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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年02月12日

双方向性と空間のあいだ


プレイフルラーニング(上田信行 三省堂)

読み直してます。

冒頭の中原淳さんのまえがきから。

「学び」や「教育」の言説空間において、
ここ十数年間に起こった変化を、
3つのワードで端的に表現するとしたら、
中原先生はこのように答えると言います。

「オルタナティブ」:既存のものとは別の
「インタラクティブ」:双方向性
「アマチュア」:教育の非専門家

つまり、
教員や教授ではない「アマチュア」が
既存のものとは別の「オルタナティブ」な学びの場を生み出し、
双方向の「インタラクティブ」なコミュニケーションをとりつつ、
学ぶようになってきた、と言えるでしょう。

この中で、
僕がもっとも注目したいのは、
「インタラクティブ」(双方向性)だ。

はたして、これが、
学校空間のような、
蛍光灯で囲まれた四角い箱、四角いデスクで可能なのだろうか?
という問い。

「学ぶことが面白い」と思えるには、
双方向性が必須であると僕が思うし、
そのためには空間のチカラはすごく大切だと思う。

そもそも。
今の時代は「誰も答えを持っていない」時代
だと言って、異論を唱える人はあまりいないだろう。

にもかからわず。
「答えを教えるためにある」ような
空間で人は学びたくなるだろうか?

答えを持っていないからこそ、
空間のチカラと、そこを構成する人のチカラを
結集して、何か仮説を立て、
アクションをしてみる。

それ以外に、未来を拓いていく方法はないんじゃないか?
と僕は思うのだが。

だから。
学びの空間は「双方向性」を生み出さなければならない。

そういう意味では、
図書館も、本屋も、まだまだやれることが多い。

学びの空間を
図書館や本屋を中心にもう一度く見直すことができるのではないかと思う。

「ドキドキするような学び」
を子どもたちも、大人たちも求めている。

答えや目標は要らない。
ただ、アクションするための仮説をつくり、
アクションする。

そんな空間をつくろうじゃないか。
そこに僕も求める学びがある。

そんな本屋にしたいです。  

Posted by ニシダタクジ at 07:36Comments(0)