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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年12月15日

日本という方法

松岡正剛講演会
「日本という方法」行ってきました。

日本の歴史から学ぶ、
日本人の精神と文化。

これは面白すぎました。

古来から、日本人は
カスタマイズ・アレンジが得意だった。

中国から渡ってきた文化
稲作、鉄、漢字を
そのまま受け入れるのではなく、
日本に合うようにカスタマイズする。

苗は苗代を作り、
移植するという米作りを確立した。

実りminoriと祈りinoriは
対になっている。
実り、すなわち、祈りだった。
祈りによって実りは成立している。

神社には、神様が常時いるわけではなく、
やってくる神様=ゲストの神様。

イスラム教の聖地巡礼などが
ないのは、神様はいろんなところにやってくるから。

お正月になれば、
歳神さまがやってくる。

だから、その間は、仕事をしないで
おとなしくしている。
昔、仕事をするというのは、火を使うということ。

それをしないために、
おせち料理をつくり、それを食べ続けた。
前の1年、そして新たな1年を感謝して迎えるのが
日本のお正月だったんだ。

迎え⇒巡り⇒送り
とめぐって、ふたたび迎えに戻っていく。
送りが終わったあとに直会があり、
宴が催される。

これは日本の古来のお祭でやっていることと同じだ。
これか。

日本という方法。

伝統から学ぶ
歴史から学ぶ
そして、日本語から学ぶ

番(つがい)ということ。

「あはれ」

「あっぱれ」
の語源は同じ

「あはれ」は公家の感傷を
「あっぱれ」は武士の覚悟を
しめしたもの。

なるほど。
だから同じことでも、いろんな側面だったり
捉え方だったり、デュアルに出来上がっていくということ
なんですね。

これなんですね。
日本という方法。

田舎と都会。
農業とサービス業。
本との出会いと人との出会い。
ひとりの時間とグループの時間。
そういうのを考えていくことなんだろうね。

なんだか、ワクワクしてきました。
日本という方法。  

Posted by ニシダタクジ at 07:42Comments(0)