プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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オーナーへメッセージ

2014年01月24日

十五の君へ

タイムカプセルに入れた手紙。
未来の自分に宛てたメッセージ。
その逆バージョンをやってみる。

そう。
アンジェラアキ「拝啓 十五の君へ」
の庶民バージョン。

日本列島を共感の渦に巻き込んだあの歌。
僕は、あの歌を聴くと苦しくなる。
そんな地域社会に誰がしたんだ、って
くやしくなる。

あの歌にあるのは、
共感だけだ。
じゃあ、どうしたらいいか?
への展望はない。

今だからこそ、
十五の君へ、何かできるんじゃないか。
そんなことを想いながら手紙を書いてみることにする。

十五の君へ

受験勉強、がんばってますか?
「何のために学んでいるんだろう?」
という問いとの折り合いはついていますか?

周りの大人はみんな、
「将来、何になりたいんだ?」「夢を持て」
とか言って、
セリエAに入団した本田圭佑選手の卒業文集を見せたりしてくるかもしれません。

本田選手のように、
「人生の早い段階で、なりたい職業を決めて、
そこに向かって努力を続けて、夢を叶える。」

これは素晴らしい生き方だと思います。
こういう生き方ができるなら素晴らしいと私も思います。

でも。
僕が十五のあなたに、伝えたいのは、
「それが唯一の夢の叶え方ではない」
ということです。

世の中の変化は想像を超える速さで進んでいます。
アメリカの大学の先生は、こんなことを言っていました。
「2011年にアメリカの小学校に入学した子どもの65%は、
大学を卒業する時、今は存在していない職業に就くだろう」と。

15年後には、
世の中の仕事の3分の2は入れ替わっていると言っています。

だから、あなたが15歳のいま、
夢が明確に決まっていることは、
そんなに重要なことではないのです。

では、どうしたらいいのか?
僕は「知性と感性を磨く」ことをやったらいいと思います。

先の見えない時代、社会で頼れるのは
自らの知性と感性だけだからです。

学びましょう。
楽しんで。
本を読みましょう。
ワクワクしながら。
そして、様々な人に会いに行きましょう。
運命の出会いを求めて。

そうやって磨かれた知性と感性によって、
いつか、あなたも天職に出逢えるでしょう。

「天職」という職業があるのではありません。
「ああ、これが俺の天職だ」と思える瞬間があるだけです。

それまで、知性と感性を磨きましょう。

僕はそんなあなたのために、
学校での学び以外の
「本」と「地域の大人」をあなたに届けようと思います。

もう少し、待っててください。
きっとあなたの元にも届きますよ。  

Posted by ニシダタクジ at 08:28Comments(0)思い