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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年04月10日

文化の自己決定力と商店街

とある商店街のみなさんと打ち合わせ。(ビールあり)
なんか、あったかい。
そして、なんというか人間的な余裕があるというか。

目指しているのは、
「サンダルで歩けるまち」だ。
みたいな。

観光客など外から人をいっぱい呼んでくる必要なんてない。
住んでる人たちが気持ちがいいまち、
住環境がいいまち、住みたくなるまち。

お年寄りがいっぱいいるんだったら、
お年寄りにやさしい暮らしやすいまちにしたいんだ。
そんな話になった。

このまちの魅力は「混沌」だ。

キレイな街は若者は集まるのかもしれないが、
そこには継続した魅力はない。

博多だって、大阪だって、東京下町だって、
人々が吸い寄せられるのは「整然」ではなく「混沌」だ。
政令市にはひとつくらいそんな街が必要なんだ。

駐車場拡充?
車に乗って商店街に来る人はいま、何人いるんだ?
それ以前に、
「車に乗ってでも行きたい」という魅力がいまの商店街あるのか?

と、熱いトークはつきない。

話を聞いていて、
平田オリザさんの言う
「文化の自己決定力」という言葉を思い出した。

「商店街の活性化」とは何か?

それを、住んでいる人たち、
あるいはかかわっている大学生が考え、
議論し、自己決定すること。

観光客がいっぱい来るまちではなく、
住んでいる人が気持ちいいまち。

「サンダルで歩けるまち」
ってなかなかいいキャッチだなあって。

「整然ではなく、混沌に人を吸い寄せられる」
っていうのもすごくわかる。

おばあちゃん、おじいちゃんにとって、
住みやすいまち、行きやすい商店街
商店街という日常のある風景。

逆に、そういうものに憧れて、
やってくる若い人たちもいるのかもしれない。

「文化の自己決定力」
「誇り」ある商店街。

そんなことを大学生と考えられたら
彼らにとってもすごく価値があると思った。
教育フィールドとしての商店街の魅力に気づく、いい時間でした。
ありがとうございました。


PS 昨日の夕日、キレイでしたね。  

Posted by ニシダタクジ at 07:33Comments(0)日記