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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年01月13日

文化を創る、というのはひとりを幸せにすること

「もし、僕たちが文化を創っているとしたら?」

これは、これからの働き方を考える上での
もっとも重要な質問のうちのひとつだろうと思う。




昨日は
サンクチュアリ出版金子さんとのトークライブ。

めちゃめちゃ面白くて、
13人もお客さんが入り、本屋はあふれた。

金子さんは、
話題作「遺書」の出版の話を通じて、
出版の醍醐味を語ってくれた。

誰かが、この本を必要としている。

そんな信念で作った本。
それはたったひとりに届いたとき、
2年間の苦労がすべて報われた気がした。

そう。
きっと「文化を創る」ってそういうこと。
たったひとりに伝わるっていうこと。

それは、
出版社という一見文化度が高そうな仕事に
限られることではなく、

本屋でも、米屋でも同じだ。

なぜなら、昨日のブログのように、
世の中は劇場だから。
ひとりひとりは観客であり、共演者であるのだから。

たったひとりの心を動かす。

きっとその積み重ねが
「文化を創る」ということになるのだろう。

そこで重要になってくるのは、やはり、
「誰のために頑張りたいのか?」
というお客の設定だ。

金子さんが、大学生のとき、
僕たちの本を読んで、自殺を考えている人が
少しでも踏みとどまってくれたら。
と「遺書」という本をつくったように。

届けたい誰かのために、
全力で目の前の仕事に向き合うということ。

そういうことなんだろうなあ。
昨日は南須原芽衣ちゃんと友達の屋台の日でもありました。


部活を辞めて、これからどうしようって
思っていた時に入った、ちょっと変わった小さな本屋。

「屋台で何か売ってみないか?」
と声を掛けられて、やってみた。
これが楽しかった。

そして屋台をやることで知り合いができ、
学校以外の「第三の空間」を手に入れる。

そうそう。
僕は芽衣ちゃんのために、本屋を始めたんです。
って思える誰かに出会えるということ。

きっとそこから、
新しい「文化」と呼べるような何かが始まっていくと思う。

3連休は、
たくさんのイベントがありましたら、
その裏で米屋チームのミーティングも
やっていました。

東京、茨城、鹿児島から
集まった3人の大学生たち。

新しい米屋とはなんだろう?
ひとりを幸せにする米屋とはなんだろう?

もし、僕たちが文化を創っているとしたら、
それはどんな文化なのだろう?


3ショットがなくて残念ですが、2人の書初めをどうぞ。

ツルハシブックスを応援したい!と思う
あなたの参画をお待ちしています。
http://tsuruhashi.skr.jp/kifu  

Posted by ニシダタクジ at 07:52Comments(0)日記