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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年11月08日

答えを出すことがもっとも重要なのではない

人生を編集し直すこと。
これが40歳なのかもしれないね。

振り返って、先を見て、
また振り返って、先を見て

その繰り返しで人生を再編成する。

世の中も、
周りを取り巻く環境も、
刻一刻と変化しているから、
その作業はずっと続けていかなければならないのだろうと思う。

「やりたいこと、夢を見つけたい。」
そうずっと思っていた。

思えばそれは、小学校に見た名作テレビドラマ
スクールウォーズのイソップから滝沢先生への問い、
「人は何のために生きているんですか?」
から始まって、

学校教育で受けた、
やりたいこと、夢を見つけて、そこに向かっていく
人生を理想として、
やりたいことや夢を見つけること
が第一歩だと思っていた。

見つかった。
それは畑だった。

しかしすぐに
「これは本当にやりたいことなのか?」
という疑問が湧いてくる。

今思う。

「これは本当にやりたいことなのか?」
という問いは、
無意味でもあり、少しは意味があるのかもしれない。

一番大切なのは、
「答えを出すことがもっとも重要なのではない」
ということか。

苦しさの源泉はまさにここにある。

答えを出そう、
と思っているから苦しい。

やりたいこと、夢、に答えやゴールなど存在しないのではないか。

これはまさに、
学校教育の呪縛そのものではないか。

答えがある。
正解がある。
そしてその答えは先生がにぎっている。

その繰り返しに小学中学高校と12年間も浸かっていれば、
「答えがほしい」と思うようになるのは仕方ない。

しかし。
現実社会に答えや正解がないように、
やりたいことや夢、人生にも当然、答えはないはずだ。

今、やりたいことは
「本当にやりたいこと」仮説のひとつに過ぎない。

仕事はすべて試作品で、夢はすべて仮説だ。

そんな感じで生きていくほうが、
もっと今を燃焼して生きられるのではないだろうか。

本屋さんを始めたとき、本屋さんは天職だと思った。
いや、「ホスピタルクラウン」(大棟耕介)を読めば実感できるように、
本屋という職業が天職なのではない。
天職だと思える瞬間が多く存在するのが本屋という場だった。

人生を振り返ると、
僕の天職はおそらく、「機会を提供すること」。
カッコよく言えば、
機会提供デザイナー、チャンスメイクデザイナー、あるいはプロデューサー
なのか。

まあ、日本語で簡単に言えば、「劇団員」
なのだろうけど。(笑)

それもひとつの仮説として、
いまをどう燃焼できるのか?
という問いに向き合っていくことが
生きることなのかもしれないと思った。

世の中は仮説にあふれた人生の物語の集合体なのだと思う。

仮説を携えて、今日も歩いていきましょう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:36Comments(0)日記