プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年06月24日

まきどき村という原点

昨日は
福島県只見町の
ご一行様がまきどき村と旧庄屋佐藤家に
いらっしゃいました。

久しぶりにまきどき村が
テーマの講演をしました。

熱かった・・・

最初の農の可能性への思い。
地元のおじいちゃんたちの地域を愛する心、

気づけば僕は
13年、地域に通うリピーターに
なっています。

思えば大学生の頃、
ずっと疑問に思っていたこと。

環境問題の根本原因はなんだろう。
そして、そこまでして手に入れたかった「幸せ」とは
いったいなんだろう。

そんな疑問を持ったとき、
テレビでブータン王国のことを知った。

「GNP(国民総生産)よりGNHだ(国民総幸福量)だ」

と語る国王の下で、
幸せそうにしている人たちを見た。
GNPは日本のわずかに4000分の1。

なんなんだ。
と衝撃を受けた。

私たちが環境を犠牲にしてまで、
得たかった幸せとはなんだったのか?
豊かさとはいったい何なのか?
そんな問いと向き合った大学4年間だった。

農学部に入るときに、
環境問題へのアプローチは
農業にしようと決めていた。

じゃあ、僕がやるべき農業って
どんな農業だ?

そして徳島県の自然農実践家、沖津一陽さんに出会う。

マニュアルではなく、自分で考えろ。
それが沖津さんから僕が学んだことだった。

「農」の持つ可能性。

それは、食糧生産だけではなく、
人と人をつなげていく機能。
それこそが人を豊かにしていくのだと思った。

僕には、まきどき村という原点がある。
そう確認させてもらった、只見町のみなさんとの
出会いだった。

そうそう。

豊かさってなんだっけ?  

Posted by ニシダタクジ at 06:08Comments(0)学び