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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年03月13日

「地域ではたらく」を意識すること

金沢大学佐川先生が来訪。

ふつう、こういうのって1時間くらいで
終わるのだけど、2時間オーバー。
本質的な話があふれている素敵な時間となった。

「地域に貢献できる大学」として、
教員がいかに地域に目を向けるか?

正課と課外のあいだの「準正課」と
呼べるような場所に学びの場をつくっていくことで
学生の主体性を引き出せるのではないか?

「悩みを相談する相談室」ではなく、
「こんなことがしたいんだ」というような
ポジティブな相談窓口として機能させることができないか?
地域活動しているサークルなどと連動して、そんな窓口がつくれないか?

山形大学のエリアキャンパスもがみは
職員研修が出発点だったそうだ。
職員が地域のヒアリングをしていて、
「最上地域には大学がない。しかし、地域の課題解決に力を貸してほしい」

というところが出発点で、
いまや全国から注目される取組となっている。
「エリアキャンパスもがみ」
http://www.yamagata-u.ac.jp/gakumu/yam/index.html

こうやって、
「地域」をベースに「教育」を作り上げていくことで
「教育」「研究」「社会貢献」がぐるぐる回っていくのではないかと
佐川先生は言う。
素敵なビジョンだなあと思った。

これはおそらく企業でも同じだ。
地域企業の中に入り込み、
「地域企業は本当は何を求めているのか?」を
きっちりヒアリングすることで、
「社会人基礎力」ではない「人材育成目標」が決まるだろう。

たとえば、工学部で学ぶべきは、
「ものづくり」の技術だけではなくて、
「経営」としてどうするか?
どう売っていくか?どんなコンセプトでものをつくっていくか?
を考える機会が必要であるとなるかもしれない。

そうして編み出された絵(人材育成目標)に
企業が賛同してくると、
地域企業50社が応援する取り組みが見えてくる。

そんな企業とも直接やりあえる場を
大学の中につくっていくこと。
それが大学の大きな役割なのだと感じた。

金沢大学では1年次に
「地域概論」という必修科目がある。

これは3学域16学類(金沢大学は学部制から学域・学類制に移行している)
それぞれの担当教員が
「専門科目と地域とのかかわり」という視点から
1年自向けに授業を作りこんでいく科目である。

これは、地域創造学類とかであれば
簡単に授業はつくれるし、学生自身も
学ぶ意欲をもって入ってくるだろう

では、数学・物理を学びたいと思って入ってくる学生に
数学・物理の教員が何を教えるか?
地域と数学・物理はどうかかわるか?
という問いに向き合って授業を作っていかなければならない。

いいなあ。
教員自身がまず問われる授業。素敵です。

ここで行われるのは、
「学生は地域に出てはたらく」というのを
念頭においた授業だ。

誰もが卒業して、「地域ではたらく」を経験する。
それを見据えて、どんな学びをしていったらいいのか?

そういう意味では、すべての学部は
地域とかかわっていると実感することが大切である。

さらにその先に
「キャリアデザイン」や「授業外での学び」
を作っていくことで、学生の伸びしろをつくる。

教育をベースに、
「研究」「社会貢献」をぐるぐる回していく。
「研究」「社会貢献」が出発点でも
3つに横断していくことを行っていく。

これが
地域に必要とされる大学の進む道なのではないか?

という素敵な問いを、佐川先生にはいただいた。

いいタイミングで佐川先生に再会することできた。ありがたい。
コーディネーターとしてやるべきことが山ほどあると
実感した佐川先生の来訪だった。

ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 07:26Comments(0)学び