2013年11月10日
ミシュランのガイドブックはなぜあるのか?
「新しい市場のつくり方」(三宅秀道 東洋経済新報社)
読み始めました。
2100円と、かなり重厚だけど、
目次を見るとワクワクする1冊。
いきなりガツンとやられました。
「ミシュランのガイドブックはなぜあるのか?」
ミシュランは、フランスのタイヤメーカーです。
タイヤ屋がなぜ、レストランガイドを出しているのか?
ミシュランのレストランガイドが
最初に発行されたのは1900年(明治33年)。
~~~ここから一部引用
その当時、社会において、
自動車とその使い道はなんだかはっきりしないものだったのです。
そこへミシュランが、まずフランスのあちこちの
地方の美味しいレストランを格付けして紹介することで、
そのレストラン(当時は多くがホテルを兼ねていたそうです)
に行ってみたくなる人を増やそうとした。
そのことで自動車を、ひいてはタイヤを売ろうとしたのです。
~~~ここまで引用
熱い。
そして深いぞ、ミシュラン。
「自動車に乗って郊外のレストランに行く」
という文化を売ってるのです。
今でも、
ミシュランのガイドブックが発売された国では
ミシュランのタイヤの売り上げが3%伸びるととも言います。
文化を創造する。
ここにビジネスの志の出発点がある。
熱い本に出逢っちゃいました。