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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年12月26日

なぜ、やるのか

昨日は新潟市ユースアドバイザー養成講座に
オープン参加してきました。

1時限目の丸田先生には、
若者と接するときの基本的姿勢を、
2時限目の雲尾先生には、
地域の中での活動において
対象者とニーズの明確化と学校などとの関係性を、
それぞれ学びました。

3時限目はツルハシで用事があったのでお休みしましたが、
4時限目の育て上げネットの工藤さんの講義を聞きました。

「食うために働く」という動機付けは、
最低賃金×法定労働時間を生活保護の支給額が
逆転したときに論理的にも破綻している。

ならば、なぜ働くのか?
という動機付けを必要としている。

「若者支援は未来社会への投資だ」
と言い切る工藤さんのミッションは明確。
そこに尽きるなあと思う。

日本には、
不登校 12万人
高校中退 8万人
大学中退 11万人
という教育の現場からこぼれ落ちる30万人の若者がいる。

彼らを支援することは、
高齢化が急速に進むわが国では
必要不可欠のことだと言う。

もっとも
印象的だったのは、
育て上げネットの会社説明会のこと。
集まってくる人は就職希望でこの場所にきている。

聞きたいのは
「仕事内容」や「待遇」や「休み」など。

しかし。
理事長の工藤さんは1時間話す。
その内容は
彼らの聞きたかったことではないのかもしれない。

「僕たちはなぜ、この活動をやっているのか?」

それをひたすら話す。
1時間だ。

NPOにとって、
いや、組織にとって、
もっとも大切なのは、きっと
そこなのだ。

僕たちが乗る船が
なぜ、作られたのか?
そしてどこへ向かっているのか?

それを理解した上で、
あなたは、この船に乗るのかどうか?

あさってはビジョンミーティング。
もういちど、この船の行く先を見てみよう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:35Comments(0)学び