プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年01月31日

希望という物語

玄田有史さんの
「希望のつくり方」(岩波新書)
はたくさんの示唆を与えてくれる本。

昨日紹介した
希望に必要な「可能性」と「関係性」に
加え、もうひとつの大切なこと。

それが希望の持つ「物語性」だという。

私たちが小説を読むとき、
あるいはドラマや映画を見るとき。

全てが順調に進んでハッピーエンドで
終わりました、みたいな映画を面白いと思うだろうか?

そう。
物語とは順風満帆とはいかず、
たくさんの挫折を乗り越えて、
ようやくつかんでいくから面白いのだ。

玄田さんは、
数々のアンケートから

「希望」には

「修正」と「挫折」と「無駄」
が必要だと言う。

小学校のときになりたかった夢の仕事は
できなかったけど、
その都度なりたいものを修正していったり、

立ち直れないような挫折を経験して、
それをなんとか乗り越えたり、

あるいは無駄なことでも
「なにか得るものあるかもしれない」
とチャレンジ精神で挑んでいくような人たちの

希望を持つ度合いが高かったのだという。

全てが思ったとおりにうまくいく。
なんてことはほとんどない。

「修正」や「挫折」、「無駄」まで
すべて取り込んで、希望を紡いでいこう。

あなたは、どんな映画を生きますか?  

Posted by ニシダタクジ at 08:21Comments(0)