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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年01月05日

日本代表を育む地域

AERA最新号
「日本を立て直す100人」特集の
中ほど、57ページに
サッカー日本代表キャプテン、
長谷部誠のインタビュー。

その中に、興味深い一節があった。
「欧州に渡って日本サッカーの新しい時代を
切り開いた選手の思春期をたどるとなぜか、
家族ではない大人との親しいつきあいが浮かび上がる」

ペルージャに移籍した中田英寿は、
甲府市の中学生だった頃、部活で教わっていた
地元で働く社会人のコーチを慕っていた。
週末は自宅に帰らず、そのコーチの家でサッカー談義を
深めていた。

ワールドカップ南アフリカ大会で活躍した本田圭佑は、
大阪の親元を離れて、石川・星陵高校の合宿所で生活していた頃
チームメイトの親から食事に招かれることが多かった。

ドルトムントで活躍中の香川真司はセレッソ大阪時代、
名門旅館の料理長だった寮長にかわいがられた。
サッカーは素人の寮長の助言を香川はすすんで聞いていた。

長谷部誠もそうだった。
部活が休みになる月曜日の午後、
ストリートカジュアルのセレクトショップ「イン・ブルーム」で過ごした。

午後8時になると、
店主の車に乗り込み、隣街にあるフットサル場で
インブルームの常連客とボールを蹴った。
ほとんどが30代の男性だった。

長谷部は言う。
「サッカーの楽しさを思い出させてくれる場所でした。
部活とは全然違うプレーをしていました。」

第3の場所。サードプレイス。
そして、異年齢の大人。
さらに、世代を超えて楽しめる何か。

これが、
これからの時代のキーワードになっていくと思う。

それでは、
世代を超えて楽しめる何かとは?

「本」「商店街」「農業」がひとつだ。
「学び」「出会い」そして「ビジネス」だ。

商店街をどうやって盛り上げていこうか?
地元のものをどうやってPRして、売っていこうか?
そんな問いは、
世代を超えられると僕は思う。

中学生・高校生が
商店街活性化や農産物販売促進を行っていく。
そこに大学生や20代、30代、
あるいはもっと上の地域の大人が絡んでいくこと。

そこに、次世代を担う若者が育っていくと僕は考える。

サッカーだけではない、
明日の日本代表が、もしかしたら
ここ、内野からすでに生まれているかもしれないのだ。  

Posted by ニシダタクジ at 06:13Comments(0)日記