プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年07月16日

「自信をつける」のではなく

社会に出る前に必要なことは、
「自信をつける」「自己効力感を高める」
ではなくて、

1 「成長思考」を取り戻す。
2 他者評価依存から脱却する。

この2つが大切なのだと思う。
しかもそれは、
1日のセミナーでズバッと変わってしまうものではなく、
徐々に、徐々に、リハビリのように、
だんだんと取り戻して行くものなのだろう。

「やればできる」と生まれた時には思っていた。
子どものころまではなんでもできると思っていた。
高校生までは「世界は変えられる」と本気で思っていた。

いつのまにか。
人は獲得する。
「自分の才能には限界があり、できないことがある。」
そして
「与えられた才能の範囲内で生きていくしかない」
ということを。

そして、まさにそのタイミングで
キャリア・デザイン思考を学ぶ。
「限られた才能の範囲内で、あなたにも天職がある」
という無茶苦茶な理論だ。

しかもその授業さえ、
「他者評価」の対象となっていて、

自分がキャリアデザインした目標に対して、
いま何をやっているか?
を評価されることになる。

「才能思考」かつ「他者評価依存」
をしたままで「自信を持つ」ことは危険だ。

自分自身には限界があると感じつつ自信をつけるのだ。
しかもそれは他者評価が存在し続けなければならない。

その自信がポキッと折れてしまったとき、
リカバリー不能だ。
いままで何人もそんな若者を目前にしてきた。

「何歳になっても、やればやるほど自分は成長できる。
失敗すればするほど、挑戦すればするほど、自分の可能性は開花するばかりだ」
という成長思考と

「他者評価」も確かに大切だけど、
それが100%ではないということ。
自分自身の評価は自分で決めるということ。

この2つの前提があって、初めて
「自信をつける」ことが機能するのではないかと思う。

「自信をつける」前に
「成長思考」と「自己評価」を身につけること。

そのはじめの一歩を大学生のうちに
踏み出しておかなければならないと僕は考える。  

Posted by ニシダタクジ at 09:00Comments(0)学び