プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年06月20日

コミュニケーション・アート

コミュニケーション・デザインではなく
コミュニケーション・アートなのかもしれない。

そこに目的があまりないから、
ただ、表現したいという欲求だけがあるから。



まきどき村の
「人生最高の朝ごはん」は、

・朝6時集合
・農作業をした後に朝市で買い物
・朝食を作る(味噌汁など簡単なもの)
・ご飯を炊く(釜炊きごはん)
・囲炉裏を囲んで食べる(8:30ころ)
・片づけ・終了(9:30ころ)

とおよそ3時間半をかけて
朝ごはんを食べるという集まりだ。

朝6時集合というのがだいぶキツイ。

新発田や、加茂から来るには
5時くらいには出発していなければならない。
ということは、その30分くらい前には起きているということになる。

みんな、寝ぼけている。
いや、寝ぼけてはいないけど、
精神的には、寝ぼけている。
つまり、バリアの少ない状態である。

女性であれば、化粧をする時間があまりない。
(もちろん、ばっちりお化粧してくる人もいないわけではない)

・朝6時集合
・農作業
・朝市でのばあちゃんとの対話
・朝食づくりという作業を一緒にやる
・囲炉裏を囲んで食べる

というのは、実はひとつひとつが
非常に有効な「コミュニケーション・ツール」
となっている。

だから、話ができる。
そして何より築250年(推定)のあの空間が
「自分がここにいてもいいんだ」という感覚にさせてくれる。

ということを考えると、
まきどき村の「人生最高の朝ごはん」は
ひとつの「コミュニケーション・アート」であると言えるのではないか。

しかもそれは、無意識に起こる。
そこがポイントなのかもしれない。



ツルハシブックスの
地下古本コーナー「HAKKUTSU」も
同じようにコミュニケーション・アートなのかもしれない。

30歳以上は立ち入り禁止。
その年齢制限を設けることで、
「入ってもいいですか?」とか「20代のうちに来ようと思って」
という会話が始まるかもしれない。

・地下に入る
・メッセージを探しながら本を見つける
・見つけたら紙に・氏名・年齢を記入
・レジで支払

このときに、氏名・年齢を書いてあるので、
レジにいる店員侍は、話しかけることができる。

こういう
売込みではない、話しかけるコミュニケーション・ツール
みたいなのがあると、いいなあと思う。

僕は「素敵なお店がある」
って聞いたら、
やっぱりお店の人と話をしてみたいのだけど、
そのきっかけって、あまりなくて、やっぱりお会計のとき
とかに少し話す方法に行き着く。

そういうコミュニケーションツールがたくさんある
お店が楽しいお店なのかもしれない。

もっとカタルタで話しかけてみようっと。  

Posted by ニシダタクジ at 06:53Comments(0)日記