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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年02月23日

広告づくりを「みんなのもの」に解放すること


「Communication Shift」(「モノを売る」から「社会をよくする」コミュニケーションへ 並河進 羽鳥書店)

いいタイミングで素敵な本に出会った。
さすが、ツルハシブックス。
(自分で仕入れたのに。)

コミュニケーションシフト。
広告業界の一線で活躍する人たちが
これからの広告、マーケティングのあり方に
ついて語った書。
これは、面白い。

これからの広告は
「企業から消費者に向けて一方的にメッセージを発信する」
のではなく、
「企業と消費者がともに行動する」ことこそが
マーケティングにおいて重要になってくる。

うんうん。
そうだそうだ。

著者の並河さんは、
クライアントからオリエンテーション(広告の概要の説明)を受けた時に、
「どうやったら消費者が参加できる、
つまり消費者という立場を越えて、
プロジェクトの主体者になれる場」をつくれるか、
を考えるようになったと言う。

単にイベントに参加する、ではなく
単に商品を買うことで社会貢献につながる、ではなく
みんながプロジェクトの主語になるような場所や仕組みが
作れないだろうか?という模索です。

そんなコンセプトで
エスティマハイブリッドのムービーづくりのCMや
イケアのお店を使ったインフォグラフィックのCMができた。

みんながつくることに参加できる、
そんな仕組みをつくる、これがこれからの
広告ではないか?
と並河さんは言う。

~~~ここから引用

広告づくりを「みんなのもの」に解放すること。
どんな仕組みをつくれば、
それが達成できるかというその部分に、
自分で広告をつくってしまうよりも何倍、
何十倍ものアイデアとエネルギーと技術を
注ぎ込むことが、これからの広告づくりには
必要になってくるのかもしれません。

~~~ここまで引用

素敵ですね。
広告の「価値」とはいったいなんだろうか?
と問い続けた並河さんがたどりついた地平。

僕はこの「広告」というのを
「学校」に置き換えてみたいと思います。

学校づくりを「みんなのもの」に解放すること。

開放じゃなくて、「解放」なんだよね。

なぜ、今まで、一部の人たちだけが
「学校づくり」を握っていたのだろう?って。

こんなにもクリエイティブ(創造的)でインタラクティブ(双方向的)
な取組はないと思うのだけど。

吉田松陰先生の松下村塾はきっと
そういう場所だったんじゃないかなあと。
「教える」のではなく、「ともに学ぼう」
それを地域の大人と一緒に作っていくこと。

それがこれからの学校なのではないか。

土曜日に見に行った伊那の「まあるい学校」

http://www.inadani-maaruigakkou.com/

はまさにそういうところだと思った。

人はタイミングよく、人に出会い、
タイミングよく本に出会う。

学校づくりを「みんなのもの」に解放すること。

そのためのコミュニケーション・デザインが、
もしかしたら僕の仕事なのかもしれない。

まずは僕も自らのフィールド、ツルハシブックスで
学校づくりを「みんなのもの」に解放してみようと思う。

ツルハシブックスでは「劇団員」を募集しています。
月会費1,000円(半年一括、または一年一括払い)
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3月1日(日)10:00~第2期第3期劇団員を募集開始します。
http://tsuruhashi.skr.jp/boshu  

Posted by ニシダタクジ at 08:10Comments(0)