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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年06月05日

山崎亮さんの「まちの幸福論」が熱い

山崎亮さんの
「まちの幸福論」(NHK出版)
が熱かった。


「コミュニティデザイン」は
どちらかというとクールな感じで素晴らしかったが、
「まちの幸福論」は熱い、人間味溢れる山崎さんが垣間見える。

なぜ、まちは、コミュニティは衰退したのか。
人と人のつながりはなくなっていったのか?

裏表紙にも出ている一節

~~~ここから引用

コミュニティの活動、
言い換えれば、人と人とのつながりが
機能するまちの暮らしは、

住民ひとりひとりの
「やりたいこと」「できること」「求められること」が
組み合わさって実行されてこそ、はじめて実現できるのではないか。

「できること」を他者に委ね、「求められること」を拒否し、
「やりたいこと」だけに
時間と労力を費やす人々の生活からは、
成熟した豊かなコミュニティの姿を展望することはできない。

~~~ここまで引用

それだ!
って思った。

天職は「やりたいこと」の先にあるのではなく、
「やりたいこと」「できること」「求められること」の
重なった部分にあるのだと。

だから決して自分自身だけの問題ではなく、
関係性の中にしか、天職は存在しないのだ。

大学生はみんな、感性では分かってる。
「やりたいこと」の先に天職などないということを。

しかし、学校や親や様々な大人に、
「はやくやりたいことを見つけなさい。」
と急かされ、引き裂かれた世界に生きている。

「やりたいこと」
「できること」
「求められること」

大きな取り組みでなくていい。
たとえば、田舎の集落に言って、
ばあちゃんの畑を手伝うだけでいい。
ばあちゃんにはできない、力仕事があるから。

そんな小さな和をリアルな活動として
体感すること。

これがキャリア教育の出発点
なのではないだろうか。

そんな機会をたくさんつくっていくこと。
それが、田舎、中山間地、離島の役割なのではないだろうか。

山崎亮さん「まちの幸福論」、
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Posted by ニシダタクジ at 07:35Comments(0)