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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2008年11月10日

もっと深い本読みましょう

金曜日。
伊藤くんとジュンク堂で本を探していた。
僕が「成功法」とか「売れる」とか
そういう本を真剣に選んでいると、
伊藤くんが言った。

「西田さん、もっと深い本読みましょうよ。」

思わず。
笑ってしまった。

成功とか、売れるとか。じゃなくって、
NPOの代表なんだから、
いま国際関係はどうなっている?とか。
50年後の世界はどうなっている?とか。

そういう本を読みましょうってこと。

そういえば。
最近そういう本を読んでいない。

大学生のとき。
特に1,2年生のときに読んでいた本はそういう本だった。

荏開津典生「飢餓と飽食」を読んでから、
レスターブラウン「飢餓の世紀」、
などなど。
食糧問題についての本を次々に読んで、
自分のことのように、問題意識を感じていた。

「オレがなんとかしなきゃ」と本気で思っていた。

そんな僕に一番の転機となったのは、
「どれだけ消費すれば満足なのか?」(アラン・ダーニング)
だった。

どれだけ金持ちになっても、
どれだけ豊かな生活をしていても、
人が幸せを実感する割合はあまり変わらないというデータ。
それではなんのために人はがんばっているのか。

食糧問題も環境問題も根っこは同じだと思う。
「豊かさとは何か?」「幸せとは何か?」
をひとりひとりが真剣に考えることしかないと思う。

と考えていたときからすでに12年。
現代の世の中の現状にマッチしたもっと広い視野を
持つ必要があると思った。

もっと深い本読もうっと。
伊藤くん、ありがとう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:58Comments(0)言葉

2008年11月09日

ダマされてみる

「この人は自分を利用しようとしているだけかもしれない。」
そんな不安に駆られ、人の誘いに乗らないことがある。

ボランティア活動に無理やり参加させられているような
大学生を見ていると、そんなふうに感じることもある。
あるいは、活動に参加していても。
「おれってダマされているんじゃないかな」と半信半疑なことをしている。

やるからには、
思いっきりダマされてみたらいい。

ダマされることも経験だと思う。
「おれは一生懸命やったのに、ダマされていただけだった。」
それが何か悪いだろうか?

浪費とかムダとか。
そんなことを言っていると経験値が上がらないのだ。

キラキラの目で積み木を組み立てている
子どもに向かって、
「そんなことムダだからやめろ。」
と言うだろうか?

ムダの中に創造性は隠れているかもしれないのだ。

ダマされてみる。
徹底的にダマされてみよう。

ダマされるなら、就職してからではなく、いまだ。  

Posted by ニシダタクジ at 06:02Comments(2)

2008年11月08日

瞳が語る

昨日の飲み会は最高だった。
8人の瞳がキラキラしていた。

どんな瞳をしているのか?

それこそが、「この人と一緒に仕事をしたい」
と思う基準だ。
ふと振り返ると、
ステキな人はみな、ステキな瞳をしていた。

瞳にその人の人生が現れると僕は思う。
どんな思いで仕事をしているのか、
何を大切にしているのか。

何歳になっても。
そんな瞳を持ち続けるような
仕事をしたい。
人生を生きたい。  

Posted by ニシダタクジ at 07:01Comments(0)学び

2008年11月07日

あきらめない理由

これから始めるチャレンジに対して、
「どうなったらあきらめますか?」
と問われて、
うーんと考える。

「半年間やって結果が出なかったら。」
「100人の人に断られたら。」
「競合他社に仕事を3つ連続でとられたら。」
とか。

出てきちゃうとしたら。

そのチャレンジはおそらくは失敗する。

アントレプレナーセンターの福島正伸さんは、
こう問いかける。

「その事業を始めて、何らかの挫折したときに、
それでもあきらめない理由って何ですか?」

自分の成長のためですか?
決意をした自分への責任ですか?

あきらめない理由。

この事業を待っている人がいるから。
世話になった人に恩返しをしていないから。
それが自分の表現活動だから。

あきらめない理由が、あればあるほど。
そのプロジェクトは成功する。

いや。
失敗など世の中にはないのだ。
途中でやめる人がいるだけだ。
夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。

あきらめない理由が、あなたにはありますか?  

Posted by ニシダタクジ at 05:48Comments(0)言葉

2008年11月06日

10歳の頃の自分に

10歳の頃の自分が今、自分の目の前に来て。
自分のやっていること。自分の性格。
自分の姿を見て、なんと言うだろうか。

「へっ。こんなもんか~~」
とか言われて、去っていかれた日には、
だいぶ落ち込む。

「おおお。オレも早く大人になりてーーー」
って叫びながら帰っていったら、かなりうれしい。

では。
いま。
僕たちはどんな人生を歩んでいるだろうか。
大切なものを大切にしているだろうか。

10歳の頃の自分に胸を張れる日々を
送っているだろうか。

いつもそれを問いかけると
人生は豊かになる。  

Posted by ニシダタクジ at 06:40Comments(0)言葉

2008年11月05日

2ヶ月ぶりに会う仲間

構想10年の熱い飲み会
「ヒーローズステーション」(仮)
が2回目の開催。

若い人が夢を語る場というコンセプトで
今回もスタート。

まずはゲスト(今回は自分がやりました)
が15分くらい思いを語る。
次に参加者ひとりひとりが
いまやっていること
これからやりたいことを語る。

そしてあとはフリートーク。
やりたいことを語る。宣言する。
その時点で参加者どうしの時間は止まっている。

2ヵ月後、
再会するときのあなたは、
まだ宣言したときのまま。

うまくいっても、
うまく行かなくても、
それを知らない。
それをまた2ヵ月後に説明すること。

2ヶ月単位で人生を生きるということ。
この飲み会がそんな場所になっていくことが
新潟を熱くする小さな積み重ねであると思う。  

Posted by ニシダタクジ at 07:06Comments(0)イベント

2008年11月04日

即、行ってみる

その日出会った人に、
その日に誘われたイベントに行ってみる。
これってなかなか勇気がいることですね。
ナンパだったらついて行っちゃダメですよ。

こういうのをつかめる人ってすごいよなあと
思いました。

昨日。
ASOBOTの近藤さん、川村さんが
新潟にやってきた。

その夜。
突然の誘いにノってやってきたAさん。

出会いのチャンスをつかめる人って
やっぱりすごいなと思いました。  

Posted by ニシダタクジ at 11:16Comments(0)

2008年11月03日

いよいよ本番

11月3日開催のおやじ万博
前日準備+ミーティングをしていました。

当日のスケジュールに沿って、
ひとつひとつ。
流れを確認していく。

今年から専門学校に進学した
吉野くんと桑原くんも加わり、
8人での事前ミーティング。

滋賀県からやってきた
さすらいの歌うたい、安高佑一くんは
かつてのメンバーだった。

彼が言った。
「オレと一緒にやってた人はもう残っていないけど、
こうやってめぐっていくんですね~」

先輩から後輩へとめぐっていく活動。
そして、今年はまちづくり協議会の
みなさんとのコラボ。

ひとつひとつ。
一歩一歩。
前に進んでいます。

あきのんの春の奮闘がなかったら、
今の活動はありません。
堀さんが仲間を集めて、
昨年のだがしや楽校を成功させなければ、
いまの活動はありません。

遠藤くんが2年目をつなげてくれなければ、
きっとみんな解散していたと思います。

洋ちゃん、稲葉さん、瞳ちゃんが
1年目の屋台骨を支えなければ、
あかりちゃんたちがスタッフとして
やっていることはないでしょう。

先輩たちの、土台の上に。
4年目の大イベント。
だがしや楽校~おやじ万博08がスタートします。

メンバーのみなさん、参加小学生の一生の思い出に残る1日を
つくっていきましょう。

ありがとう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:44Comments(0)チーム

2008年11月02日

「駄」の魅力

11月3日に開催される
「だがしや楽校~おやじ万博08」の
きっかけは、
山形県で中学校教員をしていた松田道雄さんの著作
「駄菓子屋楽校」を読んだことだった。

幼い頃の駄菓子屋の記憶。
社交場であり、学びの場だった駄菓子屋。
大切なことをたくさん教えてもらった。

現代にもう一度あの空間をつくり上げよう。
それが駄菓子屋楽校という取り組みだった。

松田さんには何度かお会いしたことがあるが、
興味深かったのは「駄」の話だった。

駄菓子の「駄」はとるに足らない、
たいしたことないという意味の「駄」。

10円、20円のお菓子を買うのに、
何分迷っているのだろうという「駄」

その後も店のばあちゃんたちと話をしたり、
子ども同士でけんかをしたり。
まったくお金を生まない時間がたくさんある「駄」

しかしながら。
「駄」の中に、大切なものがあったのではないか。
いや。
「駄」だからこそ実現可能な空間があったのではないか。

成果主義。
生産性をいかに上げるか。
ムダをいかになくしていくか。

それを追い求めすぎた結果。
失われた「駄」。

「駄」の世界をふたたび復活させること。
そこに大きな魅力を感じる。

PS 当日ボランティアのみなさん、ありがとうございます。
だがしや楽校のボランティアに来ても、
自分の将来には、まったく役に立たないと思いますが、
「駄」の魅力を探しに来てください。  

Posted by ニシダタクジ at 05:21Comments(0)言葉

2008年11月01日

つながる場所、つながる時間

久しぶりの取材。
取材を受けると、自分があらためて
何のためにプロジェクトを始めたのか、
考え直す機会となる。

まきどき村を始めたとき。
最初のコンセプトは、
農作業を体験する場所だった。
「自然とつながる」

そして農作業を通じて、
人と人が仲良くなる場所だった。
「人とつながる」

福井集落の人たちに出会い、
ほたるを復活させた人たちの
仲間に入れてもらった。
「地域とつながる」

旧庄屋佐藤家保存会に出会い、
かやぶきの家で、
朝ごはんを食べるようになった。
「歴史・文化とつながる」

いつしか、「人生最高の朝ごはん」は、
本当に人生最高になった。

初めて出会った人が、
畑でダイコンを抜き、
朝市で買い物をして、
一緒に味噌汁をつくり、
囲炉裏を囲んで食べるだけで、
一瞬にして家族になった。

「ふるさと」が確かにここにある。
人生最高の空間と時間。

まきどき村を始める前に感じていたこと。
「何が起こるかははっきりとは分からない。
でも、何かが起こることだけは間違いない。」

たしかに。
いくつもの奇跡が起こった。

「人生最高の朝ごはん」は空間と時間のアートだ。
あの4時間の中に、いくつもの要素があり、
そのひとつひとつが無駄だらけのように見えて
無駄のない要素になっている。

つながる場所に来て、
つながる時間を過ごしてみないか。

ここには何もない。
しかし、ここには何もかもある。  

Posted by ニシダタクジ at 04:59Comments(0)思い