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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年02月28日

アイデアは降臨する


「考え方の考え方」(指南役 大和書房)

ブックオフで見つけてしまいましが、
いいですね、これ。
企画塾のネタに使えます。

「アイデアは降臨する」
やっぱこれですね。

「若い人の柔軟な発想で」
「学生の若者らしいアイデアを」
とか言っている人は読んだほうがいい1冊。

ジェームス・W・ヤングの名著
「アイデアのつくり方」によると
その工程は次のような流れになる

1 資料を集める
2 集めた資料を咀嚼する。
3 いったん、対象から離れ、他のことをやる。
4 アイデアが降臨する。

そしてヤングが残した言葉がこれ。
「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

つまり、アイデアとは、
「0から1を生み出す」行為ではなく、
自分の頭の中にある
「2つ以上の組み合わせ」に過ぎないと説いている。
0⇒1ではなく、X+Y=Zだと。

したがって、アイデアを降臨させるために
第一に求められるのは、
そのベースとなる知識の「蓄積」と「咀嚼」である。

ある分野のアイデアがほしければ、
まずはその分野の情報を徹底して仕入れ、
咀嚼すること。
そうして資料のストックが増えるほど、
その組み合わせのパターンも増え、
アイデアが降臨する機会が増えるのである。

これは経験則であるが、
脳科学者の池谷裕二さんによると、
アイデアが降臨する構造とは、

「記憶とは、脳の神経細胞が結びついた
神経回路、ネットワークに保存されています。
しかし、神経細胞には限りがあるので、
1つの神経細胞が複数のネットワークに参加しています。
このとき、ある神経細胞を介して2つのネットワーク(記憶)が
結びつくことがあり、それが創造という行為です。」

なのだという。

2つの記憶を出会わせるためには、
いったん寝かせる、というか
作業から離れることが重要なのだ言う。

頭の中をクリアにし、
脳の神経細胞の中の2人が出会う機会をつくる。
こうして、ある日突然、アイデアは降臨するのである。

なるほど。
だから、ワークショップで
アイデア出しをしているときは、
休憩を入れなければいけないのだなあ。

おせんべい食べたり、コーヒー飲んだり。
その場から離れることが重要なのだなあと思った。

意識的にそんな時間をつくっていこうかな。  

Posted by ニシダタクジ at 05:20Comments(0)