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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年05月14日

見たこともない風景には言葉が真っ先にたどり着く。


「未来は言葉でつくられる~突破する1行の戦略」(細田高広 ダイヤモンド社)

これはすごくおもしろくて、
熱い1冊。
最近思っていたことがすごく言語化されている。

「味噌カフェ」
って宣言するだけで
いろいろな情報や資源が集まってくる。

ライターは、広告をつくって
プロダクトやサービスの最終走者になるのではなくて、
言葉からプロダクトやサービスを生み出す第一走者だ。

これはシビれる。
だとしたら、私たちひとりひとりが
悶絶しながら、言葉を生み出さなければならない。

ディズニーランドは、
アルバイトスタッフではなくて「キャスト」という言葉を使った。

清掃係があそこまで人を楽しませるのは、
自分がキャストであるという自覚。

もし、「キャスト」という言葉の代わりに
「最高のホスピタリティカンパニー」という言葉で
アルバイトに指示していたら、
このようなことは起こらない。

著者はこのように言う。
「目指すべき具体的姿が浮かばない言葉は、「がんばれ」以上の意味を持ちません」

ズバリ、きた。
会社や学校の目標設定はこのようになっていないだろうか。
ただ「がんばれ」と言っていないだろうか。

同じく世界を代表するホテル
「リッツカールトン」は
「紳士淑女をおもてなしする私たちも紳士淑女です」
という問いかけを胸に、いつも目の前のお客さんに向き合っている。

言葉が、未来をつくる。

僕の座右の銘である
「未来を予測する最良の方法はそれを発明してしまうことだ」
を語った、パソコンの父、アラン・ケイは、
コンピューターが部屋をひとつ占領するほどの巨大な時代に、
「パーソナル・コンピューター」という未来を予言した。

ビジョンとは「見えるもの」ではなく、「見たいもの」。
「未来予測」ではなく、「未来意思」。
「未来を予測するのではなく、つくりだす人」を
ビジョナリーな人をいう。

だから、
ひとりひとりが創造者である時代に、
言葉を手に入れることは非常に大切だ。

なぜなら、
「見たこともない風景には、言葉が真っ先にたどり着く」からだ。

ツルハシブックスを、
そして自らの未来を、ビジョナリーなワンフレーズで
語ることこそ、僕はいま求められている。

さあ、考えよう。

ロハスデザイン大賞2014コト部門に
「ツルハシブックス」がエントリーされています。
http://www.lohasclub.jp/lda/2014/nom2tns-f.cgi?typeid=3
投票していただけるととてもうれしいです。  

Posted by ニシダタクジ at 07:28Comments(0)