プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年02月25日

旗を立て、力を結集させていく。

「やるべきだけど、誰もやっていないこと」
を国、県、市町村、NPO、プロボノ、広告会社、メーカー、企業、メディア、生活者
そういったマルチステークホルダー(さまざまな利害関係者)
が一緒になって実現するということを僕はやりたいんです。

この人からは「アイデア」があるかもしれない、
この人からは「時間」があるかもしれない、と。

お金だけ出したい人。時間だけ出したい人。
スキルだけ出したい人。いろんな人がいる。
その人たちを、ミッションに向かって、
説明責任を果たすのが、プロデューサーの役目だから。

(並河進さんと石川淳哉 (株)ドリームデザインCEO プロデューサーの対談より)


「Communication Shift」(「モノを売る」から「社会をよくする」コミュニケーションへ 並河進 羽鳥書店)

は面白いなあ。
「伝える」ということに向き合える1冊。

新潟でやるのと、
東京でやるのとの違いは、
マルチステークホルダーにつながりやすいことかもしれない。
そういえば、今まで「プロボノ」っていう視点はあまりなかったなと。

共感できる旗が立てられれば、
いろんな力を結集して、
その世界の実現に向かって行けるんだなあと。

並河さんは、
これからの広告が目指すものについて、
こう語る。

これまで、広告は、
市場経済の中の
お金⇔モノ・サービス
の⇔の部分を促すものだったが、

これからは真ん中に
「社会をよくする!そのための何か」があり、
そこに向かって
お金や知恵、時間、アイデア、モノが結集していく⇒

その⇒を促すものにこれからの広告ははなっていくと言う。
なるほど。

広告という技術を
社会をよくするものに使っていく。
そんな並河さんの心意気が伝わる本。

これを読んで、
NPOとか企業とかっていう
くくりがどうでもいいなあと思った。

NPOも企業も自治体も
「箱」に過ぎない。

その箱の中にいるひとりひとりが
どんな世界を目指して、
いま、目の前の人とどう対話していくか、
どんな人とチームを組んでやっていくか、
そこに尽きるのではないかと思った。

その積み重ねが社会を少しずつ、
あるいは劇的に変えていく。

みんなが結集できる旗を立てる。
それがプロデューサーの役割。

将来に悩む15歳に「多様な価値観」を届ける。

まだうまく言語化できていないけど、
3月から動き出す「暗やみ本屋 ハックツ」は
きっとそういう場所。

副次的に
若者と地域の人たちのコミュニティが形成され、
そこは居場所になっていく。

そんな場所が東京に無数にできたら、
世の中はもっと楽しくなる、気がする。

広告会社の人、プロボノやってくれないかな。

ツルハシブックスでは劇団員を募集しています。
東京近郊の方、一緒にハックツを作りませんか?
http://tsuruhashi.skr.jp/boshu  

Posted by ニシダタクジ at 08:27Comments(0)