プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年07月23日

コミュニケーションする本棚



信州大学の有路先生らが
やっている「となりの、」プロジェクトに
ライブラリー「BOOK MUSEUM」ができた(まだ未完成)
ということで、ゲストに呼んでいただきました。




あらためて。
マイクロライブラリーとはなんだろうか?
と考える機会になりました。

となりの、BOOK MUSEUMは、
もともとは各人が自分のヒストリーを本で表現する、
というようなコンセプトで立ち上がりました。

そして昨日、
主催者のひとりである湯本さんが
そこに置く本のセレクトの動機づけは
「誰かと共感したい」だったそうです。

この「共感したい」
に僕はすべてが凝縮されているなあと思いました。

つまり、「コミュニケーションする本棚」ということです。

昨年8月のマイクロライブラリーサミット@大阪で
20代の3人のプレゼンから感じたことは、
「人と人をつなげるのに、ライブラリー(本棚)は最適だ」
ということでした。

そういえば、昨日の昼間にいった
塩尻図書館でも、


高校生のための部活別おススメ本


年配の方向けの朗読CDのついた本のとなりにある孫と行ける近隣の観光案内


ここ1か月に入荷した本の背表紙

などなどのコミュニケーションの工夫がありました。

「コミュニケーション」は効率化に反する行為です。

「目的を最高速で合理的に達成する」ためには、
コミュニケーションは少ないほうがいいです。
コンビニのレジでかけられる言葉は、
合計金額とお弁当を温めるかどうかだけです。

ライブラリーに話を戻すと、
特に若者が仕掛ける「マイクロライブラリー」は
コミュニケーションのためのライブラリーです。

そこには
「共感したい」という根源的欲求があります。
そして「共感の瞬間」に何とも言えない喜びを感じるのです。

これまでの世の中が
コミュニケーションを排除してきたのは、
もちろん「効率化」のためでしたが、

しかしそこには、おそらく、その代わりに、
日本全体に流れる「共感」があったのではないか、
と僕は思うのです。

欧米に追い付け、追い越せ。
世界第2位のGNP。
先進国の仲間入り。

いいか悪いか別にして、
みたいな価値観になんとなくの「共感」が
あったように思うのです。

しかし。
そこへの共感はもはやありません。

個人と個人が、あるいは自治体が、コーディネーターが、
「共感の舞台」を作りながら、参加しながら、
少しずつ共感を紡いでいくしかありません。

マイクロライブラリーとは、
そういう場所なんじゃないか、と思いました。
本自体、そもそも、コミュニケーション・ツール(伝達手段)です。

これからは、小さなライブラリーや本屋や図書館そのものが
「コミュニケーション・ツール」になっていくのではないでしょうか。

素敵な発見をもらいました。
となりの、のみなさん、
主催してくれた湯本さん、田内さん、ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:39Comments(0)