プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年06月23日

ファンクラブと運営する「ツルハシブックス」という場

ツルハシ号に
貼るキャッチコピーを検討中。

共演者になれる本屋
劇場のような本屋、本屋のような劇場
物語が始まる本屋

他にいいキャッチコピーがありましたら
教えてください。

昨日は、
ツルハシブックスの運営団体であり
ヒーローズファームの総会でした。
ひとりひとりが当事者意識を持って、発言する
素敵な会議だなあと思いました。

ツルハシブックスは、
「本屋」ではなく、「場」なんだなあと
あらためて思いました。

そういえば、
土曜日の地下音楽イベント中に
本を探しになってきた大学1年生の女の子が
「ここって普通の本屋さんですか?」って聞いていたっけ。

たしかに。
あの時すでにソファーではみんなビールを
飲んでいたからなあ。

ツルハシブックスは
本屋のように見える「場」なんだなあと。
本屋のような劇場なんだなあと。

そういう劇場をみんなで運営している
ような感覚になった会議でした。

劇作家、演出家の
平田オリザさんの経営する
「こまばアゴラ劇場」は
2003年から劇場の支援会員制度を開始している。

年会費30,000円を支払えば
一年間に何度でも好きなだけアゴラ劇場の
全演目を見ることができるそうだ。

アメリカの地方都市には、
そのような仕組みで年間シートのような
指定席を売っているのだそうだ。

そして彼らは
劇場主催のパーティーなどに招かれ、
芸術監督から会員継続への感謝の言葉と、
次年度の作品のラインナップについて説明を受けるのだそうだ。

そして年間プログラムの冊子や、
販促グッズを受け取って家に帰り、
翌日からホームパーティーを行い、
近隣の知人友人を招いて、
今年の年間プログラムがいかに期待できるかを伝えるそうだ。

こうしてアメリカのリージョナルシアター(地域劇場)
は支えられている。

こんな仕組みが
ツルハシブックスでも可能なのではないか、
と思っている。

月間10,000円会員の一口オーナー「ヒーローズ」。
月間1,000円 年間10,000円の「ツルハシブックスファンクラブ」

こうして集まったメンバーが
場としての本屋を支えていく仕組みができないだろうか、
というのが今の関心事項だ。

そしてそれは、アメリカの劇場のように、
「ヒーローズ」やファンクラブのメンバー
ひとりひとりが主体性を持ってかかわるから、
より魅力的な「場」となっていくのだろうと思う。

そんな「場」がまた人を惹きつけ、新しい物語を生んでいくのだろう。

そして、そのような場を
他でもない、メンバーひとりひとりが
心から欲しているのだろうと思う。
それこそが「共演者になれる本屋」だ。

「劇場のような本屋、本屋のような劇場」をこれから創っていく。

そんな物語が始まった6月22日の夜でした。  

Posted by ニシダタクジ at 06:30Comments(0)思い