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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
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2012年07月31日

折り返した時代

時代は、折り返した。

小泉純一郎首相時代に日本を席巻した、
「自己決定・自己責任」論は一言で言えば、
「競争を勝ち抜く人間になれ」

自己利益を確保するためには、
知識や技術を身につけ、
資格を手に入れ、バリバリ働く。
そして、会社の利益を向上させ、
自分自身の給与を確保しろ。

かつて、そんな時代があった。
昔話のような話だ。

いや、いままさにそういう大学生活を送っているって?
そんなバカな・・・

時代はすでに折り返した。

四半期決算まで行き着いた先に、
時代はターンし、
非効率、無駄、人間関係重視・・・
そんな会社が伸びている。

「日本で一番大切にしたい会社」(坂本光司 あさ出版)
シリーズに載っている会社はみんなそうだ。

目的に最短距離で到達することに、
経済的価値は少なくなってきた。
時代は確かに折り返しつつあるのだ。

目標を決めて、そこに最短距離で努力する、という
キャリア・デザイン的考え方だけでは、
効率的なようで実はあまり効率的ではない。

たくさんの経験をして、
いろんな人に出会って、
テーマを深く掘り下げていくこと。

その深みはすぐにではないかもしれないが、
そののちに、効いてくるときがきっとある。

時代は確かに折り返した。
無駄や非効率の中に、次の時代のヒントがある。  

Posted by ニシダタクジ at 08:38Comments(0)就職

2012年07月30日

才能を開花させるには


内田樹さんの
「街場のメディア論」を電車の中で
読み直す。

やっぱりこの本の
キャリア教育論は必読。
就活に悩む大学生は、きっと読んだほうがいい。

P30から引用

~~~ここから

人間がその才能を開花させるのは、
「他人のため」に働くときだからです。
人の役に立ちたいと願うときにこそ、
人間の能力は伸びる。

それが「自分のしたいこと」であるかどうか、
自分の「適性」に合うことかどうか、
そんなことはどうだっていいんです。

とにかく「これ、やってください」と懇願されて、
他にやってくれそうな人がいないという状況で、
「しかたないなあ、私がやるしかないのか。」
という立場に立ち至ったときに、人間の能力は向上する。

ピンポイントで、他ならぬ私が、
余人を以ては代え難いものとして、
召喚されたという事実が人間を覚醒に導くのです。

~~~ここまで

なるほど。
ホント、そうなんだろうね。
天職って「呼ばれるもの」ですからね。

だから、才能を開花させるには、
「お役に立ちたい」と思えるような空間に身を置くこと
が最も近道なのだろうと思います。

「適性検査」「自己分析」よりも
貢献プロジェクトへの参加が、キャリア形成の
1歩になると思います。

この夏、福島復興の礎になりませんか?
8月20日~9月9日の3週間、
会津若松で、情熱を燃やしませんか?

残り枠はあと2名です。
お早めにご相談下さい。

  

Posted by ニシダタクジ at 08:23Comments(0)就職

2012年07月28日

ものさし


幸せの新しいものさし(博報堂大学 PHP研究所)
http://www.hakuhodo.co.jp/monosashi/

ものさしを新しくする、
というよりも、世の中のものさしとは
違うものさしを持つということ。

そういう人が幸せになれる。
自分の中で最高だ!と思える人生が待っているのだから。
不幸の種は比較にある。

世界は、いつの間にか、
「経済」あるいは「経済力」、端的に言えばお金という
単一のものさしを手に入れた。

グローバリズムという名の下、
そのものさしでいう幸せを世の中に広めるべく、
産業をつくり、貿易をし、経済を発展させた。

いちど、そのものさしに乗っかると、
その誘惑の強さはものすごいのだと言う。

あのブータン王国でも、
国王のGNHの思いを知ってか知らずか、
このものさしがついに入り込んだ。
人々はローンを組んで車を買っている。

ブータン王国の幸福度が高かったのは、
自分のものさしを持っていたから。

ものさし、とは価値観である。
何に自分は価値を置いているか、
ということを認識していること、これがものさしである。

「くりのみ園」の理事長は言っていた。
循環の中にいること、これが精神を安定させる。
そういうことなんだな。

僕もそのものさしに全面的に賛同する。
幸せな働き方とは、
自分が循環の中にいると感じられること。

「つながっている」
という感覚を得られる仕事
「ペイ・フォワード」
を体感できる日常。

「ものさし」を手に入れる。

ドラクエで言えば、いくつもの冒険を超えて、
手に入った第1ステージの宝箱の中にあるようなもの。

ものさしを手に入れて、次のステージへ。
全ての仕事やプロジェクトは、そういうものなのかもしれないね。  

Posted by ニシダタクジ at 06:33Comments(0)

2012年07月27日

無人島ルール

「ひとりでは生きられないのも芸のうち」
(内田樹 文春文庫)


久しぶりに内田先生、読みました。
いやあ、「下流志向」以来の衝撃。

これはなかなか
切れ味が鋭いですね。

99ページ~107ページに
「無人島ルール」を知っていますか?
というところがあるので、
そこだけでも読んで欲しい。

~~~ここから一部引用

お題は「どうして若者はうまく働くことができないのか?」
でそれに対しての内田先生が答える。

第1に働く個人の側の問題。
労働者は自分の労働の成果に対して、
「等価」の報酬が、「遅滞なく」、「固有名詞」に
給付されることを望む。これが経済合理性だ。

大学生が今までにしてきた「work」とは
受験勉強と就活だけだ。
それはまさに努力に対する「等価の」報酬が
合格発表の日に「遅滞なく」「固有名詞」に
届けられるシステムである。

しかし、労働は
本質的に集団の営みであり、努力の成果が
正確に個人宛に報酬として戻されるということは起こらない。
報酬はつねに集団によって共有される。

だから、個人的努力は個人的報酬として、戻されない。
それが労働であり、それを理解できないと集団では働けないということになる。

ここで、内田さんは
「スイスのロビンソン」という
児童文学作品を紹介する。

スイス人の一家が無人島に漂着して、
ロビンソン・クルーソーのような暮らしをするという物語である。

その冒頭、
漂着した一家が、魚介類でブイヤベースをつくるシーンで、
食器がないから、小さなカキの殻を使いまわして飲んでいる。

すると、子どものひとりが
おおぶりの貝殻を取り出して、
それでスープをズルズル飲み始めた。

それを見た父親が子どもに問いかける。
「お前は大ぶりの貝殻を使うとスープが効率よく食べられるということに
気づいたのだね。?」

子どもは誇らしげに「そうです」と答える。
すると父親は厳しい顔をしてこう言う。
「では、なぜお前は貝殻を家族の人数分拾い集めようとせずに、
自分の分だけ拾ってきたのだ。お前にはスープを食べる資格がない。」

内田少年は9歳くらいのときにこれを読み、
「がーん」とショックを受けたそうだ。
集団で生きていくときは「そういうルール」に
従わないとご飯が食べられないんだと。

基本的に社会のルールは
「複数の人間が無人島でも暮らせる」ことを基準に作られている。
それ以外は、すべて特例だ。

そして、現代の若者たちは、
「特例」だけしかない、世の中を生きている。

「個人の努力の成果は個人が占有してよい」というのは、
生存競争がほとんどない時代、リソースの分配競争に
負けても死ぬことがない安全な時代にだけ適用できる。
いわば、これは「温室ルール」である。

ところが企業は、そのようになっていない。
リスクはみんなでヘッジしていく、
だから個人の努力の結果は集団で共有されるのである。

若者は「やりがいのある仕事」を求めて転職を繰り返す。
ここでいう「やりがいのある仕事」とは、
自分で選択した仕事における自分の努力の成果が
自分という固有名詞あてに、客観的評価を受けて、
決められた日時に開示されるような仕事のことである。

そうすると行き着くのは、
ミュージシャンかアーティストか作家という
個人営業のクリエイターしかなくなってくるが、
その仕事の世の中への存在割合はそんなに多くない。

「自分の仕事」と「他人の仕事」の
境界線はあいまいだ。

自分の仕事を追及し、
その成果を固有名詞あてにもらおうとすれば、
仕事を細分化し、その作業に集中することを強いる。
それは、非正規雇用に切り替えやすい仕事になる。
こうして逆に若者は仕事に「やりがい」を失っていくのだ。

~~~ここまで一部引用

この本を読んで、
やりがいの源泉を定義しなおさなければ、
若者の将来はないと感じた。

温室の時代は終わり、
無人島の時代がやってきている今、

無人島のルールでチームとして、
ひとつのゴールに向かっていくような、
そこに喜びを感じられるような、
環境と人を生んでいく必要がある。  

Posted by ニシダタクジ at 07:40Comments(0)

2012年07月26日

農業という方法

松岡正剛さんが
「日本という方法」って言っていたっけ。

昨日、くりのみ園に行って、
あらためて感じたこと。
それは、農業という方法がある、ということ。

「地域」
「福祉」
「ビジネス」
「コミュニティ」
「アイデンティティ」

全て、農業というサイクルの中で、育まれていく。
くりのみ園の15年は、きっとそういう時間だったのだろう。

農業という「つながり」の中で生きていくこと。
これは人に安心を与えるのではないか。

そしてそれは
「応援団」として、外から関わることもできる。

野菜を買う。
米を買う。
プリンを買う。

たまに手伝いに行く。
収穫祭を企画、実行する。

環の中に自分がいる。
だから、役割を果たす。

「ねばならない」ではなく、
環の中にいるから自然と身体が動く。
モチベーションは、
環の中にいれば保たれるのかもしれないな。

いや。
そこには「モチベーション」などという言葉は
存在しないのかもしれない。

自然。
当たり前のようにそこにある。
人間が自然の一部である。
と同時に、自然は人間の一部である。

そんな空間。

「農業の6次産業化」が
地域の、福祉の、コミュニティの
未来を拓いていく。

そんな確信ができつつある。  

Posted by ニシダタクジ at 06:19Comments(0)日記

2012年07月25日

「プライド」と「循環」、そして「共に生きる」

長野・小布施町のくりのみ園を訪問。
http://www4.ocn.ne.jp/~kurinomi/
理事長の島津さんにお話を伺う。

くりのみ園は障害福祉サービス事業所の
就労継続支援A型およびB型のいわゆる福祉作業所となっていて、
なおかつ小布施町認定の認定農業者となっている。

くりのみ園(小布施町大字都住1238‐2)
・自然有精卵養鶏3800羽
・無農薬野菜栽培50種類 250a
・無農薬米 25a
・農産加工 卵油、奈良漬、味噌漬け

NATURAL GARDEN くりのみ(長野市大字富竹1671‐1)
・無農薬野菜栽培 240a
・無農薬米 270a
・農産物直売所
・農産加工 プリン、カステラ、シフォンケーキ、ジャム・豆菓子
というかなりの規模の農業者となっている。

「田園福祉」(地域福祉と自然農業の連携)というコンセプトで取り組む、
福祉と農業の融合は、
これからの地域社会のあり方を示していると強く感じた。

島津さんにお話を聞いていると、
シビれる言葉と想いにあふれていた。

キーワードは
「プライド」と「共に生きる」、そして「循環」だ。

大切にしているのは、「プライド」
誰もが「認められたい」「やればできる」
と思っている。

その彼らの気持ちをベースにする。
彼らの立場にたって仕事を構築する。
それが農業だった。

「どうして自然養鶏を?」
と尋ねた僕に、島津さんは力強く語った。
生きていくということは食べていくということ、
農業こそ、すべての原点だ。

聞くと、昔の福祉作業所は、
昭和50年代まではみんなニワトリを飼っていたのだという。

それは、卵は儲かるから、とかではなくて、
生活の循環の中に自然と養鶏が組み込まれていたのだという。

野菜を作って、食べる。
野菜のかすをニワトリが食べる。
ニワトリの卵を食べる。
鶏糞を肥料として畑に返す。
そんな循環の中に当たり前のように、養鶏があった。

循環型農業。
その環の中にいることは、
利用者も、職員も
きっとすごく安心するんだろうと思った。

設立から15年が過ぎて、
学校給食センターや病院、
栗のお菓子で有名な竹風堂など、取引先も増えた。

島津さんは言う。
福祉が地域の中に組み込まれてこそ、
福祉の基本理念である「共に生きる」が実現する。
彼らの働く場、輝く場を地域に作っていくことだと。

くりのみ園は
シフォンケーキやプリンなどをつくり、
生産・加工・販売のいわゆる6次産業化に取り組んでいる。

この販売が、
利用者に与える効果は大きいと島津さんは言っていた。

「売れた!!!」
この瞬間、この感動。
このときに彼らは社会との接点を持つ。

お客さんはお金を払ってくれて、
しかも、ありがとうと言ってくれる。

認められた瞬間、
「プライド」が形成された瞬間だ。
それを体感すれば、もう休まないのだと島津さん。

やりたいから、やる。
認められたい、認められるには誰かの役に立つことをするということだ。

言わば、
プライドの発現による、アイデンティティの構築。

これって、障がいを持つ人だけじゃなくって、
世の中の人全てに当てはまるのではないか。

くりのみ園は、
それを15年前から取り組んでいるフロントランナーだ。
「地域」と「農業」、「福祉」を循環させ、プライドが構築され、
本当の意味での「共に生きる」を実現する活動。

島津さんが最後に語ってくれた。
「農業再興は日本を再興することだ。それを障がい者が作るんです。」

「はたらく」ということ
「生きる」ということ

「豊かさ」とは何か?
「幸せ」とは何か?

たくさんの問いがあふれているくりのみ園でした。

島津さん、お忙しいなか、あたたかく対応して頂きありがとうございました。

  

Posted by ニシダタクジ at 08:32Comments(0)日記

2012年07月23日

オンリーワンとキャリア・デザイン

2002年の夏。
僕は巻の商店街にあるチャレンジショップで
ちょっとしたネットカフェをしていた。

そのときに遊びに来ていた中学生。
ネットゲームのビリヤードに夢中だった。
8月が終わって、9月。

彼はそこに居続けた。
そう。
学校に行っていなかったのだ。

なぜか、それなりにお金を持っていた彼は、
となりにお惣菜やさんでおにぎりを買い、
ネットゲームをして、僕にカラんでくる、
という毎日を送っていた。

そんなときに
「これ、いい曲だよ。」
と教えてくれたのが、
「世界にひとつだけの花。」だった。

2002年の7月にSMAPの15枚目のアルバム
「Drink Smap」の3曲目に収録された1曲。

~~~
そうさ 僕らも
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい

小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから
No.1にならなくてもいい
もともと特別な Only one
~~~

彼はこの曲を聴きながら、何を思っていたのだろうか。

その後、この曲は静かなブームとなり、
ドラマの主題歌になったことで、
シングルカットされた。

それが翌2003年5月。
あのときのブームは記憶に新しい。
250万枚を売り、紅白歌合戦に出場。

そのとき。
中学生の身に起こっていた大きな出来事があった。

2003年12月2日
「13歳のハローワーク」(村上龍 幻冬舎)
が発売された。

このときに、
「オンリーワン」と「やりたいことを見つける」
が結びついたのではないか、と僕は感じる。

槙原敬之がこの詞にどんな思いを込めたのかは
正確にはわからないけど、
「もともと、存在そのままで、オンリーワン」
だから、そのまま咲けばいい。
ということだったように思うが、

それが「13歳のハローワーク」で500を
超える仕事が紹介されると
「あなたに向いている仕事が必ずあるから、
それを見つけて、努力することこそキャリア形成の道」

だという考えが一気に広がった。

つまり、
子どもたちはそのままではオンリーワンではなく、
「やりたいこと」「天職」が見つかって、
「そこに向かって夢を持って努力する状態」
を良しとされたのではないだろうか。

そしてそれが10年を経た今でも、
「やりたいことがわからない」「夢がない」
ことを必要以上に深刻に悩んでいる状況があるのではないか。
離職の問題もそこに原因の一部があるのではないか。

僕の大好きな「ホスピタルクラウン」(大棟耕介 サンクチュアリ出版)を読むと、
「天職」や「夢」、「やりたいこと」は選択するものではない、
と教えてくれる。

ひとつひとつ、目の前のことを大切に積み重ねたとき、
未来と天職が見えてくる。

オンリーワンなあなたを決めるのは、
「やりたいこと」や「夢」だけではない。
「もともと特別なオンリーワン」だから。

それは、選択によって得られるのではなく、
いつか、たどりつくものだ。
だから、目の前の人、チャンス、出会いを
大切にして、まずはやってみること。

「キャリア・デザイン」から一歩離れて、
「キャリア・ドリフト」する夏をやってみませんか?

世界に一つだけの花を
咲かせる場所はきっとある。  

Posted by ニシダタクジ at 07:04Comments(0)日記

2012年07月21日

儲けるということ



僕たちはお金以外のものも儲けたいと思っている。
欲張りなのかもしれない。
各地でコミュニティデザインの仕事をするなかで、
多くの友達を儲けることになる。仕事が終わった後も情報交換し、
たまに遊びにいくといつでも迎えてくれる友達を得る。
こうした人たちとのつながりは僕たちにとってかけがえのない財産だ。
「藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?」(藻谷浩介 山崎亮 学芸出版社)より

ステキですね。
山崎亮さん。

コミュニティデザインとは、
お金だけじゃなく、いろんなものを儲けていく。
そんな仕事なんだろうと思う。

画一化された価値観が人々を苦しめている。
その頂点にあるのが経済合理性、目的最適化、効率化
という世の中の仕組みだ。

「目的、目標を持って、いまを生きること」
これは確かに大切だ。
しかし、朝起きてから、夜寝るまで、
すべてを合理的に、効率的に生きることは、
幸せな時間なのだろうか。

いや。
そもそも、経済成長とはなんだったのか?
とこの本は問いかける。

僕は15年前にGDP(GDP 経済総生産の指標
と幸せの指標が必ずしも一致しないことを知った。

当時は環境をテーマに学んでいたが、
環境を汚染し、それをリカバリー(修復)するほうが
キレイな自然や里山のように守られるよりも
GDPの数値は上昇するのだ。

この本は、時を超えて、
そんな思いを新たにしてくれた。

経済のもともとの意味は
「経世済民」、つまり「世の中をうまく治めて人々が幸せな生活を送ることができるようにすること」ということだった。
だから、お金をたくさん得ることというわけではなく、多様な方法で人々がより幸せになることが
本来的な意味での「経済成長」であり、お金がたくさん手に入るということは
そのうちの一つの指標でしかなかったはずだ。
(同書より一部引用)

なるほど。
そういうことだ。
幸せになるために、経済という手段があったのに、
いつのまにか手段と目的は逆転して、

経済的であることが幸せの条件である、
というようになってしまったのだ。

しかし。
しかしだ。

時代はもう、折り返したはずだ。
合理性、効率性を追求し続けても、
すでに、合理的ではなくなった事例がいくつもある。

反対に、「日本でいちばん大切にしたい会社」(坂本光司著 あさ出版)
のように、障がい者雇用をはじめ、社員を大切にしている会社の
業績が伸びている。

「豊かさとは何か?」

そんな誰もが抱いている根源的問いに
ひとりひとりがそれぞれの答えを見出せる社会を
僕は豊かな社会だと言いたい。

いつも素晴らしい本をありがとう。山崎亮さん。  

Posted by ニシダタクジ at 06:29Comments(0)

2012年07月19日

まずは貢献人材になる

未来創造人材。

いま、世の中で求められているのは、
自分で考え、行動する、
未来を自ら創造していく人材だ。

僕たちは、新潟で
未来創造人材を輩出するために
インターンシップのプログラムを実施してきた。

5年ほど取り組んできて、
見えてきたもの。

それは
未来創造人材になるのはなかなか
難しいということ。

そんなときに出会ったのが
聖泉大学の有山先生。

有山先生のキャリアの授業は
1年次の夏休みにボランティア団体、NPOに行き、
「ありがとう」と言われる、というのが課題。

「ありがとう」と言われるには
どうしたらいいのか?
と自分に問いかける。

多くの大学でやっている見学型のインターンシップは
「自分はこの仕事に向いているのか?」
「この仕事のよさ、悪さは何か?」
「働いている人はどんな将来ビジョンを持っているのか?」
のように、矢印が自分に向いていることが多い気がする。

そんななかで
「ありがとう」と言われる。
をテーマにした実習で得られるものは大きいと思う。

そう。
「未来創造人材」になる前に
「貢献人材」にならなければいけないのではないか。

自分の夢ややりたいこと、
の前に、貢献人材にならなければいけないのではないか。
マツナガマサキさんの言う
「求められるギア」を回す必要があるのではないか。

そんなことを思い、
今年は、会津若松での
福島復興支援プロジェクトに取り組みます。

8月20日~9月9日
9月3日~9月23日

3週間の合宿形式で行う
みちのく復興インターンシップ。

福島県・いわき市の
水産加工会社、ニイダヤ水産の
復活に関われるプロジェクトです。
拠点は福島県会津若松市のNPO法人素材広場

各期5名ずつ。
現在7名ほどのエントリーがあり、
5名ほど検討中です。

まだ間に合いますのでご相談ください。

ニイダヤ水産復活プロジェクト
http://www.youtube.com/watch?v=fxKAIyEXQRs

みちのく復興インターンシップ(NPO法人素材広場)
  

Posted by ニシダタクジ at 06:11Comments(0)就職

2012年07月18日

コミュニティ・デザイナー

コミュニティ・デザイナー

村上地域で活躍する
大滝聡さんは元祖・コミュニティ・デザイナーだ

村上地域のじいちゃんばあちゃん
たちを次々にスモールビジネス、コミュニティビジネスの
主役にしていったのは記憶に新しい。

山崎亮さんの
登場によって、一躍脚光を浴びるようになったが、

おそらく、かつてから地域地域で活動をしていく中での
いわゆる「仕掛け人」という人たちは、
みな、コミュニティ・デザイナーを
意識せずにやっていたんだと思う。

おそらくは「地域活性化」という旗の下で
やってきたのだろう。

しかし、山崎亮さんのように、
全国様々な地域に渡り歩く人だけではなく、
住民自体がコミュニティデザイナーとしての
側面を持つような時代になっていくことが
いま、求められている。

しかも、
それぞれのジャンルの人が
それぞれの課題解決のために、
コミュニティデザインという方法論を
学ぶことは意義があると思う。

山崎亮さんの一番のすごさは
ヒアリングをきっちりやっているというところ
だと思う。

当事者の状況・気持ちを
踏まえたうえでの提案だから、
みんなが入り込みやすく、活動の当事者になりやすい。

それがデザイナーにもっとも必要なことなのだろうと思う。

ヒアリングは気持ちだ。
「あなたのことを知りたい」という出発点。
その上でインタビュースキルがついてくる。

コミュニティ・デザイナーを生んでいく。
いや、そういう職業を生んでいくのではなく、
ひとりひとりがコミュニティ・デザイナー的な
役割を果たしていく世の中を実現していくこと。

それを、内野のまちのチカラを借りてやっていく。
それが内野留学だと思います。

NEW内野ひとがらマップと
インタビュー企画を用意しています。

週2,3日から取り組めるプロジェクトです。
お問い合わせ下さい。

  

Posted by ニシダタクジ at 06:08Comments(0)日記

2012年07月17日

「ふるさと」を創る

アイデンティティの半分は
コミュニティでできている。

そのコミュニティは、
いろいろなものがあるが、
いちばん強いのは、今の時代も地縁コミュニティであろう。

「お祭りがあるから実家に帰ります」
みたいな人は何か強さを感じる。

そう。
そこには「ふるさと」というべき
コミュニティが存在しているから。

こう聞くと、
なんだかうらやましいと思う。

しかし。
「ふるさと」は創ることができる。

KJ法の生みの親
川喜田二郎さんが言うふるさと。
「全力で創造的行為をした場所を人はふるさとと呼ぶ。」

そういえば、
ネットウェブの笹川さんは
大学時代、ディズニーランドでアルバイトを
ものすごい時間、やっていたのだが、

いまでも、そのときの同期と
年2回くらい、旅行に行っている。

まさにそれは
「ふるさと」そのものではないだろうか。

元高校球児が
甲子園を目指して白球を追いかけた仲間たち
と再会する場って
まさしくふるさとだと思う。

僕にとっては、
20代の全てを賭けた
まきどき村がふるさとということになるのだろう。

アイデンティティの構築のため、
コミュニティが必要だとすれば、
僕たちは、
全力で創造的行為に取り組む場を提供することが仕事になる。

内野のまちで
商店街マップを全力でつくる。
会津若松で
福島復興のため、全力でプロジェクトに取り組む。

そんなことの積み重ねが
「ふるさと」をつくり、それがアイデンティティを
形成していく助けになる。



  

Posted by ニシダタクジ at 06:16Comments(0)日記

2012年07月15日

決断できた人がすごいわけではない

昨日はETIC.主催の
地域イノベータープログラムの
マッチングイベントでした。

いやあ、すごくステキな若者が集まっていて、ドキドキしました。
瀬沼さん、素晴らしい機会をありがとうございました。
新潟出身のヤマダくん、熱かったなあ。
いつか一緒に米屋をやりたいと思いました。

これから栃尾のプロジェクトに
どのくらいエントリーしてくるか分かりませんが、
今後、つながっていけそうな人にたくさん出会えてよかったです。

トゥムヌイ福祉会の喜納さんのお話もステキでした。
「社会環境が彼らを障がい者にした。」

たしかにそうだ。
物理的にも精神的にも完全バリアフリーの世の中に
なっていれば、障がい者という言葉はなくなり、文字通り個性となるだろう。
生きてく上で、障がいは何もないのだから。

参加者の自己PRで
「安定した生活を捨て会社を辞めて、田舎に帰った人はどうして決断できたのか?」

という問いがあったのに
それに答えていなかったので、ここで答えようと思う。

決断できたのは、勇気があったわけでもなく、
誰かに背中を押されたわけでもなく。

ただ。
「これがなければ、生きていけない」
とどこかで感じてしまったのだろうと思う。

それが見つかった人は強い。
なぜなら、

「これがなければ生きていけない」の
「これ」があるのなら、
裏を返せば、「これ」があれば生きていける
ってことだから。

だから、決断した人がすごい人、というわけではなく、
たまたま、それが見つかっただけだ。

決断する勇気を求めるよりも、
「これがなければ」の「これ」を見つけること。

それで人生の道は一気に拓ける。  

Posted by ニシダタクジ at 05:43Comments(0)日記

2012年07月13日

キャリア・デザインという呪縛

昨夜のミニ講座には、
学生6名と社会人1年生1名が参加。

「やりたいことが分からないのは、なぜ、苦しいのか?」

というテーマに再び挑む。

キャリアデザイン
キャリアドリフト
キャリアアンカー

という三角形から個人のキャリアは形成されていく。
(というのは僕の説だ)

昨日、解決したかったのは
「いろいろなことをやっているし、イベントにも参加しているのだけど、
摘み上がっている、というか何かにつながっている感じがしない」

という悩みをどうとらえたらよいか、
ということだった。

これはまさに
「キャリアデザイン」の呪縛そのものだと思った。

目標を設定し、達成する。
しかもそれがあまりにも短期的な
目標に切り分けられる。

公務員になりたければ、まずは公務員試験の勉強をする。

本当はそうじゃなくて、
なぜ、公務員になりたいのか?

「おじいちゃんおばあちゃんになっても地域社会に参画できる仕組みをつくりたい」
のか
「シングルマザーでも地域の人が助けてくれて安心して子育てできるような制度をつくりたい」
のか
「中学生高校生が地域の大人と触れ合って、癒される第三の場所をつくりたい」
のか

いろいろと公務員になりたい理由があるだろう。

そんな長期的視点で見たときに、今、何をすべきか。
それは、公務員試験の勉強ではなく、
学生という身分を生かして、先進地と呼ばれるような
場所に行ってみるとか、いろんな人にインタビューしてみるとか
新潟で活動している団体に参加してみるとか、いろんな選択肢がある。

またフィールドに出ることによって
「公務員になりたい」という志がますます強まって
勉強のモチベーションも上がるだろう。

そのほうがいざ、公務員になったときに、
できる仕事が大きく変わってくるのは、
よく考えれば明らかなように思う。

それなのになぜか、短期的な目標に最適化しようとするのだ。

昨日の参加者の中にも
いろんなことをやっているのだけど、
それがどんな将来につながっているのか、
積み上がっているのか、実感がないという。

いや。
別に積み上がらなくてもいいのではないか、
と僕は思うのだけど。

キャリアデザインの呪縛。

それはキャリア教育の呪縛というだけでなく、
経済社会の呪縛そのものだ。

目的に対して、最適化する。
「より速く、より多く、効率的に」
生産すること、サービスすること、勉強することが大きな価値を持ってきた。

ところが。
その社会も変わってきた。

工業社会からサービス業社会へ。
クリエイティビティや顧客への感動サービスは時に、
非効率的なものから生まれている。

障がい者雇用を手厚くしていたり、
1台のカメラを2時間かけて売る店が、
大繁盛していたりしている時代になった。

価値が変わってきている
「最適化」だけが正解ではなくなっている。

それなのに、若者が生きてきた環境では、
未だに「早く目標、目的を決めて最適化しろ」
と言われるのだ。

このギャップが、冒頭の
大学生たちの悩みの本質なのかもしれない。

キャリアデザインが不要だとは言わない。
必ず必要なことだ。
夢・目標がなければ、ゴールにはたどり着かないのだから。

しかし。
そのゴールに対して「最適化」し過ぎないことだ。

特に短期的な最適化は視野を狭めてしまう。

キャリアデザインという登山と
キャリアドリフトという漂流のあいだに、
あなたのキャリアは形成されていく。

次回、最終回は7月17日(火)
19:00~20:30 内野駅前・カフェコポコポにて。  

Posted by ニシダタクジ at 08:51Comments(0)就職

2012年07月12日

いま、大学生にできること

福島県いわき市。
ニイダヤ水産。
2011年3月11日に津波により被災。
工場にあった包丁も、冷蔵庫も全て流された。

あれから1年4ヶ月が過ぎた。
ニイダヤ水産社長、賀沢さんは、
いま、復活へ向けて、歩き始めた。

僕は、震災直後の3月20日に
ツルハシブックスを含むウチノ・コラボレーション・ラボラトリーをスタート。

東日本大震災に対し、
ボランティアを派遣するくらいしかできなかった。

何かしたい。
そんなときに、会津若松の素材広場理事長の
横田さんから、ニイダヤ水産復活プロジェクトの話を聞いた。

塩、みりん、しょうゆ。
シンプルな味付けで評判の干物製造業「ニイダヤ水産」の
話を聞いた。

8月12日。いわき。
大学生たちと賀沢さんに会いに行った。

賀沢さんの人柄に、胸があたたかくなった。

よし、やろう、と
真空パックを作る機械購入費用の一部を集める
ニイダヤ水産復活プロジェクトが始まった。

新潟大学教育学部の菊地さんたちが、
やったこともないコラボ企画や寄付のお願いに奔走した。

半年以上の活動の末、集まった
約27万円を素材広場を通じて、ニイダヤ水産に寄付。

その最終イベントが3月3日、
チャリティー鍋として行われた。

このときに僕は大学生のチカラを知ることになる。
チャリティー鍋イベントのPRのため、
福島から新潟に避難されている方のためのイベント
へ行ってきた。

そこでなんと、
ニイダヤ水産のある、
福島県いわき市四倉(よつくら)から
避難された人に出会う。

当日も会場に足を運んでもらって、
賀沢さんと談笑した。

そして、会津出身の荒明くんが
人柄と福島弁を駆使し、
その場に訪れた人たちをつなぐ。

小さな希望。
それは、こういうところから生まれるんだと知った。

有名人のように、
何億円も寄付はできないけれど、
ひとりひとりの心に灯をともすのは、
そういう人と人とのふれあいなんだろうって思った。

だから、
大学生にしかできないことがある。
と僕は思います。

その様子のニュース映像はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=fxKAIyEXQRs&feature=youtu.be

この夏。
ニイダヤ水産が、復活します。

そのお役に立ちたいあなたに贈るプロジェクトです。
大学生のあなたの力が必要です。

残りあと5名。
募集中です。

~~~ここから

みちのく復興インターンシップ 「素材広場」編~ニイダヤ水産復活プロジェクト
日程:20泊21日の短期集中プログラム(8月20日スタート、または9月3日スタート)
場所:福島県会津若松市、宮城県仙台市など。
対象:大学生1~4年生
内容:福島の地産地消を推進するNPO法人素材広場での商品販売企画の実施

  

Posted by ニシダタクジ at 06:46Comments(0)日記

2012年07月11日

デザインのチカラ

「資源の乏しいわが国で」
という言葉の後ろに続くのは、

『デザインのチカラ』が必要になってくる。
というフレーズではないだろうか。

高齢化が進行する地方都市では、
「若者」という資源が乏しくなってきている。

「高齢者」「障がい者」「子ども」は地域にとって課題なのか、それとも資源なのか。

昨日、コミュニティコーディネーター会議で、
放課後ふれあいスクール
(学校以外の子どもの居場所事業)の
話を聞いた。

予算が少なく、実施が危ぶまれていたところ、
回覧板で呼びかけたら、
たくさんの20代のボランティアが応募したという。

そうそう。
彼らの「子どもに貢献したい」
というスイッチにアプローチしたら、
ヒットしたのだと言う。

これもひとつのデザインのチカラだと思う。

若者は、そして60代の定年世代も
アイデンティティを探しながら、もがいていて、
デザインのチカラを必要としているのだろうと思う。

いまこそ、デザインのチカラ。

課題に正面から向き合い、
資源を投入して解決するのではなく、

課題と課題をデザインのチカラで
組み合わせることによって、双方の課題は
お互いにとっての資源に変わり得る。

資源の乏しい日本で、地方で必要なのは、
デザインのチカラではないだろうか?

みちのく復興にも、デザインのチカラを。
デザインに興味のある大学生も大募集。



7月12日17日、カフェ・コポコポでミニ講座やってます。
12日のテーマは、クランボルツ博士のキャリア・ドリフト理論について、です。
名づけて「キャリアをつかむため、偶然を計画せよ!!」です。

~~~ここから

「大学時代に磨くべきたったひとつのもの」
~「やりたいことがわからない」のはなぜか?

目的
「感性を磨く」ことの大切さに気づき、
その方法論を考え、自分なりのアクションを起こしていくこと

対象
「やりたいことがわからない」ともやもやしている大学生
「夏休みに何かチャレンジしたい」と思っている大学生
「地域に貢献したい」と思っていて、その方法を探っている大学生

時間
7月12日(木)19:00~20:30
7月17日(火)19:00~20:30
※1回ごとに完結する内容です。

場所
内野駅前 カフェ・コポコポ

内容
1 「やりたいことがわからない」ことはなぜこんなにも苦しいのか?
2 キャリアの三角形「デザイン・ドリフト・アンカー」
3 不確定な時代に頼れるのは自分の感性だけ。感性を磨く。
  

Posted by ニシダタクジ at 06:06Comments(0)日記

2012年07月10日

7.14東京・渋谷で会いましょう

「地域を変えるひとりになる。」

それは

「世界を変えるひとりになる。」

と同義語だと僕は思う。

バタフライ効果。
「ブラジルでの蝶の羽ばたきがテキサスでトルネード(竜巻)を起こす。」
という学説だ。

いまや、ソーシャルメディア時代となり、
この世界が現実のものとなった。

Think Globally, Act Locally
これがまさに現実のものとなっている。

地方でチャレンジし、
自らの人生を輝かせたい
熱き20代に送るプログラム
地域イノベータープログラムに
新潟県からもエントリーしています。

新潟県長岡市栃尾・一之貝地区
高齢化率が50%に迫るこのまちで、
一緒に仕事をつくりませんか?

障がい者、高齢者が一体となった
農業をベースにした仕事づくりに
チャレンジする若者を募集します。
http://community_innovators.etic.or.jp/project/une

一之貝、UNEHAUSでの風景


詳しくは7月14日(土)に渋谷でお会いしましょう。
私がブース担当です。

●期間限定で地域に移住!地域で新たなビジネスを起こす!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      地域イノベータープログラム マッチングフェア2012

  ~最前線の地域変革の現場に参画するプロジェクトパートナーを募集~
----------------------------------------------------------------------------
              2012年7月14日(土) 13:30~18:00 @東京・渋谷
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

地域イノベータープログラムは、地域の変革を担う起業家や地域プロデューサー
のもとで共に事業を立ち上げるパートナーを発掘・育成し、
持続可能な地域の発展を目的とするプログラムです。

衰退する地域が、活力を取り戻し、将来的に新たな担い手が育っていくためには
新たな仕事、新たなチャレンジが必要不可欠です。

本プログラムでは、それぞれの地域で新たに仕事をつくり出そうとしている
起業家や地域プロデューサーのもとにフルコミットで参画し、
共に新たな事業を創っていくパートナーを募集します。
まさに経営者と同じ視点で新たな事業の責任者として取り組むことができる
挑戦の機会があります。


今回のマッチングフェアでは、地域で挑戦する経営者の方が一堂に会し、
それぞれの現場でのチャレンジや、今地域で取り組んでいる思いなどを
聞くことができる年に1度の機会です。

また、過去のプログラム参加者も参加し、自身のキャリアや、本プログラムへの
参加動機などを赤裸々に語るパネルディスカッションも予定しています。

いま地域の最前線の現場に挑んでいる方々、挑戦するため地域へと飛び込んだ
方々に会いに、当日ぜひ会場にお越しください。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■ イベント概要
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<日時/会場>
 ●日時:2012年7月14日13:30~18:00(開場: 13:00)
 ●場所:NPO法人ETIC.
     http://www.etic.or.jp/etic/access.html
 ●参加費:無料
 ●主催:NPO法人ETIC.
 ●参加申込み
  下記URLから必要事項を記入してお申し込みください。
  http://community_innovators.etic.or.jp/fair

<プログラム概要>
13:30-13:45 プログラム概要説明
13:45-14:30 プログラム経験者パネルディスカッション
14:30-15:30 地域プロデューサー・プレゼンテーション
15:30-17:00 個別ブースセッション
17:00-18:00 交流会

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■ 当日参加するプロジェクトリーダーのみなさま
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎社会福祉法人トゥムヌイ福祉会/理事・施設長 喜納 平 氏
  http://community_innovators.etic.or.jp/project/tumunui

中央大学ラグビー部卒業。 大手ゼネコン在籍中に訪れたクリスマス島で
障がい者と島の人との関わりに触れ、障がい者と社会の関係性に疑問を持つ。
その後、沖縄に移住し福祉の分野にビジネス的視点を取り入れ、
障がい者が自立できる仕組みづくりを構築。
その取組みは海外から視察に訪れるほど注目されている。  


◎特定非営利活動法人UNE 家老 洋氏
 http://community_innovators.etic.or.jp/project/une

 大学卒業後、ドイツで農業実習を経験した後、農業研修生海外派遣事業
 に携わり、ドイツ・ヨーロッパで7年間活動した後、地元新潟県長岡市
 に戻り、長岡市議会議員を3期12年間務める傍ら、園芸福祉活動に
 関わり「農園芸分野での障害者のしごとおこし」を目指し昨年NPOを立上。
 現在、農村における障害者と高齢者のしごとおこし:農障高連携事業の推進
 と中山間地の活性化事業に頑張っています。


◎サザンセトなぎさパーク  大野 圭司氏
  http://community_innovators.etic.or.jp/project/sazan_seto

「人生は夢への挑戦!」島おこしを志しながら東京で修行後、
 2004年に周防大島にUターン。島の中で、自分にしかできない、
 島のための仕事を求め、フリーペーパー事業や起業家支援事業など
 さまざまな角度から事業を展開中。 島内の中学校の
 教育コーディネーターや、空き家活用のための団体立ち上げなど
 様々なステイクホルダーを巻き込みながら故郷である周防大島の
 新しい姿を創り上げている。  


◎一般社団法人へきんこの会 代表理事 山地 竜馬氏  
 http://community_innovators.etic.or.jp/project/hekinko

偶然友人の結婚式で訪れた鹿児島。偶然訪れた屋久島で初めて知った
口永良部島という島。まさか、自分がここに暮らすことになるなんて。
はじめは、朝起きて、漁に出かけ、牛の世話をして疲れて眠る毎日。
それでも、自分ひとりが生活していける稼ぎにはならなかった。
"自分がこの島で暮らして、生活できることを証明しなければいけない"
一人でも期待してくれている人がいる限り諦めたりしない。
使命感を持ち、人口150人の島で暮らしていけるため、
それを証明するため自ら仕事を創りだすことに挑戦している。 


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■ お申込み
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 当日参加を希望される方は、必要事項をご記入いただき
 下記Webサイトより、お申込みください。
 http://community_innovators.etic.or.jp/fair

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■ 個別説明会のご案内
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ETIC.では、地域で新たなチャレンジを仕掛ける20代~30代の若者や
 地域のリーダーを応援するプログラムを展開しています。
 
 今回のマッチングイベントにご参加いただけない場合も個別説明会を
 開催しております。
 説明会では、本プログラムの特徴・概要、
 各地域のプロジェクトの詳細、プログラムの参加に関する個別相談の
 時間も用意しております。
 以下の、各回の情報をご確認のうえお申込み下さい。
 
 ★個別説明会のお申し込みはこちらから
  http://community_innovators.etic.or.jp/briefing

  ※尚、プログラムのエントリーは、この事前説明会の参加は
   必須ではありません。
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●お問合せ先:特定非営利活動法人 ETIC.(エティック)担当 瀬沼
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-5-7 APPLE OHMIビル4階
TEL:03-5784-2115 / FAX:03-5784-2116
E-Mail:area-innovators@etic.or.jp
 Website: http://community_innovators.etic.or.jp

☆最新情報発信中♪
 twitter:http://twitter.com/#!/ETIC_cominovat
 Facebook:http://www.facebook.com/ETIC.Community.Innovators.Program
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  

Posted by ニシダタクジ at 06:14Comments(0)イベント

2012年07月09日

キャリア・ドリフト

2人の大学生から、同じことを聞いた。
「いろいろアクションを起こしているのだけど、
それがどのように自分の将来につながっているのか、わからない。」
それが「もやもや」の原因だという。

そうか!
行動しない大学生もつらいだろうけど、
行動していても、もやもやしている大学生ってたくさんいるのかもしれない。
そこに何らかの新しい視点を与えてみたい。

~~~ここから

経済成長の過程で、
大量生産・大量消費のビジネスモデルが選択され、
「より速く、より大量に」
つまり、「効率的に」というのが絶対の価値観になった。

規模の経済により、大企業はより強くなっていった。
自動車や家電製品業界を中心に、大規模化が進んだ。

しかし、
モノを作って売る製造業よりももっと効率的なビジネスがあった。

サービス業。
モノではなく、サービスを売る。

テレビやDVDプレイヤーを作るよりも、
DVDをレンタルして1日何回転もさせてほうが
効率的だし、在庫を持つ必要もなかった。

あるいは、
海外の人件費の安いところで大量に生産されたものを、
船で運んできてワンコインで大量に売るほうが、ビジネス的に効率がよかった。

こうして、
現在の日本の企業の75%は第3次産業(サービス業)になった。

このような流れの中で、
商品寿命が短期化するとともに、
企業の寿命は急激に短くなってきた。

そして、仕事は多様化した。
情報化社会を受けて、多様な仕事が可能になった。
それが現在である。

だから、企業が求める人材は当然ながら、
端的に言うと、「仕事が生み出せる」人材である。
企業や役所が言っている言葉で表現すれば、
「自分で考え、自ら行動できる」人材である。

このような人材になるために、
何をしたらいいのか?

ここに2つの理論がある。
「キャリア・デザイン」「キャリア・ドリフト」
だ。

「キャリア・デザイン」は
日本でもおなじみの考え方で、
目標を決めて、その達成を繰り返すことで
キャリアは形成されるという理論である。

この理論に基く最高の生き方は
イチローや石川遼のように、
小学校のときに自分の目標を決めて、
そこにコツコツ努力して向かっていくような生き方。

カッコイイ。
誰もがそう思う。
自分のやりたいこと、夢を見つけ、
そこに対して最大限の努力をし続け、夢を達成すること。

素晴らしいと思う。

しかし。
この「目標設定・達成型」の「キャリア・デザイン」が機能するのは、
「小学校6年生のときに思い描いた職業が10年後も存在していること」
が前提条件となる。

確実になくならない仕事、
たとえば学校の先生とか、保育士さんであるとか、プロスポーツ選手とか。
そういうのであればいいのだが、
まちの駄菓子屋さんとか、携帯電話の販売をする人だったりすると、
その仕事がなくなっているか、明らかに市場規模が減少しているということは
10年後にはあり得ることである。

だから、「キャリア・デザイン」だけで突っ走るのは、少し危険だ。

そこで「キャリア・ドリフト」が必要になってくる。
「ドリフト」とは漂流する、ということ
文字通り、気分の赴くままに、様々なことにチャレンジして、
出会いを大切にして、そこで出会った人からまた誘われて、
そこにまた飛び込む、そんな繰り返しのことである。

これはスタンフォード大学のクランボルツ博士が提唱する
「計画された偶発性」理論(planned happenstance theory)であり、
博士は個人のキャリアの8割は偶然の結果だと言っている。
そして、その偶然を起こすために、準備をしろというのだ。

たしかに。
世の中でカッコよく生きている人は
イチローや石川遼だけでなく、周りにもたくさんいる。

その人たちに聞いてみれば、
「小学校からこの仕事になりたかった、目指していた」
なんて人はあまりいなく、「あのときのあの出会いが人生を変えた。」
って人のほうが多い気がする。

だから、キャリア・ドリフトも大切なのではないか、
と僕も思う。

冒頭の大学生の話に戻るのだが、
彼、彼女は、まさにいま「ドリフト」しているのだ。

そしてそれが
自分の「キャリア・デザイン」につながっているかどうか
わからなくて、なんだかもやもやしているのだ。

そしてそれは、
幼き頃から、学校でも社会でも
「効率的に生きろ」と教えられて来たから、

このイベントに参加するという「ドリフト」が
きっと将来に「効率的に」つながっている
という実感がないと不安になるのではないかと思う。

これは仕方のないことだと思う。

しかし。
効率性という呪縛を、外せるものなら外せたほうが、
人生はもっと楽しくなると思う。

そんなドリフトの中で、運命的な出会いがあり、
「こんな人になりたい」「この人を応援したい」と思い、
短期の目標があるプロジェクトに参加する。

それが「キャリア・デザイン」の練習になる。
いつか、自分の目標や夢ができたとき、
それを叶える訓練になるのだ。

僕たちが提供しているのは
本屋やカフェという空間での偶然の出会い「キャリア・ドリフト」と
夏休みにチャレンジする目標あるプロジェクトでの「キャリア・デザイン」の練習なのかもしれない。

~~~ここまで

「大学時代に手に入れるべきたったひとつのもの」
次回は7月12日(木)19:00~20:30
場所:カフェ・コポコポ(ツルハシブックス2F)

クランボルツ博士の「キャリア・ドリフト」理論に迫ってみようと思います。
キャリアドリフトのための5つの心構えをお伝えします。

参加無料です。
いや。
ジンジャーエール付 200円とかにしようかな。
どちらでも。
僕のライフワークです。  

Posted by ニシダタクジ at 07:08Comments(0)就職

2012年07月07日

アイデンティティの半分はコミュニティでできている

昨日。
ニシダタクジミニ講座第1回。
お昼休みに県立大で少し。
夜にはカフェコポコポでじっくりと。

「やりたいことがわからない」という苦しさ
について迫った。

「やりたいことがわからない」ことは
現象であって、課題ではない。

「やりたいことがわからなくて苦しい」
というのが課題だ。

その原因は、やりたいことがわからない、ということではなく、
「やりたいことがわかっている」ほうが
「やいたいことがわからない」よりもいい、
という切実なものから来るのだと思う。

ではどうして、
「やりたいことがわかっている」ほうがいいのだろうか?

僕はここにアイデンティティ・クライシス(自分らしさ危機)
があると思う。

自分らしさを「やりたいことが」が規定するのだ。
やりたいことがわかっている自分は初めて
他者ではなく、自分自身なのだ。

いや、本当はそうではなくて、
やりたいことがわからなくても
あなたはかけがえのないあなたなのだけど、

なぜか、20年の人生の中で、
そのような価値観を身につけてしまったのだ。

「やりたいことを見つけろ」
「夢を持て」
「なんのために大学に行くのか?」

そんな問いの中で、
「やりたいこと」はどんどん自分の中で大きい存在になって、
それが存在しない自分は自分ではないのだ。

そして同時に起こってきたのがコミュニティの崩壊。

地域も部活もドライなつながりになった。
自分自身は独立した個人であるのだから
あまり干渉されたくない。
こうして、人はコミュニティと役割を失っていく。

これによってますますアイデンティティは喪失される。

昨日、受講者からの問いのなかで気づいた。

コミュニティの喪失は
アイデンティティの喪失につながっているが、
コミュニティの復活だけでは、
アイデンティティは復活しないのではないか。

なるほど。
たしかにそうかもしれない。
どこかに属している、というだけでは、
アイデンティティは満たされない。

やっぱり自分のやりたいこと、夢、使命を
手に入れることもアイデンティティの条件だ。

だから。きっと。

アイデンティティの半分はコミュニティ(というかそこに属しているという自分)
でできていて、
もう半分はやりたいこと、夢でできているのではないか、
と僕は思うのだ。

だから、順番として、
まずは人に貢献できるようになる、
コミュニティの中で役割を果たし、コミュニティのメンバーとなる。
それから自分のやりたいこと、夢を見つけるという方法があるだろう。

だから
僕たちはその機会として、地域インターンシップを仕掛けているのだろう。

たくさんの学びをありがとうございます。

次回は
7月12日(木)19:00~20:30
場所:カフェ・コポコポ

要望の多かった「キャリア・ドリフト」について
もう少し詳しくお話します。

最近何名かから話を聴いた、
「いま、いろいろなことをやっているんだけど、
それがどのように将来につながっているのかわからない。」

という問いについて、キャリアドリフト理論から考えてみたいと思います。

次回も参加、お待ちしています。  

Posted by ニシダタクジ at 06:44Comments(0)学び

2012年07月06日

本日より、特別ミニ講座はじめます

今年に入ってから、
たくさんの気づき、そして良書との出会いがあり、
僕の中で、考えが整理されてきた。

なぜ、引きこもりやニートが生まれるのか。
なぜ、大学生は行動を起こさないのか。
なぜ、「やりたいことがわからない」のか。

そんな問いに対しての
自分なりの仮説がまとまりつつある。

キーワードは
「アイデンティティ」と「コミュニティ」、そして「自分の役割」

そして、どうしたらいいのか。
この混迷の時代に、何を信じて
生きていったらいいのか。

そんな問いに対しての
ヒントになることを祈って、
ミニ講座を開講します。

夏休みになる前に、問いかけておきたいことだと思います。
共にチャレンジする夏にしましょう。

~~~~~~ここから
タイトル
「大学時代に磨くべきたったひとつのもの」
~「やりたいことがわからない」のはなぜか?

目的
「感性を磨く」ことの大切さに気づき、
その方法論を考え、自分なりのアクションを起こしていくこと

対象
「やりたいことがわからない」ともやもやしている大学生
「夏休みに何かチャレンジしたい」と思っている大学生
「地域に貢献したい」と思っていて、その方法を探っている大学生

時間
7月6日(金)19:00~20:30
7月12日(木)19:00~20:30
7月17日(火)19:00~20:30
※1回ごとに完結する内容です。

場所
内野駅前 カフェ・コポコポ

内容
1 「やりたいことがわからない」ことはなぜこんなにも苦しいのか?
2 キャリアの三角形「デザイン・ドリフト・アンカー」
3 不確定な時代に頼れるのは自分の感性だけ。感性を磨く。

1 
・「やりたいことがわからない」ことが深刻な課題になったのはいつ?
・アイデンティティとスポーツ、勉強、いじめ問題。比較による自己形成
・「役割」を失った地域社会

2 
・キャリアデザインだけが正解ではない→キャリアの三角形
・「あなたが大切にしてきたことは何ですか?」
・天職に出会うには、必要とされるギアを回す。貢献人材→未来創造人材


・最後に頼りになるのは、自分の感性←価値観
・感性が世界を変えていく。
・感性を磨くには、ホンモノに出会うこと、本気になること。

講師ニシダタクジプロフィール
ツルハシブックス店主/NPO法人ヒーローズファーム代表理事
2000年に新潟大学農学部を卒業後、イベント企画会社、地ビール製造会社を4ヶ月、9ヶ月で退職、路頭に迷う。
2002年、不登校の中学校3年生に出会い、「地域の人と中学生が交流できるまちづくり」をテーマに、
NPO法人「虹のおと」(現:ヒーローズファーム)を設立。
子どもの遊び場づくりから中越地震、中越沖地震のボランティアを経て、
2008年大学生の長期インターンシッププログラムを実施。
2011年にジブン発掘本屋ツルハシブックスをオープンし、地域と若者のコラボレーションによる
課題解決と未来創造を目指し、出会いの場づくりとプロジェクト設計を行っている。
座右の銘は「ダイコンがダイコンを全うするように、私は私を全うする」

  

Posted by ニシダタクジ at 06:03Comments(0)日記

2012年07月05日

イノベーション・エンジンを回せ


未来を発明するためにいまできること(ティナ・シーリグ 阪急コミュニケーションズ)

30万部越えのベストセラー
「20歳のときに知っておきたかったこと」の続編

「イノベーション・エンジン」
の記載にうなった。

イノベーション(変革)は
「知識」と「想像力」と「姿勢」
から起こるのだと。

そうそう。
よくありがちなのだが、
大学生がインターンシップに取り組むテーマを「新商品開発」などにしてしまい、
文字通りゼロから商品を開発するようなことをやらせてしまう。

「大学生らしい、自由な発想で」などというが、
結果、たいした商品が開発されたことなんてない。

女子高生と共同開発した飲料や
栄養系の大学生と共同開発したお弁当も
話題性があるだけで、革命的なヒットを飛ばしたものをあまり知らない。

そもそも、知識がないのだから、
引き出せるものがない。
だからイノベーションは起こらない。

スタンフォード大学工学部で
スタンフォード・テクノロジー・ベンチャー・プログラムの
エグゼクティブディレクターであるティナ・シーリグさんによれば、
「イノベーション・エンジン」を回すことが大切なのだという。

内部要因としては
「知識」「想像力」「姿勢」
その外側にある外部要因として
「資源」「環境」「文化」がある。

これらはぐるぐる回っている。
いや、回していくとイノベーションが起こる。

たとえば会議の場所を屋外にしてみる。
つまり「環境」を変えてみる。
すると、「想像力」がアップする。

「資源」を有効に活用して
「知識」身につける。

あきらめない「姿勢」が
「文化」を作り出し、イノベーションが継続する。

こうして、
個人も
組織も
地域も

イノベーション・エンジンが機能するようになると、
そこにある課題は解決に向かう。

地域という視点に立ったとき。
たくさんの人たちと一緒に、このイノベーションエンジンを
機能させていくことが可能になる。

そのときに、大学生が果たすべきエンジンは、
「知識」ではなく「想像力」と「姿勢」であろう。

まずはイノベーションエンジンの一部になること。
そこから、自分自身がイノベーティブな人材になるために
出発点となる。

これは、民間企業志望者に限ったことではない。
学校の先生、市役所の職員も
地域のイノベーション・エンジンの部品だ。

ひとりひとりがそこに役割を果たさなければ、
わが国と地方に山積する課題は、解決不能に思える。

裏を返せば、
ひとりひとりがイノベーションエンジンの一部となれば、
組織も地域も鮮やかに蘇る。  

Posted by ニシダタクジ at 05:56Comments(0)