように測るのか?
というのを指導案に書いて、授業が行われる。

そこに立てられる目標は
非常に短期的で「Aができるようになる」
といったようなものだ。

そしてそれはおそらく、
「ほめること」によって促進される
(達成しやすくなる)のだろうと思われる。

この小さな
目標達成を繰り返すことで、
教育は行われてきた。

その根っこにあるのは、
おそらくは「効率化」の思想だ。
「効率化」は長らく日本の産業の
中心的価値観だった。

よいものをより安く、より大量に生み出すことで、利益を上げる。
そういうビジネスモデルを日本株式会社は採用してきた。

このモデルは、
生活家電などのモノが足りないとき、そして
人口が増え続けているときは、うまくいった。

そして不運にも、というか幸運にも、というか、
その時代は50年も続いてしまった。
かくして「効率化」というのは、日本人の基本宗教となった。

学校というのは、
「効率化」という日本株式会社の社是に
合う人材を輩出することが大きな目的となった。
「効率的に、一定の学力の人材を多数輩出すること。」

そのためには、
短期の目標を立て、それを評価・改善していくこと。

「効率化」⇒「短期目標」⇒「他者評価」
の流れがこれでできていく。

短期目標達成のため、
「ほめる教育」が有効だったのかもしれない。

しかしながら、
現代の社会は、大きく変わってしまった。

人口が減少し、田舎での過疎化が進んだ。
地方と都市の格差が増大した。

求められるのは、
「効率化」ではなく、「独自性」であり、
イノベーションが生み出せる人材である。

だとすると、
現在の教育を支えている根本が
揺らいでいるのではないか?

「効率化」ではもはや価値は生み出せないとすると、
「短期目標」や「他者評価」に依存した
教育システムを変えていかなければならないのではないか?

イノベーションを起こせる人材を育むために、
多様性を認め、長期的視野に立ち、
人を育む「場」が必要なのではないか?

短期的な他者評価を前提としない
「学びの場」が必要なのではないか?

そんな場所を無数につくる必要があるのではないか。
そんな教育を作っていかなきゃならないのではないか。

そんなときに見直されるのが、
「効率化」されていない場所なのかもしれない。

離島や中山間地、そして高齢化した商店街は、
教育の場として、魅力的なのではないか?

そして身近なところでは、
「まちの本屋」はそういう場所になり得るのではないか?
明日に続きます。

  

Posted by ニシダタクジ at 07:33Comments(0)アイデア

2015年04月02日

よいアイデアを生むのは場のチカラである

「よいアイデアを生むのは、場のチカラである。」
まずはこの前提を共有しないといけない。

その上で、
「よい話し合いとは何か?」
とか話し合い(会議)の条件をみんなで話し合う。

それによって、
よい会議ができるようになる。

よいアイデアが生みたい。

「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものではない。」
と言ったのは、ジェームス・W・ヤングという大御所であるが、
これ自体は真実だろうと思う。

だから、
大学生に「新鮮な発想」や「斬新なアイデア」を
求めるのは、無理があるのだ。

しかし、大学生を会議の場に入れることが無意味か?
というと決してそんなことはない。

アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。
と言ったとき、これを構成するのは2つだ。

「既存の要素」のストックとその「組み合わせ」の方法論だ。

まちづくりの会議などでよく起こってしまいがちなのが、
「経験」や「知識」のストックがある人の
発言権が大きくなってしまうことだ。

つまり、オジサンが持論や、自分の知っていることを
語ってしまうことだ。
たしかにそれはうまくいく仮説や、ひとつの成功事例なのかもしれない。

しかし、会議が何のために開催されているのか?を考えると、
新しいアイデアを生むためであり、
メンバーの共感や合意形成を生むためである。

「既存の要素」
として、持論やいろいろな事例を出してもらうことは
いいことだろうと思う。

しかし、アイデアを生むのは、
個人のストックではなく、その組み合わせ方であり、
その組み合わせをするのが「会議という場」なのだから、
その場の設定が大切になる。

そこで、大学生や若い人の出番だ。
発言をすること。
その発言を促すために
ポストイットを使ったワークショップという方法がある。

「場のチカラがアイデアを生む。」

その場をつくるのは、
メンバーの多様性であり、
若い人が持つ素直な質問力(これはあると思う)
であり、やはりその前に、
会議をする環境のチカラも大切になってくる。

会議机のようなテーブルや、
ファミレスやファーストフード店が
会議の場として適さないのは、

それが「効率性」を大切にしているからだ。
裸の蛍光灯の光ではクリエイティブになれないからだ。
それくらい人間の感性は敏感だと思う。

大学生時代に学ぶべき大切なことのひとつは、
「場のチカラを体感すること。」である。
「場のチカラによってアイデアが出た。」
という経験を積んでいけるかどうか。

それが人生においては大きいし、
それがインターンシップやPBL授業で
学ぶべき大切なことのひとつであると思う。

先の見えない世の中に飛び込んでいく若者たち。

「答えを持っていそうな社長」(成長しそうな会社)のところに
就職するのはなくて、

「場のチカラでアイデアは生み出せる。」
と信じている仲間のもとで一緒に働くほうが
継続してアイデアが出てくる土壌があると僕は思う。

「場のチカラ」の重要性を理解したい人にオススメはこちらの本。


※残念ながら絶版ですが、ものすごい学び多い1冊です。  

Posted by ニシダタクジ at 06:53Comments(0)アイデア

2015年03月07日

対話する小売店

もし、米屋が世界を変えられるとしたら、
それはどんなふうに世界を変えていくのだろう?

もし、そうだとしたら。
フューチャーセンターの野村さんのところで
1度だけ「シナリオ・プランニング」ワークショップに
参加したことがある。

起こりうる複数の未来に対して、
いまやることを決めていく。

そうしたときに
思考法としては、
そんな問いになる。

昨年の初めに、
「もし、僕たちが文化を創っているとしたら?」
という問いを立てた。
ツルハシブックスは「物語が始まる本屋」だという文化をつくっている。
http://hero.niiblo.jp/e342923.html

そんな問いをまた
始めようと思う。

もし、米屋が世界を変えられるとしたら
それはどんな米屋でどのように世界を変えていくのだろう。

世界とは、ひとりのこと。
世界とは、まちのこと。

対話によって、
世界を、ひとりを変えていくよりは、一緒に創っていく。
きっとそういう感じ。

しかし、たしかに今日、世界を変えつつあった。
そんな実感のある米屋さんができないだろうか?

ていねいに生きる、とは、
感性を大切にしながら、ともに生きること。
そんなことを伝えられる米屋さんを
作れたら、少しずつ世界は変わっていくのではないか。

対話する小売店。
今までも、これからも、
対話からすべてがはじまっていく。

言語的対話、非言語的対話を組み合わせて、
じわじわと世界を変えていこう。  

Posted by ニシダタクジ at 05:54Comments(0)アイデア

2015年03月04日

ニイダヤ水産応援定期便

ニイダヤ水産。
福島県いわき市四倉。
静かに干物をつくっていた海辺の町。

ニイダヤ水産の干物は
福島県内の旅館の朝食などで
非常に高い人気を誇った。

2011年3月。
東日本大震災。
津波。
福島原発の事故。

津波によりニイダヤ水産は全壊。

社長である賀沢さんは廃業するつもりだった。

「ニイダヤを無くしてはいけない。」
旅館などに福島県産の食材提案などを行っている
会津若松のNPO法人素材広場の代表、横田純子さんは
ニイダヤ水産復活に向けて動いていた。

僕は当時、3月20日にツルハシブックスの開店をし、
震災に対して、何もできないことを歯がゆく思っていたが、
「持ち場を守る」と言い聞かせて新潟に留まっていた。

そんなとき、
新潟大学教育学部の2年生、菊地さんと知り合う。
宮城県名取市出身の彼女の地元も
津波で甚大な被害を受けた。

「何かしたい」
そんな相談を受けた僕は、
横田さんに相談する。

8月、大学生たちといわきを訪問。

そして「ニイダヤ水産復活プロジェクト」が始まった。

まず取り組んだのは、
新潟で行われる福島の物産市の手伝い
次に取り組んだのは、
震災前に相馬で獲れたつぶ貝を飲食店に使ってもらい、
その売り上げから寄付金を集めるというコラボ企画。

https://www.youtube.com/watch?v=9xQixtXAkFs

そして、次に取り組んだのは、
新潟の粟島といわきを結ぶ
魚のやり取りのネットワークづくり
(こちらは残念ながらあまり進まなかった)

https://www.youtube.com/watch?v=aPWuCv8Ex8k

支援金集めのラストスパートとして、
内野駅前の水産物加工店「大口屋」と
コラボした鮭鍋を振る舞った。

https://www.youtube.com/watch?v=fxKAIyEXQRs

こうして、
目標金額には若干届かなかったが、
4月のはじめ、素材広場に支援金を届けた。


2012年8月11日。
ニイダヤ水産が9月の営業再開に向けて、プレオープン。
菊地さんたちも駆け付けた。


https://www.youtube.com/watch?v=dOQuLfWbHD8

営業再開から2年半。
2月中旬、ニイダヤ水産にお邪魔した。


ニイダヤ水産はいま、売上が伸びず、困っていた。
予想はされていたが「福島産」の干物に対して
市場の反応は厳しい。

実際に使っている魚は
新潟や北海道から仕入れ、
室内で干物に加工し、真空パックにしているため、
放射能が入る余地はないのだが、
それでも売り上げは伸び悩んでいる。

人気だったニイダヤ水産加工所で干物を食べる「おさかなカフェ」も
福島県の指導が入り、現在休止中だ。

悔しい。
率直な思い。
あまりにも無力。

まだ何も始まっていない。

ニイダヤ水産賀沢さんに、もう一度チカラを。

今週末の3月7日(土)に僕は再びニイダヤ水産に行ってきます。
菊地さん阿部さんも来てくれるそうです。

そこで再び
「ニイダヤ水産応援プロジェクト」(仮)を
スタートしたいと思います。
この前買ってきたイカ味醂とイワシ明太もめちゃめちゃ美味しかったので
みんなに食べてもらいたい。

全国のみなさん。
ニイダヤ水産の干物を、宴会に使いませんか?
居酒屋・食堂・旅館を経営している方、
こだわりの干物はいかがですか?

個人向けには、
「ニイダヤ水産応援定期便」のようなものも
スタートできたらいいなあと思います。

結局僕は、
賀沢さんが好きなんだなあと。

65歳にして再建を決意し、
もうすぐ70歳に手が届くというのに、
チャレンジし続けている賀沢さんに、
会いに行ってみませんか?

JR常磐線でいわき駅から2駅の「四倉」が最寄です。
徒歩15分くらいで道の駅「よつくら港」
そのすぐ隣にニイダヤ水産の加工所・直売所があります。

賀沢のオヤジに会いに行きませんか?  

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2015年03月03日

淀川長治型インターンシップ

ほとんどの中学生がキャリア教育の
一環として、「職場体験」を行う。

自分が希望する職場に
数日(または1日)~1週間だけ
滞在するというもの。

昨年はツルハシブックスにも
西川中学校の中学生がやってきた。

昨日、話をした学生のテーマは、
高卒就職組のキャリア教育を
どう考えるか?
というもの。

大学進学率が全国平均で50%を超えている現在だが、
裏を返せば、半数近くが就職しているということ。

しかし、高卒就職の選択肢はそんなに広くない。

そうした子たちに
どんなキャリア教育が行われているのか?

13歳のハローワークに代表される
「適職思想」に基づくキャリア教育だ。
ミスマッチ(数年で退職)しないように、
なるべくマッチした業種・職種を選んで就職する。

実業系の高校では
そのためのインターンシップ(職場体験)
が行われる。

希望する会社のインターンシップへ行く。
(もしかしたら人気のところには成績順で行けないかもしれない)

そこで行われることには限りがある。
高校生が数日間いったところで、
戦力になるはずがない。

とりあえず、掃除をしておく、とか
スーパーで品出しをする、とか
そういうことをすることになる。

それってどんな意味があるというのだろうか?
掃除や品出しに適性を見出すのか?
それとも職場の雰囲気を知るのだろうか?

そんなときに、思いついた。
ヒントとなったのは、
日曜日に聞いた春光堂宮川さんの話。

リアル書店の楽しみ方2
「書店のいいところを見つけ、ブログやSNSで発信する」

名付けて「淀川長治型」だ。

淀川長治さんとは、映画評論家で
独特な動く眉毛で日曜洋画劇場の
解説を行っていた方のこと。

とにかく、映画が大好き。
映画の内容を細かくほめる、ほめる。

そして最後の決めゼリフは
「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」だ。
(1回ごとに眉毛が上下する)
(※詳しくはYOU TUBEなどの動画サイトで。)

いいところを見つけ、ほめる。

これだ!
これをインターンシップに導入するのだ。
名付けて「淀川長治型インターンシップ」だ。

インターンシップをした会社の
いいところをほめる。
それも、相手の気づかないいいところを
ほめることが大切だ。

それをワークシートにして、
会社のいいところ、自分が学んだこと、よかったこと
などを記入する。
そしてインターンシップの最終日に発表するのだ。

一方向だけだとつまらないので、
会社の受け入れ担当者にも同じことをやってもらう
その子のいいところ、自分が学んだこと、よかったこと
をワークシートにまとめ、最終日に発表する。

これを双方がやることで、
お互いに相手のいいところを見つけなければいけないから、
必然的に、たくさんの種類の仕事をやったり、
社員の人とのコミュニケーションが多くなる。

そうすることで、
「働く」っていいもんだなあという感情が芽生えるのではないか?
という仮説だ。

これはキャリアデザイン的な適職思想とは、
まったく正反対のキャリアドリフト理論に基づく
インターンシップだ。

つまり、目の前にある仕事を大切にすることで
いつか天職と言えるような瞬間にたどり着く、
そして、どんな業種・職種で働くか、
というよりも誰と、どんな環境で働きたいか?
を重視したインターンシップだ。

働く上でもっとも重要なマインドは、
能力がないのではなく、経験がないのだと思えるチカラだ。

「適職などない、経験が足りないだけ。」
つまり、やればやるほど自分の能力は開花するばかりだ。

その思想を持たない限り、
人は適職を求めて転職を繰り返すことになる。

天職など存在しない。
「ああ、これが私の天職だ」と思える瞬間があるだけだ。

だから、キャリア教育だって、
その瞬間を体感する、させることが大切なのだと思う。

「この仕事をやっていてよかった。」
「この会社を選んでよかった。」

そう思える瞬間を創っていくこと。
その瞬間をデザインしていくこと。
これがこれからのキャリア教育なのではないだろうか。

淀川長治型インターンシップ。
全国でブレイクの予感です。  

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2014年12月21日

ツルハシブックスの「ファンドレイザー」になります

「ファンドレイジング」とは、
民間非営利団体が活動のための資金を
個人、法人、政府などから集める行為の総称であり、
それを行う人のことを「ファンドレイザー」と呼ぶ。

「ツルハシブックス」の運営団体である
NPO法人ヒーローズファームは、
2002年にNPO法人虹のおととして設立された。

きっかけは、
何度もこのブログに登場している
不登校の中学3年生との出会い。

1月に彼に出会い、元気になっていく彼の姿を見て、
「学校外に、地域の大人との出会いの場がある」
ということがすごく大切であると思い、
そんな場をつくりたいとNPOを設立した。

しかし、設立したのはいいけど、
僕には仮説がなかった。
どうやったら、学校外にそのような「場」を
作れるのかわからなかった。

拠点は巻町(現在の新潟市西蒲区)
祭りでの「昔の遊び屋台」から始まって、
2004年の中越地震のときには川口町で
ホールアース自然学校のコーディネートの元で
子どもと遊ぶボランティアをした。

その翌年から巻の神社でも
定期的に子どもの遊び場づくりを行い、
2007年の中越沖地震のときは刈羽村で
子ども支援部門のコーディネーターを行った。

そのころ、もうひとつの流れがある。
2006年、東京のNPO法人ETIC.が主催する
「NEC社会起業塾」に応募。
たしか、地域の大人とつながれる学習塾みたいなコンセプト
だったと思う。

あえなく2次審査で落ちる。
しかし、それを見ていたETIC.内部では
「チャレンジコミュニティプロジェクト(チャレコミ)」のほうが
向いているのではないか?と思われて、
ETIC.のフェロー、広石さんと面談し、チャレコミのギャザリングに参加する。

ビックリした。
大学生のあまりの眩しさに。
ステージ上に立つ大学生の輝きに。
僕はまぶしすぎて思わず目を覆った。

それ以来、チャレコミが目指している、
大学生が地域企業での長期のインターンシップを
することによる「チャレンジが連鎖するコミュニティ」
を新潟でも実現させようと準備をし始める。

新潟大学経済学部2年(当時)の星野くんと
二人三脚で事業化へ向けてスタートしていった。
2007年秋には、大阪から中村憲和を招致。
2008年2月に長期インターンシップ「起業家留学」がスタートした。
それに伴って2008年10月1日に法人名称を「ヒーローズファーム」に変更した。

3年半に渡って行ったインターンシップ事業は、
試行錯誤の連続だった。
そして、僕には新たな問いが生まれた。

半年間にわたる長期のインターンシップに参加し、やり遂げることができるのは、
いわゆる「優秀な学生」に限られる。
そして企業も当然、戦力になりうる「優秀な学生」を求める。

では果たして、彼らは僕のお客なのだろうか?

もちろん、お客ではない、わけではなかった。
彼らは彼らなりの悩みを抱え、
もやもやした気持ちで大学生活を送っていた。

しかし。
僕が相手にしたいのは、もっと普通の学生だった。
将来になんとなく不安で、夢や目標もなくて、
何をしたらよいかわからない。

2010年から取り組んだ
ソーシャルビジネス人材育成インターンシップは
大学と連携した30日間のプロジェクトだった。
舞台は商店街のお店やNPOだった。
大学1年生が30日間で劇的に変わった。

商店街という舞台に魅力を持った。
大学生は商店街を拠点とした活動で
普通の子も元気になっていくのではないか?

2011年3月。
東日本大震災による自粛ムードが日本を覆っている中で
内野駅前にツルハシブックスがオープン。

あれから3年半が過ぎ、ツルハシブックスは
大学生や若手社会人が集まって話し、
地域の大人たちがたまに顔を出し、
中学生高校生が屋台でモノを売る空間となった。

気がついたら、
2002年の虹のおとを設立したときに探していた
中学生高校生と地域の大人が出会える場
が実現していていた。

ツルハシブックスは民間非営利団体だ。
「本屋」という場が地域のプラットフォームとして
もっとも魅力的だから、その方法論をとっているのだ。

そして、その「場」は
参加者、参画者が増えることで、
魅力を増していく。

だから僕はツルハシブックスのファンドレイザーになることにした。
個人、法人、政府から資金を集めることだ。
団体の魅力を伝え、寄付を募ることだ。



子どもが熱を出したときに会社を休みがちだったこと理由に会社を解雇された
知人の出来事に憤り、病児保育を仕組化したNPO法人フローレンスの駒崎さんは
著書「社会を変えるお金の使い方」(英治出版)の中で
「寄付は投票だ」と言っている。

共感を得て、投票してもらう。
その投票がたまたまお金という「価値」を通して行われるということ。

寄付は目的ではなく、始まりだ。

寄付することで、人は応援者になる。
寄付することで、人は参画者になる。
寄付することで、人は当事者になる。

そんな物語の始まりが寄付なのではないか。

世の中をよくしていく方法は、唯一、当事者を増やすことだと思う。
寄付を募ることは、当事者を増やすこと。

僕は、これからツルハシブックスのファンドレイザーになります。
あなたも、中学生・高校生を含む若者のための
地域プラットフォーム「ツルハシブックス」の
当事者になりませんか?

ツルハシブックスでは、以下の募集をしています。

1 劇団員(月額1,000円 半年または1年一括払い)
劇団員証とハンコがもらえ、劇団員同士がつながれる仕組みです。
※次回(第2期)の劇団員募集受付は2015年3月1日からスタートします。

2 ヒーローズ(月額10,000円)
ツルハシブックスの一口オーナー制度です。1日店長ができます。

3 寄付侍(一口3,000円)
オリジナルの寄付侍名刺100枚をお渡しします。

そして、今回。
株式会社バリューブックスさんとの連携により
「チャリボン」プロジェクトに参加が決まりました。
http://www.charibon.jp/

不要になった本をバリューブックスに送ると、
その買取金額が、ツルハシブックスに寄付されるという仕組みです。
リリースまであと1週間程度かかりますが、
年末大掃除をお考えのご家庭、事業所の皆様には、
不要になった本をキープしていただき、「チャリボン」の
スタートダッシュにご協力をお願いしたいと思います。

3月までに、100名(事業所)の方からの寄付本を
お待ちしています。

そこで、

4 寄付本侍
をスタートしようと思います。
「チャリボン」の仕組みを通じて、本を寄付頂いた方には、
寄付本侍の証として、「寄付本侍バッチ」をお送りしたいと思います。

あとはご協力いただけるお店や事業所には、
「寄付本侍箱」設置のための何かしらのグッズを
お送りしたいと思います。

今井さんのデザインするバッチやグッズがどんなふうになるか楽しみです。
詳細はまだ、決まりませんが、
ご家庭や職場にある本を、捨てずにキープしておいて頂けるとうれしいです。

あなたも、本でツルハシブックスに参加しませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)アイデア

2014年12月09日

「やってみる」デザイン

1日限定でお店をやる。
3か月限定で活動に参加してみる。

固定的知能観
(やってもどーせできない)
を打破するには、
「期間限定」で何かを始めることだ。

それもひとりではなく、複数名で。

屋台で1日、何かを売ってみる。
3か月だけ何かの活動に参加してみる。

それを可能にするような
デザインが必要なのだろう。

稲作時代から培われたあまりにも強い「継続は力なり」
という価値観と並行して、
「やってみる」「試してみる」
という価値観を試していかないといけない。

ツルハシブックスでやるべきは、
そういう、「やってみる」デザイン。

屋台をやる。
カラバコを借りる。
イベントをやってみる。
そんな「やってみる」デザインを作っていけたらいいなあと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 07:22Comments(0)アイデア

2014年10月05日

商店街を部活のフィールドにする

社会で求められるチカラは、
「自分で考えること」
「自ら行動すること」
だということに異論はほとんどないだろう。

中学校・高校の学校の中、そして部活動ではどうだろうか?

今はどうなのかわからないけど、僕の時は、
絶対の権限のある顧問の先生がいて、
練習内容を決め、それをこなしていくと強くなれる。

もちろん、試合中に臨機応変に、
自分で考えて、行動することは強いチームは
みんなやっているのだろうが、
それはあくまで試合中の動きの話であって、

練習内容とか、
大会まで残り3か月の練習方法の検討とか、
そういうのをメンバー全員で議論し、共感し、共有している
部活ってあるのだろうか?

会津若松から始まった小学生が商売体験をする取組
「ジュニアエコノミーカレッジ」がある。


http://jec-net.com/
小学生が半年くらいかけて、屋台を出店するプログラムだ。

ここではリーダーを決め、
出店内容を決め、
準備をし、実行し、
収益を計算するという商売の基本的な流れを経験できる。

これは、
もはや部活ではないのか。
しかも、「考える部活」だ。

そんなのを日常的にできないだろうか?

昨日もツルハシブックスでは、
小学生が屋台をやっていた。

あれをもうちょっとプログラム化して、
商店街の他の店ともコラボしながら、
つくることができて、

かつ「和食と文化を伝える」「商店街のある暮らし」
「今日もていねいに」というようなコンセプトを加えて、
部活にすることはできるのではないか。

そしてそれが、
「うちのまち なじみのお店 ものがたり」
くらいの規模でできていったら、
素敵な地域づくりができるのではないか。

商店街を部活のフィールドにする。
これが次のステージなのかもしれない。  

Posted by ニシダタクジ at 07:07Comments(0)アイデア

2014年09月21日

商店街部

「商店街部」っていう
部活があったら、楽しいかもしれない。

今日は米屋に、明日は魚屋に
何かお手伝いできないか聞いて、
それを実行していく。
そのうちに、そのお店のことが好きになって、
何か、自分から考えてやってみる。

大学生がやったみたいに、
豆腐屋さんと味噌屋さんのコラボ屋台を
ツルハシブックス内に出すとか。

そういうのを
中学生・高校生も入れる部活にしちゃうのは
どうだろうか?

スポーツも文学も
いいだろうけど、

商店街の人たちの
あたたかい声掛けから
始まる関係性、
これは現代の部活になり得るのではないか、
とお店に来てくれた中学生とお父さんと
熱く語って思いついちゃいました。

そして、
昨日の昼には、小学校3年生の時から
巻の神社でやっていた「虹のひろば」に
遊びに来てくれていた、あかりちゃんが
高校生になって、西高校と日本文理高校の文化際
に来た、ということで偶然にも来店!!

2006年の水遊びの写真


2014年の高校生になってました写真


いやあ。
ビックリ。
10月5日(日)の
だがしや楽校を手伝ってもらうことになりました。

こういう関係性ができていく「商店街部」
って現代だからこそ必要になってくるのかもしれない。

野山塾をそのようにしようかなと。
いいかも、いいかも。  

Posted by ニシダタクジ at 05:59Comments(0)アイデア

2014年09月16日

彼氏になる人に読んでもらいたい本

ニューヨーク在住のサンクチュアリ出版金子副社長に再会。

※金子さんも「劇団員」になっていただきました。ついに劇団員、ニューヨーク到達!!

そのままリトルトーキョーの
「ツルハシブックス公開経営会議」に参加してもらう。

公開経営会議、盛り上がりました。
たくさんのいいネタをいただきました。
みんなが集まる場って何かが生まれます。

根本的なところで行くと、
「場所の有効活用」がすごく重要だと再確認しました。

・週2日の定休日がもったいない
・学生に貸切できる場だと伝えること(イベントスペースとしての認識)
・映画の上映会(勉強会)的なものを行う
・ビブリオバトルなど本にまつわるイベントを行う
・本のあるシーンの撮影場所に使ってもらう

などが挙げられました。
そのためには自分たちで最初はイベントをプロデュースしていく
必要があります。

そして「入りやすい空間づくりとドネーションピラミッド」

・入り口そばにも古本の販売コーナーを置くとか。
(セルフで100円で入れていけるとか)
・セルフ日本酒
・毎週金曜日は生ビールの日にする。(ほろ酔いで本を選ぶ)
・「作業日」という自分たちの作業日を誰が来てもいいイベント化する。
・「ドネーションピラミッド」の構築とその意識:単発⇒複数の単発⇒毎月サポート⇒大口寄付⇒さらに大口寄付
(走れ!移動図書館の鎌倉さんに教えていただきました。)

最後に「本にまつわる企画」のアイデアがたくさん出ました。
・シェア本(小さな図書館コーナーをつくって、そこで学生が本を貸し借りをする)
・リトルプレスを充実させる。(オンリーワン書店として認識される)
・マイ図書カードの保管(ボトルキープ的な。ツルハシブックスで毎月10000円買うと決める。)
・写真を撮ってもらうような何かを設置する。(ツイッター、インスタグラムで拡散)

そして、アイデアのグランプリを撮ったのは、
「モテる!!本のススメ」(通称モテ本)

お店に素敵な女子が来たら、
彼氏になる人に読んでもらいたい本を
手に持って、写真を撮ってもらいます。

その写真を店内掲示していると、
お店に来た人がその本を読んでみようかな、と本を買うという
動機づけを提供する企画です。
イケメン知的男子でもいいかもしれません。

美人時計並みに本を持った女子が
何枚も出てくると楽しいですね。

ツルハシブックス公開経営会議@東京に参加いただいた皆様、
ありがとうございました。
主催の水井さん、松井さん、たいへんお世話になりました。

※ツルハシブックスでは、「共演者になれる本屋」を一緒に創っていく
劇団員を募集しています。

劇団員パスポートとパスポート用ハンコを持って、
あなたもニューヨークへ旅をしませんか?

http://tsuruhashi.skr.jp/fc.html  

Posted by ニシダタクジ at 08:11Comments(0)アイデア

2014年09月14日

米屋インターンシップの可能性

エコリーグ全国ギャザリングに来ました。
僕の人生を変えた1998年美麻村での全国ギャザリング。
エコリーグの魂は今も僕の中に生きています。

昨日は
環境活動からどうやって今の活動に
つながっていったのか?
というお題で20分×3本と90分のワークショップをしました。

「本」というよりも「農」という
キーワードにヒットした学生が多かったです。

僕が一番衝撃だったのは、
農家のお手伝いを主にしている大学生が放った一言。

「農家を手伝うと、食生活やライフスタイルを考える機会を得られる。
それが大学生にとっての価値だ。」
なるほど、って。
「考える機会の提供」って価値なんだなあって。

ワークショップでは
場のチカラによって、プロジェクトの
見え方が変わっていくことが体感できた。

ワークショップで生まれてきたアイデアは、
米屋インターンシップ。

そういえば、
その前日、高円寺で
素敵な米屋さんに出会う。

高円寺米穀店
https://www.kinmai.com/




これは楽しい米屋さんだなあと。
お話を聞いている間にもひっきりなしにお客さんが来てました。

あれ見ると
「今の若い人、米、食べるんだ!」
って思いますよ。
売り方、プロデュースの仕方なんだなあと。

そこで生まれたアイデアが
米屋インターンシップ。

ミッションは
・新潟の稲作を支えること
よりも
女子大学生の食生活を日本型に変えていくことで、
低体温にならずに、結婚・出産後ものびのび働ける社会の実現。

作りたい文化は
・大学生の和食をつくる文化の発展
・地域の家庭料理の引き継ぎ

そんなことを
米屋さんで米を売ることを通じて、
実現できたら大学生にとってすごくいい経験だろうと思う。

モノは行きわたり、売るために必要なのは、
「付加価値」であると言われる。
しかし、それを経験できる機会はあまりない。

それを米屋で体感できるのだ。

みんな米は
「どこから買っても同じ」だと思っている。
しかし。
それを大学生が新たな付加価値を添えて、提供していく。

地域の人たちだけではなく、
大学生にも売っていく。
それってかなり社会的インパクトは大きいのではないか?

そして、ビジネスの現場に出た時の
「付加価値」とは何かを経験できる機会になるのではないか。

商店街での米屋インターンシップ。
これは新たな価値を創造していくのかもしれない。

対象:大学生
期間:3週間~半年
場所:新潟市西区

興味のある方は問い合わせください。
一緒に作っていきましょう。  

Posted by ニシダタクジ at 08:08Comments(0)アイデア

2014年09月03日

人生は神様とのサッカー

小山薫堂さん。

遊び心満載のハタラク大人。

こういう人が
やっぱり魅力的に映るなあと。

小山さんの言葉で大好きなのが、
「神様にフェイントをかける」

いつものように
エレベーターにボタンをかけて、
「待てよ」と思う。

6階まで階段で上がってみよう。
と神様にフェイントをかける。

人生は神様とサッカーをしているようなもの。

だと考えると、

結構楽しくなってきませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 05:15Comments(0)アイデア