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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2013年10月31日

偶然を計画せよ


「その幸運は偶然じゃないんです。」(J.D.クランボルツ ダイヤモンド社)

もうキャリアプランはいらない
という衝撃的な帯。
スタンフォード大学クランボルツ博士は、
「計画された偶発性」理論を説く。

個人のキャリアは
計画していない予期せぬ偶然の結果によって決まる。

たまたま、あの本を読んだから。
たまたま、あの人に出逢ったから。
あのタイミングで、ああいう出来事が起こったから。

言われてみると、そんな気がする。

ゴールを明確に決めて
そこに向かっての道のりを定め、
一歩ずつ歩いていく、
というようにキャリアを形成してきた人がどれほどいるのだろうか?

いま、自分の周りにいる大人で
カッコよく働いているなあと思う人を
5人挙げてみるとしよう。

その5人のうち、
何人が、20歳のころに
いまの自分の姿を思い浮かべ、
そこに向かって努力していただろうか?

おそらくは1名か2名
ひょっとするとひとりもいないと思う。

みんなたくさんの偶然の出会いをつかみ、
いまの仕事にたどり着いている。

キャリアプランが不要だとは言わない。
でも大切なのは、偶然をつかむチカラ。

そんなことを大学の外でできたらいいなあと
思ってました。

働き方研究所、11月にOPEN予定。
参加条件は自動車運転免許講習と一緒に参加すること。

まだ免許を持っていない人、
偶然をつかみませんか?

    

Posted by ニシダタクジ at 08:30Comments(0)日記

2013年10月30日

キャリア試作力をつける

キャリアは試作するものだと思う。
22歳でキャリアを、人生を設計することなど
できるはずがない。

新商品はわずか1年で
時代遅れになる時代。

テレビや車のように、
1年中同じように売れる商品を売っているのではないのだから、
必然的に、非正規雇用は増える。
会社の盛衰のスパンも短くなる。

そうだとしたら、
自分自身のキャリアをどのように考えていったらいいのか?

「試作版」だと思うことが大切だと思う。

その試作版をつくるためには
たくさんの人に会い、たくさんの経験をしなければならない。

大学の中だけではなく、外に目を向け、
出会いを求め、チャレンジをしてみて、
それを振り返って力にしていくことが大切だと思う。

多様な人たちに触れるために
いろんな大学の人たちと一緒に何かをやる経験も
大切だと思う。
できれば1年生、2年生のときにそれを始めるといいと思う。

今回の新潟中央自動車学校との企画
「働き方研究所」は、
そんな問題意識が詰まった企画。

いろんな大学の学生が
約3か月に渡って、運転免許を取りながら、
さまざまな「キャリア試作力」をつけるプログラムにチャレンジする。

プログラムを受けた後には、
振り返りをするのだが、
その後でさらにみんなでご飯を食べに行って・・・
というような、語る場や時間があるプログラムになっている。

ツルハシブックスとのコラボ企画で、
キャリア関係の良書をピックアップした
ジブン発掘ライブラリーも設置します。

キャリア試作力をつける。
第1期生を募集しています。

新潟でチャレンジしよう。

   

Posted by ニシダタクジ at 07:21Comments(0)日記

2013年10月29日

感じたものを信じること



山田正史の
green drinks 新潟内野 vol3
僕なんかがしゃべるよりも、
かなり素敵な空間が出来上がっていました。

ああいうのがやりたかったんです。

この日のために、リハーサルと
イメージトレーニングに励んだヤマダマサシは
参加した人々の心を揺さぶりました。

「おれはいま、生きてるぜ」

っていうのが感じられる時間でした。

大学卒業後、東京に出ていき、
いわゆるブラック企業に勤めていた1年間。
終電でも帰れるか帰れないかで、
本も1冊も読める状態じゃなかった。

そんな彼を支えたのが中原中也の詩集。
文庫を2冊、カバンに持ち歩いて、ギリギリの自分を保ってた。

彼の音楽は、
そういうのを越えてきた深みと優しさがあるよなあって思った。

あらためて、
山田正史の歴史を聴いて、
なんていうかな、すごくキレイだなあって思った。

心が澄んでいくような、
そんな気持ちさせられた。
きっと会場にもそんな空気が流れていたと思う。

昨日は終わってから人が帰らなかった。
いいイベントだったんだなあって。

大学生が割合として多かったのだけど
それもよかった。

世間的な常識や評価でなくって、
目の前にある人やものを
自分の感性で受け止めるってことが
すごく大切なのだなあって改めて思った。

いいもの、見せてもらったよ。

大切なのはやっぱり、感性を磨くことだよね。

山田正史さん、最高でした。
ありがとう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:37Comments(0)イベント

2013年10月28日

ミッションなきブランドは賞味期限がある


「ブランド」(岩田松雄 アスコム)

「ミッション」と合わせて読みたい1冊。
それにしてもシンパチさんのデザインが美しい。
(装丁デザイナーの井上新八さんとサンクチュアリ出版で一緒にやってたことがあります。)

いいですね。
ブランド。

フェイスブックを使った
セルフブランディング
なんてのが流行っているようですが、
ミッションとブランドは表裏の関係にあり、

~~~ここから引用

スターバックスがあなたにとって素敵なコーヒーショップで
あり続ける根本的理由は、
前述したスターバックスの掲げているミッション、

「人々の心を豊かで活力あるものにするために-
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」

これがお店のパートナーの間に徹底されているからです。
スターバックスは、人々の心を豊かで活力あるものにするために
コーヒーを売っているのであって、決してお金儲けのために
売っているのではありません。

私が敬愛する元スターバックス役員のハワード・ビーハーはこう言っています。

「私たちは人々のお腹を満たしているのではない。心を満たしているのだ。」

このような志があってこそ、
店内の心地よい空気感が生まれ、
それが「スターバックスらしさ」として認知されていきます。

「〇〇らしさ」とは、志があって初めて生まれるものなのです。

~~~ここまで引用

なるほど。
ここにブランディングのポイントがあるのですね。
ミッションとブランドは表裏一体。

だからこそ、
ミッションを感じないブランドには
賞味期限があるのだと感じてしまうのです。

値下げと値上げを巧みに繰り返す
某ハンバーガーショップ。
圧倒的ブランドを得た後、
BSE問題による米国産牛輸入停止から急速に勢いを失った
某牛丼チェーン。

それらは
(もしかしたらミッションがあるのかもしれないけど)
お客さんにとっては、ミッションを感じられないブランド
だったのだろうと思いました。

スターバックスには、言葉ではなく、
パートナー(従業員)に
その志が共有されているのだと岩田さんは言います。

なるほど。
ミッションなきブランドは賞味期限がある。

ここらで、もう一度、というか定期的に
問わなければいけない問い。
「ツルハシブックスらしさとは何か?」
を問いかけることをみんなでしないと行けないなあ。  

Posted by ニシダタクジ at 07:27Comments(0)

2013年10月27日

「ほめる」ことで承認欲求を満たせるか?

「承認欲求」という言葉から
対人関係の行為を見直してみる。

そうすると、
子どもに対して、「ほめる」という行為は、
有能感を高めているというよりも、
「承認欲求」を満たしている行為だと言えるだろう。

一方で
引きこもりやニートと呼ばれる人たちの多くは、
「自立」という言葉のプレッシャーから、
「承認されている」という感じを受けることが少ない。

だから、居場所が必要なのだろう。

ありのままの自分でいられる場所、
すなわち「親和的承認」が得られる場としての居場所だ。

居場所を出発点に、
徐々に集団的承認を得られるように
グループ内での役割を果たしていく、
そんな感じのステップになるのだろうか。

だとすると、
「ほめる」という行為は
どういう意味を持つのか。

よく「自信をつけさせるためにほめる」と言われるが、
それは本当だろうか?

ほめられて自信がつくのだろうか?

たしかに、第三者からの一言で
人生が変わると言うことはよくある。

「将来君は大物になる」
と言われて、本当にその一言が拠り所になって、
チャレンジをし続ける人もいるだろう。

しかし、いま、
仮に自分が働いていなくて、
負い目を感じているときに、
小さなことでほめられても、
それが自信につながるとは到底思えない。

それは、
「承認欲求」を満たしていないと考えられる。

ほめるのではなく、共感する。
「共感する」のほうがより
承認欲求を満たせるのではないか。

こういうことを、
「寄り添う」と言うのかもしれない。

違うかな。  

Posted by ニシダタクジ at 07:36Comments(0)学び

2013年10月26日

活性化とは何か?を問う役割が大学生にある

昨日は新潟県県民生活課主催の
大学生の力を活かした集落活性化セミナーでした。

ステキだったのは
柏崎市荻の島集落の春日さん。
カッコよかったなあ。
一言一言に重みがありました。

「地域が積み上げてきたものに大学生が完成を磨かれる」
「交流会は最後ではなくて中間発表でやる」
「地域は共感を頂く外部の人と共に創る」

新大の田村先生が一言。

「集落にとっての幸せのカタチはなんだろう?」
と問いかけることが必要で、
交流人口を増やすだったり、
地域の伝統を守るだったり、

それぞれの地域で大切にしていきたいものが
違うので、それを話し合わないといけない。

なるほど。
そういう役割が大学生が地域に入る役割なのだろうと思いました。

思いを引き出す。
そして実行する。

春日さんが言ってました。

活性化とは自分が半歩踏み出してみること。
それは「人」でないとできない。

そう。
行政施策がいくら「活性化」を図ろうとしても難しい。

なぜなら「人」は「人」によって動くからだ。
大学生のためにいっちょやってやろうか、と
重い腰を上げたとき、集落の活性化の物語が始まっている。

そのデザインをどうするか?
それが行政や我々コーディネート機関の役割なのだろう。

大学生の役割を再認識させられたいいセミナーでした。
ありがとうございます。  

Posted by ニシダタクジ at 05:52Comments(0)学び

2013年10月25日

あなたは「試作版」か「製品版」か?~働き方研究所設置します

就職活動までのカウントダウンが
始まっている大学3年生。

おとといのイベントでも
話していたけど、
いちばん大切なことって、
自分が試作版なのか、製品版なのか?

っていう問い。

成長思考(自分はまだまだ成長途上にあり、失敗をバネに前進できる、と思うこと)
才能思考(自分の能力はこんなもので、それに合わせて、人生を送っていこうと思うこと)

のうち、成長思考を持って進んでいけるか、
ということ。

就職活動は、多くの場合、思うとおりに行かない。
エントリーシートで跳ね返されて、面接で落とされて、
自分自身を否定されているような気持ちになる。

でもそれは「試作版」の自分であって、
「製品版」への途上にあるわけでから、
むしろ不具合がいまのうちに見つかった方がいいのだ。

試作版ってそのためにあるのだから。

それは、就職してからも同じことで、
「やっぱりこの仕事向いていない」って
何度思ってもいいのだ。

そして、仕事っていうのは、
たくさんの項目に要素分解できて、
「向いてない」要素もあるけど、
その仕事の中に「この作業は好きかも」とか
思えることもあると思う。

だから、そもそも、自分の適性と仕事の内容が
ぴったり一致するなんてことはありえなくて、
徐々に、少しずつすりあわせて行くのかなあと思います。

最近聞かれるのは、
大学1年生2年生のうちに何をしていたらいいのか?
という問い。

このたび、
新潟中央自動車学校内に「働き方研究所」
を設置させてもらうことになりました。

就職への必要なものとして
自動車運転免許はあると思います。
(要普通免許と書いてあったりします)

運転免許を取るということは、世界を広げるということ。
就職するというのも同様に世界を広げるということ。

運転免許を取りながら、
運転技術を学びながら、
仲間と共に、「キャリアの試作版」を磨いていく場、
それが「働き方研究所」です。

参加条件は
自動車運転免許をまだ持っていない人。
自動車学校に通おうと思っているのだけど、タイミングがなかった人。
いろんなことにチャレンジして、キャリア試作力を磨きたい人。
自分の通っている大学以外の大学生と将来について考えたい人。

「働き方研究所」では

・ジブン名刺作成+アクション
・コミュニケーションワーク+社長インタビュー
・課題解決型事業プラン作成

を通して、
キャリア試作力を磨き、
他大学の仲間や先輩たちと、将来の「働き方」を考えるプログラムです。

「働き方」を考える
ジブン発掘ライブラリーも設置予定です。

第1期生の募集を本日から開始します。
11月15日(金)スタート。
定員12名。
興味のある方はツルハシブックスまでお問い合わせください。

   

Posted by ニシダタクジ at 06:45Comments(0)就職

2013年10月24日

承認欲求と他者評価

「承認」というキーワードを得たことで、
世の中がクリアになっていく、そんな感覚。


「認められたい」の正体~承認不安の時代(山竹伸二 講談社新書)

を読むと、謎がいろいろ解けます。

有名な
マズロー欲求5段階説

1 生理的欲求
2 安全欲求
3 所属と愛情の欲求
4 尊敬と承認の欲求
5 自己実現の欲求

ということで位置づけている
(実際は5がピラミッドの頂点となる)

つまり、全ての欲求が満たされれば
最終的に人は自己実現に向かうだろうとマズローは言っている。

しかし、
この全てを「承認」の観点から見ると、
「所属」するためには、集団の承認を得なければならないし、

「自己実現」とは、
他者評価、つまり一般的他者からされることによって、初めて成り立つのではないか、とも言える。

つまりはすべて
承認欲求から来るのではないか、ということである。

著者は
承認の関係性を次の3つに分ける。

1 親和的承認
家族、恋人、親しい友人など、
愛情と信頼の関係にある他者によって、
「ありのままの自分」を無条件に受け入れてもらっていると感じられるような承認である。

2 集団的承認
集団が共有する価値観・ルールに基づいて行動することで
集団にとって必要な存在となり、承認を得ることができる。

3 一般的承認
不特定多数の他者一般から認められること。
例えば、災害ボランティアで現地に赴くというのは、
なかなかできることではないから、一般的に、素晴らしいことだと思われる。
そのような承認。

2と3は相互に関係しあっている。
例えば、東京大学に入学し、卒業し、会社に勤めて活躍するということは、
それだけの努力をしたことが一般的に認められているので
集団的承認だけではなく、一般的承認も受ける可能性も持っている。

この「承認」というキーワードで、
いまの大学生の志向をとらえなおしてみる。

おとといのブログにも書いたが、
現在は価値観が多様化しているので、
何に価値があるのか、非常に不透明な時代となっている。

しかも社会システムとして、核家族化や地域コミュニティの崩壊があり、
「承認」を得られる機会が少ない。
特に「親和的承認」を得られる機会が少ない。
つまり、無条件の承認を受けにくくなっている。

だからこそ、
人は集団的承認を得ようとして、
学校では「いい子」を演じる。
そうやって、「本当の自分」と乖離していくことに
不安感を感じている。

大学に進学して、いざ進路を選ぶ。

そのときにも
無意識のうちにどうしたら「承認」が得られるか?
を考えてしまう。

もっとも世間的に「一般的承認」が得られるのは、公務員や大企業だ。
「安定している」ということは、
世の中的にものすごく価値があると思われているからだ。

他方、
「人のためになる仕事がしたい」
「社会に貢献したい」
という学生も増えている。

これもまさに
「一般的承認」を得ることに価値を置いた
志向ではないかと思う。

「集団的承認」と「一般的承認」は他者評価と密接に関連している。
「承認」を得ようとして、他者評価されるような行動をとることが起こる。

しかし。
価値観が揺らいでいるいま、
他者評価も絶対のものではない。
だからこそ、苦しい。

その苦しさを
少しでもやわらげる可能性があるのが
田舎インターンシップなのかもしれない。

さびれた商店街や中山間地、離島でのインターンシップは、
大学生に新たな感覚を体感させる。

「あなたたちは、若いだけで価値があるのだ。」
という空気感に包まれて、
ある意味、「親和的承認」が満たされていくのだ。
ありのままの自分を受け入れてもらっているのだ。

おそらくこれは、
かつて、大家族や地域社会が担ってきた役割なのではないか。

悪いことをして、お母さんに怒られても、
おばあちゃんが、「あなたがいい子なのは、私は知っているから」
と言ってくれる。

家庭で「演劇なんかでメシを食っていけない」と言われても、
地域のおっちゃんが、
「演劇をやりたい?いいじゃないか!どんなお芝居をしたいんだ?」
と聞いてくれる。

いつのまにか、
「親和的承認」が得られにくい世の中になってしまった。
だからこそ、若者は
「承認」を求めて、他者評価に依存するのではないか。

いま、必要な出発点は、
「親和的承認」が得られるような仕組みの構築なのではないか。

商店街インターンシップで得られるもの、
いや、得なければいけないものは、
職業的スキルなどではなく、
まずはありのままの自分というか、
若いだけですでに価値があるのだという「親和的承認」
なのではないだろうか。

親和的承認を得て、
「承認」と他者評価のバランスを
うまくとっていけることが、
激動の世の中を生き抜くためには必須のことになっているのではないだろうか。  

Posted by ニシダタクジ at 06:26Comments(0)

2013年10月23日

思考しないという効率性

昨日は「学ぶことを考える」
という大学生松田くん主催のイベント。

進学校の実態を改めて聞いてビックリ。
昭和かっ!ってツッコミを入れたくなるくらい、
学歴偏重の教育をしているのが実態だ。

自分の進路を深く考えたり、
得意科目と違った進路を希望したりするのは、
ここでは、「非効率」とされる。

できるだけ偏差値の高い大学に
合格することに価値があるのだ。

以前のブログに書いた
価値観が揺らいでいるので、
権威や古い価値観にすがりたいということなのだろうか。

しかし。
それに高校生は同意しているのだろうか。

学校という空間の中で、
目的を共有しているのだろうか。
共有していないとしたら、
その空間に人は居続けることができるのだろうか。

そんなことを思う。

工業社会、そしてマニュアル化された
サービス業社会では、
「効率性」は圧倒的に価値があった。

できるだけ速く大量に作り、
コストを削減することは、
利益に直結していた。

しかし、いまは違う。
考えて、行動して、相手を感動させる。
それが現在のサービス業だ。

勉強も大切だし、
学歴もきっといつか必要となるときが来るかもしれない。

しかし同時に、
思考する力もどこかで養っていかなくてはいけないのではないか。

学校は学校で勉強をするところ。
そしたら地域で、
静岡県富士市のように、
高校生が駄菓子屋をやるとか、
そういうことをやっていかなきゃいけないのではないか。

思考しないという効率性を超えて、
思考する面白さを伝えていかなきゃいけないのではないか。

高校生に地域は何ができるのか?

そんな問いが生まれたイベントでした。
松田くんありがとう。
またやろうぜ。  

Posted by ニシダタクジ at 06:51Comments(0)学び

2013年10月22日

自由か、それとも承認か


「認められたい」の正体~承認不安の時代(山竹伸二 講談社新書)

これはいいですね。
「孤独と不安のレッスン」(鴻上尚史)
の次に読むと、現象が心理学的に説明できるのかもしれません。

現代社会は
承認不安の時代だと言います。
それは自由の獲得とセットであったと
著者は言います。

かつて、キリスト教が支配していた
ヨーロッパ社会のベースは
全てキリスト教的価値観でした。

~~~ここから引用

特定の価値観が支配的な社会では、
誰もが信じている社会の価値基準に準じて
行動すれば、一定の承認を確保することができるため、
現代的な承認不安とは無縁である。

しかし裏を返せば、
そうした行動以外は否定され、
逸脱した行為は批判の対象になる、ということでもある。

(中略)

しかし現在では、近代化の進展にともない、
こうした社会共通の価値観への信頼は失墜し、
価値観が多様化した時代に突入している。

その結果、人々の自由はこれまでになく拡大したが、
どのように行動が人々の承認を得るかは
不透明になってしまった。

そのため、多くの人は、
周囲の人間に同調したり、
過剰に配慮することで、自己価値の承認を得ようとしている。
それは再び、自由の抑制につながってしまうのだ。

~~~ここまで引用

なるほど~。
と思わずうなってしまうような一節。

自由のない時代は、
社会一般の価値観に合わせて生きていくことで承認を得た。
自由な時代になって価値観が多様化したことで
かつて得ていた承認が得られなくなった。

また、
企業コミュニティも地域コミュニティも崩壊しつつあるいま、
個人の関係性にのみ承認の機会を依存するようになった。

そうだったのか。
だからみんなSNSで人とつながろうとするのだなあ。
それはふたたび、自由を奪っているというところも当たっているなあと。

企業とか学校とか、地域社会とか、
かつての価値観が微妙に残っていたり、
壊れていたりするところが
承認の苦しさを生んでいるのだと思います。

自由と承認の葛藤。
そんな時代をいまの大学生、社会人たちは生きているのだなあ。

なんか20代のころのわけのわからない「もやもや感」が
説明できたようでうれしいです。

いい本をありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)

2013年10月21日

「仕組み化」とは、大規模にやることではない

「地域仕事づくりコーディネーターサミット」
に参加してきました。

いやあ。
いま、北信越が熱いね。
そう思いました。

上田、塩尻の長野勢。
七尾、羽咋の石川勢。
それぞれが素晴らしいプレゼンを見せてくれました。

いやあ。
いま。地方が面白いなあ。
東京で働いてる場合じゃないよ、って思えてきました。

まあ。
それは置いといて、
昨日の参加のテーマは、地域とインターンをどう組み合わせていくか。
僕のターゲットはやっぱり高知大学なのです。

SBI=society based internship
(=人間関係形成インターンシップ)
ネーミングも熱い。

高知大学の一番すごいところは
手間を惜しまない。
ここに尽きる。

昨日、衝撃だったのは、
横浜の企業での3週間のインターンシップの紹介。

学生は滞在費と交通費の
合わせて17万円を自己負担する。
それだけでモチベーションが違う。

そして受け入れ先は3社
そこに3名ずつの学生が入るから
実際にこのプログラムをやるのは9名だ。
(実際は学生が集まらず2社6名となった)

3社のスーパーバイザー(受け入れ担当社員)
は高知に一度いき、研修と顔合わせをする。

そして夏休みの3週間、
横浜の企業でインターンをする。

インターンの内容は日常業務だ。

よくありがちな、
何か新企画を考えて、提案するとかいうバーチャルな
ものではなく、
ありのままの日常を経験してもらう。
もちろん、日報は毎日書き、学びを共有していく。

本気の大人の背中が
学生を変えていくのだという信念に基づいている。

本気×本気。
よく使われるけど、この設計がいつもポイントとなる。

そして。
僕がもっとも衝撃だったのは、
3社9名という数字だ。(実際は2社6名だが)

新しい取り組み、と言いながら
3社9名でやってみる。
しかしそのサポートは手厚い。
ここに高知大学のすごさがある。

手間を惜しまない。

インターンの「仕組み化」

というと、
どうしても、10社20社くらいは必要で
そこに30名~50名くらいの学生を入れて、
どのような事前研修、事後研修があって、
みたいなことにどうしてもなってしまう。

そうじゃなかった。

3社。
9名。
3週間。

それでいいのだ。
でも、めちゃくちゃ丁寧にやる。

そうそう。
インターンシップをやることが目的ではないのだから。
参加した大学生が何を感じ、
どう成長できたかが大切なのだから。

これならできる。
コミュニティが運営できるかもしれないって思った。

信頼できる経営者。
熱いスーバーバイザー。
そこに熱意と行動力だけはある学生が入っていく。

そこで生まれる化学反応。

それが、会社にとっても、学生にとっても
大きな価値があるのだろうと思う。

3社9名3週間インターンシップ。
3いう数字のチカラはたしかにある。

仕組み化は大規模にやることではない。
3社9名3週間。
これだったら、ナリワイ的発想でやれるんじゃないか。

いい気づきを与えていただきました。
ありがとうございました!  

Posted by ニシダタクジ at 07:58Comments(0)学び

2013年10月20日

行動力が生み出す何か

「若い人の自由な発想で」
「斬新なアイデアを出してもらって」

なんてことがよく言われるけど、
実はそんなことはなくって、
経験のない大学生や若い人にアイデアは
なかなか生まれない。

インターンシップの価値は、
そういうところではなく、

行動力から生み出される何か、
に価値があるのだと僕は思う。

人口80人の離島の
空き家を調査した中四国の事例。
皿洗いをしながら考えて
メニュー提案をした関西の事例。

そして、
僕にとって熱かったのは、関東代表の御園生さんの
横浜の野菜を届けたいとアクションしまくって、
いつのまにか牛乳屋さんにつながって、
牛乳屋さんが野菜や加工品の配達をするようになった事例。

行動力が偶然というか、奇跡を生んでいる、
そんなふうに感じた。



会場の投票によってグランプリに選ばれた
九州ブロック代表の吉野さんは、
この夏、全国を旅してまわり新潟にも立ち寄っていた。

彼女の行動力と
自分で考える力はすごいなあと思っていた。
メモをとりまくって、マッピングして、
アイデアが生まれる。

それはマチトビラの事前研修で教わったという。

いやあ、マチトビラ、いいインターンしてやがるなあって思いました。
さすが僕の愛弟子のスエヨシコージ。(笑)

行動力が価値を生み出すのだと、
実感できた1日でした。

鹿児島チームのみなさん、おめでとうございます。
また長期実践型インターン、やりたくなっちゃいました。

ステキな感動をありがとう。  

Posted by ニシダタクジ at 08:05Comments(0)イベント

2013年10月19日

承認不安の時代にどう生きるか


「認められたい」の正体~承認不安の時代(山竹伸二 講談社新書)

アメリカの心理学者スタンレー・ミルグラムは、
1960年に、人間が権威に服従する心理を調べるため、
通称アイヒマン実験を行った。

結果。
実験に集まれた市民は「教師」という役割を演じるように言われ、
「教授」と呼ばれる人の命令を遂行するように設定された。

学習者が答えを間違えたときに
電気ショックを与えるということを教授の命令により行うことになった。
(実は、俳優が電気ショックを受けている演技をしたいのだが)

すると、予想に反して、
俳優が「ここから出してくれ」と言ったり、苦痛に顔をゆがめるのを見ても、
ためらうことなく電気ショックのスイッチを押した人が多かったと言う。

ここでミルグラムはいう。
「人間は改装の明確な集団のなかに組み込まれると、
良心に基づく個人の意志は抑圧され、自分より高位にある権威に判断をゆだねてしまう」

ドイツのナチス政権下で、
人々が残虐にふるまったのも、
権威の判断に身を委ねてしまったに他ならない。

そして、ここで著者は言う。

それは
「自分の価値を権威に認められたい」
という隠された個人の意志によるのではないか、と。

特にそれが時代の混乱期。
つまり、価値観が揺らいでいるときに起こりやすいということだ。

「認められたい」だから、資格を取る。
「認められたい」だから、名の通った企業に就職したい。

そして、一度階層構造の強いところに入ってしまえば、
そのポジションで上の権威に従うことで「認められたい」を満たすことができる。

なるほど。
これが組織的な不祥事の原因のひとつのあるのかもしれない。  

Posted by ニシダタクジ at 06:38Comments(0)

2013年10月18日

ほしい未来は、つくろう


「ほしい未来」は自分の手でつくる(鈴木菜央 星海社新書)

いい。
出だしが熱い。
こういう本好きです。

「社会を変える」とか
「ソーシャルデザイン」
っとかって
なんだか難しい感じがするのだけど、

鈴木さんは言います。

~~~
ここで強調しておきたいのは、
「ほしい社会」をつくるきっかけは、
ひとりひとりの身近なところにあるということです。
身の周りの「暮らし」や「仕事(働き方)」の
課題を解決することが、「社会」をつくることになる。
~~~

そう。
日々の暮らしや仕事(働き方)を
もういちど捉えなおしてみること。

そこから新しい社会の扉が開いていくのです。

いいですね。
冒頭のところだけで胸が熱くなります。

そしてこの一節が続きます。

~~~ここから引用

誰かが「幸せな生き方を決めてくれる時代は終わりました。
「所得倍増計画」や「高度経済成長」のように、
誰かが決めた「幸せそうな未来」を、みんなで一緒になって追いかける必要はもうないのです。

(中略)

いまはひとりひとりが自分で「ほしい社会」や「ほしい未来」を思い描き、
それを楽しみながらつくっていく時代です。

(中略)

たしかに、社会にはたくさんの課題があります。
でもそれは、課題を解決することで、
新しい社会、僕たちの「ほしい社会」をつくっていける、ということでもあります。

僕らはいま、いまだかつてないほど、ワクワクする時代を生きているのです。

~~~ここまで引用

そうそう。
僕らは、いまだかつてないほど、ワクワクする時代を生きている。

そう。
てのひらの中に未来を握っているような。

僕は、大学時代にそんな感覚を覚えたことがあります。

この手で、未来を創っているんだ。
だから、つかまなきゃ。

そんな原点に返らされる本。
移動中の新幹線でじっくり読みます。

鈴木さん、星田くん、ありがとうございます。  

Posted by ニシダタクジ at 06:21Comments(0)

2013年10月17日

キャリアを試作する~ハタチのあなたは完成版か?

キャリア設計とキャリア試作

大学時代にこの2つが必要なのだと思う。

「キャリアデザイン」にあまりにも
重きを置いた結果、
行動できない若者を生み出しているのではないか、
と感じる。

「キャリアデザイン」のキーワードを僕なりに整理すると。

1 適性
2 ビジョン(計画)
3 目標
4 行動
5 省察

数字の順番に来る。
したがって、
1と2の段階でつまづいていると、
永遠に「やりたいことは?」「自分の得意なことは?」
という問いを繰り返すだけで4の行動までたどり着かない。

これに対して、
僕が提案したいのは、
「キャリア試作力」

自分のキャリアを試作してみる、ということ。
試作だから、当然、不具合が出る。

いや、製品版になったときに、
不具合が出たら困るから、試作版で
いろいろ試すことが必要なのだ。
PCソフトでは、ベータ版と呼ばれる。

20代のあなた、
いや、ハタチのあなたは完成版だろうか?

絶対にそんなことはない。
まだまだ無限に成長していける、
究極の試作版ではないか。

これを体感することがまず大切だ。
自分の才能を固定したものととらえるのではなく、
まだまだ成長途上にあると実感することからすべては始まる。

「キャリア試作」のキーワードは、

1 衝動(共感)
2 試作(行動)
3 省察
4 目標
5 行動

ということになる。
試作と行動というのは、同じなのだけど、
自分の中で、「試作」だと思っていることが大切だ。

試作版は失敗して当たり前。
いや、むしろ失敗を歓迎することだ。
これで製品版になったときに気をつけることがわかるからだ。

キャリア試作。

このキーワードで、この秋、
新たな動きをスタートします。

自動車運転免許をまだ取っていない大学生のみなさんは
ご注目・ご検討ください。来週アタマには発表します。  

Posted by ニシダタクジ at 07:02Comments(0)思い

2013年10月16日

働き方革命

駒崎さんの講演会@県庁に
いってきました。

中小企業の経営者のおじさん向けの
講演会だったので、
「働き方革命」(駒崎弘樹 ちくま新書)
の内容をものすごく噛み砕いて、ソフトに話をまとめていました。

もっと熱い話、聞きたかったけど、
県庁の主催だから仕方ないかな。

30代男性の
年収ボリュームゾーン(最大派閥)は
2002年には500万円台だったのが
2012年には300万円台になっている。

だから。
共働きしなくてはいけない。

しかも。
高齢化が世界のどこよりも急速に進む日本。
2050年には労働力人口は2/3に。

しかし。
日本には埋もれた資源「女性」の存在がある。

女性が先進国並みに働くことでGDPが4%上昇
(過去20年間のGDP平均成長率は0.9%)

だから。
共働きを当たり前にする、つまり、男性も家事と育児をやる必要。

ところが。
日本の男性の家事、育児に関わる時間は
先進国でも著しく低い。
だから、働き方を変えましょう。

ということで。

駒崎さんのフローレンスでは、取り組み始めました。

1 会議革命
ミーティングの議事録はプロジェクターで映しながら作成し、
「やること」と「期限」を見える化。
会議に全部参加するフルメンバーと一部参加するサブメンバーを分ける。

2 ひと仕事ふたり原則
1つの仕事を二人以上で担当することで「誰でもできる化」
・給与担当 3か月おきに交代(2人体制)
・新規顧客担当 1か月ごとに交代
・採用 2人で候補者を割り振り

メリット
・マニュアル化が進む
・人の育成が進む
・異動がしやすい
・休んでも平気

3 勤務の柔軟化
文章作成、ウェブ作成などの
集中系仕事は自宅でやることが可能(在宅勤務)
日報で報告、タスクが終わっていればOK

4 お助けWANTED

仕事の内容は
「その人でなければできない仕事」と「誰でもできる仕事(=単純作業)」に
切り分けることができる。
仕事の繁忙期は、部門やメンバーによって異なる

⇒繁忙期や人手が必要な作業は作業を切り出し、
ボリューム、締切りを明確化して代行者を募集する。

⇒自部門以外の理解が深まり部門間コラボレーションが起こる。

5 チャレンジ休暇制度

10日以上の連続した休暇を取る
・キャリアの棚卸
・ミッションの明確化

などなど。
実践で使える技が満載。
働きやすい職場として表彰され、
優秀な人材が次々に集まってくるという好循環が起こる。

いいですね。
こういう企業が増えていくことが
日本の未来に必要なのだなあと思いました。

同時に、企業社会ではない、
もうひとつの道、
たとえば、お弁当屋さんを起業して、週3日だけ働くとか、
そういうバランスのとり方もあるのではないかなと思いました。

後者の方を考えていく研究所、
ナリワイ研究所を作りたいなあと思いました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:21Comments(0)イベント

2013年10月15日

ストーミングを恐れるな

マラソン前日は足を温存するために、
あまり立ち上がらない方がいいということで、
マンガを読んでいました。


サッカーマンガ「ジャイアントキリング」

これが面白いのよ。
ワクワクしながら読めるマンガです。
いま28巻が最新刊ですかね。
買わなくちゃ。

さて。
それに合わせて、読みたかった1冊を
昨日買いました。


今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則~ジャイアントキリングの流儀(仲山進也 講談社)

これもいいっすね。
読み始めたばかりだけど面白い。

「グループ」と「チーム」は何が違う?
から始まります。

そしてチームの成長法則
「70点のグループ」が「赤点」を経て、
「120点以上のチーム」に変身する。

ただこれだけだそうです。
うーむ。
面白そうだなあ。

フォーミング(形成期)⇒ストーミング(混乱期)⇒ノーミング(規範期)⇒トランスフォーミング(変態期)
ちょうどイモムシがさなぎを経て蝶になるように、チームは変身するのです。
序盤のポイントだと思えるのはここ。

ストーミングを恐れないこと。

トラブルが発生したり、
メンバー同士の意見が食い違ったり、
そういうことが起こってきます。

それを、成長のチャンスだと見守ることができるかどうかがポイントとなります。

ストーミングを起こすコツは2つ
1 みんなで一緒にやる必要があり、かつ、答えのないお題を与える
2 リーダーに依存できないようにする

これによって、ストーミングが起こります。

それによって、
課題の自分ごと化が起こるのだと著者は言います。

うーん、なるほど。
本日はここまでです。

興味を持った方は
マンガも合わせてどうぞ。

~お知らせ~
ツルハシブックスはマンガの取り扱いはスラムダンク全巻セットのみですが、
マンガのご注文は承っておりますので、お気軽にご用命ください。  

Posted by ニシダタクジ at 08:09Comments(0)

2013年10月14日

人の力を借りるということ

新潟シティマラソン当日&うちのDEアート最終日でした。

まずはみなさまのおかげで
新潟シティマラソン、完走することができました。


加藤くんが撮ってくれたゴール後のベストショット


これが欲しかったのよ。記録証。

一緒に走ってくれた
加藤くん、西尾さん、声援ありがとうございました。
陸上競技場に入る瞬間の声援は脳裏に焼き付きました。

17㎞、25㎞地点でエイドをしてくれた、
湧登くん、広美さん、ありがとうございました。
ハイタッチ、パワーもらったよ。

33㎞、37㎞地点で待っていてくれた
彩乃さん、そこまではなんとか行こうと思ったら、
いつの間にか完走できてました。

2週間前に、フォームを修正してくれた
泰代さんもありがとうございました。
水ぶくれできたけど、膝とか足首とかは無事だったので
フォーム修正のおかげかと思います。

店番をしながら待っていてくれた
今井さん、坂野さん、ありがとうございました。
のんびりとお風呂に入ってきたおかげで筋肉痛は最小限になってます。

誕生日プレゼントのタスキを書いてくれたみなさん、ありがとうございました。
33㎞過ぎからポケットに忍ばせていたタスキをかけて、走りました。
若干走りづらかったですが、パワー全開でした。

皆様の力を借りて、
なんとか完走することができました。
3年目にしてようやく記録がつきました。
ありがとうございました。

思えば、2年前の7月、
37歳になるから、何か新しいチャレンジをしようと思って
スタートしたマラソン挑戦。

10㎞にエントリーしようとしたときに
「マラソンって42㎞じゃないの?」
と笹川さんに言われて、思わずフルマラソンにエントリーしてしまったのが
始まりでした。

フルマラソンいきなり走ったら
生死にかかわると思って、練習を開始。
小出監督の本を読んだら、10分間走から始める、
ということだったので、やってみようと思ったら、3分しか走れなかった。

花ちゃんに付き合ってもらって、ウォーキングから始めました。
思い返すと、たくさんのみなさんに支えられてのマラソン挑戦の日々でした。
なんとか走り切れて、よかったです。
ありがとうございました。

夜は、うちのDEアートのクロージングレセプションでした。


学生たちと一緒にうちのDEアートを作り上げている
住民団体の夢アートうちの。
長谷川会長の挨拶が素晴らしくて、泣きそうになりました。
実行委員長川口薫は泣いてましたね。

「こんなに、こき使われたうちのDEアートは初めてです」
「始まる前に、場所を借りたいのを仲介したりしたことはあったが、
会期中に作品の店番などを手伝ったことはなかった」

そして、作品をギリギリで間に合わせた
大学生アーティストたちへ一言ずつメッセージ。

その顔はなんだかとっても嬉しそうで、
こっちまで泣けてきました。

ステキなイベントだなあ、うちのDEアート。

今回のアートはまた特別な意味を持っていたんじゃないかと思います。
商工会にも、留守番担当のお願いがきていました。

人の力を借りるということ。
これが、大学生の役割なんだと思います。

お願いできませんか?
と言うことで、
地元のおっちゃんにも役割ができる。

みんな、誰かの役に立ちたいと思っている。
それをどう引き出していくのか。

ヒーローズファームの理念
「ひとりひとりが役割を果たす喜びを感じられる地域社会をデザインする」
をあらためて思い出したうちのDEアートのレセプションでした。

10月13日。
原点に返る1日となりました。

本当にありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 02:55Comments(0)日記

2013年10月13日

効率、高級、交流

売上高=顧客数×顧客単価
という単純な方程式。
つまり、売上高を上げるためには
顧客数を上げるか、顧客単価を上げるか、または両方上げるか
である。


「商店街再生の罠」(久繁哲之介 ちくま新書)
によると、

そのためには、
効率、高級、交流の
3コウ戦略がとられるという。

「効率」はまさにこれまでのスーパーや100円均一ショップ、ファストフードなどで
行われてきた大量仕入れ、大量販売による
コストダウンによって成り立っています。

広告を打ち、
顧客数を上げていく戦略です。

一方
「高級」路線も健在です。
誰もが知るブランドとなれば、お客さんは
単価の高い商品を買ってくれます。

少量を少しをお客に売るだけでも
売上高は高くなります。

そして、商店街が目指すべきは3つ目の
「交流」戦略です。

とある床屋さんは
いわゆる「まちの床屋」さんで
現在は1000円カットなどのチェーン店に
押されて、厳しい状況が続いています。

ところが、彼の店は
どんどん顧客数を増やしているといいます。

その要因は「釣り」です。
彼は釣りの達人で、
釣った魚をさばく腕も料理人並だといいます。

そんな彼の店には
釣りファンが集まります。

この時期はどこでどんな魚が釣れるのか?
ポイントはココで穴場はココ。

釣りファンであれば、
1時間でも2時間でも話をしたい話題です。

そして、床屋の定休日に合わせて、
店主と釣りに行くお客さんがいっぱいです。

このお店が口コミで広まり、
わざわざ遠方から髪を切りにいく
お客さんが出てきているそうです。

つまり、顧客との接点をつくるのは、
なにも商売に直接関係のある、
「髪の手入れ」などでなくてもよいということです。

様々なことで交流して、
距離を縮めていくことで、
お客さんといいコミュニティをつくっていく。
それが顧客数の増加につながっていく。

これこそが商店街の目指す道だと著者は言います。
なるほどねえ。

そうやって商店街と街の人はつながっていくんだなあ。
内野の商店街はまわりに人がいっぱい住んでいるのだから、
まだまだやれるぜって思います。  

Posted by ニシダタクジ at 05:33Comments(0)

2013年10月12日

キャリアデザインが勉強意欲を失わせる

「キャリアデザイン」
大学生のほぼ全員が履修する授業。
自らの過去を振り返り、未来を展望する授業。

大学生だけではない。
中学生、高校生の「キャリア教育」
と呼ばれる授業で実践されることだ。


やりたい仕事病(榎本博明 日経プレミア新書)

この本を読むと、
その恐ろしさに背筋が凍る。

早期のキャリアデザインが
目的・目標志向を強めた結果、
勉強意欲を失わせるというのだ。

たしかに、
エンジニアになりたいと思っている生徒には、
国語や日本史は、将来の自分の仕事に役に立たないと
思ってしまうかもしれない。

将来の職業に役立つか?といった視点をもつことで、
純粋に日本史や国語に出てくる人間模様を
楽しんでいた子も、数学や物理の問題をゲーム感覚で
解いていた子も、やる気をなくしてしまう可能性がある。
キャリアデザインの弊害である。

まあ、実際に大学生に話を聞いていると、
「こんなことやって意味あるのかなあ」と
疑問を抱きつつやっている生徒の方が多いのだろうなあと思うのだが。

もうひとつ、
この本で興味深いところは、
「マッチングは通用しない」ということだ。

大学卒の3人に1人が3年以内に辞めるという離職率の高さは、
ミスマッチ(個人の適性と仕事がマッチしていない)
が原因であるということになっている。

しかし著者は、
マッチングはもはや通用しない、と言い切る。

~~~ここから引用

はっきり言えることは、従来のキャリア決定の予測モデルは通用したいということだ。
従来のキャリア決定のサポートにおいては、
個人の特性と仕事が要求する特性をマッチングさせるという発想が中心だった。

エンジニアにはこういう性格や興味をもった人間が多い。
ゆえに、こういう性格で、こういう興味が強く、こういう能力のある人物は、エンジニアに向いている。
このようなやり方を個人と仕事のマッチングという。

こうした発想がなぜ通用しなくなってきたのか。
それは、変動の激しい時代になり、
個人も仕事も予測不能な変化を示すようになったからである。

多くの人々が似たようなライフコースを歩み、個人の人生行路が
概ね予想できる静的な社会なら、
性格や能力や価値観・興味といった
個人の特性が劇的に変化することはあまり想定する必要はない。

仕事についても、同じ仕事であれば
何年経っても同じようなやり方でやっていればよいという
静的な社会なら、個々の仕事が要求する特性も一定であるとみなすことができる。
だから、個人と仕事のマッチングといった発想が成り立つのだ。

しかし、個人の特性も、個々の仕事が要求する特性も、
それぞれに変化するとしたら、ある時点でマッチングしたとしても、
数年後には齟齬が生じてしまう可能性が高い。それでは意味がない。

~~~ここまで

つまり、急速に変化する世の中では、
「マッチング」という考え方の前提が崩れているので、
マッチングは通用しない、ということである。

だとすれば、
キャリアデザインを考え、自分に合った仕事をマッチングする、
という考えそのものを改めていかなくてはならないのではないか。

しかも。
重要なのは、「個人も成長する」ということだ。

著者は言う。

「社会の変化に伴って、仕事の形態が変化するということに加えて、
個人も成長し、変化する。マッチングの発想は、この個人が成長し、変化する
ということを軽視していたように思われる。」

そうなんだよね。

根本的原因は、
才能思考=「固定的知能観」
なのだと思う。
成長思考=「成長的知能観」
を前提としていれば、「マッチング」などという考え方が通用しないのはわかりそうなものだ。

自分のやりたいこと、適職はなんだろう?
と考えることではなく、目の前の仕事を、勉強をまずはやってみる。
そこから花開く才能があるかもしれない。

いいんだ。
かもしれない。で。

未来は未確定なのだから。  

Posted by ニシダタクジ at 05:44Comments(0)