プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年12月31日

第3の大人

中学生には、第3の場所と大人が必要だ。

家庭でも、学校でもない、
第3の場所にいる第3の大人

それがいま、
ネット上の世界しかなくなっている。

地域にいる大人が
第3の大人の役割を果たしていくこと。
やっぱりここが出発点だ。

アーティストにテレビの向こうから
「大人になればきっと分かるから」
なんて言わせておいて、いいはずはない。

あの歌を聴いたとき、
地域の敗北そのものだと思った。

共感している場合じゃない。
第3の大人。
将来不安に共感してくれる第3の大人を15歳は待っている。

15歳が自分と自分の人生を好きになり
自分と地域と社会の未来創造へ歩き出している地域社会の実現。

これが僕の出発点です。
1年間、お世話になりました。
ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 08:17Comments(0)日記

2013年12月30日

原点から出発する

昨日は営業最終日でした。
いとぽんと遊ぼう、が大反響で
ものすごい人が来ていました。
毎月やろうかな。

夕方、やりたかったこと。
1年の振り返りを本屋さんでやる。


即席ワークショップ。
こういうのができる本屋っていいなあと。

3人集まればできるから、
ゲリラ的にやってもいいかも、と。

2013年を振り返ると、
1月2月はイロハニ堂のオープンへ向けて準備を進めていた。
「寄附サムライ」で100人以上の人から改装のための寄附金を頂いた。

2月の頭、東京で川上徹也さん、水井都志夫さんのイベントにゲスト出演。
そのときに行った坂口恭平展、熱かった。
あなたは、何大臣ですか?
俺は、何大臣なのか?と問いかけた。

3月20日にリニューアルOPEN
またしても今井さんのチカラによるところが大きかった。
ツルハシブックスがあるのも今井さんのおかげだ。

そして4月28日。
運命のとき。
100人目となった平井くんは、
2002年の冬、僕が家庭教師をした15歳の少年だった。
11年の時を越えて、寄附侍となって再会。

そして、野山塾を始める。
現在中学生高校生4名。

お盆休み。
「ナリワイをつくる」(伊藤洋志)を読み、衝撃。

地域コミュニティを崩壊させたのは
マネー資本主義というよりも、
「専業思想」だったのだ。

「仕事」と「プライベート」を明確に区分し、
そして「仕事」の方を上位概念とする考え方が
地域コミュニティを崩壊させたのだ。

もちろん、専業思想は、
マネー資本主義から来ているのだけど、
でも、マネー資本主義は変えられないけど、
専業思想をぶっ壊すことだったら、僕たちの足元からできる。

だからこそ、「ナリワイをつくる」が熱いのだ。
再び、豊かさとは何か?を問いかけ、
新しい社会のカタチを創っていくのは、この本からだ。

そのナリワイづくりのベースに、
「お客は誰か?」
という問いがあると思う。

僕は、2002年に出会った不登校の15歳の少年だった。
そして、僕の恩人は、「自然農」でこだわりの農産物をつくっている農家さんだった。
特に、奈良の川口由一さんと、徳島の沖津一陽さんには、
「生きる」ということ「働く」ということの基本を感じさせてくれた。

目の前の野菜に向き合い、
その雑草を刈るべきか、残すべきか、
本気で考え、判断し、全力でそれを遂行する。
そんな基本を学んだ。

12月に金沢大学で杉本晴一くんとやったワークは、
新たな視点を与えてくれた。

「恩人に恩返しをする。」

これだ。
お客は誰か?

恩人は誰か?

その抽象度を少し上げると、
それがナリワイにつながっていく。
そしてそのモチベーションは高い。

2014年は原点から出発できそうだ。
「15歳」そして「こだわり農家」
この2つのベースを胸に、始めていく。

1年間、ありがとうございました。
  

Posted by ニシダタクジ at 07:48Comments(0)日記

2013年12月29日

15歳に「価値」を届ける

原点に返らせてくれる仲間の存在。
これが何よりうれしい。

年末で2014年の抱負をみんなで
話し合っています。
今日は2013年の振り返りをしようかな。

僕の2014年のテーマは
「今日もていねいに」
に決定しました。
松浦弥太郎さんありがとう。

昨日も書いたけど、
お客は誰か?
という問いに再び向き合う2014年になりそうです。

2013年。
もっとも嬉しかったこと。

2013年4月28日。
facebookでつながった男性が東京から帰省のついでに
ツルハシブックスに来てくれました。

そして、「寄附サムライに」
と申し出たのです。
彼こそが、
12年前の2002年、中学校3年生だった平井くんでした。

当時の僕は27歳。
勤めていた会社を辞めて、プータローに。

これからどうしようか、と思っているときに、
平井くんのお母さんから家庭教師を頼まれました。

僕は当時古い一軒家に住んでいて、
受験まで日がなかったので、
毎日のように家に来てもらい、勉強をしました。

「勉強合宿だ」と言って、2泊3日の泊まり込みの合宿をしました。

そのときに2人で作って食べたすき焼きは
人生で一番美味かったです。

だんだんと表情が明るくなっていく彼を見ていて、
僕は決意しました。

これを仕事にしたいと。

「中学生高校生と地域の大人が出会い
共に悩み、共に歩いていくような仕組みを創りたい」

僕のミッションも決まりました。

「15歳が自分と自分の人生を好きになり、
自分と地域と社会の未来創造へ歩き出している地域社会を実現する。」

すぐにNPO法人を設立、活動を開始しました。

と行きたいところだったのですが、
僕には、その方法が、手段がまったく分からなかったのです。

最初に取り組んだのは、
地域のおじいちゃんおばあちゃんと小学生の遊び場づくり。
近所の神社の境内でけん玉したり、竹で水鉄砲をつくったり、お手玉で遊んでいました。

大学生スタッフと一緒に取り組んでいましたが、
これでは、収益構造がありません。
運営は非常に厳しい状況でした。

2006年からは大学生向けの地域活動支援にシフトしました。
経営者と学生の出会いのイベントや地域企業でのインターンシップ
に取り組みました。

ここに集まってくる大学生は熱意と行動力がある優秀な人たちでした。
悩みました。

「彼らに本当にサポートが必要なのだろうか?
もっと自信がなくて、悩んでいる子にアプローチしなければいかないんじゃないか。」

そうして、商店街の拠点を探すようになり、
たまたま見つかったのが内野駅前の一等地です。

サンクチュアリ出版の営業をしていて、
ステキな本屋さんにたくさん出会っていたので
本屋さんをやることにしました。
地域活動の拠点となるような本屋さん。

一箱古本市でインスピレーションを受けて、
地下の古本コーナーを若者限定にして、
地域の人から寄贈本を集めるという方式をとりました。
若者に読んでほしい本を預かり、つないでいく。

そう。いつのまにか。

僕は10年前の問いに、方法を見出していました

「中学生高校生と地域の大人が出会い、
共に悩み、共に歩いていく仕組み」
そのきっかけに、「本」がなっていく、
そんなことに気づいたのです。

2013年6月には、
中学生高校生向けの「教えない塾・野山塾」をスタート。
中学生・高校生4人が一緒に学んでいます。
そして、大学生・社会人が「働くこと」について考えるgreen drinksにも
参加しています。

2014年は、屋台を使った
商売実践を中学生高校生ができるようにしようと思います。

そして、ツルハシブックスの近くにいない中学生高校生に
移動ブックカフェ「ツルハシ号」で本と人との出会いを届ける
ことを始めたいと思います。

15歳に「価値」を届ける
その「価値」とは、共に悩み、共に歩んでいく
本や大人たちとの出会いなのかもしれません。

2013年。
漢字一文字で表すと。
いや、やっぱり二文字で表すと、

「原点」。

やっぱりこれですかね。
平井くん、僕に生きる意味を与えてくれてありがとう。

15歳が自分と自分の人生を好きになり
自分と地域と社会の未来創造へ歩き出している地域社会の実現

ここに向けて、再スタートしていきます。  

Posted by ニシダタクジ at 07:09Comments(0)思い

2013年12月28日

ドラッカーの質問に答える

ドラッカーの質問に答える。

1 われわれのミッションは何か?
2 われわれの顧客は誰か?
3 顧客にとっての価値は何か?
4 われわれにとっての成果は何か?
5 われわれの計画は何か?

これ、1から行くと、
結構たいへんだなあって思った。

まずは2と3と4から。
「誰に」「何を」売って、どんな成果を目指すのか?

それがそのまま、1の「ミッション」に
なるような、「誰に」「何を」売る?かを
考えること。

そしてそれを共感できるレベルに
言語化していくこと。
ココからだなあ。

僕のメインのお客さんは、
「地域」でも、「学校」でもなくて、

「15歳」だったんだなあと
あらためて実感。
2002年の1月に出逢った
平井くんが僕の原点でした。

15歳が自分と住んでいる地域を好きになり、
自分と地域と社会の未来創造へと歩き出している地域の実現。

ここに向かって、進んでいくんだと確認した12月28日。

さあ、僕は15歳に何を売るのか?  

Posted by ニシダタクジ at 09:57Comments(0)日記

2013年12月27日

タグラインって?

ブックオフ105円コーナーには
たまーに、宝が眠っている。

「黄金のおにぎり」
(高橋朗 ナナ・コーポレート・コミュニケーション)
ブランディングをやさしく解説してくれている。
なんか、こういうのちゃんと学んだことがなかったので面白い。

まずは
「タグライン」

物語に出てくる「黄金にぎり」は
「お寿司屋さんも食べています」
というキャッチコピーを長期的に使用する場合、
これがタグラインと呼ばれるものになる。

ほうほう。
「ゴホンといったら龍角散」(古い)
みたいな感じですか。

そういう意味では、
ジブン発掘本屋ツルハシブックスには
まだタグライン的なモノはできていないんだなあと。

タグラインは
「いろいろな商品がある中から、どうしてその商品を選ばなければならないのか?」
を説明するための資料です。

たしかに。
これは世の中の全ての商品が問われているところだ。

「なぜ」「いま」「あなたから」これを買わなければいけないのか?

この3つの問いに答えないと商品は売れない時代だ。

ジブン発掘本屋ツルハシブックスは、
「ジブン発掘」というのはあるけど、
それって意外にどこの本屋さんでもできるような気がする。
(もちろん、実際にはHAKKUTSUとかの仕組みもあるのだけど)

ジュンク堂でもツタヤでもなくて、
ツルハシブックスで本を買う理由は?

野島さんが言ってた
「誰か」に会えるっていうのは結構価値があるような気がする。

「何か」が起こる
「誰か」に会える

そんな偶然性を売っていくことなのかもしれない。
それをキャッチな言葉にしていく作業。

タグラインづくり、始めなきゃ。  

Posted by ニシダタクジ at 07:48Comments(0)

2013年12月26日

想像できるものは、すべて創造できる


(人が集まる「つなぎ場」のつくり方 ナカムラクニオ 阪急コミュニケーションズ)

いやあ。
面白い。
これは面白いですよ。
場づくり系の人は特に読んでほしい。

言葉のひとつひとつに、
ワクワクが詰まっているなあと。

「想像できるものはすべて創造できる」
「カフェを学校化する」
「草食系ならぬ創職系になる」

「本」でビジネスをしたいなら

1 モノを売る:本そのものを売る
2 知識を売る:本の中身について話す
3 場を売る:本を売る場を提供する
4 スキルを売る:本の編集方法を教える

などの方法がある。
このように本をベースにいろんなことが考えられる。

いや。
著者の運営する六次元こそが1冊の本なんだ。

なるほど。
2013年の後半を象徴するワクワクする1冊に出逢えました。
だから、新刊書店って面白いんですよね。  

Posted by ニシダタクジ at 06:42Comments(0)

2013年12月25日

気がついたら私も、本屋という舞台の共演者になっていました。

「多様性が偶然性を育み、偶然性が可能性を拓く。」

本屋という空間は、
奇跡が詰まっていると思う。

あの日、あの時、あの場所で、
あの本に出逢えなかったら、
あの人に出逢えなかったら、
私の人生はどうなっていたのだろう?

そんなふうに思うシーンがいくつも思い浮かぶ。

大学3年の時に、紀伊國屋書店新潟店で
「成功者は思いを5分ごとに確認する」という一言に出逢い、
福島正伸さんの本を衝動買いした。
読書習慣がついたのは、それからだった。

大学院1年の時に、京都を旅をして、
「半農半Xという生き方」の塩見直紀さんに出逢った。
そして、10冊の本をプレゼントしてもらった。
その中の2冊、「種をまく人」「ワクワクするビジネスに不況はない」
が僕の人生を動かした。

1冊の本が人生を変える。
本屋には新しい人生が転がっている。

それはまるで、お芝居のワンシーンのようだ。

自動ドアのように見える手動ドアを開けると、
そこには、人生というお芝居の中の本屋のシーンが広がっている。
そこにいる人たちはみな、共演者だ。

そこには、多様な本があり、多様な人が自分の人生を演じている。
多様さがあの日、あの時、あの場所でという偶然を育み、
偶然がひとりひとりの新しい人生の可能性を拓く。

ようこそ、新しい人生へ。

2013年12月25日 ジブン発掘本屋ツルハシブックス 店主 ニシダタクジ

気がついたら私も
本屋という舞台の
共演者になっていました。

Shared Stage
Shared Scene
Shared Sympathy  

Posted by ニシダタクジ at 05:24Comments(0)思い

2013年12月24日

20代の自信は、3歩進んで2歩下がる

古本いと本の伊藤かおりさんをゲストに招いた
第5回(特別版を除く)green drinks 新潟内野

「自信があるから」
会社を辞めて、自分でやってみる
わけではないんだなあって改めて思った。

感性がそっちだ、と言っている。
ただそれだけなんだと。

自信は後からついてくる、わけでもなくて、
今でも自信を持ったり、無くしたり、
の繰り返しなんだと。

「自信がなくても、始められるんだ」
って思いました。

自信があるから
勇気があるから
スタートできるのではなくて、
気がついたら、スタートしていた。

そして、ところどころにある
ステキな出会いが「やってよかった」と思わせてくれて、
たまにある失敗が「やらなければよかった」と
後悔させる。

20代はその繰り返し、なのかもしれない。
「人生は3歩進んで2歩下がる」っていう歌があるけど、
20代の自信は、3歩進んで2歩下がる。
まさにこの繰り返しなんだって思い出した。

24歳のときにまきどき村を始めた。
世間の価値観に挑むのはカッコいいけど、
自分自身も、まだ確立できてないから、自信がない。

ときに、自信をつけることが起こり、
ときに、自信を失うことが起こる。

その繰り返し。

でもそうやって、人は生きていくんだろうなって
あらてめて思った。

大切なのは、自信を持つことじゃなくて、
いまを生きるということ。

ツルハシブックスの周りには、ステキな20代であふれています。  

Posted by ニシダタクジ at 06:13Comments(0)

2013年12月23日

「多様な働き方」とは、「職業選択の自由」ではない

働き方の多様化と言われるが、
世の中を見ていると、
それってただの「職業選択の自由」なんじゃないか
って思う。

「ナリワイをつくる」
みたいな働き方こそが
「働き方の多様化」であって、

「13歳のハローワーク」は
単なる「職業選択の自由」に過ぎない。

専業の思想を超えていく。
これこそが僕は若者の仕事の悩みを
解いていくひとつのカギだと思う。

まずは
坂口恭平「独立国家のつくり方」を読み、
アタマをシャッフルしてから、
「ナリワイとつくる」で働き方を再構築する。

それこそが、20歳の宿題。
なのかもしれません。

大学生たち、ツルハシブックスで待ってます。
  

Posted by ニシダタクジ at 10:43Comments(0)学び

2013年12月22日

1歩踏み出す曲、未来に拓いていく曲

空間をつくるもの。

・人
・モノ
そして
・音楽

ツルハシブックスのBGM。
同じCDがエンドレスでかかっている。
オープンから閉店までずっと。
エンドレスリピート。

中澤友希さん
http://yuukinakazawa.com/


「colorful」(販売価格¥1,800 ツルハシブックスで販売中)
1.まぁるい気持ち(colorful ver)
2.Orange Moon
3.森の声
4.雪桜
5.LIFE
6.十人十色
7.雨の踊り
8.虹

昨日は毎年恒例(3回目)のクリスマスピアノソロライブでした。


なんか、もう。
ドキドキしちゃって。

やっぱり僕は「十人十色」が
ツルハシブックスのテーマソングっぽくって大好き。
そして今回は最後の1曲
「かけら」(次回アルバムに収録予定)
にシビれちゃいました。

なんていうかな。
中澤友希さんの曲って
「いいんだよ」って言ってもらえてるような、
そんな気がするんですよね。

ファーストアルバム「Dear you」は特にそれを感じた。
「カラフル」のとき。1歩踏み出す感じがした。

それが最後の「かけら」はさ、
なんていうんだろう、
未来に拓いていくような、そんな1曲だったなあって。

でも、その前提には
「いいんだよ」っていう親和的承認というかさ、
そういうのがあって、
それをベースに、1歩歩きだしていこうみたいな、
未来へ進んでいこうっていう感じのそんな1曲だった。

ツルハシブックス空間に欠かせない音楽を
創ってくれている中澤友希さん、いつもありがとう。

昨日も素敵な空間でした。
ありがとう!
  

Posted by ニシダタクジ at 08:39Comments(0)

2013年12月21日

「一期一会」の空間をつくる


人が集まる「つなぎ場」のつくり方
(ナカムラクニオ 阪急コミニュケーションズ)

おもしろいっ
キーワードがたくさん。
僕も1度だけ行ったことあるんだけど、
明治大学の映画を撮ってる人たちと知り合いました。

ステキ空間なんですよ。
この本。

いきなり本質的なところをついてきます。
12ページ。

~~~ここから引用

場づくりにおいて大切なことは
「もしかして次に来た時には、
もうここはないんじゃないか」と感じさせるような
「一期一会の空間」をつくることだと思っています。

それこそが、どこでも買えない価値のあることなんだと、
みんなすでに気が付いているのではないでしょうか?

~~~ここまで引用

うわ~!
って。

まきどき村の「人生最高の朝ごはん」の
「人生最高の」の部分の言語化って
こういうことだったのか、って。

いま、目の前にある、
場は、空間は、いまだけだ。
それを十分に感じ、味わうこと。

これからの「価値」を
明確に言語化している。

この一節だけで1470円の価値を上回ります。
買いです、この本は買いです。
ツルハシブックスにも5冊注文します。

もうひとつだけ紹介するとすると、
61ページ

都市に必要な狭楽しい場づくりの3条件

1 茶屋的な情報交換の場
2 縁側的な縁結びの場
3 ちゃぶ台的な語りの場

この3つです。

うお~!
そうそう。それそれ!

みたいな。

なんていうか、興奮する本です。
場づくりに携わる人、必読です。  

Posted by ニシダタクジ at 07:20

2013年12月20日

肩書きから始まる

新潟中央自動車学校で開催した
名刺作成ワークショップが好評。
やっぱり自分の肩書きを考えるっていいなあと思う。

自分は何者なのか?
という問い。
名刺を作るたびに振り返る人生。

そういうのっていいなあと思う。

さあ。
僕もそろそろ2014年verの名刺をつくろうかと思う。

ヒーローズファームの肩書きは
地域と人生の小田原中継所プロデューサーなんだけど、
ツルハシブックスの肩書きをちょっと変えてみようかと。
空間づくりにちょっと重きを置いてみるのがいいかなあと。

入り口を開けた瞬間。
誰もが舞台の共演者となってしまうような、
そんな空間をつくりたいなあと。

だとすると、そこでの僕の役割はなんだろう?

かつて、
「人生の大道具小道具係長」
っていう肩書きのときもあったなあと。
若かりし頃は、
「映画西田卓司主演・監督」っていうのも。
完全に自分に酔ってるなあ。(笑)

「舞台の仕事」、などで検索。
舞台監督、音響、照明、大道具、演出、衣装、メイク、特殊効果・・・

なるほど。
いろいろあるなあ、舞台の仕事は。

ツルハシブックスがひとつの舞台だとしたら、
僕の役割は、なんだろう?

大道具係か演出家、あたりかなあ。
演出家だとやっぱり英訳はディレクターかプロデューサーになるのか。

などなど。
考えながら、2014年の肩書きが決まっていきます。

肩書きを考えるって楽しいですね。
あなたも2014年の肩書きを考えませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 06:48Comments(0)日記

2013年12月19日

親和的承認という出発点

大学生のキャリア形成を応援するとか、
生きづらい若者を支援するとか、
いろいろあるけど。

その根本には
「親和的承認」というキーワード
が必要だろうと思う。

「ありのままの自分」を受け入れられているのかどうか。

これが大切だ。
「居場所」とは、「親和的承認」を
得られる場所だと定義することができる。

引きこもりやニートといった若者たちが「居場所」に集う。
そこには、多くの同じような悩みを抱えた
人たちが集まっている。

小さな「親和的承認」を得る。

それをきっかけに
自分の存在そのものを自分自身で認められるようになる。

そこから。
そこからしか始まらない。

かつて、まきどき村に毎週のように通ってきた
不登校の女の子がいた。

彼女は小学校1年生の入学式から、
15歳になるまで、1度も学校に行ったことがなかった。

そんな子が朝4時半に起きて、
始発の電車に乗り、1時間以上かけてたどり着く畑には、
何があったのだろうか。
彼女を毎週通わせたのはなんだったのか?

それは、親和的承認という出発点ではなかったか。

「自立」というスローガンのもと、
条件付きの承認しか与えてくれない世の中。

でも。
畑は、まきどき村は、ただ、畑に行って、ご飯をつくって食べる。
ご飯をつくってもつくらなくてもいい。
一緒に食べるところだけは一緒にやる。

やったからといって、褒められるわけではない。
つくりたい人がご飯をつくり、それをありがたくいただくこと。
まきどき村には、
いい意味での「いいかげん」な空気感が溢れている。

そういう場所だからこそ、
「存在を許されている」と感じられるのではないか。

それは一緒にいるメンバーに許されているのではない。
自然というか、大地というか、神というか、歴史というか、
そういった「大いなる何か」に許されているような気がするのではないか。

それこそが「親和的承認」であり、
人生はそこからしか始まらないのではないかと思う。

「親和的承認」を満たした後に、
「集団的承認」、つまり、集団の中で役割を果たしたいと思う。

幼い子どもが、母親のお手伝いをしたくなるように、
誰かの役に立ちたいと思う。

まずは親和的承認から。
それには、空間のチカラも大切だ、と改めて思った。  

Posted by ニシダタクジ at 07:10Comments(0)思い

2013年12月18日

共感ツールとしての本

世代を超えられる三大コミュニケーションツールは
「食」「農」「本」だと思う。
このうちに本というツールの魅力は偶然性の高さだ。

コミュニケーションツールとしての「食」や「農」は
ある程度、自分の意思が入らなければ、
そのようには機能しない。

しかし本は、
本屋や図書館に行くだけで、
そこには偶然の出会い、本だけでなく人との偶然の出会いが
待っている。

「共感ツール」としての本をあらためて考えてみる。

大学生や若い人が欲しているのは、「承認」だとする。
(「認められたい」の正体 山竹伸二 講談社現代新書による)

だから、若者たちは(もちろん大人たちも)
「承認」を求めて、twitterでつぶやき、facebookで近況を公開する。

でも。
本当に欲しいのはなんだろうか?

と考えてみると、
まさに「相互承認」というべき、
真面目に将来を語り合う仲間であり、師匠としての大人なのではないだろうか。

自覚はないかもしれないけど、
きっと潜在的にかなり大きいだろうと推測される。

そんな出会いをどのようにデザインしていくか?

これは大学生に関わる人たちや
すでに何かを見つけて進んでいっている先輩大学生にとって
取り組むべき大きなテーマであると思う。

そのコミュニケーションツールとして、
「働き方」「生き方」の本というのは、
非常に有効なツールとなるだろう。

「本」のいいところは、
テーマ別の共感ポイントを共有しやすいところだ。
あるジャンルで興味を持っている人たちが
つながれるツールだ。

そして、
もし大学生が
「働き方」「生き方」が関心事項であるならば、
(おそらくはほとんどの大学生がそうだと思うが)

そのようなジャンルの本を通じて
「共感」のプロセスを経て、
語り合える仲間に発展していくことは
なんとなくイメージできる。

大学生を想定した
小さなライブラリーは、
そんな共感の機会と空間を創っていく。

アクションは「共感」から始まる。

「共感」の場の設計を、時代は、世の中は求めているのだろうと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 07:32Comments(0)日記

2013年12月17日

「試すこと」だけで価値がある

人生は「見たり」、「聞いたり」、「試したり」の
3つの知恵でまとまっているが、
多くの人は「見たり」「聞いたり」ばかりで、
一番重要な「試したり」をほとんどしない。

ありふれたことだが、
失敗と成功は裏腹になっている。
みんな失敗を恐れるから、
成功のチャンスも少ない。
(本田宗一郎)

今なお、新鮮なメッセージとなって
私たちの心に突き刺さる一言。

中学生・高校生のあいだに沁みついた、
才能思考=固定的知能観:自分の能力はこんなもんだ
と思うことを突き破っていくには、
「試してみる」ことしかないと思う。

そうして、
「やってみたら意外にできるじゃん、私」
っていうのを繰り返して、
大学生は成長していくのだと思う。

だから、試すことを始めるのは、早い方がいい。

成功することに価値があるのではなくて、
「試すこと」だけで価値があるのだと。

そう思うことが
キャリア形成の入り口になる。

そのフィールドは地域に転がっている。
地域で、特に高齢化が進んだ地域は、
若者が何かをやるだけで、喜んでくれる。
チャレンジを受け入れる土壌がある。

そして若者には
学内とは違った緊張感がある。

「試したり」ができる場所。
そしてそこへ向かうデザイン。
それをいま、作っているのだろうな。  

Posted by ニシダタクジ at 07:01Comments(0)日記

2013年12月16日

人生を棚卸する

人生を棚卸するいい機会になりました。

得意分野はコミュニティづくりと巻き込み力
苦手分野は体系化とフォロー

こういうところなんだよなあ。
なので、自分でも課題は何とかしていこうとするし、
それをフォローしてもらうようにお願いしたりするのも大切。

金沢での2日間は本当にいい気づきがあった。

大学生の成長ステップと
1年間の活動フローをつくること。
これがまず優先課題。

そしてプロジェクトの任せ方。
これは杉本くんとの初コラボで学んだ。
朝活のコメダ珈琲でやったこと。

「お客は誰か?」
「お客のbefore-afterは?」

そのうえで商品(今回の場合は3限にやったワークショップ)
を開発していくこと。

そこで生まれたのが
「自分のルーツ」ワークショップだった。

そして結果は大成功。
場の空気感もすごくよくて、
参加者の満足度が非常に高かった。

コメダ珈琲でやった、
「お客は誰か?」
「その人にどうなってほしい?」
という問いをするだけで、精度の高いイベントができる。

いや、本当にこれは当たり前のことなんだけど、
普段、大学生メンバーに何かをやってもらうとき、
そこをあんまり明確にできていないなあと改めて思った。

来年は
3カ所で同時にプラットフォームづくりを
なるような感じだ。

お客が誰で、どうなってほしいのか?
そのための入り口はどこで、どうやって階段を登っていくのか?

そのあたりの体系化と、
個人へのフォローをやっていくこと。
これが2014年のテーマとなるだろう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:48Comments(0)日記

2013年12月15日

巻き込まれちゃうモデル

巻き込まれちゃうモデルをいかにつくれるか。
ここにかかっている。
金沢のモデルはすごいなあと思った。

たとえば、こうやって登っていくのだ。

1 「想いのある」合コン的イベント 例:東原野菜をみんなで調理しよう
2 部活のような定期的活動    例:東原の畑を手伝おう
3 講師型勉強会         例:東原の活動について学ぼう
4 ワークショップ          例:東原の未来を語ろう
5 プロジェクト            例:東原でインターンして企画を立ち上げる

みたいな。
この1と2を如何に広げていくか?
ここが鍵だ。

そうしないとかならず、
学年格差が生まれ、引き継ぎができず、
想いのある学年だけがうまくいく。

金沢は、1も2も3も4も5も
学生が主体となって、
「仲間をつくる」的な雰囲気で
出来ているから、それが魅力となって
連鎖的に若者が入ってくる。

もちろん、そのピラミッドを登っていける学生は
そんなに多くはないのだろうけど、
そこは割合の問題だから、
その中から何人かは登ってくる。

僕たちのところは
いま、1のところでいけばツルハシブックスという場としての入り口と
ワークショップとプロジェクトはあるけど、

2と3がゴッソリ抜けているから、
うまく登っていけないのだろうなあ。

にいがたモデル、創らないとね。
「巻き込まれちゃうモデル」つくります。  

Posted by ニシダタクジ at 06:36Comments(0)思い

2013年12月14日

共演者たち

自動ドアのように見える手動ドアを開けた瞬間

あなたも本屋という舞台の共演者となる

本や人との偶然の出会いをチカラに、次のステージへ

shared stage 
shared scene
shared sympathy
ジブン発掘本屋、ツルハシブックス。

なんて。
ウェブ用のキャッチコピーを考えていました。

ヒントにしたのは、
福岡・大濠公園のスタバ。



SHARED PLANET
って素敵じゃないか~!

と思ったのでちょっと使わせてもらいました。
shared っていいよね。
過去分詞系なのがいい。

僕たちはすでに分け合っているようです。  

Posted by ニシダタクジ at 06:33Comments(0)思い

2013年12月13日

「答えがない時代」なのではなく、「答えが無限にある」時代

答えのない時代、正解のない時代。
だと言われる。
企業の寿命は30年だとも言われる。

大学生にとって、
「答えがない」という状況は、
かつて経験したことがないことだ。

学校ではいつも、答えがあった。
それがいきなり「答えはない」と言われても、
ショックが大きすぎるかもしれない。

やっぱり人生は二次不等式に似ている。

答えがないというのは、
X²<0
のような「解なし」ではなくて、

X²>0
というように「0以外の全ての実数」が解であるような、
つまり、答えが無限にある時代なのだ。

これは働き方のこともそうだ。

専業思想というのは、0か100の考え方だ。
仕事とプライベートを明確に分け、
ワークライフバランスを取り、仕事と家庭を両立していこう。
というような考え方だ。

「ナリワイ」は、ちょっと違う。
仕事とプライベートの真ん中くらいに年間30万円稼ぐような「ナリワイ」
をつくっていこう。

というような考え方だ。

そう。
ナリワイづくりをやるというのは、
2次不等式な人生の最前線なのだ。

答えは無限にある。
ここから出発しよう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:14Comments(0)アイデア

2013年12月12日

解は0以外の全ての実数

2次不等式を解く。
X²>0
これを解くと、
Xは0以外の全ての実数となる。

キャリアに似ていると思った。

マイナス(だと思える)経験も
2乗されてプラスに変わってる。
0(ゼロ)とは行動しないこと。
行動すれば、全て何かに変わる。



月曜日に金沢大学のランチセミナーに参加した1年生から、
こんな感想をもらった。(一部抜粋・編集)

「将来何の職業につこうか、公務員か民間企業か、
そんなことばかり考えていた自分にとって、
今回の講義はとても衝撃的でした。
専業思想でかちこちになっていた頭を、ほぐすことができました。
自分の「ナリワイ」、探してみようと思います。」

1年生で「ナリワイ」発想に出逢う。
そうすれば、ナリワイのタネは地域に埋まっているわけだから、
地域に出ていく動機づけになる。

公務員か、民間企業か、
就職か、起業か、っていう問いって
実はあんまり意味がなくて、
まずは「ナリワイ」づくりに進んでみる
っていうのは、大学1,2年生にとってはとても大切だなあと思いました。

人生は方程式ではなくて、
2次不等式なのかもしれませんね。

ちょっと面白いな、これ。  

Posted by ニシダタクジ at 06:51Comments(0)日記