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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年09月09日

しなやかなマインドを手に入れるインターンシップ

1年次、2年次に行うインターンシップの目的は、
知識やスキルの取得ではなくて、
しなやかなマインドの取得であると思う。

キーワードは「成長思考(成長的知能観)」。
高校生活までにいつのまにか失ってしまった
「やればやるほど、失敗すればするほど自分は成長できる」
というマインドのこと。

小さなチャレンジをし、失敗をして、
そこからチームの力、つまり会議の力で
新しいものを生んでいく経験。

昨日、
森田英一さんの
「こんなに働いているのになぜ会社は良くならないのか?」
(PHP研究所)を読み直した。


学習と変化を阻む4つの障壁
・思ったことを言わない(思考と発言の分離)
・言ったことを実行しない(発言と行動の分離)
・したことを見ない(行動と認知の分離)
・見たことを認めない(認知と思考の分離)

これらは
硬直化した組織でよく起こっていることだと言います。
たしかに通常の会議イメージってそんな感じがする。
けん制し合って、権力者の顔色を伺って発言する、みたいな。

しかし。
そんな会議で解決策が生まれるだろうか?
そして、そもそもその会議はなんのための会議だろう。

答えのない時代。
時代の流れがますます速くなり、
複雑性は増す一方の世の中で、
経営者や権力者の決定で、
危機を超えていけるのか?

やはり、世の中を変えていくイノベーションは、
「場のチカラ」から生まれるのだ。

そんな「場のチカラ」の体感、
それが集団で行うインターンシップの価値であろう。

カンバセーション(会話)から
ディスカッション(議論・討議)を超えて、
ダイアログ(対話)へと深化していくコミュニケーションによって、
「新しい何か」が生まれるような感覚。

そして、それによって、
何か問題解決というかイノベーションが起こる。

そんな体感の積み重ねによって、
「やればできる」かもしれない、という
成長思考を徐々に手に入れていくのだと思う。

働くことに根本的に必要なのは、
知識やスキルではなくて、
しなやかなマインドであると僕は思う。

目の前に突き詰められた課題。
あるいは目の当たりにした自分の能力の限界。

その時。
「才能の開花のチャンスがめぐってきた」
と思えるかどうか?

そして
それをチームとしての「場のチカラ」で解決しようと
質の高い対話を繰り返し、
解決策やイノベーションを起こしていくこと。

その繰り返しこそが、
成長思考というしなやかなマインドを
手に入れる方法なのだと思う。

まず、やるべきは、コミュニケーションの深化。
これをどうするか。
今日はこれを考えてみよう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:19Comments(0)日記