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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年12月30日

原点から出発する

昨日は営業最終日でした。
いとぽんと遊ぼう、が大反響で
ものすごい人が来ていました。
毎月やろうかな。

夕方、やりたかったこと。
1年の振り返りを本屋さんでやる。


即席ワークショップ。
こういうのができる本屋っていいなあと。

3人集まればできるから、
ゲリラ的にやってもいいかも、と。

2013年を振り返ると、
1月2月はイロハニ堂のオープンへ向けて準備を進めていた。
「寄附サムライ」で100人以上の人から改装のための寄附金を頂いた。

2月の頭、東京で川上徹也さん、水井都志夫さんのイベントにゲスト出演。
そのときに行った坂口恭平展、熱かった。
あなたは、何大臣ですか?
俺は、何大臣なのか?と問いかけた。

3月20日にリニューアルOPEN
またしても今井さんのチカラによるところが大きかった。
ツルハシブックスがあるのも今井さんのおかげだ。

そして4月28日。
運命のとき。
100人目となった平井くんは、
2002年の冬、僕が家庭教師をした15歳の少年だった。
11年の時を越えて、寄附侍となって再会。

そして、野山塾を始める。
現在中学生高校生4名。

お盆休み。
「ナリワイをつくる」(伊藤洋志)を読み、衝撃。

地域コミュニティを崩壊させたのは
マネー資本主義というよりも、
「専業思想」だったのだ。

「仕事」と「プライベート」を明確に区分し、
そして「仕事」の方を上位概念とする考え方が
地域コミュニティを崩壊させたのだ。

もちろん、専業思想は、
マネー資本主義から来ているのだけど、
でも、マネー資本主義は変えられないけど、
専業思想をぶっ壊すことだったら、僕たちの足元からできる。

だからこそ、「ナリワイをつくる」が熱いのだ。
再び、豊かさとは何か?を問いかけ、
新しい社会のカタチを創っていくのは、この本からだ。

そのナリワイづくりのベースに、
「お客は誰か?」
という問いがあると思う。

僕は、2002年に出会った不登校の15歳の少年だった。
そして、僕の恩人は、「自然農」でこだわりの農産物をつくっている農家さんだった。
特に、奈良の川口由一さんと、徳島の沖津一陽さんには、
「生きる」ということ「働く」ということの基本を感じさせてくれた。

目の前の野菜に向き合い、
その雑草を刈るべきか、残すべきか、
本気で考え、判断し、全力でそれを遂行する。
そんな基本を学んだ。

12月に金沢大学で杉本晴一くんとやったワークは、
新たな視点を与えてくれた。

「恩人に恩返しをする。」

これだ。
お客は誰か?

恩人は誰か?

その抽象度を少し上げると、
それがナリワイにつながっていく。
そしてそのモチベーションは高い。

2014年は原点から出発できそうだ。
「15歳」そして「こだわり農家」
この2つのベースを胸に、始めていく。

1年間、ありがとうございました。
  

Posted by ニシダタクジ at 07:48Comments(0)日記