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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年11月12日

日本史には英雄はいない

司馬遼太郎「この国のかたち」(文芸春秋)の一節。
アメリカ人学者が司馬に言った。

「日本史には英雄がいませんね」

この場合の英雄とは、
ヨーロッパや中国の近代以前にあらわれた人間現象
のことで、たとえばアレクサンドロス大王や秦の始皇帝、
あるいは項羽と劉邦といった地球規模で自己を肥大させた人物を指し、
日本史における信長、秀吉、家康という、いわば「統治機構を整えた」
という人物を指さない。(本文より)

司馬は言う。
「世界史的典型としての英雄を日本史は出さなかった、というよりも
その手の人間が出ることを阻みつづけた。というのは、
われわれの社会の誇りである。

信長にとっても天下は公だった。
「天下布武」とは、天下を私有したいという意味ではなく
天下のために天下を整えたいという宣言だった。

「天下」という虚なる主人のために、番頭を務めます。

というのが、日本的であると司馬は言う。

なるほどなあ。
なんとなく分かる気がする。  

Posted by ニシダタクジ at 07:31Comments(0)