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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2009年03月21日

サヨナラ、学校化社会

「サヨナラ、学校化社会」(上野千鶴子 太郎次郎社)


2002年に発売されたときに
読んで衝撃を受けた記憶がうっすらとあるが、
今回はブックオフで100円で並んでいたので
あらためて読むことにした。

(いまは筑摩書房から文庫版が出ています。)

東大で社会学を研究し、また教える上野さんは
4流大学~東大までを教えてきたという
面白い経歴の持ち主。

東大に赴任したてのころ、
東大の学生のレポートが判で押したように、
講義の明快な要約であることに衝撃を受ける。
オリジナルなレポートはほとんどない。

それ以来、講義のたびにレスポンスカードを
書かせるカタチに変えていったという。

上野さんは社会がすべて
「学校的価値観」によって支配されてしまったという。

「学校的価値観」とは、
未来のために今を我慢すること。
やればできる。できないのは努力が足りないからだ。だからがんばれ。
というもの。

それがみんなを不幸にしてきたと上野さんは言う。

最後に多様なライフスタイルを提案する。
仕事に重きを置くライフスタイル、
仕事以外の部分に重点を置いていくライフスタイル。

ひとりひとりそれぞれがライフスタイルを
追求していく生き方。

すでに7年も前に上野さんは
著作として送り出していた。
あと3年でおそらくはスタンダードになっていくであろう。

10年先を行ってる。
さすが勉強家。
(東大の先生に向かって言うなよ。)  


Posted by ニシダタクジ at 07:26Comments(0)