2014年10月16日
未来を予見する
未来は予測不可能だが
未来を予見することはできる。
知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代(田坂広志 光文社新書)
久しぶりの田坂節は
熱かったなあ。
我々は未来の「具体的変化」を「予測」することはできない。
しかし、未来の「大局的変化」を「予見」することはできる。
砂浜で砂山をつくったとき、
その上から水を流して、
どのように流れるか?正確に予測することは不可能だが、
ひとつだけ確かに法則がある。
「水は低きに流れる。」
これをまさに「大局観」という。
そして、著者は未来を予見する法則として
ヘーゲルの弁証法を挙げている。
ひとつが
「事物の螺旋的発展の法則」である。
~~~ここから引用
物事の変化・発展、進歩・進化は、
あたかも「螺旋階段」を登るようにして起こる。
螺旋階段を登る人を横から見ていると、
上に登っていくが(進歩・発展)、
この人を上から見ていると、
階段を一周回って、元の位置に戻ってくる(復古・復活)
ただし、これは螺旋階段。必ず、一歩高い位置に登っている。
すなわち、物事の変化・発展、進歩・進化においては、
古く懐かしいものが、新たな価値を伴って復活してくる。
それが弁証法の「螺旋的発展の法則」である。
~~~ここまで引用
メールは、「手紙の文化」の復活。
電話で話すことによってコミュニケーションをとる文化が
再び文字を書くことによってコミュニケーションするようになった。
「古く懐かしいものが新たな価値を伴って復活する。」
だとしたら、
現代の本屋さんは、どうなっていくのだろうか?
アマゾンはかつて書店で行われていた
「目利き」や「おすすめ」をオートメーション化し、
参加型のメディアを作り上げた。
だとしたら、
まちの本屋はどうなっていくのだろうか。
それはきっと、私塾の復活。
吉田松陰先生がつくっていったような
学びあい、共に成長していくような、
教師も生徒もないような、
心の師を求め、集ってくるような、
そんな私塾のような空間になっていくのではないか。
私塾をどう運営するか?
という問いに向き合わなければならない。
きっと本屋は
江戸時代後期の私塾が
新たな価値を伴って復活したものになっていく。
未来を予見することはできる。
知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代(田坂広志 光文社新書)
久しぶりの田坂節は
熱かったなあ。
我々は未来の「具体的変化」を「予測」することはできない。
しかし、未来の「大局的変化」を「予見」することはできる。
砂浜で砂山をつくったとき、
その上から水を流して、
どのように流れるか?正確に予測することは不可能だが、
ひとつだけ確かに法則がある。
「水は低きに流れる。」
これをまさに「大局観」という。
そして、著者は未来を予見する法則として
ヘーゲルの弁証法を挙げている。
ひとつが
「事物の螺旋的発展の法則」である。
~~~ここから引用
物事の変化・発展、進歩・進化は、
あたかも「螺旋階段」を登るようにして起こる。
螺旋階段を登る人を横から見ていると、
上に登っていくが(進歩・発展)、
この人を上から見ていると、
階段を一周回って、元の位置に戻ってくる(復古・復活)
ただし、これは螺旋階段。必ず、一歩高い位置に登っている。
すなわち、物事の変化・発展、進歩・進化においては、
古く懐かしいものが、新たな価値を伴って復活してくる。
それが弁証法の「螺旋的発展の法則」である。
~~~ここまで引用
メールは、「手紙の文化」の復活。
電話で話すことによってコミュニケーションをとる文化が
再び文字を書くことによってコミュニケーションするようになった。
「古く懐かしいものが新たな価値を伴って復活する。」
だとしたら、
現代の本屋さんは、どうなっていくのだろうか?
アマゾンはかつて書店で行われていた
「目利き」や「おすすめ」をオートメーション化し、
参加型のメディアを作り上げた。
だとしたら、
まちの本屋はどうなっていくのだろうか。
それはきっと、私塾の復活。
吉田松陰先生がつくっていったような
学びあい、共に成長していくような、
教師も生徒もないような、
心の師を求め、集ってくるような、
そんな私塾のような空間になっていくのではないか。
私塾をどう運営するか?
という問いに向き合わなければならない。
きっと本屋は
江戸時代後期の私塾が
新たな価値を伴って復活したものになっていく。