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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2021年11月25日

目的地を決めないこと、地図とコンパスを持たないこと

昨日はチーム「えぽっく」ミライ会議でした。

「ミライ会議」とは、水戸留学時代(2015~2018)に
茨城県日立市の株式会社えぽっく・若松佑樹さんと一緒に
生み出したビジョンセッションの手法です。

ミライ会議の構造は、
「過去」⇒「未来」⇒「現在」の順に考えていくこと。

これはかつて、ツルハシブックスの店員サムライたちの合宿で行われていた
1 過去(自分およびチーム)を振り返り、顧客を見つける
2 顧客にとっての価値は何かを考え、未来日記を書く
3 未来日記実現のために今、何ができるか考え、計画する。
を言語化、構造化したものです。

いわゆる「バックキャスティング(未来を先に設定して、逆算して、今やることを考える)」とは少し違って、
「ミライ会議」は過去から「顧客」を見つけ、「顧客にとっての価値」を考え、顧客の未来を描き、今やることを考える、という方法です。

ドラッカー先生の5つの質問で説明すれば、
1 ミッションは何か
2 顧客は誰か
3 顧客にとって価値は何か
4 成果は何か
5 計画は何か
のうちの、2と3にフォーカスして、そののちに1~5について考えていく、ということになります。

昨日は取材型インターンひきだしの編集長経験者2名(大学生)と、転職1年目のコーディネーター、そして若松さんと僕を加えたチーム「えぽっく」5人で「えぽっくミライ会議」を行いました。

まずは振り返り(主に取材インターンひきだし振り返り)から。

僕としては、
Aさんの言った「大切なものを大切にしている」と感じられる会社・場だった。
⇒ココが一番強み、求心力なのだろうな、と。
普段意識していないけど、「世の中どうしてこうなっているのだろう?」
みたいな違和感に対して、え、こんなことやってる人いるんだ!って思えるような会社。
えぽっくの事業や若松さんの言動ひとつひとつにそれが感じられるのだろう。
「事業は人」っていうのもまさにこれだ。

だからこそ「何者かになりたかった」Hさんが言っていた
「見つけたいものが見つかるんじゃないか」という予感を生むのかもしれない。

次にえぽっくの(顧客に対しての)提供価値についての話。
これが、「あなたにとってコーディネートとは?」っていうプロフェッショナル的な問いになっていた。笑

えぽっくにとって、コーディネートするとは、
・無理でしょ、と思えることをできるようにつなぐ
・面白がる(リフレーミング)
・リソースを拡張する

ことだと。たしかに、コーディネートの価値は、ここにある。
・不可能(だと感じること)を可能にするために「場をつくること(立ち位置を知ることとイメージの共有)」
・新しいアイデア、発想、具体先を出すために「面白がる(⇒リフレーミング)すること」
・それらの実行によって、自分の手持ちだでなく「資源(リソース)を拡張すること」
・仮説を実行した後にふりかえることによって「検証すること」
たぶんこの流れ、なのだろうな。

「リソースの拡張」っていうのが僕もすごくいいなと思った。
高校生の探究活動でもそれは同じだ。
人生が経営だとしたら他者の力を借りた「リソースの拡張」は必須のスキルであろうと。
「ひとりではできないけど、みんなでやればできる」っていう感覚を得られるかどうか。

それは話していた「人間観」の話にも通じるかもしれない。

今年の編集長だったSさんはやる前に若松さんに言われた。
「できないことはそのままでいい」
そんな言葉をかけてくれる大人には出会ったことがなかった。

だから、えぽっくは、Aさんがそれでいいんだ、と思ったように、
「ひとりひとりが大切にしているものを大切にして生きていくこと」をサポートできるのではないか、と。
人間観:人をどのように見ているか?だ。

Aさんは「漫画ワンピース」に例えて言った。
「仲間ができた」んだと。
一緒に船に乗ってみたい仲間が。

若松さんが振り返りで言うことにはいつもハッとさせられるのだけど、今回もそう。
「目的地を決めず、地図とコンパスを持たず、旅に出ることを決めた」

そうか。だからこそ、えぽっくは人に、あるいは相手先の企業をよく見ることができるんだ。

最後の振り返りで、みんなから出てきたキーワードは「想い」だった。
それは「ミッション」とか「目的地」とか「達成目標」とかとはちょっと違っていて。

ひとりひとりに存在の意味があるという人間観をベースにして、
大切なものを大切にしていきながら(あり方や美学を共有しながら)、
「問い(ベクトル)」を共有しながら進んでいく、ということなのかもしれない。

それが「想い」の正体なのではないか。
株式会社えぽっくは4年目。

君もこの船に乗らないか?
問いと自分を見つける旅に出ないか?

申し遅れましたが、私、株式会社えぽっくの顧問をしておりますニシダタクジです。(偉そう)  

Posted by ニシダタクジ at 07:44Comments(0)チーム

2018年03月14日

ルーツと価値観を開示すること

「思えば、あれが私の出発点でした」ワーク。

僕が武蔵新城で編み出した
チームビルディング手法。

遠い目をしながら、
「思えば、あれが私の出発点でした。」
と言って、終わるというもの。

チームビルディングのポイントは
「自己開示」、つまりオープンマインドである。

ミーティングで
「アイスブレイク」、「チェックイン」
と呼ばれるものをするのはその理由である。

僕の中での定番は
・出身地とご当地自慢
・最近(または24時間以内に)あったよかったこと

これをすべてのミーティングの前に
やったほうがいいと思う。
議題から始まるミーティングをやってはいけないと思う。

ミーティングの目的が、
「情報共有」ではなく、「新しいものを生み出す」
ことであるならば。

それって、メタ的に言えば、
「ルーツ」と「価値観」の開示と共有
なのだと思う。

物語風に言えば、
「あなたはどこから来て、何に価値を感じるのか」
っていうこと。
どこへ行くのか?
という方向性にも価値観は影響してくる。

だれと行くのか?も価値観が重要だよね。

ここで重要なのは、
価値観を「共有」する必要はあるけど
価値観を「一致」させる必要はないということ。

チームというのは、異なる価値観を持つ人が集まり、
これまでにないアウトプットを出していくためにある。

だから、価値観を一致させるのではなく、
共有し、ベクトルの和を増やしていくこと。

そんなときに有効なワークが冒頭の
「思えば、あれが私の出発点でした。」
だ。

これはある程度顔を合わせて時間がたってからやると有効なのだけど
(1泊2日の合宿でいえば1日目の終わりとか)

みんなが遠い目で
「思えばあれが私の出発点でした」で
締める物語を語るのだ。

これって、演劇的手法なのかな。
なんか、すごい盛り上がったんだよね。

いまでも武蔵新城でやったときの
すずちゃんのやつ、覚えているからなあ。

ルーツと価値観を共有するには
素晴らしい手法だと思います。

やってみませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 08:21Comments(0)チーム

2017年07月31日

「場」に委ねる

金沢文庫駅の近くの住宅街で
立ち上がりつつある
シェアキッチンのある本屋(仮)プロジェクト
のコミュニケーションデザインチーム
のキックオフミーティングでした。







結論から言うと、
いい感じで終わりました。

なんていうか。
場のチカラを再認識した1日となりました。
コミュニケーション・デザインというか。
1日というか、この3日はずっとそうだな。

終わってから代表のえひめちゃんとのふりかえりが
できてよかったなと。

まちあるき

カレー作り

自己紹介(チューニング)

カレーを食べる

ミーティング

ハイライトは、ミーティング中の停滞ですね。
停滞すると、不安になる。
「これでどうやって、落とし込むんだろう」って
「ゴールにたどり着けるのだろうか」って

今日のゴールは最初に確認したけど、
完成、その先のビジョンのすり合わせと、
そのためのコミュニケーションデザインのイメージと
直近動いていくことの具体的なものが決まること。

この最初のゴール確認が
よかったのだなあと振り返って思う。

そして停滞。
そのときに、えひめちゃんはすごく不安に思っていたのだという。

ちなみに僕は、長時間移動とカレー食べ過ぎのため、
一時的に眠かった。(笑)

目覚めたのは、
この日初参加のならみさちゃんの一言

「シェアキッチンでは伝わらないのではないか?」
みんな家にキッチンあるし、
シェアキッチンだから行くっていうのはなかなかないんじゃないか。

そこで僕は!!!ってなった。

うわっ。
そうか!!!って。

当たり前だと思っていたことを覆す、
素人の発言。(笑)
訴求するのは、キッチンじゃないんだ。

そっから話は展開していき、
次回はきくらげ農家のおじさんのところに取材にいくことになりました。

そうやって取材した子が
シェアキッチンできくらげを売りながら、
試食を食べる、みたいな。

キュレーターたちのマーケット
その場所でやれたらいいなと思いました。

そして、
そもそもそのマーケットやそのシェアキッチンという
場自体がひとつのメディアのなっていくような
そんな予感がしました。

なんていうか、
見えたんですよね。

何かが、見えた。

何かっていうのは、ぼんやりしているけど、
何かが見えたんです。
その先に。

それは、カレー作りを含めた長い長いチューニングの結果であり、
発言しやすい「安心空間」をその場に作り上げたからであり、
不安になった「停滞」の結果なんだと思うんだよね。

だから、えひめちゃんの「不安」さえも、
場のチカラとなっているのかもしれないなと。

これで結論出なかったらどうしよう?
っていう不安さえも、場にはプラスに影響する(したかもしれない)
こともあるってことかもなと。

ミーティングにおいて、
良いアイデアやアウトプットを出すのは、

個人の知識や能力ではなくて、
ファシリテーターのスキルでもなくて、
場のチカラなんだなと改めて思った。

だから、場に委ねること
良いアイデアが出なかったら、
その責任はファシリテーターに直接的にあるのではなくて、

場の設計や
参加メンバーの心の開き方や
プログラムの順番にあるのだっていうことだと思う。

もっともっと場に委ねていいと思ったミーティングだった。
素敵な機会と学びをありがとう。  

Posted by ニシダタクジ at 08:25Comments(0)チーム

2017年06月08日

「チーム」とは、問いを共有する、ということ

チームとはなんだろうか?
と問いかけてみる。

「仲良しクラブじゃないんだから。」
とおっさんたちは言う。

「居場所」ではなく「場」であること。
それは僕がコミュニティ難民だからかもしれないけど。

アサダワタルさんの「コミュニティ難民のススメ」を読み直す。


はじめに、から、もう楽しい。本質的。
サブタイトルの「表現と仕事のハザマにあること」も深い。

表現者として生きる。
それには、現在のシステムはきついのだなあと。

~~~ここから一部引用

人は自分が所属する「専門性」や「分野」
という名のコミュニティ、ごく端的に言えば、
「ホーム」を離れた活動によって、
コミュニティとコミュニティのハザマへと
途端に迷い込み、互いの常識の間で「難民」化
してしまうことになる。

その時に生じる言葉にならない疎外感、
事故の問題意識を伝えきれないもどかしさ、
それらを抱えることで連鎖的に生じるアイデンティティの揺らぎ、
それを内的難民性という言葉で示そう。

一度発生してしまった内的難民性は、
「一つのコミュニティの価値観や常識に従うことによってのみ、
そのコミュニティからは認められる」という
社会通念自体に違和感を持ってしまう、構造的問題があるからだ。

とりわけ、「郷に入っては郷に従え」的な感覚が蔓延する日本社会では、
多くの人がそのシステム自体に無自覚であるため、その郷から洩れる動きをすれば、
それは当然個人の性質、あの人は根無し草だ、彼は流れ者だから、
というようにのみ、とらえられてしまう。

~~~ここまで引用

そう。
そうそう。

「社会人になる」とよく言うけれど、
現在の日本で、それは「会社に入る」ことを意味する。
それは、会社に適応する、ということだ。

そしてその「適応」を
世の人は「成長」と呼んでいる。

僕は「成長」という言葉が好きじゃないのは、
そういう理由なのかもしれない。
成長を目的としたら、
その成長を測るのは一体誰なのか?
自分自身で測れるのだろうか。

「問い」を持ち、
それに自分なりの答えを出していくこと。

いや、答えじゃなくて、仮説だ。
その問いは、正解のある問いではないから。

問い⇒仮説⇒実践⇒新たな問い
そうやって人生は進んでいくのではないか。

このブログは「20代の宿題」
というタイトルなのだけど、

最初、名づけたときは、「20代の宿題」とは、
「本当にやりたいことを見つけること」だと思っていた。

僕は29歳の時に。
「小説吉田松陰」(童門冬二著)を読んで
野山獄エピソードにこれだ!と思った。

「学びあいの場づくりで希望を生む。」

これが僕のやりたいことだと心から思ったし、
今でもそれは変わらない。
そんなミッションに出会えること。
それが20代の宿題なのだと思った。

でもそれは「やりたいことを見つける」ではなく、
そこにたどりつくには、
無数の問いがあり、無数の顧客との出会いがあり
コミュニティ難民としてのアイデンティティの揺らぎがあった。

だから、きっと、
「問い」こそが重要なのではないかと思う。

そして、冒頭に戻り、
チームとはなんだろうか?
と考えてみる。

「問い」を持っている人たちが
それぞれの問いを尊重しながら、
チームでひとつの問いを考え、仮説を立て、
実行していくこと、そして振り返ること。

その時に自分自身も同じ問いを投げかけ、
自分自身も仮説を立てていくこと。

そんな「場」をつくること。
これがきっと現時点での僕がやりたいことの言語化だ。

僕には「居場所」という表現がしっくりこないのは、
そこに動きがないから。

僕はアサダワタルさんの言うところの「コミュニティ難民」
だからそうじゃない人の気持ちがあまりわからないのだけど、
「居場所」にいることは、あまり居心地がよくない。

カフェ付きのゲストハウスが心地よいのは、
そこには宿泊者という旅人とカフェ利用者という地元の人が
いい感じに空気を交換しているからだ。

そしてその「場」をホールドする(ファシリテートする)人の
「問い」が心地の良い「場」には必須なのではないか。

問い続けること。
学び続けること。

それを失ったとき、
「場」は「居場所」に支配され、
動きが止まり、そして死んでいく。

それが
16年11月のツルハシブックス閉店に学んだことだった。

問いを持つ。
仮説を立てる。
実行する。

その「問い」のひとつが
「顧客はだれか?」であり、「顧客にとって価値は何か?」
であり、その問いを共有できる人たちがチームだ。

そんなチームでプロジェクトを進めていきたい。

あなたの問いはなんですか?  

Posted by ニシダタクジ at 08:22Comments(0)チーム

2017年05月09日

いまこの瞬間と、その先にある未来に共感していること

プロジェクトデザインの相談をいただいた。
非営利プロジェクトをどう設計したらいいのか?
という問い。

経験からいけば、大切なのは、
1 「人」:誰と一緒にやるか。
2 「コンセプト」:そのプロジェクトはだれを幸せにするか。
3 「未来予想図」:その幸せにするプロセスをぐるぐる回していくと何が起こるのか。

そしてふたたび
1 「人」:その未来予想図の中に誰と一緒にいるのか。
ともどっていくのだろう。

1はメンバーであり、パートナー団体、あるいは個人になるだろう。
実はここが一番大切な気がする。
「この人と何かやってみたい。」
それこそが原動力な気がする。

武蔵新城のプロジェクトでも、
石井秀和さんがいたから、
始められる気がした。

そして何より、楽しいミーティング。
これに尽きる。

ミーティングの目的は、
もちろん何かを決定したり、議論することなのだろうけど、
それはメールやスカイプでもできるだろう、って。

実際、スカイプミーティングなどは
日常的にやられているだろう。

しかし、大切なのは4月23日のブログにも書いたけど
感性をチューニングすること。

参考:2017年4月23日
http://hero.niiblo.jp/e484576.html
「ミーティング」とは感性をチューニングすること

「感じ」から始まり、「感じ」で終わること。

そして、「安心空間をつくること」

参考:2013年4月27日
http://hero.niiblo.jp/e258809.html
会議を変えれば、世界が変わる

ミーティングの場を
誰でも発言してよい「安心空間」にすること。

そうやって、ミーティングの時間そのものを
「擬似的な居場所」にすることができるのかもしれない。

そうやって、ミーティングに安心空間をつくっていくことで、
ミーティングの場に行きたくなる⇒みんなに会いたくなる
というサイクルを回していく。

そのうちに
「コンセプト」と「未来予想図」
がチューニングされてくる。

それは、
言葉にすることが大切なのではなくて、
共有することが大切なのであって。

どちらかというと、
言語化される以外の要素のほうが大切な気がする。

いまこの瞬間と、その先にある未来に共感していること。
それがプロジェクトが進んでいく原動力かなあと思います。

僕自身が、楽しい問いをいただきました。
ありがとうございました。

  

Posted by ニシダタクジ at 05:33Comments(0)チーム

2017年04月23日

「ミーティング」とは感性をチューニングすること

多彩な人が集まる。
共有したいのは、その先のビジョン。

ミーティングでやるべきは、
感性のチューニング。

僕が当たり前のようにやっていた、
アイスブレイクとミーティング後の振り返り。
(ナカムラノリカズ直伝)

「アイスブレイク」は
フルネームと、出身と、最近あったよかったこと。

それって、「存在」を明らかにし、
「感性」をオープンにするということ。
なのかもしれない。

ミーティングは、
終わり方が大切だと思う。

一番まずいのは、時間切れで終了。
何が決まったのか、決まってないのか、
何が話し合われたのかわからない。

「あとで議事録アップします」
って言って終わるミーティング。

脳はそれで完了するかもしれないけど、
心が、感性が完了しない。
もやもやっとした何かが残って終わる。

普通のミーティングは
「今日はこれこれこういう話をして、
こういうことが決まりました。次回は〇〇です。」
ということを確認して終わる。

これ、ふつう。
通常の会議。
これをやらないと終われないし、
みんなが集まっている意味があまりない。

しかし。
もうひとつ。
せっかくみんなが集まり、「場を共有」しているのだから、
やっておきたいことがある。

それは、
先ほどの議題、決まったことの確認のあと、
「今日のミーティングをやってみて、どうでしたか?」

という「ミーティングの感想」を共有するというもの。

このときに、
「今日いろいろ決まったので明日からがんばりたいと思います。」
「モチベーションが上がりました」
みたいなことを言うのではなく、

各自、一番印象に残ったこと、感動したこと、
心に響いた言葉などをいう。

「あの人のあの発言が印象に残りました。」
「今日の会議はよくわからなかったですが、あの部分は共感できました」

そんなことを発言して終わること。
これが実は一番大切なのかもしれなと
感じた、昨日の朝、新城劇場のミーティング。

「感じ」で始まり、「感じ」で終わること。

心を開き、そして、心を整理して、終わること。

そんな中でチームメイトが感性をチューニングする。

だからこそ、ミーティングは
集まって同じ空間で、
できれば居心地のいい空間で、
やる意義があるのだろうと思う。

そんなミーティングを繰り返すことで、
ミーティングが楽しくなり、
感性がチューニングされ、方向感が共有されていく。

そんなミーティングを、重ねていこう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:33Comments(0)チーム

2016年12月24日

ツルハシブックスが劇団になった日

2016年12月23日。
ツルハシブックスが劇団になった日。

ツルハシブックス恒例のサムライ合宿。
今回は電車移動で村上に動きながらのミーティング。

しかし、今回は何かが違う。
ツルハシブックス閉店を経て、
次の半年を考える。

いつも大切にしてきたのは、
「顧客は誰か?」
「顧客にとって価値は何か?」
で、だいたい中学生とか高校生になるのだけど、ね。

第1ターム@ベリーデイズカフェで、過去を掘り下げる。
そのあとの第2ターム@新発田イオンスタバが
風間さんプレゼンツの「うれしい瞬間」ワークショップ

これで過去からあぶりだされる個人の理想の状態が
見えてくる。

僕がうれしい瞬間は、
・動から静に場が移る瞬間。
・自分の過去が言語化された瞬間。
・同じ空間を異なる目的の人が分け合っている瞬間
と3つがすぐに思い浮かんだ。

ほかのメンバーからも、
なんというかキーワードが出てきた、出てきた。

特に、
ゆきもんの「違っていることを面白く感じる」と
さくらもんの「無関心である空間」
あいりもんの「なんか、よかった」
の3つが印象に残った。

その後チームに分かれて
第3タームのペアランチ(3人組あり)になった。

今回の僕のランチペアは
のんちゃん(大学2年)だったのだけど、
いろいろとキーワードが出てくる。

いちばんは、「違い」ということ。
「違っていること」は、
中学高校にあっては、デメリットであり、価値がない。

だから、友達と同じようにふるまってきたのだという。

「違いを楽しめる」

お客が高校生だとしたら、
そこに向かっていきたい。

そのためには、
まずは感性を発動させる環境をつくり、
他人と違っている自分を受け入れる。
そして、違いの面白さを体感する。

そこには、「本」のアシストが必要なのかもしれない。

ツルハシブックスは、「劇場」を目指していた。
「劇場」は、多様性と普遍性を同時に実現する。

「本のある空間」は、劇場よりも劇場になれるのではないか。

その一瞬一瞬のキャストが、
自分を演じているとすれば、
非日常と日常のあいだを、
自由自在に揺れ動くことができる。

それを、ナカムラクニオさんは
「一期一会の空間」と呼んだのではないか。
アサダワタルさんは、
「居場所という瞬間」と呼んだのではないか。

異なる目的の人が同じ空間を分け合っている。
それこそが僕の考える心地の良い空間だ。

ツルハシブックスは、
「偶然」という名の作品だと思ったことがある。

でも、次のステージのテーマは、
「偶然」から「劇場」へ。

そして、夜。
もうひとつの問いが投げ込まれた。

「中心は必要なのか?」
僕も感じていた違和感。

「顧客は誰か?」
「顧客にとっての価値は何か?」

という問いに全員で答え、それを言語化するということは、
そこに「中心」を生むことを意味する。

しかし、
「中心」は「ウチ」と「ソト」を生み出し、
そこに疎外感を感じる人を生んでしまうのではないか。

ひとりひとりの中に、
「顧客」と「顧客にとっての価値」を追求することは必要だけど、
きっとそれを「経営」と呼ぶのだろうけど。

「場」はもっと流動的で、
中心がないほうが魅力的なのではないか。

そうそう。
たぶんそうだ。

場の構成員によって、
「顧客」も「顧客の価値」も変わる、
そんな流動的な場をつくっていくこと、
かもしれないなあと思った。

2016年12月23日、ツルハシブックスが劇団になった日。
まだもう少し言語化にはかかりそうです。  

Posted by ニシダタクジ at 18:40Comments(0)チーム

2016年09月06日

「プロジェクト」という航海

「プロジェクト」とは?
なんだろうか。

プロジェクトマネジメントの世界標準と呼ばれる
PMBOK(Project Management Body of Knowledge)
によれば、

「プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、
所産を創造するために実施される有期性の業務である。」

なるほど。
「独自」なものを「創造」するための「有期性」の仕事のこと。

そして、そのフェーズ(段階)は4つに分かれるそうだ。

1 定義フェーズ
2 計画フェーズ
3 実行フェーズ
4 終結フェーズ

なるほど。
昨日の話と関連していけば、

1 定義フェーズで
プロジェクトにとって成功とは何か?
を話し合うということ。

プロジェクトが1つの航海だとしたら、
目的地(ゴール)を決め、コンパス(価値観)を共有する
ということ。

その上で

2 計画フェーズ

に落とし込んでいく。
ここがきっちりとできれば、

あとは
3 実行フェーズ
は、計画を実行するだけだ。
もちろん、その都度に振り返り、マイナーチェンジは
必要になってくるのかもしれないが。

そして
4 終結フェーズ

ここでプロジェクトの成果を振り返り、
改善点を確認する。

このなかで一番大切なのは、
もちろん、1の定義フェーズであろう。

すべてのプロジェクトは、
(もちろんひとつのイベントであっても)
目的を明らかにすることから始めなければならない。

そしてすべての価値判断は、
その目的に合致するように、
選択されなければならない。

同じ船に乗る、ということ。
http://hero.niiblo.jp/e481577.html
(参考:20代の宿題16.8.25)

ここから始めなければならない。

ツルハシブックスの店員サムライ合宿の機能は
そこにある。

計画⇒実行
だけだと、なんのためにやっているのか、
わからなくなる。

その前にきっちりと定義する。
目的地とコンパスをメンバーと共有する。

ここから始めるしかないなあと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 06:17Comments(0)チーム

2016年08月25日

同じ船に乗る

成功するプロジェクトと
成功しないプロジェクトの違いは、
実現を最後まで信じられる人がいるかどうか。
これが第1条件だ。
並河進さんに教えてもらった。

そしてもうひとつ。
それがチーム戦である場合、
「同じ船に乗る」ということ。

「同じ船に乗る」とは、
目的地とコンパスの確認と、
乗組員を知るということ。


ツルハシブックスの店員侍の合宿は、
おそらくはそうなっている。

人生モチベーショングラフで
オープンマインドをつくり、
過去と価値観を共有し、

誰のために
何を提供しているのか。

コンパス(チームの価値観)を形作り、
旗(コンセプト)を立て
目的地を定める。
いや、あんまり目的地は定めていない気がするけど。

あの1泊2日の合宿で、
サムライたちは「同じ船に乗る」

それは小さな宇宙船のような、
空に浮かんだ乗り物なのかもしれない。

そのことができれば、
いつでもそこへ帰ることができる。
俺たちはあの星を目指しているのだと。

たぶんそれが一番チームにとって大切なのだろう。

決断するのは、リーダーだけど、
みんなで決める、そしてその指針は、
さっき決めたコンパスだ。

それができるチームとできないチームが
実現するプロジェクトと実現しないプロジェクトを分ける。

いや、そもそも、
「学びが少ない」プロジェクトと「学びが多い」プロジェクトを
分けるのではないか。

プロジェクトの価値は、
成功することだけではない。
そこから何を学ぶか。
失敗したとしても何を生み出すか。

そういった考え方にたったとき、
「同じ船に乗る」というプロセスは
もっとも大切なことなのではないか。

なんとも言えない組織内で感じる「もやもや」は、
おそらくは「同じ船に乗っていない」からこそ
発生するのではないか。

何度でも乗り直す、しかないかな。

おれたちはあの星に向かっているんだよな、と
確認できるような、そんなチームをつくらなきゃいけない。  

Posted by ニシダタクジ at 06:06Comments(0)チーム

2016年07月19日

ソフト化して、自由になる

ヤマダマサシすげえな、と。
ツルハシで掘り続けて、
やっと分厚い盤を砕いたんだと。

ダイヤモンドが散らばっていくように、
散らばっていくのだと。

ソフト化して、自由になる、か。

つくづく、
すごいチームでやっているんだなと。

松下村塾。
学びあいの場。
そうそう。
こういうのがやりたかったのだ。

2004年に立ち上げた
「吉田松陰プロジェクト」(メンバーは僕一人 笑)

その方法論がわかったわけではないけれど、
一度できれば、何度でもできるような気がする。

お客を決めて、目標を決めて、
そこに向かって行動し、振り返り、
そして、メンバーを集める。
時限を切って、真剣勝負する。

そんなアートをこれからも生み出していきたい。  

Posted by ニシダタクジ at 07:41Comments(0)チーム

2016年05月06日

ツルハシブックス3rd




ツルハシブックス3rd
次のステージの幕開け。
いよいよ。
新たなるツルハシブックスがスタートする。

そんな実感のある店員サムライ研修合宿となった。

久しぶりのファシリテーター。
僕自身が一番驚いたのは、

合宿の目的は、
言葉ではなく心を共有すること。
「おれたちはあの方向に向かっているんだよなあ」
という感覚を共有すること。

だと最初から思っていたけど、
そのためには逆説的だけど言葉を共有する必要があると思っていた。

「言葉」とは、
「誰に」「何を」提供しているのか?
ということを明確にすること。

今回の合宿は、
それを明確な言葉にせずに、
それぞれが、「それをどう提供するか?」
の脚本を書く、ということに挑んだ。

「劇団員」であるサムライに
必須のことなのかもしれない。
自分にとって、誰がお客で、そのお客に
どうなってほしいのか?

そんなシーンを思い浮かべ、
自らを登場させ、シナリオを書いた。
これが面白かった。

ちなみに僕の書いたシナリオはこちら。

~~~ここからシナリオ

出演者
店員:さかのあき
お客A:新潟大学人文学部2年生女子はづき
お客B:初来店の高校生女子

ある雨の日。
制服姿の高校生がツルハシブックス入ってくるところから
シーンは始まる。
お客Aは3回目の来店で、店員とも面識がある。
すでに店内にいて、カラバコのコーナーを見ている。

店員:「こんにちは」
お客B:「こんにちは」
店員:「今日帰り早いんですね、テストですか?」
お客B:「三者面談です。でも雨が降っているので、
車の迎え待ちです。あと20分くらいはかかるって」

店員:「じゃあ、お菓子でも食べる?昨日、お客さんからもらったの。郡山のままどおる」
お客B:「え。いいんですか?」
店員:「差し入れは初来店のお客さんと一緒に食べるってルールがあるんです。
わたしのほうこそラッキー。」

お客Aも呼び寄せて、麦茶を入れて、3人でままどおるを食べる。

店員:「三者面談終わったの?」
お客B:「明日なんです。」

ここでお客Aに話しかける

店員:「三者面談のとき、どうでした?」
お客A:「三者面談っていやだよね~。私もすごくいやだった。」
お客B:「実は私も明日なんて言おうかと・・・」

店員:「理系なの?文系なの?」
お客B:「いちおう理系なんですけど、数学が苦手で、
文系にしたいんですけど、親が文系だと就職がたいへんだって。」

店員:「そうなんだ。はづきちゃんのときってどうだった?」
お客A:「私は今社会学っていうのを勉強しているんだけど、
すごく面白いよ。若者にとって、学校でも家庭でもない場が必要なのではないか?
って、そういうやつ。」

お客B:「面白そう。で将来はどんな仕事に?」
お客A:「そんなに決まってないよ。まだまだこれから。」

店員:「私もこども学科で幼稚園とか保育園とかに行く人が多いのだけど、
ここで店員とかしていると、それだけじゃないかもしれないって思い始めてきてね。」

お客B:「そうなんですね。大学生ってもっと進路が決まっていると思ってた。あ、電話」

高校生の電話が鳴る。

お客B:「お母さん駅についたって」
店員:「そっか。またね。」

お客B:「また来てもいいですか?」
店員:「うん。木曜日なら私がいるから。」

お客B:「木曜日ですね。また来ます。ありがとうございました。」
店員:「またね~」

~~~ここまでシナリオ

ひとりひとりが書いたシナリオ。
そこには、違う登場人物つまり共演者がいて、
主人公である初来店の誰かに、
何かを提供している。

きっと店員サムライにとって、ツルハシブックスとは、
そういう空間なのだ。

誰かのために何かを、このような手段で提供する。
というようなものは決まっていない。

いや、前者の2つは、だいたい決まっている。

初来店の中学生高校生大学生に、
たったひとりであの重い扉を開けて入ってくる
勇気ある中学生高校生大学生に、
なんらかの機会を提供したい。

しかしその提供する方法は決められていない。
方法というか、どのようなシーンで、
それを提供するか?が
それぞれのサムライに委ねられている。

きっと、ツルハシブックス3rdは、
そういう場になるのだろう。

2011.3~2014.12の第1期
2015.1~2016.3の第2期
から第3期へ。

ツルハシブックスはまた新しいツルハシブックスになります。
ご期待ください。  

Posted by ニシダタクジ at 06:32Comments(0)チーム

2015年12月28日

The time has come

The time has come.

中学の時に習った現在完了形。(笑)
have has+過去分詞
いまこそ、その学びの成果を。(笑)

時は来た。
昨日のコメタクミーティングはそんな感じ。

まずは
「ごはん道場」リハーサル。


飯塚さんに米の解説を聞いて、
米を選んで、米を研ぐところからスタート。
浸水してから、散歩に出かけて、
元助さんと大口屋さんで買い物。

3種類のお米の食べ比べをしながら
内野の商店街で買ったものを食べる。

うーん。
いいイベント。
参加費500円(おかず代は別途、持込み可)
で開催していこうと思います。

終了後の14時から、コメタクミーティング。
1年間の振り返りと、
もういちど目的の確認をして、
最後にスケジュールに落とし込んでいく。

昨日の主役は飯塚一智さん。
飯塚商店店主。
すごい人だなあと改めて思った。

すごい人って実績のある人のことじゃなくて、
いくつになっても、学ぼうとしている人。
好奇心を持ち続けている人。
自らの感性を信じられる人。

そんな飯塚さんと一緒に、
コメタクプロジェクトを進めていけることが
うれしかった。

そしてメイさん。
彼女が大学3年生のときから、注目していたアーティスト。
彼女の作品と空間づくりにいつも心を動かされてきた。
その彼女が同席していることもすごいことだ。

2015年12月27日。
コメタクにとって、記念すべき1日となりました。

コメタクの思想を体現している代表の堀。
愛されまくるキャラと実行力の井上。
カタチにすることができる吉野。

この3人に飯塚さんとメイさんと僕。

The time has come.
いよいよ、その時が来ました。
2016年、コメタク3人+3人から始まるプロジェクトに、
目が離せません。  

Posted by ニシダタクジ at 07:15Comments(0)チーム

2013年11月13日

サムライ研修と場のチカラ

7人でのサムライ研修に行ってきました。
テーマは「私たちはどこから来て、どこへ行くのか?」

目指す未来の共有と
具体的アクションへの落とし込み。

こういうのって
段取りが一番大切だと思うのだけど、
ちょっとやっぱり押しちゃいました。

朝。
準備チームは6時半集合。
準備物を確認して7時過ぎに出発。
南雲ベーカリーのコッペパンに心を打ち抜かれる。

第1タームは
イオン新発田でアイスブレイク。
人生モチベーショングラフで
人生を振り返る。

ランチタイムセッションは
古本いと本のある
「まちカフェ・リンク」でランチ。

母ちゃんの味ランチに
雨にも関わらずたくさんの人が集まってました。

第2タームは、モスバーガー中条店


ここの店員さんが素晴らしくて、
いい場の空気を醸し出していた。

それによって、
ミーティングも盛り上がり、
目指すべきお店のカタチが見えてきた。

第3セッションは、
お店の第2セッションで出てきた言葉を言語化。
みんなの共通項にしていく。

「ツルハシブックスらしさ」とは?
という問いに全力で答えていく。

今井さんから、
「西田さんがたまに言う、いま、この感じ、ツルハシブックスらしいよね。」

そうだったのか。
自覚なかったけど、ここで気づかされた。

その瞬間のお店の中は、
店内のいたるところで、
ステキな「場」が生まれているとき。

ソファでは、誰かが座って話していて、
レジ前でも本のトークをしていて、
カラバコの前でも、作品の話をしていて、

そんな「場」が共存している感じ。
それがツルハシブックスらしいのだと思う。

常連客と新規客が響き合うお店。
お互いがお互いの映画のわき役であるかのようなお店。

入り口のドアを開けた瞬間に
誰かの何かの物語に巻き込まれてしまうような
少しのドキドキと新しいワクワクが同居しているお店。

そんな「場」を作っているんだろうと思う。

「若者のためのお店。」
だけど、おじさんおばさんも
わき役として1つのシーンを共演しているような、
そんなお店を作っていこうと思います。

日々、新しい発見があるような。
行くと、何かが変わっているような。
自分が変わっていくような。
そんなワクワクが生み出せる店づくりをしていこうと思います。

「共演者に出逢う店」。
それが「ドラクエ4」のようなお店だったのかもしれません。

これを具体的アクションと個人目標に落としていくこと。
そこからまた出発します。

7人のサムライの皆様、ありがとうございます。
ひとりひとりの宣言タイムも熱かったっす。

いい「場」を創っていきましょう。  

Posted by ニシダタクジ at 07:19Comments(0)チーム

2013年07月27日

仲間づくりとプロジェクト

「知り合い」が「仲間」
になるのはいつだろうか。

「学生時代の仲間」とは
一緒に何をしたのだろうか?
何年経っても結びつきが強いのは
一般的には体育会系の部活だと言われる。

限界を超える夏合宿。
朝から晩までつづく基礎練習。
足の裏にはマメができる。

そんなのを超えて、
人と人は「仲間」になっていく。
その小さなものを作れないだろうか?

かつてやっていた
1泊2日の「社長に挑戦セヨ」というイベントがあった。

社長が出したお題に対して、
3人1組でチームになり、
一晩かけて提案を出していく。

途中で妥協するチームも出てくるが
なんとかいい案を出そうともがくチームが
仲良くなっているのではないか。

短期間であっても、
共通の目的に対して、
チーム全員が全力で挑む。

これが仲間づくりのポイントだとすると。

仲間づくりのための研修もこのように作っていく必要がある。
(現在は多くの企業でこの要素を多分に含んでいるようだが)

しかしながら、ここで見落としがちなポイントがある。

「課題共感」である。

単なる企業や地域の課題に対して、アイデアを出せ、
と言われても、そこに心が動くことはあまりない。

したがって、そこには、「本気」が芽生えない。

「課題共感」できるお題。
これが前提条件だ。

では「課題共感」に必要なのはなにか。

・リアルな現状(現場)を見る。
・お題の設定者が本気である。
・「共感」を生むような場の設計。

この3つを押さえることが必要なのではないか。

そういう意味では、
国際協力系のNGO、NPOが実施している
スタディツアーは、かなり参考になるのかもしれない。

「課題共感」できるプロジェクトに挑むこと、
これが仲間づくりのポイントだとすれば、

離島・粟島や中山間地・栃尾はもっとも効果的な研修場所になるのではないか。  

Posted by ニシダタクジ at 05:45Comments(0)チーム

2010年06月29日

サッカー型社会へ

新大中門近くにある
喫茶「木漏れ日」で
「社長に挑戦セヨ」の
自己紹介あいさつを考えていた。

ふと。
目の前にある朝日新聞に目をやると。

ワールドカップ1次リーグの
日本×デンマーク戦の記事が踊っていた。

そこには、
こんな裏話が書いてあった。

1点目のフリーキック。
本田がゴールを決めたとき。

本田のもとに駆け寄り、歓喜の渦ができる。
その渦の中には行かずに、
ベンチに駆け寄った男がいた。

守備的MFのポジションにいた阿部。

阿部は監督に言いに行く。
「9番がフリーになっている。」

この日、攻めの姿勢を作るために
守備的MFを減らし、攻撃的布陣に変えた。
それをこの時点で修正したほうがいいと
阿部は進言し、9番を自分でマークするようなカタチになった。

世の中に似ている、と思った。
サッカー型の社会へ。

ひとりひとりが考え、意見交換し、改善していく。
そんなチームが日本代表にはできていた。

サッカーというスポーツは、
1人1人が自分で考え、行動し、役割を果たしていく。
そんなスポーツだ。

野球というのは
監督がスクイズのサインを出したら、
そこは従うことが当たり前だ。
全てが統率されたシステムの中にある。

時代はサッカーだ。

いつまでも、指示を待っていることはできない。
自分から動き、ボールを取りにいくことだ。  

Posted by ニシダタクジ at 06:15Comments(0)チーム

2010年06月07日

最強のチームをつくる

No1センターの称号はお前のモンでいいぜ。
でもな
全国制覇は譲れんのだ

スラムダンク28巻の
キャプテン赤木の名ゼリフ。

ここから、
三井の3ポイントが
入るようになる。

20世紀最高のスポーツ小説、スラムダンク。
学ぶべき世界がたくさんあるなあ。

「チーム」とは、
きっとそういうものです。

ひとりひとりの力を最大限に。
強みを5倍に、弱みを5分の1に。

それが最強のチームです。

俺たちが最強です。
と宣言できるチームを作ろうぜ。  

Posted by ニシダタクジ at 05:46Comments(0)チーム

2010年02月24日

自分の爪あとを残す

自分が、
このチームに残したものは
いったいなんだろう?

と思う瞬間がある。

自分が得たものは、
どんなものだったのだろうと、
この半年間はなんだったのか。

その意味を問いかけたいときがある。

内村鑑三が言っていた。

人が世の中に残せるものは、
金か、事業か、思想だと。
しかし。
最大の遺物は、勇ましい高尚なる生涯である、と。

あなたはチームに確かに、
「勝利への意志」を残しています。

かつて、星野くんがそうだったように。  

Posted by ニシダタクジ at 06:21Comments(0)チーム

2010年01月04日

タテ社会とタテライン

箱根駅伝に出るのが
僕の高校3年の夢でした。
もちろん予選ですけど。

体育会系の部活。
先輩後輩。

厳しいだけに、つながりがある。
社会に出てからも、それだけで
一気に距離が縮まる。

タテ社会。
日本は昔からそうだった。
いつの間にか、それは、大企業と
体育会系の部活だけになっちゃったかな。

ヒーローズファームは
コミュニティであり、ネットワークであることを目指す。

卒業していった先輩。
応援してくれた社長。
そのひとつひとつが自分たちの力になり、
またそこへ帰ってこれるような、
そんなネットワークを作っていくこと。

タテのラインをもう一度つなぎなおす。
それが2010年の大きなやることになる。

起業家留学をやる理由は、
「そのコミュニティに属したいから」
そう言う大学生がまもなく出現してくる。  

Posted by ニシダタクジ at 07:06Comments(0)チーム

2009年11月07日

巻き込む力

チームを結成し、リーダーとなる。
人を巻き込む、巻き込む。

失敗を重ね、
チームを形作っていく。

そこでの学びは、一生モノ。

人を巻き込み、
プロジェクトを実施する。

そんな経験が必要なのかも。  

Posted by ニシダタクジ at 06:03Comments(0)チーム

2009年09月24日

ビジョンセッション

昨日は朝8時~夜10時までひたすらビジョンセッション。
企業開拓担当の田中朱里がプロデュースした。

「ファンドレイジングが世界を変える」(鵜尾雅隆著)
をもとに、団体の目指すもの、伝えていくメッセージ
を考えていく。

これを進行できるって
すごいことだ。

団体の運営の根幹にかかわることだ。
どんな思いで、何を伝えたくて、
僕たちがいま、この仕事をしているのか、
それを考えることだ。

集中力が途切れることなく、
最後まで一気に走りぬけた感じがある。

僕たちは何者なのか?

挑戦の
舞台をつくる
設計士

どんどん設計していこう。  

Posted by ニシダタクジ at 08:12Comments(0)チーム