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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年08月18日

美しく生きる、ということ

キャリアに悩む大学生の本質のひとつは、
もしかしたら、

キャリアをひとつに選ぶ、
つまり専業を選ぶというところへの
違和感にあるのではないか。

「ナリワイをつくる」と
「なぜゴッホは貧乏でピカソは金持ちだったのか?」
を読むと、
そんな気さえしてくる。

先の見えない時代に、
生き抜こうとするならば、
ひとつの仕事を専業にしていく生き方は
かなりリスクが高いと言わざるを得ない。
会社の寿命が30年と続かないことの方が多いからだ。

ヒット商品というものをいくら生み出しても、
それがわずか1~2年で代替品の発売により、
力を失っていくからだ。

それを前提とするならば、
「単一の職業を目標として、そこに向かって最適化していく」
つまり、
会計士なら会計士、美容師なら美容師に特化して学んでいくことは
非常にリスクが高い生き方と言わざるを得ない。

そうではなくて、
たくさんの仕事を少しずつやっていく
「ナリワイ」的な生き方を模索していく必要があるのではないか。

そして自分の「信用」(クレジット)を
高めていく必要があるのではないか。

いや。
そんな風に人々が生きられたら、
もっと素敵な地域社会が広がっているんじゃないか。
そんな気がしてくる。

大学生が、いやすべての働く大人が問われているのは、
「美しく生きる」とは何か?
という
千住博「わたしが芸術について語るなら」
に詰まっている問いなのではないか。



美しく生きる、とは、
自分にとって、何かを専業として生きていくことなのか。
ナリワイをいくつも持って、
あるいは地域と共に生きていくのか。

そんなことをひとりひとりが問われている時代に突入した。
そしてそれこそが僕は希望だと思う。

ひとりひとりが美しく生きる、を追求した結果。
世の中はもっと輝きだす。  

Posted by ニシダタクジ at 04:22Comments(0)学び