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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年06月10日

「戦略」ではなく「感性」でキャリアをつくる


「偶キャリ。」

人事コンサルタントの所由紀さんが
クランボルツ博士の「計画された偶発性理論」
(キャリアドリフト)について描いた1冊。
(現在は絶版)

「キャリアドリフト」理論:
キャリアや人生は「偶然」の積み重ねで決まっていくので、
「偶然を起こし、偶然をつかむ」ことを
どのようにやっていくか?が大切。

そのためには、
「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「リスクテイキング」
が大切。

こういうのって
大学生向けに話をすると
めちゃめちゃ響くのだけど、
本とかにすると難しいのだなあと。

やっぱり、ひとりひとりのキャリアヒストリーを
自叙伝的に書いていくしかないので、
単調な感じになるのと、あとは
「その人はたまたま運がよかったんでしょ」みたいに、
(それがキャリアドリフト理論なのだが)
とられてしまって、自分ごとにならないので読みにくいということがある。

この本の冒頭に書かれている
「キャリアデザインの呪縛」
っていうのはまさにその通りだと思う。

大学でも高校でも中学校でも
「キャリアデザイン」が導入されて、
その手法はほとんど一律だ。

「自己分析」

「スキルの棚卸し」

「ビジョン設定」

「アクションプランの立案」

みたいな。
そういうマニュアルができちゃっている。

その結果、本人は実感できない
「キャリア」という名の企画書が出来上がるだけではないか、
と著者はいう。

おそらくこの話は
高校生・大学生が聞くと、
共感できるだろう。

マニュアルに沿って埋めていくような
キャリアプランを作ったところで、
そこに向かっていくエネルギーは湧いてこない。

著者は
「戦略」ではなく「感性」でキャリアをつくる、ことを提案する。
その前に人生をどのようなものとして考えるかが重要であるという。

A:人生とは厳しい競争を勝ち抜くものであり、ある種の「戦い」である
B:人生とはそもそも楽しいものであり、生きていること自体に意味がある

このどちらを前提に人生を生きているかによって、
キャリアのつくり方は大きく変わってくる。

このところの世の中で言えば、
「A」を前提に設計されているような気がしてくる。

勝ち組負け組、生き残り、サバイバル。
だから、キャリアをデザインしないといけないし、
資格を取っておかなければならない。

しかし、
世の中には、「B」のように生きている人たちもいる。

つまり、どちらが正しい、とかではなくて、
「A」と「B」のどちらに自らがシフトして生きていくか、
ということなのだ。

そして、
「周囲の意見」や「常識」、「世間体」、「ブーム」
といった外的要因に左右されずに、
自分自身が自分のキャリアの決定者にならなければ、
いつまでも迷い続けることになる。

感性を磨き、
人生は楽しいものだと思い、
その瞬間の人生を楽しんでいくこと。

そんな風に生きていてるほうが、
幸せなキャリアが待っているのではないだろうか。  

Posted by ニシダタクジ at 08:04Comments(0)学び

2014年06月09日

自覚なきニーズを発掘する


6月6日付の日経MJ。
セコムの多角化されたサービスについて紹介されていた。
時代にマッチした防犯市場を作り上げてきたセコムは、
家庭向けのサービスを広げている。

墓参り代行
1回につき1坪あたり19,4440円。

スマイルクルーによる、
キッチン、お風呂、トイレ、洗面台などの
「おそうじサービス」は
1回3時間前後で1回あたり約30,000円

このようなサービスが増えているのだという。

防犯事業で培っている「信頼」を元に、
「コーディネーター」と呼ばれる人たちが
ニーズを聞きだし、サービスを提案する。

このようなコーディネーターは
首都圏に20人近畿圏10人中京圏に5人いるのだという。
この「コーディネーター」がポイントだ。

お掃除サービスなど、
各家庭向けの個別サービスの会社は
無限に存在して、
セコムが提供するよりも割安になっている。

しかし、お客さんは、
自分でニーズを自覚し、
これを解消するにはこのサービスがいいんじゃないか、
と検索し、えいっと電話かメールしてお願いするというのは非常に難しい。

小さな事柄でも
コーディネーターに相談して、
それを解決するようなサービスを提案されるとやってします。

「墓参り代行」にしても、自らが
「そういえば、墓参り行ってないなあ、誰か代わりに行ってくれないかなあ」
というニーズを自覚することは多くの場合、ない。

それをコーディネーターとの
コミュニケーションを通して、自覚し、お願いする。
そういうことをセコムはやっているのだなあと思った。

田舎に住んでいる私たちからすれば、
なんともドライな人間関係のようだが、

そうやって、
セコムは、ひとりひとりとコミュニケーションを重ねて、
その人の心配事をひとつずつ解決しているのだなあと思った。

これ、東京だとニーズがありすぎて
専業でできてしまうけど、
田舎だとなかなか難しいのかもしれない。

こういうのがナリワイのタネになるのかもしれないな、と思いました。  

Posted by ニシダタクジ at 07:31Comments(0)アイデア

2014年06月08日

「なぜ、やったのか?」と過去を問う。

「なんのためにやるのか?」
をやる前に問うことは大切だけど、
それが行動を起こさない理由になってはいけない。

スティーブジョブズも
あの伝説のスピーチで、こう言っている。

「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。
できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。
だから、我々はいまやっていることが
いずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。」
(2005.6 スタンフォード大学卒業式のスピーチ)

だから、
行動を起こしてから
「なぜ、やったのか?」
と問い続ける。

つまり
「なんのためにやるのか?」
というのは他者があなたを理解しようとするために
する質問であることが多い。

それに対して
「なぜ、やったのか?」と問うのは、
事件を起こしたり、失敗したりしたとき以外は、あまりない。

だから、
常に自分の中で問い続けること。

そうすると、いつか、点と点がつながってくる、かもしれないのだ。

まず、感性を信じて、やってみる。
やってみながら、あるいは終わってから、
そのときの自分の感性を自己評価する。

こうやって、
自らの感性を磨いていくことが
できるのかもしれない。  

Posted by ニシダタクジ at 05:05Comments(0)

2014年06月07日

我なす事は我のみぞ知る



高知・桂浜。
1998年8月。
野宿をした場所。

「僕のDNAの中の坂本龍馬を起こしたい」
と本気で思っていた。(笑)

龍馬伝のときには
かなりの観光客が来ていた模様。
お土産物屋さんが充実していた。

坂本龍馬と言えば、

小山雅由さんのキャッチフレーズ
「日本を今一度せんたくいたし申候」

「世の人は我を何とも言わば言え
我なす事は我のみぞ知る」

の2つが大好きな言葉だ。
これが書いてある龍馬グッズを探していた。

一つの行動が
良いか、悪いか、そして正しいか、正しくないかは、
人によって、また時代によって、変わってくる。

だから、自分の信じる道を走っていく他はないのだ。

坂本龍馬の見つめた海を見ながら、
そんなことを考えていた。  

Posted by ニシダタクジ at 05:28Comments(0)日記

2014年06月06日

本屋のような劇場



気がついたら私も、
本屋という舞台の
共演者になっていました。

Shared story ツルハシブックス

これが新しい名刺。
ツルハシブックスを一言で言うと、
なんだろうか?
という問いに対しての一言だ。


「未来は言葉でつくられる」
を読んでから一行のチカラを実感し、
ツルハシブックスをなんとか一言で表現しようとうなる毎日だ。

ツルハシブックスは劇場のような本屋だ。

「何かが起こるかもしれない」
という偶然を売っているのだ。

「偶然」こそが価値だという新しい価値観を売っているのだ。

若者は
「偶然」に備えて、
本を読んで学び、そして何より感性を磨かなければならない。

「キャリアデザイン」は工業時代の方法論だ。
「効率化」を最大の価値だとする方法論だ。

時代は変わった。
「効率化」ではもはや、価値は生めない。

だから。
「偶然」をつかんで、そこから新しいものを生み出さなければならない。

その最前線にあるのが
これからの本屋さんであると思う。

いや、それはもう「本屋」ではない。

「劇場のような本屋」ではなく、
「本屋のような劇場」を僕は創りたいんだ。

だんだん、一行に近づいてきました。  

Posted by ニシダタクジ at 05:11Comments(0)日記

2014年06月05日

「場のチカラ」を体感し、「想像力」と「試作力」をつける

先行きのわからない時代に
僕たちはどう未来を見て、
どういまを生きていけばいいのだろうか?

誰かについていくことは
もはやできない時代となってしまった。

誰も答えを持っていないのだから、
私たちがチームで力を合わせて、
「試作」してみるしかない。

どうやって「試作案」を出すのか?
場のチカラだ。

ひとりひとりがこれからの社会を見つめ、
議論の結果、導き出されるひとつの試作案。

それは、
勉強している人や
本を読んでいる人が
ひとりで出す案ではなくて、

そこにいるすべての人の力を結集して、
「場のチカラ」によって、出てくるアイデア。

かつて、パソコンの父、アランケイは言った。
「未来を予測する最良の方法は、それを発明することだ」

いまなら
「未来を予測する最良の方法は、会議の場づくりだ」
と思う。

場のチカラで未来を発明していくこと。

そしてもうひとつ予測していかなければいけないのは、「市場」だ。

モノもサービスも、すでに捨てるほどある。
ひとりひとりのニーズが多様化している、と言われ、
ニーズ調査でニーズは上がってこない。

それは、
ビジネスの領域だけではなく、
看護や介護や福祉の領域でも同じだ。

いや、相手がニーズを明確に言語化できない、
病人や高齢者、障がい者、子どもの場合は特にそうだ。

相手が何をほしがっているのか?
想像して、想定して、予想して
サービスを「やってみる」しかない。

そしてその反応を見て、
ああ、本当にこういうのが必要だったんだ、とか
少し修正してやってみるとかしなければならない。

僕たちはいま、「試作」の時代を生きている。

必要なのは、
「場のチカラ」と「想像力」と「試作力」だ。

アルバイトではなく、ボランティアでもなくて、
これらの力をつけるのはインターンシッププログラムとなるだろう。
いや、ならなければいけないだろうと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 04:37Comments(0)日記

2014年06月04日

楽しいと嬉しいのあいだ

「参加して、楽しかった」

「参加できて、嬉しかった」

同じような感想にも思えるけれど、
よかったなあ。
また来たいなあと思えるのって、
「嬉しかった」と思えることじゃないかと思う。

少人数だと、
ひとりひとりのことをじっくりと聞く時間ができる。
自分のことを話す勇気が持てる。

みんな聞いてもらいたいし、
自分のことをわかってもらいたい。

「楽しい」だけじゃなくて、
聞いてもらえる、わかってもらえると
「嬉しい」のではないかな。

そう言えば、
過去を振り返って、
いい場だったと思えるのは、
最初に自己開示をしっかりとやった会議だったんじゃないか。

聞いてもらえる。
個人的なことを話してもいいんだ。

そういう気持ちが
会議ファシリテーター青木さんの言う「安心空間」
を生み出し、発言をしやすくし、
いい場を作っていくのかな。

そういう場に参加すると、
楽しいだけじゃなくて
「嬉しい」という感想が出てくるのではないかな。

大学生と一緒にやるミーティングのポイントがひとつ
解明された気がして、とても嬉しいです。

アルキメデスだったら、
お風呂から飛び出して、さあ実験だ!
と会議室に向かってハダカで走っていることでしょう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:28Comments(0)学び

2014年06月03日

達成御礼~ツルハシ号取得の寄付侍の受付は15日まで

昨日は土曜日のような1日でした。

東京から林さん

名古屋から古橋さん

が同じタイミングで登場。

薫さんに連れられての内野散歩などもあり、
「場の力」を改めて体感させられた1日となりました。

「面白いことが起こるかもしれない」
という空気感が人を吸い寄せるのだなあと
思った1日でした。

さて。
そして名古屋の古橋さんが173人目の
寄付侍となり、
ミゼットⅱ取得費用46万円を
達成しました。


ありがとうございます!!
ロゴの貼り付けと本棚設置材料代としてあと15,000円程度あると
ツルハシ号の完成です。

と言っていたら、
夜のNAMARA江口さんの呼びかけによる
新潟元気集会で
長岡の日野くんが174人目の寄付侍となりました。
ありがとうございます。

ということで、
ツルハシ号取得のための寄付侍の受け付けは
6月15日をもって、終了させていただきます。

たくさんの皆様の熱い思い、
ありがとうございます。
中学生高校生に「偶然」を届ける。
そのためには目立つ車を、ということでミゼットⅱの取得となりました。

6月14日(土)にはツルハシ号が完成していると思いますので
みなさまどうかお楽しみに。

本当にありがとうございました!

☆6月15日(日)まで寄附侍を募集しています☆

1,000円の寄附で寄附侍認定バッチを差し上げます。※学生は500円で認定します!
3,000円の寄附で寄附侍名刺を100枚、作成します。
5,000円の寄附でバッチ+名刺+本の妖精が選ぶあなたにぴったりな1冊がプレゼントされます。

寄附侍になる方法は以下の2つです。

1 店頭寄附
ツルハシブックス店頭で受け付け用紙がありますので、
そちがにご記入の上、お申し出ください。

2 直接振込で寄附
事前にメール等で、氏名、住所、連絡先電話、メールを記入の上、
郵便振替口座 00580-2-92404 加入者名 NPO法人ヒーローズファーム
または
第四(ダイシ)銀行内野(ウチノ)支店(普)1858245
口座名義 NPO法人ヒーローズファーム 代表理事 西田卓司
へお振込みください。   

Posted by ニシダタクジ at 06:58Comments(0)日記

2014年06月02日

ビジネスとアートのあいだ、というアート


Life-mag vol7シネウインド編
の特別対談

シネウインド 斉藤正行さん×新潟総おどり能登剛史さんの
スペシャル対談@ブルーカフェにお邪魔してきました。

能登さんの総おどり秘話も熱かったなあ。
高知市長に直談判の話が素敵です。
「君が祭りを立ち上げたら、高知の祭りのチームを
派遣して、その予算は高知市が持つ」
って言わせるって熱いよなあ。

「夢の強度が強いほうが勝つ」
これだよね。
心に響きました。

もっとも印象に残ったのは
「素人であること」

これって、
ナリワイの伊藤さんも言っているけど
実はすごく大切なことなのだろうなあって。

映画はプロが悪くしている。
プロがもう映画なんてダメだ、と言っている。

でも素人で
描く夢が強いやつが仲間を集めて、
なんとかなるんだよね。
そういうの、すごくいいなあ。

シネウインドの最初の社員を決める時の話とか
めちゃめちゃ面白い。

「やりたい人集まれ」
ひとりひとり何ができるか考えよう。
そんでみんなの前で「オレは働く」って言う。
いいよなあ。

ほかにも名言続々。

「逃げないこと。懐に入ってしまえば分からなくなる」
「誰でもわかる言葉は深く刺さらない」
「信頼される人がエライのではなくて、信頼している人が偉い」

斉藤さんは
破壊する人だって思った。

まずは「破壊」から始まるって誰かがいってきたけど、
30年もそれをやってきた人だと思った。

斉藤正行さんがいたから、
僕たちがある、とあらためて感じた。

「継続していくためにビジネスとして成り立つようにする」
という基本に、あらためてロマンを感じた。

斉藤さんや能登さんが創っているのは、

ビジネスとアートのあいだの何か、
ではなくて、

ビジネスとアートのあいだ、というアートなのだろうなあ。

いいよね、そういうの。
ツルハシブックスもそんなふうになります。

ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:49Comments(0)日記

2014年06月01日

好きなものがあるというエネルギー

好きな人がいると毎日ドキドキする。
好きなものがあると人生が輝く。

昨日は
自動車学校朝活の日でした。

少人数だったので、僕も参加しました。

「日本をソーシャルデザインする」

から抜粋したワークショップをしました。

ME
1 過去の自分が時間を忘れて熱中したこと
2 自分の得意技
3 自分の居心地のよい時間

ISSUE
1 もやもやしていること
2 もったいないなあと思うこと
3 半年後120%幸せにしたい人

という感じ。

僕に降りてきたのは
「ファンクラブ」のこと。

昔から、コミュニティを、特にファンクラブを
作るのが得意技だった。
好きって自分が思うものに
人を巻き込んでいくのが好きだった。

ファンクラブ。
そうか、そういう方法があったんだ、と改めて思った。

飯塚商店のお米、
もっと売りたいと思っていた。
でも本当は飯塚商店のファンクラブを作って、
ファンたちと共感の場を作りたいんじゃないかって。

飯塚商店ファンクラブ、定例会。
とかいって、お米の食べ比べとかしたいんじゃないか、
飯塚さんのお話を聞きたいんじゃないか、
ってそう思った。

好きだから、食べたい。

そういう関係性のデザインをやっていくことが
僕の役割なのかと改めて思った。


特選コシヒカリ「収穫物語」
10㎏4500円 5㎏2250円
飯塚商店にて販売中。
ツルハシブックスでも買うことができます。

「ファンクラブのある米屋さん」を一緒に作りませんか?

「好きな米屋がある。」
で人生を豊かにしたいあなたへ。

飯塚商店ファンクラブ、はじめます。  

Posted by ニシダタクジ at 04:26Comments(0)学び