プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年10月06日

自己表現できる場をつくる

表現者の時代。
人は、表現しなければ生きられない、と思う。

いや、今だから、じゃなくて、
おそらくはこの60年が
「表現しなくても生きていけた」
特殊な時代だったのだろうと思う。

みんなでひとつの夢を追いかけ、
そこに向かって一丸となった。
そしてそこには、
「効率化」という「唯一の正解」があった。

いつのまにか。
「効率化」の表舞台はアジア各国に移り、
「付加価値」の時代に突入した。

できるだけ「早く」
できるだけ「安く」
できるだけ「たくさん」
では価値を生めなくなった。

ひとつは、
アジア各国がより「早く」「安く」「たくさん」
作ることができるからである。

もうひとつは、
モノは行き届いた上に、人口減少という
購買層そのものの減少である。
「若者の車離れ」は意識の問題だけではなく、
それよりもはるかに、若者の実数が減っていることが課題である。

付加価値の時代。
それは個人にとっても同じだ。
自分の限られたお金や時間を何に使うのか?

何に投資すればいいのか?
そして、何をしているとき、
「自分は生きている」と体感できるのか?

それこそが自分を表現するということだと思う。

市職員になって、規則正しく働き、
土日に大好きなカフェめぐりをして暮らす、
という生き方も表現者として生きるということになるのだろう。

それは中学校高校生大学生にとっても同じだ。

特に中学生は、
勉強、部活(スポーツOR文化)
以外の表現の場、手段を持っていない。

社会教育は今まで何をしてきたのだろう?
と問いかけたくもなる。

そう考えると、
商店街の各商店の現場は、
表現にあふれた、素敵な空間であると
見えてこないだろうか?

こだわりを持って仕入れた商品や
作ったものを、
お客さんとのコミュニケーションを重ねながら
販売していく。

そこに「付加価値」をどうつけていくか?
という自己表現が可能だ。

そんな「第三の部活」
が作れるかもしれない。

表現したい中学生高校生のための
第三の部活、それが商店街部です。  

Posted by ニシダタクジ at 07:06Comments(0)思い