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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年05月07日

高校2年生が読む「孤独と不安のレッスン」

連休最終日。
にぎわっていました。
3日4日はどうなることかと思いましたが、
5日6日は人がたくさん来ましたね。

来年は1日~4日は休んでもいいかもしれないなと
少し思いました。

「お母さんに聞いてきた」と
小針から高校2年生が初来店。

地下で
「沖縄ルール」を発掘。
中2の修学旅行で沖縄へ行ったらしい。

そして、
「読みたい本がいっぱいある」
とうれしい言葉。

そうそう。
僕、もしかしたら同レベルなのかも。(笑)

ウェブの通販ページで
「孤独入門」に興味を持って、
実際に読んでみて、
「孤独と不安のレッスン」と「空気と世間」を購入。(ともに鴻上尚史)




さすが。
高校生。

というか。
まず高校生の時に、
「孤独と不安のレッスン」は読むべき1冊なのかなと。

鴻上さんはこの本でひたすらに
「同調圧力に負けるな」と書き綴る。
そして、
そこから外れることを恐れるなと書いてある。

クラスの人間関係や
世の中に疑問を感じる
中学生高校生が読むべき1冊。

そして「空気」と「世間」
はそのような同調圧力がどのように
日本社会を覆ってきたのかをキリスト教圏との比較において語る1冊。

日本にとって「世間」とは神であった。
そのメリットは「世間に従っていれば、世間が守ってくれる」
ということだった。

しかし、「自己責任」の名のもと、
世間は守ってくれない。

なので、ドライに言えば、
「世間に従ったところで、飯を食っていけるわけではない。」
ということになる。

そして、
「学校」とは、「会社」とは、それぞれひとつの「世間」である。
そしてそれは、上記の理由ですでに壊れかけている。

「学校」に真面目に通って、世間の一員として役割を果たしたところで、
将来を約束された職業に就くことができるわけではない。
「会社」に忠誠を尽くしたところで、一生守ってくれるわけではない。

しかしながら、長年の慣習により、
「世間」が確かに(かろうじて)存在している。
そしてその強制力は強い。

高校2年生と、
この2冊を読みながら、
ゼミ形式で意見を言い合う、みたいなのを
大学生が主催してやれたら、面白くないかな?

とちょっと思った連休最終日でした。

新潟中央自動車学校
「働き方研究所」のひとつとしてやろうかな。

参加希望ありましたら、ご一報ください。  

Posted by ニシダタクジ at 05:39Comments(0)