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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年01月07日

贈与と交換の経済

「心の時代」にモノを売る方法(小阪裕司 角川Oneテーマ21)

やっぱりこれです。
世の中のトレンドを読み解きますと、
ここに行きつくように思います。

~~~ここから

経済の第一の系統は「生産と分配の経済」であり、
同質的で統一的な集団を形成しながら、
それによって生産物の効率的な増産を目標としてきた。
第二の系統は「贈与と交換の経済」であって
言葉を換えれば、社交と商業の経済だと言える。

~~~山崎正和「社交する人間」より。

もし仮に「朝活」
を「消費行動」だとすると、
そこでは、有意義な情報を「贈与」あるいは「交換」
し合っていると言えるだろう。

そのグループは
それぞれ「個性的」であり、
そこに参加するに十分な理由があるのだろう。

「朝活」ブームは決して偶然ではない。
社会背景から起こってきているのだと強く思う。

だとしたら、次のビジネスというか、しごとというか、
そこに来るものは何か?
本屋を核にしたコミュニティ、コミュニケーションスペース
というのは、かなりいい線いっているのではないか、と思った。

内田樹先生が
「街場のメディア論」で言っていた。

「本を書くというのは、贈り物である」

そうそう。
贈り物がたくさん詰まっている場所。
そこが本屋さんなんだろうなあと思った。

贈与と交換の経済。
そのフロントランナーに本屋はなれる。  

Posted by ニシダタクジ at 06:59Comments(0)