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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年01月02日

あなたも本屋に


「本の逆襲」(内沼晋太郎 朝日出版社)

2014年、最初に読む本として、年末にツルハシブックスで購入。


内沼さんは11月27日に来店いただきました。

その夜、
北書店で佐藤雄一さんとのトークセッション。
そして翌朝の白十字でのモーニングトーク。

「本は、本屋は、まだまだやれる」
ってそういう自信が湧いてくる時間でした。
「可能性を拓く」ことに情熱を燃やしてる内沼さんに
たくさん教わりました。

そして、僕も、
「多様性」が「偶然性」を育み、「偶然性」が「可能性」を拓く。
という本屋さんの基本理念にたどり着きました。

この本の第3章は
これからの本について考えるための10項目があります。
これがたいへん刺激的。エキサイティングです。

1 本の定義を拡張して考える
2 読者の都合を優先して考える
3 本をハードウェアとソフトウェアに分けて考える
4 本の最適なインターフェイスについて考える
5 本の単位について考える
6 本とインターネットとの接続について考える
7 本の国境について考える
8 プロダクトとしての本とデータとしての本を分けて考える
9 本のある空間について考える
10 本の公共性について考える

この中でも、
1 本の定義
2 読者の都合
9 本のある空間
このあたりを追求していくことがツルハシブックスには必要なのだろうと思う。

そして内沼さんは、
「あなたも本屋に」と投げかけます。

本業を持ちながら、本屋をやる。
「本屋」というのは、自分で選書した本を
他人に売るという行為だとすれば、
結構誰でもできるものです。

10冊単位で買切りすれば、60%で買うことが
できる書籍や雑誌もあります。
だから、誰でもすぐ本屋になれるのです。

そういえば。
僕が本屋をやったのは、
ツルハシブックスが最初ではありません。

ツルハシブックスの3年前。
2009年の夏に、
「本屋には新しい人生が転がっている」
という屋号で、小さな本屋さんを始めました。

坪数なんと、0.02坪(A4用紙ほど)
売っていた書籍は「ホスピタルクラウン」(大棟耕介 サンクチュアリ出版)だけ。


正確には8月18日仮オープンしていたみたいです。
http://takuji.niiblo.jp/e29222.html

2009年の4月に、大棟耕介さんの新潟での講演会のときに
サンクチュアリ出版から「ホスピタルクラウン」を100冊買い切ってしまったことから
事件は始まりました。

オフハウスで小さなトランクを買って、(1575円)
あっさり開業です。

なので、開業費用10万円程度で
本屋さんはできるのです!(笑)

まあ。
こんな感じで、あなたも自己表現としての本屋さんを
はじめてみませんか?

もちろん古本屋さんでもOKです。
もっと簡単にスタートできるでしょう。

さあ。
あなたも本屋に。  

Posted by ニシダタクジ at 06:47Comments(0)