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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年11月30日

第3の価値観

「社会教育とは、
学校教育の価値観とは違う価値観を
提供するところだ。」
と言い切った議長のコメントに、ちょっと胸が熱くなった。

そうそう。

画一的な価値観から
「勝者」と「敗者」が
生まれてくる。

有名な南の島の話がある。

昼間からハンモックに揺られて昼寝をしている
20歳そこそこの若者に、話しかけるグローバル企業の
ビジネスマン。

ビジネスマン「いい年をして、働いていないのか。どうだ、働いてみないか」
南の島の若者「働くとどうなるんだい?」
ビジネスマン「たくさん収入をもらえて、いろんなものが買えるんだ。」
南の島の若者「そうするとどうなるんだい?」
ビジネスマン「貯蓄がたくさん出来て、のんびりと遊んで暮らせるんだ」
南の島の若者「俺はいま、それをやっているんだ。」
ビジネスマン「・・・」

これは、笑えるのだけど、泣ける。
価値観とはなんだろうか?
と考えさせられる。

いま。
世の中が単一の価値観に染められてしまった。
「経済至上主義」「目的最適化」

大学で人文学部に進もうものなら、
「それで就職できるの?」「将来何になりたいの?」
と聞かれる世の中。

その単一の価値観は
経済システムと学校教育システムから
生み出されていった。

社会教育は、そうではない第2、第3の価値観が
あるんだ、ということを伝えていく機会提供。

なるほど。
それが僕たちのミッションなのか。

答えはひとつではないし、
勝者も敗者も存在しない。

ただ、「生きる」ことに向き合う自分がいるだけだ。  

Posted by ニシダタクジ at 09:18Comments(0)思い