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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年11月23日

答えよりもっと大事なことは・・・



三条市立第一中学校の企画
地域国際文化交流会に出てきました。

電話2,3回の打ち合わせだけで
決まったので、
ついてみてビックリしたのが、
僕だけ講座タイトルが「生き方」講座になっていたこと。

他は
おりがみとか、お茶とか、そば打ちとか、編み物とか、
そういう体や手を使うものばっかりだったんですね~。
そして講師も推定60歳以上の人たちばかり。

そんな中になぜか
「生き方講座~小さな本屋さんに学ぶワクワクする人生の歩き方」
があるわけです。
そして最年少ですよ、きっと。

僕はてっきり
いろんな職業人の大人が30人くらい来て、
(梨本次郎さんとか、会えると思ってた。)
いろんな生き方講座をやるのかと思ってました。
(むしろその方が中学生にとってはいいだろうと思う。)

そんなんで選ぶ人いるのかな~と思ったのですが、
なんと7人の中学生(1年生~3年生まで)
が「生き方講座」を選んでくれたわけです。

ということで、
昨日のブログに書いたようなお話をしてきました。

リアクションが心配だったので、
途中で模造紙とペンを用意してもらって、
メモを取りながら聞いてもらうようにしたら
距離も縮まって、いい空気感になりました。

ただ、横に先生が座っていて、
ちょっと緊張感・・・

前半は本屋さんの紹介と
僕の「キャリアドリフト」的なお話をしました。
後半は、ブログに書いたような話。

大人たちから
「やりたいこと、夢は何か?聞かれたら聞き返す」こと
才能思考に陥らずに成長思考を取り戻すために、
「やってみる」こと。

この「やってみる」をどのように実践するか、
なんだよね。

中学生に伝わったのかどうかわからないけど、
講座を終えて、小山さんのいる
「燕三条トライク」まで歩く。

そのあとも電車に乗って、
燕経由で途中下車をしながら戻る。

ふと、振り返って、
気がついたこと。

なんでも「やってみる」ことが
天職につながっていく、と思っていたが、

それはそうじゃなかったのではないか。
出会うのは、天職ではなくて、お客さん。

心から自分が喜ばせたいお客さんに
出会える。

僕だったら、
2002年に出会った、不登校の中学生
シンタロウくんだった。

それをお客さんだと気づくには
少し時間が必要だったけど、
人生に悩む中学生高校生大学生が
地域の大人と出会い、新しい一歩を踏み出すような
機会を提供することが僕の人生のミッションになった。

「やってみる」しかない。

得意なこと、好きなこと、
やってみないとわからない。

アニメ化された名作マンガ「キャプテン」の主題歌の2番の歌詞はこんな感じだ。

答えよりもっと大事なことは
勇気出して自分を試すことだ。
君は何かができる 誰も何かができる。

学校教育でいつの間にか
身に付けさせられてしまった
「どーせ自分には才能ないからできない」という
才能思考を打破し、

なんでも「やってみる」というマインドを取り戻すこと。
そのためには小さなことから「やってみる」を始めるしかない。
ひとりでは不安ならふたりで三人でやってみるしかない。

やってみれば、
いつの日か、「お客」に出会う。

心から幸せにしたい「お客」に出会う。

「お客」が決まれば、生き方が決まる。

ドラッカーの質問
お客は誰か?
お客にとっての価値は何か?
が決まれば、

あとは時間の問題だ。
気が付いたら、天職を生きていると思える瞬間にたどり着いている。

そして、
それは職業を変えようとも、ブレることはない。

仕事の「安定」とは、
そういうことなんじゃないのか?

中学生7人の中に、
素敵な問いが残ったらいいなあと思いました。

素晴らしい気づきの時間をありがとうございました。


五十嵐川にきれいな夕日がかかっていました。  

Posted by ニシダタクジ at 07:51Comments(0)学び