プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年06月21日

教育と産業が合致しているということ

秋葉山で
森のようちえんを主宰する
原常樹園の原淳一さんに話を伺う。

もともと造園業で
公園の設計・施工をしていた原さんは
従来の官公庁に名刺を置いて回る
営業に疑問を持つ。

さらに、
公園が子どもの遊び場には
ならないことを感じる。

子どもは木登りしたり、
自然の中で遊ぶほうが楽しいはずだ。

そう思い、
木登りができる公園というコンセプトの
公園づくりに取り掛かる。

ただ遊ぶだけではいけないと
プロジェクトアドベンチャーの資格を取り、
学校の生徒を呼んでの体験活動を始める。

そんなときにドイツに
視察に行くチャンスがあり、
そこで出会った「森のようちえん」に
衝撃を受ける。

環境先進国ドイツの秘密がここのあった。
これだ!
と直感した原さんは、
ようちえん作りへと取り掛かる。

2011年春。
森のようちえん開園。
本業の造園業とようちえんをいったりきたりしている。

必要な造園業。
これが原さんのテーマだ。

建物や道路もたしかに必要なのだけど
公園やキャンプ場など、
教育効果を考えると必要なものは
もっと他にあると原さんは言う。

そしてその認識がなければ、
造園業の未来が描けないという。

だから、
原さんは先行してNPOを立ち上げ、
ようちえんを作る。

原さんは言っていた。
昔の仕事は、必要だからできていた。
電話に車、冷蔵庫や洗濯機。

いま、どうしたら儲かるか?
に答えるために無理やり仕事を作っている。

自分たちに何ができるか?
そして地域のために何ができるか?

「秋葉区は新潟市の子どものために何ができるか?」

里山を活かした環境教育は
そのひとつの答えだろう。

原さんが最後に言った。
教育と産業が合致していることが大切だ。

その通りだと思った。
子どもたちに建前の教育をしている場合ではない。

この教育が未来の地域を、産業を作っている。
そう思えるからこそ、大人も本気になり
子どもも本気で学ぶのではないか。

私たちは西区西蒲区でその問いを
発する必要がある。

西区西蒲区は、子どもたちにどんな学びのフィールドを
提供するのか?

教育と産業を合わせていく。
そんな挑戦がこれから始まる。  

Posted by ニシダタクジ at 08:16Comments(0)学び