プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年01月09日

「ふるさと」の景色

佐渡市岩首集落
両津港から見て南西側に位置し、
56世帯が暮らす小さな集落。
それでも周辺の集落よりは大きい。

数年前に廃校になった岩首小学校の跡地、
「岩首談義所」で
棚田おじさん、大石惣一郎さんに話を伺う。



GIAHS(世界農業遺産)に認定された
佐渡の棚田の風景。

大石さんは東京で10年ほど、
飲食店を経営。
30代で佐渡にUターンした。

だんだんと高齢化し、
荒れていく農地を見ながら思った。

ふるさとが消滅するのは情けない
何か、方法が見つかるんじゃないか?
と思って活動してきた。

活動する大石さんに
「そんなことして、何になるんじゃ?」
という目を向ける人もいる。
それでも、大石さんはやってきた。

大石さんが言った。
10世帯以下で住民全てが70歳以上の集落もある。

そこはもう、
「がんばろう」と言っても無理だ。
立ち上がる元気がない。

岩首はまだ立ち上がって歩くぐらいならできる。
でも、時間がないんだ。

廃校となった岩首小学校(現岩首談義所)は
木造二階建ての素敵な建物だった。


祭りの時に使う竹灯篭がひたすら並んでいます。

ここをベースに、
何か活動が生まれそうだ、そう思った。

「ふるさと」の景色。

それは、棚田だけではない。
老いも若きも共に食べ、共に笑う。
そんな景色を守りたい。
そんなことを強く思った。

佐渡の地域おこし協力隊。
25年度も募集予定です。

「ふるさと」の景色を守りたい。

そんな思いのある人、いませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 06:50Comments(0)