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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

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土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2012年04月12日

産業の高度化とコミュニティ

産業革命から150年。
高度経済成長から50年。
劇的に変わったのは、
コミュニティを取り巻く環境。

自分‐家族‐地域‐日本
というコミュニティのつながりは、
大量就職によって変わった。

自分‐家族‐会社‐日本
そのとき、会社は「地域」のようなものだった。
地域の自治会のような「飲み会」、「運動会」、「社員旅行」などがあった。

いつのまにか、
会社コミュニティは家族を上回る強さとなり、
成人男性にとってのコミュニティは
自分-会社-日本となってしまった。

このときに発生したのが、
「熟年離婚」「定年離婚」ではなかったか。

自分は家族というコミュニティに属してはいなかった。
いや、属してはいたが、「役割」は限定されていた。
(つまり給料を稼ぐということ)
その「役割」を失ったとき、コミュニティから弾き出されてしまった。

産業はさらに高度化が進んだ。
サービス業の多くは長い営業時間をカバーするため、
「シフト制」となった。
あるいは、PCによって、個人での作業が増えた。

成果主義が導入され、
「費用対効果」が声高に叫ばれた。

運動会?
それがどんな経済的効果を生むんだ?
飲み会?
それで出世できるんですか?

こうして、会社の行事はなくなり、
「地域」としての会社は解体された。

つまり、
自分‐会社‐日本
の真ん中がなくなり、人々はひとりぼっちになった。

もはや個人は日本にしか属していない。
あるいは、「地球市民」としての自分しかいない。

大学生のキーワードが
「環境」「国際貢献」になっているということは
こういうことなのではないか。
もはや、貢献するべきコミュニティは
そこにしかないということではないか。

自分‐日本‐世界
というコミュニティの連鎖しかもたない暮らしは
個としての強さが要求される。
まわりの人は誰も助けてはくれないからだ。

日本国民としての公的サービス以外は
あてにならない世の中が、現実にある。

コミュニティの再構築。
そこに時代の鍵がある。

シブヤ大学は、それを「学び」の講座という切り口で、
山崎亮さんは、住民を巻き込んだワークショップで、
コミュニティを再構築しているのだ。

自分と日本の間のコミュニティを取り戻していくということ。

その方法を、たくさんの人が求めているのだと思う。
そうだとすれば、新潟がその資源を活かして、
コミュニティを再構築するには、
自分‐家族‐地域‐日本の中で、
「地域」にフォーカスしていくことが有効なのではないだろうか。

かつての地縁社会に戻ることは
残念ながら、難しいと思う。
すでに超高齢化する中山間地では、
ヨソモノの力を借りるしかない。

ヨソモノがワカモノであり、
その場所に何かを学びに来ているとすれば、
彼らは支援者であると同時に受益者である。

相互に持てるものを持ち寄り、
提供しあう地域社会をデザインすること。
それが地域コミュニティをふたたびつなぎ、
自分と日本のあいだをつないでいくのだろう。

課題があふれている社会は
ワカモノにとって、出番だらけの社会、生き甲斐・やり甲斐だらけの社会だ。

社会をひとつの劇場にする。
そしてみんなが役割を演じている地域社会が
これから始まっていくのだろうと思う。

あなたの出番はもうすぐだ。
そのために、いま、何を学ぶのか?  

Posted by ニシダタクジ at 07:37Comments(0)日記