プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年10月03日

振り返ると、道ができる

「振り返ると道ができる。」
のかもしれない。

中村さんに再会して、
中村さんに出会ってからの7年を振り返る。

決断したことはいっぱいあったけど、
人生における最初の決断は
1997年。大学4年生の時。
周りの学生が就職活動を進める中で、いまいち、その波に乗れない自分。

それは畑をやりたかったから。
畑をみんなでやるような場を作れたら、
すごく楽しいだろうなと思った。

決めた。
畑をやる。
そして、就職しない。

あの恐怖は今でも覚えているけど、
「こっちの道のほうが楽しそうだけど、
こっちを選ぶともう、帰って来れないな」っていう。

結婚式に行くたびに、
「お前、いま何やっているの?」
という言葉が怖かった20代後半。

そして僕は、
中学校3年生の平井くんに出会い、
中学生と地域の大人が出会える場をつくりたい、とNPOを設立して、
2004年の中越地震をきっかけに、
「駄菓子屋楽校」という本に出会い、子どもの遊び場づくりをするようになった。

中村さんの心を動かしたのも
「駄菓子屋楽校」(松田道雄)という本だったという。

いま。
ツルハシブックスでは、屋台があって、
小学生・中学生・高校生がモノを売っている。
あれって、駄菓子屋楽校だよね、中村さん。

神社で子どもと遊ぶ、そんなゆるい活動をしていたら、
高澤さんが目の間に現れて、
ETIC.のインターンシップ事業の説明をしてくれた。

最初の僕のリアクションは冷たいものだった。
「そんな半年間もチャレンジする学生なんているのかなあ?」
みたいな。

でも。
その1年後に、
僕はETIC.の「チャレンジコミュニティプロジェクト」の特別研究員となり、
その1年半後に中村さんを大阪から連れてきて、
長期インターン事業を開始する。

3年半やってみて、つらかったのは、
「彼らは僕のお客なのか?」という問い。

NPOにとって、いや、人生にとって、
ドラッカーの「顧客は誰か?」
という問いはすごく重要だと思う。

悩める中学生・高校生・大学生に
何かヒントが得られるような場は作れないだろうか?
そうして、小さな本屋「ツルハシブックス」が誕生。
4か月後には地下古本コーナー「HAKKUTSU」が始まる。

その後も並行して、
大学生のキャリア形成支援のプログラムを行い、
地域というフィールド、地域人材という資源の魅力を感じている。

地域拠点となる小さな本屋。
そこからたくさんの若者が地域とつながって、
行動が始まっていく。
そんな場がたくさんできたらいい。

振り返ると、道ができる。
そんな気がした。
振り返って、歩んできた道を見ると、
これから歩んでいく道が見えてくる。

地域再生は、
そこにいる若者が行動することから始まる。
地域の力があるからこそ、行動が始まる。

そんな関係性を生んでいくこと。
それがこれからの僕の役割なのだろう。

ツルハシブックス 劇団員 月額1,000円
ツルハシブックス 一口オーナー 月額10,000円

これを集める10月にします。

ツルハシブックスは変わります。
僕のツルハシブックスからみんなのツルハシブックスに変わります。

今月、私はファンドレイザーになります。
  

Posted by ニシダタクジ at 07:56Comments(0)足跡