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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年07月31日

「サードプレイス」の構成要素

「サードプレイス」。
言わずと知れた
スターバックスコーヒーのコンセプト。

今、話題となっている「ブルーボトルコーヒー」
http://sirabee.com/2014/07/19/1165/

元・スターバックスコーヒー・ジャパンのバックスタッフで、
現・ブルーボトルコーヒージャパンの石渡康嗣さんも言っている。
「例えば、世界中で浸透しているスターバックスが提供しているものは素晴らしいものです。
彼らはサードプレイスという、最高の空間を提供した。」

そう。
スターバックスはコーヒーを売っているのではなく、
サードプレイスという空間を売っているのだ。

会社でも家でもない「第三の空間」。

それを人は必要としているし、
それは、コーヒーがある空間で、
ゆったりとしたソファがあればなお素晴らしい
ということだろう。

おそらく、世の中の多くを占める(しかも購買力のある)、会社員にとってはそうだろう。

しかし、「サードプレイス」を
必要としているのは、会社員だけだろうか?

小学生、中学生、高校生、大学生、あるいは高齢者、子育て中のママは必要としていないだろうか?

そう考えると、多くの人は、
「サードプレイス」(言い換えれば居場所)
を必要としているのだろうとイメージできる。

かつて駄菓子屋は
小学生中学生にとってのサードプレイスだった。
かつて高校の正門前にあった、コンビニのような個人商店は
高校生にとってのサードプレイスだった。

まちの角にある喫茶店は、
ミュージシャンや大学生、背伸びした高校生たちの
サードプレイスだった。

商店街にあるお店のダルマストーブの周りは、
おばあちゃんたちの井戸端会議の場だった。

きっと。
多くの人は、サードプレイスを必要としている。
人は、ひとつの顔だけでは生きられないからかもしれない。


平野啓一郎さんは、
著書「私とは何か~個人から分人へ~」で
場面場面で違う顔を演じるすべてが自分である、という。

そう思えることと、
そう演じられる場があること
ってとても大切なことなのだろうなと思う。

おそらくは、
会社で働いている自分もそこそこ好きで、
自宅でも、それなりに楽しんでいる。

そういう人には、
コーヒーを飲んでくつろいだり、
少し勉強したり、友人と話したり、
そういう意味で、「スターバックスコーヒー」は
「最高の空間」を提供しているのだろうと思う。

さて。
「サードプレイス」を必要としているのが、
もし、中学生高校生大学生だとしたら、
あるいは、仕事に悩んでいる社会人だったとしたら、
どんな場所が必要なんだろうか?

きっと。
・普段の自分とは違う顔を出せる
・将来へのヒントが見つかる
・新しい世界を拓いてくれる誰かに出会える

そんな「サードプレイス」が必要なのではないかな。

つくりましょう、みなさん。  

Posted by ニシダタクジ at 08:43Comments(0)