プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年01月01日

劇団員がつくる本屋をつくる

2015年のスタート。
みなさんがやっているように、
2014年を振り返りつつ、2015年を展望しようと思う。

2014年は
「ツルハシブックス」が
各メディアに取り上げられた。

1月発売号の「ソトコト2月号」の
なじみの本屋特集の巻頭10ページ特集に始まり、
5月にはNHK新潟放送局の「きらっと新潟」で放送。
7月のTBSテレビ「いっぷく」を挟んで、
8月には再びNHKで深夜枠のドキュメント20minが放送、
9月には新潟でも再放送された。
ラストは12月の新潟情報の表紙を飾ることになる。

ツルハシブックスはギリギリの運営状態で、
なんとかもっている、という感じだ。

そんな中で、問いだけを持ち続けた1年だった。

1月中旬の青森県庁主催の勉強会での川上徹也さんとの共演から
問いが深まった「ツルハシブックスは何を売っているのか?」
あるいは「ツルハシブックスは本屋ではないとしたら、何屋さんなのか?」
という問いは、

函館蔦屋書店でミチバの兄貴が
オススメしてくれたくれた箭内道彦さんの
「僕たちはこれから何をつくっていのだろう」を
翌朝、秋田のスタバで読んでいた時に、降ってきた。

「イッツアシアター!」
劇場だ。
と心の中で叫んでいた。

ツルハシブックスは劇場だった。
劇場のような本屋ではなく、本屋のような劇場だった。
これだ、という確信があった。

3月。
3周年記念イベントの初日の夜、
「公開経営会議」が行われた。
あれが転機となって、
5月に一口オーナー「ヒーローズ」制度が誕生した。

5月には、
寄付侍の皆様から集めた寄付のおかげで
移動ブックカフェ「ツルハシ号」がやってきた。

8月、「つくらないデザイン」を語る2人に同時期に出会った。
四万十でデザイナーをする迫田さんと
慶応大学の坂倉さん。
二人は「つくらないデザイン」で参加を促す、と語っていた。

9月、「劇団員」制度をリリース。
100名を目標に募集を開始、現在35名の
劇団員が遠くは鹿児島、ニューヨークにいる。
きっとこれが僕の考える「つくらないデザイン」なのだろうと思っている。

12月にはバリューブックスと提携。
古本での寄付が可能となった。

これらの1年の流れを踏まえて、
2015年はどうなるのか?

まず、僕が水戸在住となるため、
ツルハシブックスの日常はサムライたちが
支えることになる。

ツルハシブックスの目標は、
「劇団員がつくる本屋」になる、ということ。
劇団員100名がつくる本屋。
屋台があって、中高大学生が小さな商売チャレンジをするお店になる。
そんな空間をつくっていくこと。

もうひとつは、
今動き出しているのは、東京での拠点づくり。
「中高生と本を通じて、コミュニケーションする」
というコンセプトでのHAKKUTSUの東京版を作るべく動いています。

さらには、
米屋さん「飯塚商店」や海産物の「大口屋」と共に、
和食、伝統食についても本屋と連携できるようになれたらいいと思っています。

僕個人としては、
ツルハシブックスというか、
これまでやってきた若者×地域の言語化を行っていきます。
論文や本というアウトプットを出します。

もうひとつは、ファンドレイザーになるということ。
ツルハシブックスというコンテンツを通じて、
日本一寄付の集まる本屋の実現に向けて
主に寄付部門を担当しようと思っています。

その流れの中で、
茨城にもそんな本をベースにした拠点が
できていくといいなあと思います。

まずは2009年にやったトランク本屋さんを復活しようと思います。
限定8冊。
水戸に来ないと買えません。(笑)

楽しい2015年になりそうです。
劇団員がつくる本屋、
僕のその劇団員のひとりになります。  

Posted by ニシダタクジ at 18:03Comments(0)日記