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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年09月05日

大切なのは、ほめるのではなく共感すること。


「アルフレッドアドラー 人生に革命が起きる100の言葉」(小倉広 ダイヤモンド社)

アドラー心理学。
先の見えないこの時代にこそ必要な考え方だと思う。

「若者支援」というジャンルで
僕が感じてきた違和感がこの本に凝縮されている。
「ほめることで自信をつける」
とよく言われるが、アドラーは明確にこれを否定する。

~~~ここから一部引用

『ほめてはいけない。
ほめることは「あなたは私よりも下の存在だ」
「どうせあなたにはできっこない」と
相手に伝えることに等しいからだ。』

ほめることは上から目線であり、
相手から下に見られて気持ちのいい人はいません。
だからこそ、ほめるという行為は
自立しようとしている相手に対してマイナスに働くことになるのです。

ほめるのではなく、勇気づけが必要です。
勇気づけは横から目線です。

「文章が上手ですね。」ではなく、
「あなたの文章を読んで元気が出ました。ありがとうございました」と感謝することです。
ほめるのではなく、勇気づける。これが大切です。

もうひとつ。

『大切なのは「共感」することだ。
「共感」とは、
相手の目で見、相手の耳で聞き、
相手の心で感じることである。』

相手を勇気づけるときに大切なのは相手に共感することです。
しかし、私たちは共感の意味を勘違いして、
「かわいそうに。大変だったでしょう。」と同情をしてしまいます。

共感をさらに詳細に定義するなら、
「相手の置かれている状況や考え方、意図、感情、関心などに関心を持つこと」
と言えるでしょう。

~~~ここまで引用

先行きの見えない時代の先を見るには、
人とのコミュニケーションが不可欠です。

そのとき。
ひとりひとりを支えるのは、
アドラー心理学のような考え方なのだと思います。

大切なのは、ほめるのではなく、共感すること。

そこからしかきっとはじまりません。  

Posted by ニシダタクジ at 05:27Comments(0)